LINE(ライン)の各種設定を変更するには「設定画面」を開く必要があります。しかし、いざ変更しようとすると、どこに設定画面があるのか迷ってしまう人も少なくないようです。
そこで本記事では、スマホやパソコン、iPadなど端末別にLINEの設定画面の開き方をサクッと解説。初級ユーザー向けに設定画面でできることについても紹介します。
LINEの設定画面を開く方法
さっそく、デバイス別(iPhone/Androidスマホ/iPad/PC)に設定画面の開き方を説明します。
iPhone・AndroidスマホでLINEの設定画面を開く

iPhone・Androidスマホでの設定画面の開き方は、(1)画面下部の「ホーム」タブをタップ、(2)右上にある設定ボタン
をタップ。以上で操作完了です。1点だけ注意が必要なのが、設定ボタン
は「ホーム」タブを開いているときしか表示されないこと。「トーク」「VOOM」「ニュース」「ウォレット」の各タブを開いている状態ではボタンが現れない仕様です。iPad版LINEの設定画面を開く

iPad版LINEの場合、画面下の設定ボタン をタップすれば設定画面が開きます。
「トーク」や「ホーム」などほかのタブに変更しても設定ボタン
が表示され続ける仕様なので、一度確認したら迷うことはないでしょう。PC(パソコン)版LINEの設定画面を開く

PC版LINE(Mac・Windows)における設定画面の開き方は、(1)画面左下のメニューボタンをクリック、(2)展開したメニューで をクリック。以上で操作完了です。

別タブでPC版LINEの設定画面が開きます。ショートカットやキーワード通知などパソコンならではの設定項目もあるので、自分なりにカスタマイズすることができます。
LINEの設定画面でできること

設定画面では、通知やセキュリティなどLINEを利用するにあたっての環境を自分好みに整えられます。LINEの各種機能を調整するためのツールがまとめられている場所だと理解しておけばよいでしょう。
- プロフィールに関する設定
- アカウントに関する設定
- プライバシー管理に関する設定
- 年齢確認に関する設定
- Keep(キープ)に関する設定
- トークのバックアップに関する設定
- かんたん引き継ぎQRコードに関する設定
- アカウント引き継ぎに関する設定
- スタンプに関する設定
- 着せかえに関する設定
- コインに関する設定
- 通知に関する設定
- 写真と動画に関する設定
- トークに関する設定
- 通話に関する設定
- LINE Outに関する設定
- フォントに関する設定(iOSのみ)
- 友だちに関する設定
- LINE VOOMに関する設定
- ホームに関する設定
- アバターに関する設定
- Siriショートカットに関する設定(iOSのみ)
- 言語に関する設定(Androidのみ)
- Googleアシスタントに関する設定(Androidのみ)
- LINE Labsに関する設定
- その他:お知らせやバーションの確認、ヘルプセンター
加えて、バックアップや年齢確認、アカウント引き継ぎなど、特殊な操作もおこなえます。以下では、iPhone・Android版LINEの設定画面でできることについて、ざっくり解説していきます。

アプリのバージョンが11.7.0以降(iOS/Android)なら、設定画面に検索窓が表示され、設定をキーワード検索できます。目当てのメニュー画面までの操作方法がわからなくても、キーワードを入力することで素早く設定画面を開けます。
プロフィールに関する設定


設定の名前やアイコン、ステータスメッセージ、音楽(BGM)、誕生日の設定・変更などプロフィール全般に関わる設定をおこなえます。
では、主に他のLINE利用者に公開するアカウントの情報を編集できます。具体的には、アカウントに関する設定


設定のパスワードを忘れてしまった場合の再設定などもここからおこないます。
は、アカウントに紐付けられている情報(電話番号・メールアドレス)の変更・確認や、PC・iPadなど他端末の管理など、LINEを利用する上で特に重要な情報を管理している項目です。そのほか、あまり利用する機会はないかもしれませんが、ここからLINEアカウントの削除(退会)もできます。
プライバシー管理に関する設定


LINEを使用する上で重要なセキュリティ・プライバシー管理についての設定をおこなう箇所です。
は、パスコードロックのオン・オフを選択できるほか、知らない人から勝手に友だち追加されたり、スパムなどの迷惑メッセージが送信されたりしないように、LINE上で繋がる相手の範囲を変更できます。
年齢確認に関する設定


[年齢確認]は主に、LINEでIDや電話番号による友だち検索を利用する際に必要となります。
ただし、年齢確認ができるのはNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの各キャリアのほか、LINEモバイル、ワイモバイルなど一部の格安SIM(MVMO)やサブブランドの回線に限られます。年齢確認サービスを利用できない回線もあるので注意しましょう。
Keep(キープ)に関する設定


Keepの残ストレージ容量が確認できるほか、ショートカットの作成やキャッシュの削除などができます。
は、各種コンテンツをLINE上に保存しておけるストレージ機能です(上限1GB)。設定の「Keep」項目では、トークのバックアップに関する設定


【LINE】設定画面(トークのバックアップ)
トーク履歴は定期的にバックアップを取っておくといいでしょう。スマホの紛失・故障など万が一のトラブルが起きた際も、バックアップを取っていればトーク履歴を復元できます。
[今すぐバックアップ]をタップして手動でバックアップできるほか、「毎日」「3日に1回」「2週間に1回」「バックアップしない」などから自動バックアップの頻度を選べます。
また、「トークのバックアップ」ではPINコードも設定できます。PINコードはバックアップを復元する際に利用する番号です。原則として、トーク履歴のバックアップを取るにはあらかじめPINコードの設定が必要です。
かんたん引き継ぎQRコードに関する設定


機種変更の際、古い端末のQRコードを表示して新しい端末でスキャンすれば、LINEアカウントと直近14日間のトーク履歴を引き継げます。
は、LINEのバージョン12.10.0から追加された新機能。すべてのトーク履歴を引き継ぐには前述の「トークのバックアップ」が必要で、異なるOS間では15日以上のトーク履歴を引き継ぐことはできません。
アカウント引き継ぎに関する設定


機種変更によって電話番号が違う端末で引き続きLINEを使用する場合、設定の から「アカウント引き継ぎ」設定を有効にしておく必要があります(かんたんQRコード引き継ぎ時は不要)。
「アカウント引き継ぎ」がオンの状態だとアカウント乗っ取りの危険性が高まるため、なるべく引き継ぎの直前に設定をオンにしましょう(36時間経過すると自動でオフに切り替わります)。間違ってオンにしてしまったら、すぐオフに切り替えれば問題ありません。
スタンプに関する設定


具体的には、機種変更時に購入済みのスタンプを再ダウンロードしたり、いらなくなったLINEスタンプを削除したりといった操作が可能です。
着せかえに関する設定


着せかえの確認・再ダウンロードができます。また、Android版LINEでは、ダークモードの設定・解除がおこなえます。
では、主に購入済みコインに関する設定


LINEコイン」のチャージ・残高確認・使用履歴の確認ができます。
では、スタンプや絵文字、着せかえを買うときに必要な「通知に関する設定


LINEアプリでは、新着メッセージの受信をはじめ、友だちの追加、LINE VOOMの更新など様々な情報が通知されます。
基本の通知設定から通知音の変更、個別に通知をオン・オフする設定まで、かなり細かく自分好みにカスタマイズできるようになっています。
では、写真と動画に関する設定


画質設定やGIF(ジフ)の自動再生など、写真・動画の受信に関する設定がまとめられています。
では、LINEで送受信する写真のうまく活用することで、通信量の節約もできるでしょう。
トークに関する設定


トークルームの背景デザインや文字サイズの変更、テキストの改行など、LINEを使いやすくするための表示に関する設定を変更できます。
では、また、友だちリストから非表示にした友だちを再表示させる設定(非表示リスト)や、キャッシュを削除する設定もここからおこなえます。
通話に関する設定


今やスマホの電話よりも利用頻度が高いという人も少なくないLINEの「無料通話」機能。通話が受けられなかったり、うまく聞き取れなかったりするときは、設定の から各項目を確認してみてください。
設定できる項目はiPhoneとAndroidで異なり、特にAndroid版LINEでは、音質やビデオ通話の画質なども細かく調節できるようになっています。そのほか、LINE通話の着信音の変更も可能です。
LINE Outに関する設定


LINEには、無料通話とは別に「LINE Out(ラインアウト)」と呼ばれるIP電話機能が組み込まれています。
これは、携帯電話や固定電話の番号を入力して格安(もしくは無料)で電話をかけられるサービスです。気になる人は、設定の
からアクセスしてみてください。また、広告を見ることで制限時間内であればLINE Outを無料で使える「LINE Out Free(ラインアウトフリー)」もここから利用できます。
フォントに関する設定(iOSのみ)


iOS版LINEに限り、LINEアプリ内のフォントを変更することができます。フォントの一覧画面でダウンロードボタン
をタップすると、指定したフォントに変わります。
フォントを変更することで、設定画面やトーク画面などのフォントに反映されます(LINEニュースやLINE Payなど一部を除く)。
Android版LINEでフォントを変更する場合、LINEアプリではなく端末の設定アプリから設定をおこないます。詳細は以下の記事を参照してください。
「フォント」の設定メニューが表示されていない?


フォントを変更する設定は、LINEの新機能をお試しで利用できる「LINE Labs」により追加できます。
設定の一覧から[LINE Labs]を選択し、「カスタムフォント」をオンに切り替えましょう。これで設定メニューに「フォント」が追加されるはずです。
友だちに関する設定


設定の友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」のオン・オフを設定できます。
では、主に電話番号による「なお、これらの機能をオンにすると、意図しない相手まで友だち追加されてしまう可能性があるので、設定を変える場合は慎重におこないましょう。
LINE VOOMに関する設定


ここでは、LINE VOOMに関わるさまざまな項目を設定することができます。LINE VOOMの通知やフォロー管理、友だちの公開設定や非表示、ブロックリストなどが設定できます。
LINE VOOMのトップに「人気の投稿」「おすすめの投稿」を表示するかどうかもここから選択できます。
ホームに関する設定


誕生日やイベントのアニメーションが再生されるかどうかを選択することができます。
では、アバターに関する設定


アバターを作成したり、メインアバターを設定したりすることができるほか、友だちがメインアバターを使用することを許可できます。
では、ブロックリストでは、LINEのブロック設定とは別にアバターのブロックリストを管理できます。ここでブロックした友だちには、あなたのアバターは表示されません。
Siriショートカットに関する設定(iOSのみ)


「Siriショートカット」をオンにすると、Siriを使ってiPhoneのさまざまなアプリとLINEをリンクさせることができます。
たとえば、iPhoneのショートカットアプリを経由して、「〇〇さんとトーク」などの画面にiPhoneのホーム画面やウィジェットから直接移動できるようになったり、Twitterなどから画像を保存する際にLINEの友だちが表示され、直接転送できるようになったりします。
Googleアシスタントに関する設定(Androidのみ)


から「LINE友だちを連絡先に追加」をオンにすることで、Googleアシスタントを使ってテキストや音声でLINEのメッセージを送信できるようになります。
言語に関する設定(Androidのみ)


ここでは、LINEで使用する言語を19言語の中から任意のものに変更することができます。
Android版LINEではこのようにLINEアプリ内の設定からおこなえますが、iOS版LINEでは端末の「設定」から操作する必要があります。
LINE Labsに関する設定


正式リリース前の新機能を実験的に試せるのが、LINE Labs(ラインラボ)。各機能にフィードバックフォームが用意されていて、LINEの運営に意見を送ることができます。
iOS版とAndroid版で利用できる機能は異なりますが、2022年10月現在、トークリストのフォルダ分け機能やトークルーム内での検索機能、ミュートメッセージ機能、カスタムフォント機能(iOS版LINEのみ)などが提供されています。
設定の「LINE Labs」項目から各種機能を有効にしておくことで、これらの機能を利用できるようになります。
その他:お知らせやバーションの確認、ヘルプセンター

そのほか、さほど利用する機会はないかもしれませんが、LINEアプリのバージョンや利用規約、お知らせの確認、ヘルプセンターへのアクセスなどがおこなえます。