LINEで写真を高画質のまま送る2つの方法　オリジナルサイズで保存可能

LINEのトークやアルバムで画像（写真）を共有すると、自動で容量が圧縮され、どうしても画質が落ちてしまいます。しかし、送信時にある操作をするだけで、画質を落とさずオリジナルサイズを維持したまま写真を共有・保存することが可能です。

本記事では、LINEで共有した画像の画質がどのくらい落ちるのか、トーク・アルバムそれぞれで検証しました。そのうえで、画質の劣化を回避し、元の高画質を維持したままLINEで写真を送る方法を2つ紹介。また、オリジナルサイズの画質の共有・保存・選択ができない要因なども解説します。

通常、LINEのトークやアルバムで画像を共有する場合、送信時の通信容量やサーバーの負担を抑えるために、サイズが自動的に圧縮されます。

一体どのくらい圧縮されるのか、iPhone 11 Pro Maxで撮影した元画像のサイズと、LINEアルバム、LINEトークそれぞれからダウンロードした画像のサイズをざっくり比較してみました。

上の画像を見て分かるように、LINEのトークで受信した画像を保存した場合、元画像の8分の1程度のサイズに圧縮されました。また、アルバムに保存された同じ画像を保存しても同程度まで圧縮されています。

AQUOS sense6（Android 12）でも同じ写真を保存したところ、トークから保存した画像は349KB、アルバムから保存した画像は330KBでした。機種などによっても保存後の画質が異なる場合があるようですが、トークまたはアルバムに送信された写真を保存すると元画像から大幅に圧縮されることがわかります。

圧縮された画像もされていない画像も、スマホの画面で見る分にはさほど違いはわかりません。

ただ、拡大すると解像度の低さが目立ちます。プリントしてフォトブックを作成したり、大きい画面に投影したりするなら、なるべく画質を落とさずに共有したいところです。

オリジナルサイズのまま、LINEで画像（写真）を共有する方法を紹介します。

なお、元サイズのまま写真を送信・保存すると、アップロード時のデータ通信量の消費が通常時よりも多くなります。大量の写真を共有する際は、あらかじめWi-Fiに接続しておくといいでしょう。

トークで写真を送信する際に「オリジナル」オプションを有効にすれば、画質を一切落とさずに写真を共有できます。

写真をシェアしたい相手とのトークルームでメッセージ入力窓の横にある写真アイコンをタップし、送る写真にチェックを入れてください。［オリジナル］ボタンをオン（緑色）にした上で送信ボタンをタップすれば、オリジナルの解像度で写真が送られます。

ただし、あまりに容量の大きい写真や動画、LINEで編集した写真は、オリジナル画質では送れません。

受け取った側は、画像をダウンロードする際に「オリジナル」サイズか圧縮された「標準」サイズかを選択できるようになっています。

ダウンロード後に画像サイズを確認したところ、「オリジナル」オプションを有効にして送信した画像は、確かに元画像と同じサイズで共有されていました。

LINEヤフーが提供するサブスク「LYPプレミアム」（月額508円）に加入すれば、LINEアルバムにオリジナル画質の画像を保存できるようになります。

LYPプレミアム非会員がアルバムに画像を保存すると、サイズが自動的に圧縮され画質も落ちてしまいます。LYPプレミアム会員なら、画像の選択画面で［LYPオリジナル］をタップすることでオリジナル画質のまま画像を保存できます。

数枚の写真を送るだけなら、前述の「方法1」のやり方で十分でしょう。トークルームに送信された写真の保存期間が過ぎる前に、端末に保存すればいいのです。

しかし、大量の写真をトークルームからオリジナル画質で端末に保存するとなると、端末のストレージ容量を圧迫しかねません。アルバムに保存すれば端末のストレージ容量を圧迫することもないため安心です。大量の写真をオリジナル画質のまま友だちと共有・保管したい人は、LYPプレミアムに加入するのがおすすめです。

LYPプレミアムに加入すれば、5分以内の動画もアルバムに保存できるようになります。そのほか、下記の会員特典を利用可能です。

LINEで送受信した画像（写真）を画質を落とさずに保存・送信する際によくある疑問点とその答えをまとめています。