LINEには「ミュートメッセージ」という機能があります。自身が送信するトークメッセージを相手に通知させず、相手が忙しい時間帯でも迷惑にならずメッセージを届けられる点で便利です。
本記事では、そんなLINEのミュートメッセージ機能の設定方法や使い方を解説。うまく設定ができない場合に考えられる原因についても紹介します。
ミュートメッセージとは?
ミュートメッセージは、LINEでテキストや写真、動画、スタンプを相手に通知することなく送信できる機能のことです。
LINEで設定をした後にトークメッセージの送信ボタンを長押しすると表示される「ミュートメッセージ」を選べば、相手に通知されないメッセージが送れます。

iOS版LINEアプリの画面

Androidスマホ版の画面
iPhoneやAndroidスマホ、iPadで使えるスマホ版LINEアプリに対応しており、どのスマホも設定・送信の方法は同様です。
相手に通知はいかず、トークリストにメッセージが届く

通常、LINEでメッセージが届いたときの通知には、ロック画面に表示されるプッシュ通知や、画面上部などに表示されるバナー通知、LINEアプリのアイコンに表示されるバッジ通知などがあります。相手が端末・LINEでどのような設定をしているかでメッセージの通知の有無が変わります。
この点、ミュートメッセージを利用すると、相手のロック画面に表示されるプッシュ通知や、通知センター(通知領域)での通知、ホーム画面に表示されるバナー通知は相手に表示されません。受信を知らせるサウンドもオフになります。相手に通知がいかずメッセージを送信できるので、深夜から早朝にかけてや、相手が忙しい時間帯でも迷惑にならずメッセージを送ることができます。
非通知とはいえ送信元が分からないメッセージではない
ミュートメッセージは、あくまでも相手に通知がいかないように送信するのみの機能です。「通知されない」「非通知の」メッセージと言っても、送信元(自分)が相手にバレないメッセージを送れる機能ではありません。
相手(送られた側)はどう見える?
実際にミュートメッセージを送信してみると、相手の端末の設定にかかわらず、ロック画面・通知センター(通知領域)・ホーム画面のバナーやサウンド通知が届かなくなりました。アプリアイコン・トークタブ・トークリストにある未読バッジに影響はありませんでした。
ミュートメッセージは、通知で睡眠・作業を妨げないようにしてくれる利点がある一方で、LINEで日常的に未読メッセージを多く残しているユーザーは受信したミュートメッセージに気づかない可能性もあるでしょう。
ミュートメッセージのやり方(設定)

LINEアプリの「設定」から「LINE ラボ」を開く

「ミュートメッセージ」のスイッチをオンにすれば設定完了
ミュートメッセージを送るには、LINEの新機能をお試しで利用できる「LINE ラボ」で設定を有効にする必要があります。LINEアプリの「ホーム」タブで設定ボタン
→[LINE ラボ]と進み、「ミュートメッセージ」をオンにすれば設定は完了です。
メッセージの送信時に送信ボタンを長押し

「ミュートメッセージ」を選択すると、非通知のメッセージとして送信される
設定を有効にした上で、トークメッセージ送信時に送信ボタンを長押しすると、「ミュートメッセージ」と「通常メッセージ」の2つのメニューが表示されます。ここで「ミュートメッセージ」を選択すれば、相手の通知設定にかかわらず受信時に通知されないメッセージを送れるという仕組みです。
メッセージを送信する側が通知させないように設定できるため、夜遅い時間にメッセージを送る際など、LINEの通知で相手に迷惑をかけたくないタイミングに活用できるでしょう。
ミュートメッセージができないケース
便利なミュートメッセージですが、うまく設定できない・送れないというユーザーもいるようです。以下では、ミュートメッセージができないときに考えられる原因をまとめました。
LINEアプリのバージョンが古い
LINEアプリが最新バージョンかどうか確認してみましょう。
ミュートメッセージ機能は「LINE ラボ」で提供されています。LINE ラボは、正式なサービスとして公開する可能性のある機能を試験的に使えるサービスなので、LINEアプリのバージョンがあまりに古いと使えない可能性があります。
PC版LINEではミュートメッセージはできない
PC版LINEでは、ミュートメッセージの設定ができません。
ミュートメッセージは、iPhoneやAndroidスマホ、iPadで使えるスマホ版LINEアプリのみに対応する機能です。送信側も受信側もスマホ版LINEアプリなら非通知による送信がおこなえます。