【LINE】友達を「非表示」にするとどうなる? ブロックとの違いを徹底解説
LINE(ライン)の友達リストから特定のユーザーを消す方法は2つあります。「非表示」と「ブロック」です。
この両機能の違いを理解しておかないと、「非表示」にすれば済むことなのに相手を「ブロック」してしまい、友だちとの関係性を悪化させてしまいかねません。また、「ブロック」しないと意味がないのに「非表示」にしてしまい、無駄なストレスを抱えることにもつながります。
そこで本記事では、LINEで友だちを「非表示」にするとどうなるか、また「ブロック」するとどうなるかを解説し、両機能の使い方をわかりやすく紹介します。
友だちの「非表示」と「ブロック」の違い
友だちを非表示に
友だちの「非表示」と「ブロック」は、質的にまったく異なる機能です。非表示は自分のLINE上で友だちリスト(友だちの一覧)を整理するだけに留まりますが、ブロックは自分と相手とのコミュニケーションを大きく制約することになるからです。
- 友だち非表示:相手を友達リストから消して整理するだけの機能。友だち関係への影響はほぼない。
- 友だちブロック:相手との交流をできるだけ断つ機能。友だち関係への影響が大きい。
「非表示」と「ブロック」はメニューで一緒に表示されることがあるので、うっかり似た者同士かと勘違いしてしまったり、間違って選んでしまったりするかもしれません。
特に、相手を友達リストから消したいだけなのに「ブロック」してしまうと、LINE上での相手との関係に大きな変化が起きてしまいます。要注意です。

LINEの友だち「非表示」機能とは
LINEの友だちを「非表示」にする機能は、自分側のLINEの友達リスト上から相手を消す効果があるだけです。友だちの一覧(友達リスト)を整理整頓するための役割を担っています。
特定の友だちを非表示化しても、「ホーム」タブ画面の友達リストから削除されること以外、何も影響がありません。以下、非表示にしても変わらない機能のうち代表的なものを列挙します。
- 相手とは友だちのまま
- 相手との1対1トークルームは残る。メッセージも変わらず送受信できる
- グループトーク/複数人トークの各種機能を使える
- LINEの無料音声通話・ビデオ通話を受発信できる
- タイムラインに相手の投稿が流れてくる
- 相手のホーム画面を閲覧できる
- スタンプのプレゼント機能
言ってしまえば、友達リストから相手が消えるだけで、それ以外のことは何も変わりません。たとえば、相手がこちらにメッセージを送信すると、相手との1対1トークにメッセージが届きますし、こちらから相手にメッセージを送ることもできます。
このように、何らかのアクションを起こしても、相手は友達リスト上では非表示のままであり、勝手に復活することはありません。
公式アカウントからのメッセージが邪魔なときの対処法
何気なく公式アカウントを追加していると、メッセージが頻繁に届き、わずらわしい事態に陥りがちです。そこでやってしまいがちなミスが「公式アカウントを非表示にして、トークを削除する」というものです。
非表示にしただけだと相手からのメッセージは変わらず届くほか、トークルームを削除してもメッセージが届けば元通り復活してしまいます。正しい対処法として、以下の2つの方法が挙げられます。
- 公式アカウントとのトークルームで通知をオフにする
- 公式アカウントをブロックする
詳しくは下記記事で解説しているので、参考にしてください。
非表示にするとどうなる?
LINEの友達リストから相手を非表示にした場合、今後のLINEでのやりとりや通知の有無などが気になるところです。具体的には下記の通りです。
なお、友だち以外にも、特定のトークやタイムライン投稿も非表示にできます。それぞれの操作方法や非表示にした後どうなるかについては、次の記事で詳しく解説しています。

友だちリストから相手が消える
「ホーム」タブの友達リストから相手を非表示にすると、その相手の名前をリスト上から消すことができます。自分と相手は友だちのままの状態で、相手がタイムラインに投稿した内容もみることができます。
相手には通知されない
友だちを非表示にしても相手に通知がいくことはありません。また、通常どおりトークや無料通話が可能です。
もちろん、非表示にした相手からのメッセージや無料通話も受信できます。通知の設定をオンにしていれば通知も届きますが、この通知はオフにすることもできます。詳細は以下の記事を確認してください。

トーク履歴に影響はなく、トークを非表示にしてもメッセージが来れば再表示される
友だちを非表示にしても、メッセージや無料通話は通常どおり受信できます。また、トークルームを非表示にした場合でも一度メッセージなどを受信すれば、トークリスト上に過去のトークルームが復活して再表示されます。
ただし、メッセージを受信しても非表示状態を解除しない限り、友だちリストに名前が復活することはありません。
非表示にする方法
相手を非表示化するには、LINEの「ホーム」タブの友だちリストからその相手を長押しし、[非表示]をタップします。「(相手の名前)を非表示しますか?」という確認アラートが出るので[非表示]をタップすれば、すぐに相手が非表示状態になります。
滅多に交流しない友だちを非表示化していくことで、友だちリストをスリム化し、使い勝手を向上できます。
非表示を解除する方法
いったん非表示化した相手を、友だちリストに戻したくなることもあるでしょう。その場合は「非表示リスト」から非表示状態を解除すれば、再び友だちリストに相手が現れます。
まず「ホーム」タブで設定ボタン[]から[友だち]をタップします。
続いて[非表示リスト]を選択し、再表示したい相手の[編集]をタップします。あとは[再表示]を選択すればOKです。
このとき[削除]を選択しないように注意してください。[削除]すると、以下で解説している「非表示削除」となってしまうためです。
友だちの「非表示削除」とは
非表示リストから相手を[削除]
いわゆる「非表示削除」とは、非表示リストから相手を[削除]することで、相手との(LINE上の)友だち関係を終わらせることです。
(LINE上の)友だちではなくなってしまいますが、相手を非表示状態にしたままで友だちではなくなっただけの状態であるに過ぎません。1対1のトークルームは残るので、そこから相手とメッセージをやりとりできます。
もっとも、既存の1対1トークルームを削除してしまうと、自分から相手にメッセージを1対1トークで送れなくなってしまいます(相手からのメッセージは受信可能)。その場合、ともに参加しているグループトーク/複数人トークが残っていれば、自分からその相手に届くメッセージを送信できます。
相手を友だちに戻したければ、改めて友だちに追加する必要があります。その場合、グループトークで相手のアイコンをタップし、友達追加する方法が手っ取り早いでしょう。
LINEの友だち「ブロック」機能とは
ブロック機能は、相手をLINE上で可能な限り拒絶するための機能です。1対1トークや無料通話を送受信できないようにしたり、相手にタイムラインを閲覧できなくしたりすることができます。そのためブロックの前後では、相手とのLINE上の関係に大きな変化が生じます。
ブロックするとどうなる?
非表示の場合と異なり、ブロックするとより広範囲にわたって機能が制限されます。特に影響の大きいものは次のとおりです。
- 友だちリストから相手が消える(ブロック解除で元に戻すことも可能)
- メッセージの送受信などが制限される
- 無料音声通話・無料ビデオ通話ができなくなる
- タイムラインに相手の投稿が流れてこなくなる
- スタンプをプレゼントできなくなる
友だちをブロックすると何がどうなるのかについては、下記記事で詳細に解説しています。
ブロックする方法
相手をブロックするには、まず「ホーム」タブの友達リストで相手を長押しし、[ブロック]をタップします。続いて「(相手の名前)さんをブロックしますか?」という確認アラートが出るので[ブロック]を選べば、すぐに相手をブロックした状態になります。

ブロックを解除する方法
ブロックした相手のブロック状態を解除する方法はいくつかありますが、手順として簡単・確実なのは「ブロックリスト」から解除する方法です。
「ホーム」タブの設定ボタン[]から[友だち]を選択し、[ブロックリスト]とタップします。
左:iOS版LINE右:Android版LINE
iOS版LINEでは、ブロックを解除したい相手にチェックを入れた状態で[ブロック解除]をタップします。確認画面でもう一度[ブロック解除]を選ぶと、その時点でブロックが解除されます。
Android版LINEの場合は、ブロックを解除したい相手の右側にある[編集]をタップし[ブロック解除]を選択すると、その時点でブロックが解除されます。
このとき[削除]を選択しないように注意してください。[削除]すると、以下で解説している「ブロック削除」となってしまうためです。
「ブロック削除」とは
ブロックリストから相手を[削除]
いわゆる「ブロック削除」とは、ブロックリストから相手を[削除]することで、相手との(LINE上の)友だち関係を「完全に」終わらせることです。
相手をブロックした状態で友だちではなくなるため、相手をもっとも拒絶する措置となります。1対1のトークルームは残りますが、相手からのメッセージは受信しません。また、自分から相手にメッセージを送ることもできません。
相手を友だちに戻したければ、あらためて友だちに追加する必要があります。友だちに再追加した時点でブロックは解除されます。

検証したLINEのバージョン:iOS版10.12.1、Android版10.12.1