LINEのトークやメニューなどで表示される文字のフォントを、かわいくおしゃれに変更したいという人は少なくないようです。この点、iPhoneユーザーはLINEアプリに用意されたカスタムフォントが利用できますが、Androidスマホでは端末の設定から変更する必要があります。
この記事では、iOS版/Android版LINEで文字フォントを変更する方法はもちろん、フォントアプリやデコ文字でかわいく入力する方法などを解説します。
LINEのフォントを変更する方法
LINEのフォントを変更する方法をiPhoneとAndroidスマホの場合でそれぞれ紹介します。
【iPhone】LINEアプリの設定からフォントを変更する
iOS版LINEの場合、LINEアプリの設定からフォントを変更できます。
フォントの変更は、LINEアプリの新機能をお試しで使える「LINE Labs」に実装されています。LINE Labsで「カスタムフォント」をオンにすることで、フォントの変更が可能となります。
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プレビューを見ながら好みのフォントに変更する
フォントの一覧から、変更したいフォントをダウンロードして選択してください。これでフォントの変更は完了です。
変更できるフォントの種類は13種類(デフォルト除く)で、フォントのサンプルは画面上部のトーク画面例でプレビューできます。
変更できるフォントの種類(2022年6月現在)- HCマルゴシック
- 木漏れ日ゴシック
- しねきゃぷしょん
- 無心
- ピクセル・エムプラス12
- トガリテ
- AI手書き もこ字
- AI手書き うちだ
- AI手書き きく
- AI手書き たじ
- AI手書き りお
- AI手書き えとう
- AI手書き きく明朝
フォントを変更して戻ると、設定画面やトーク画面など、LINEアプリ内の多くの文字フォントが変更されていることがわかります。
【Android】端末の設定でフォントを変更する
残念ながら、Android版LINEにはカスタムフォントが用意されていません。そのため、Androidスマホ本体の設定からフォントを変えることで、連動してLINEアプリ内のフォントも変更できます。
ただし、一部のAndroidスマホではフォントの変更ができないため、その場合は後述するフォントアプリを使ってみてください。
Androidスマホの設定でフォントを変えると、LINEアプリだけではなくスマホ全体のフォントが変更されます。LINEアプリのフォントのみ変更することはできないのです。
Androidスマホでフォントを変更する方法は機種によって異なります。プリセットされているいくつかのフォントを適用できる場合もあれば、別のフォントをストアなどから追加して楽しめるケースもあります。
たとえばAQUOSシリーズでは、端末の「設定」で[ディスプレイ]→[文字フォント設定]→[文字フォント切替]と進んでカスタマイズできます。
フォントを選択後、[再起動して変更]をタップすると、スマホが再起動され、フォントの設定が完了します。
LINEの文字フォントをかわいくできるアプリ
一部のAndroidスマホでは端末の設定でフォント変更できない場合があります。iPhoneではフォントアプリをインストールしても、LINE上でフォント変更を適用できない仕様になっています。たとえ端末上の設定でフォントの変更ができても、メッセージを送った相手にはフォントの変更が反映されません。
そこで、LINEでメッセージを送った相手のトーク画面にも反映されるフォントアプリを紹介します。
特殊フォントを入力できるキーボードアプリ「Fonts」(iOS/Android)
Fontsは、特殊フォントや特殊文字の入力が可能なキーボードアプリ。端末の設定からキーボードをFontsに切り替えましょう。
iOS版は全100セットのうち一部のフォントを無料で利用できますが、すべてのフォントを利用するには月額300円の有料プランに移行しなければなりません(初回3日間の無料体験期間あり)。Android版は45セットのフォントをすべて無料で使えます。
iPhoneでキーボードを素早く変更する(切り替える)方法 Androidスマホでキーボードの設定を変更する方法──日本語/英語/配列の切り替えも解説
キーボード上部のスライドから好きなフォントを入力し、LINEのメッセージを送るだけです。英語(アルファベット)と特殊文字の入力のみ可能で、残念ながら日本語には対応していません。
あとはLINEのメッセージ入力時にFontsを設定して送ればOKです。相手にもFontsの特殊文字を送れます。
日本語の特殊文字にも対応「フォントくん」(iOS/Android)
「フォントくん」というアプリでは、崩れた見た目がかわいい「へた字」文字や、下線や丸枠などの装飾が施されたひらがなフォント、アルファベットで入力する英語フォントが豊富に用意されています。
ただし日本語はひらがなのみ変換可能。漢字、カタカナには対応していません。
アプリを開き、画面上部のテキストボックスに文字(ここではひらがな)を入力すると、変換された文字が下に一覧で表示されます。
好きなフォントが見つかったら、右端にある[コピー]をタップしてください。
あとはLINEのメッセージ入力時にコピーした文字をペーストして送信すれば完了です。相手にもフォントくんで作った特殊文字を送れます。
ガーリーなフォントが選べる「LETTY」(iOS)
テキストを入力し、入力欄の右にある変換ボタンをタップすると、それぞれ特殊フォントに変換されたテキストが表示されます。あとは好きなフォントを選んでコピペすればOKです。
ただし、このアプリで日本語変換できるフォントは、現時点では「へた字」というフォントのみ。それ以外のフォントは英数字の変換のみに対応しているため、日本語を入力しても変換されずに表示されてしまいます。
日本語での日常会話で使うというよりは、記念日やお祝いの時に英数字で文字を送るときに活躍してくれるアプリです。
フォントの横に[無料で使う]が表示されているフォントは、広告動画を見ないと使用できません。広告動画を視聴したフォントは24時間使うことができますが、24時間経過後は再び広告動画を見る必要があります。
あとは、LINEに貼り付けるだけで自分の選んだ特殊フォントの文字を送れます。相手にも特殊フォントに変換された状態でメッセージが届きます。
変換できるフォントの種類は多いですが、前述のとおり日本語に対応しているのは「へた字」のみです。今後、日本語を変換できるフォントの追加が期待されます。
なお、下記記事ではインスタグラムで使える特殊文字(アプリ)を解説しています。ここで取り上げきれずLINEで利用できるアプリもあるため、参考にしてください。
LINEにデフォルトで搭載されている「デコ文字」を使う
「デコ文字」はLINEに標準搭載されている機能で、ひらがなやカタカナ、アルファベットなどがポップな雰囲気に変換できます。
デコ文字を使いたいときは、LINEの設定から「サジェスト表示」をオンにするといいでしょう。
「ホーム」タブの設定ボタン
→[トーク]→[サジェスト表示]と進み、「サジェスト表示」をオンにしてください。設定が完了したら、トーク画面でテキストを入力してみましょう。入力した文字に応じたデコ文字が表示されるようになります。日本語の場合はひらがなとカタカナから、アルファベットの場合は大文字と小文字からデコ文字を選択できます。
複数のデコ文字を一度に入力することはできないので、1文字ずつ入力する必要があります。たとえば「ありがとう」とデコ文字で送る際は、デコ文字を5回選択することになります。
LINEのフォント変更に関するよくある疑問と答え
LINEのフォント変更をめぐって、よく挙がる疑問点とその答えをまとめています。
PC(パソコン)版LINEでもフォントは変更できる?
PC(パソコン)版LINEでも、アプリの設定からフォント変更が可能です。
カスタムフォントを設定できない?
カスタムフォントはiOS版LINEのバージョン10.19.0以上で利用できます。Android版LINEではカスタムフォントを利用できません。
カスタムフォントを利用できない場合、以下の要因・対処法が考えられます。
- LINEアプリのバージョンが古い:iOS 10.19.0未満はカスタムフォントを利用できないのでLINEアプリをアップデートする
- LINE Labsでカスタムフォントが有効になっていない:「ホーム」タブの設定ボタン →[LINE Labs]へ進み、「カスタムフォント」をオンにする
- そもそもAndroid版LINEではカスタムフォントを利用できない(iOS版LINEのみ利用可能)