LINEでフォントを変更する方法、かわいいカスタムフォントも登場【iPhone/Android/PC】
LINE(ライン)ではトーク画面の背景や自身のアイコンを自由に変更できますが、それだけでなくトークやメニューなどの文字フォントもかわいくおしゃれに変更したいという人もいるはずです。
本記事では、iPhoneやAndroidスマホ、PC(パソコン)でLINEのフォントを変更する方法と、LINEに標準搭載されている「デコ文字」の使い方を紹介します。ぜひ自分の好きな文字フォントを見つけて使ってみてください。
LINEの設定からフォントを変更する(iPhone)
LINEの新機能をお試しで利用できるLINE Labs内に、「カスタムフォント」機能が追加されました。これを利用すれば、スマホ本体のフォントを変更しなくてもLINEアプリ内のフォントのみ変えることができます。
カスタムフォント機能は、iOS版LINEアプリのバージョン10.19以降にのみ対応しています。
1LINEアプリの設定から「LINE Labs」を開く
LINEのホーム画面の設定ボタン[]から[LINE Labs]を選択します。LINE Labsとは、正式リリース前の機能を実験的に試せるものです。
2「カスタムフォント」の項目をオンに設定する
各種設定項目の中に「カスタムフォント」があるので、この項目のスイッチをオンにしてください。
3プレビューを見ながら好みのフォントに変更する
フォントの選択画面に遷移します。変更したいフォントをダウンロードして選択するだけでフォントの変更が可能です。変更できるフォントの種類は12種類(デフォルト除く)で、フォントのサンプルは画面上部のトーク画面例でプレビューできます。
- HCマルゴシック
- 木漏れ日ゴシック
- Kゴシック
- しねきゃぷしょん
- 無心
- ピクセル・エムプラス12
- トガリテ
- AI手書き もこ字
- AI手書き うちだ
- AI手書き きく
- AI手書き たじ
- AI手書き りお
フォントを変更して戻ると、設定画面やトーク画面など、LINEアプリ内の多くの文字フォントが変更されています。ただし、フォントの変更は自身のLINEアプリ内のみでの適用なので、相手に送ったメッセージのフォントは変更されません。
このフォントカスタマイズ機能は、LINEアプリのバージョン10.19.0以上で利用できます。LINEアプリのアップデート方法は下記記事を参照してください。
LINEアプリをアップデートする方法【iPhone/Android】
端末の設定からフォントを変更する(Android)
Androidスマホでは、LINEアプリ内のカスタムフォント機能に対応していませんが、端末の設定からフォントの変更が可能な機種があります。GalaxyシリーズやAQUOSシリーズなどでは、プリインストールされているフォントから好きなフォントに変更できます。
1スマホの端末設定で「文字フォント変更」の項目を開く
AQUOS sense plus(Android 8.0)の設定画面
端末の「設定」から[ディスプレイ]→[文字フォント変更]と進みます。
2端末にプリセットされたフォントに変更できる
[文字フォント切替]をタップすると、プリセットフォントが表示されます。ここで変更したフォントはLINEも含め、Androidスマホ内のほとんどの画面・アプリの文字に対して適用されます。
左:スマホの設定でフォントを変更した端末の送信画面右:受信側のトーク画面。デフォルトのフォントで表示されている
ただし、端末の設定でのフォント変更は、自身のスマホ内の設定を変更したに過ぎません。そのため、変更されたフォントが適用されるのは自身のトーク画面のみで、相手のトーク画面のフォントは変更されません。
なお、上記の方法で設定からフォント変更ができないモデル(Google Pixelなど)もあります。自身の機種でフォント変更ができるかを確認してみてください。
スマホメーカーが提供するフォントも使用可能
AQUOSやGalaxyなどのスマホでは、メーカーであるSamsungやシャープらが各社シリーズ端末向けに開発しているフォントを使用できます。
[ダウンロードフォントを検索]をタップすると、Google Play上にある機種ごとの専用フォントが検索されます。
上の画像ではAQUOSを使用しているので、シャープが作成したフォントがヒットしています。気に入ったフォントをインストールして設定で変更すれば、より自分好みの画面にできるかもしれません。
一方でiPhoneでは、iOS 13から「設定」アプリに「フォント」という項目が追加されました。このカスタムフォントを利用したい場合は、フォントアプリをインストールすることで設定が可能です。ただ残念ながら、現時点ではLINEでのフォント変更には対応していません(2020年11月時点)。
【iOS 13】iPhoneでカスタムフォントを使ってみよう
LINEの文字フォントをかわいくできるアプリ
前述のとおり、一部のAndroidスマホでは端末上でフォント変更ができません。iPhoneではフォントアプリをインストールしても、LINE上でフォント変更の適用ができない仕様になっています。たとえ端末上の設定でフォントの変更ができても、メッセージを送った相手にはフォントの変更が反映されません。
そこで、LINEでメッセージを送った相手のトーク画面にも反映されるフォントアプリを紹介します。アプリ内で変換したフォントをコピーしてLINEに貼り付けをする必要がありますが、フォントの種類も多くあるので参考にしてみてください。
簡単に特殊なフォントが使える「もじぺったん」(iOS)
左:8種類のオプションがある右:矢印のボタンから変換したテキストのコピーが可能
アプリを起動して送りたいメッセージを入力します。画面上部にある8種類のオプションから好みのものを選択すると、入力したテキストが変換されます。変換したテキストは矢印のボタンをタップしてコピーできます。
あとはテキストをコピーした状態で、LINEのトーク画面に貼り付ければ変換したテキストが送信できます。
ガーリーなフォントが選べる「LETTY」(iOS/Android)
メッセージを入力し、入力欄の右にある変換ボタンをタップすると、それぞれ変換されたメッセージが表示されるので好きなフォントを選んでください。
ただ、このアプリで日本語変換ができるフォントは、現時点では「へた字」というフォントのみです。それ以外のフォントは英数字の変換のみに対応しているため、日本語を入力しても変換されずに表示されてしまいます。
日本語での日常会話で使うというよりは、記念日、お祝い時に英数字で文字を送るときに活躍してくれるアプリです。
一部のフォントは広告動画を視聴しないと使えない
なお、フォントの横に[無料で使う]というボタンが表示されているフォントは、広告動画を見ないと使用できません。一度、広告動画を視聴したフォントは24時間使うことができますが、24時間経過後は再び広告動画を見る必要があります。
あとは、LINEに貼り付けるだけで自分の選んだフォントの文字が送れます。
変換できるフォントの種類は多いですが、前述のとおり日本語に対応しているのは「へた字」のみです。今後、日本語を変換できるフォントの追加が期待されます。
自分で書いた文字が送れる「てがキー」(iOS)
アプリを起動し、画面右上の[編集]をタップ。登録する文字の種類を選ぶ画面に遷移するので、どの文字種を登録するか選んでください。
[ほぞん]で書いた文字を登録できる
選択した文字種のキーボードに、自分で書いた文字をどんどん登録していきます。
自分だけのキーボードが完成したら、メッセージを打ってみましょう。打ったメッセージを送信するにはキーボード左下の吹き出しマークから、メールアイコンを選択します。
左:[LINE]を選択右:画像としてトークに送信される
メッセージを送信する方法の中から[LINE]を選択し、送りたいトークを指定すれば送信できます。
自分で書いた手書きの文字や記号が送れるので、他の人とは雰囲気の違ったメッセージが送れます。また、最初に文字や記号を登録してしまえば、その後何度でも使用できるようになります。
ただし、このアプリで作ったメッセージはテキストではなく画像として送信されます。
LINEにデフォルトで搭載されている「デコ文字」を使う
「デコ文字」はLINEに標準搭載されている機能で、ひらがなやカタカナ、アルファベットなどがポップな雰囲気に変換できます。
デコ文字を使いたいときは、LINEの設定から「サジェスト表示」をオンにする必要があります。
【LINE】デコ文字が邪魔? 文字入力時のサジェスト(予測変換)機能のオン/オフを切り替える方法
左:iOS版はホーム画面左上右:Android版はホーム画面右上
まず、LINEの「ホーム」タブ画面で設定ボタン[]をタップします。
「設定」から[トーク]をタップし、「サジェスト表示」をオンにしてください。
日本語の場合はひらがなとカタカナから選択可能
設定が完了したら、トーク画面でテキストを入力してみましょう。入力した文字に応じたデコ文字が表示されるようになります。日本語の場合はひらがなとカタカナから、アルファベットの場合は大文字と小文字からデコ文字の選択ができます。
デコ文字のテイストを複数種類から選べるので、気分に合わせたメッセージの作成が可能です。
デコ文字を一文字ずつ打つのは面倒という人は?
サジェスト表示を設定したはいいものの、一文字ずつデコ文字を変換しながら入力するのは面倒という人は、以下の方法がおすすめです。
まず、トーク画面のメッセージ入力欄にあるスタンプボタンをタップし、画面左下に表示された顔型のマークを選択します。すると使えるデコ文字一覧が表示されるので、使いたいデコ文字を選択します。
選んだデコ文字をダウンロードすると、文字の一覧が表示されます。デコ文字の一覧から使いたい文字を選んでメッセージを入力できるようになります。メッセージ入力欄で一文字ずつ変換する方法と違って、長い文章でも連続して文字を打つことができます。
PC(パソコン)版LINEでフォントを変更する
PC版LINEでのフォント変更は、Androidスマホで端末上のフォントを変更するのと同様、自分のトーク画面のみフォントが変更されます。そのため、メッセージを送った相手のトーク画面のフォントは変わりません。
PC版LINEを開いたら、画面左下のメニューボタン[]→[設定]をクリックします。
設定画面の[トーク]からフォントを変更できます。自分が使っているパソコンがMacかWindows PCかによって、選択できるフォントは異なります。たとえば画像の「MSゴシック」は、Windowsでのみ選択できます。
フォントによってトーク画面の雰囲気が変わる
PC版LINEでは、かなり多くのフォントの中から選択することができます。自分のトーク画面でしか変化を楽しめませんが、着せ替え感覚でお気に入りのフォントを見つけてみてはいかがでしょうか。
検証したLINEのバージョン:iOS版9.18.1、Android版9.19.3