LINE「無料通話」完全ガイド──電話の使い方から便利テク、トラブル対処法まで

LINE「無料通話」の使い方まとめ──基本の使い方から便利ワザまで

今や無料通話ツールの定番となっているLINE(ライン)。1対1はもちろん、最大500名グループでの音声通話・ビデオ通話ができるほか、固定電話への発信も可能です。スマホの電話よりも利用頻度が高いという人も少なくないでしょう。

しかし、ここまで多機能な「LINE通話」を自在に使いこなせている人は案外少ないのではないでしょうか。そこで本記事では、LINE通話の基本的な使い方をはじめ、意外と知らない便利テクニックからトラブル対処法にいたるまで、LINE通話の完全ガイドをお届けします。

LINE通話とは?

最初に、LINE通話の特徴など注意点などを疑問に答える形式でまとめました。

Q1:LINE通話は無料で利用できる?

A:基本的に、無料で利用できます。ただし、Wi-Fi環境外ではデータ通信量を消費するので注意が必要です。

LINE 無料通話

LINEにおける音声通話は、電話回線でなくモバイル通信(4G LTEなど)やWi-Fiによるインターネット経由でおこなわれています。

LINEの通話機能を利用するとデータ通信量は消費しますが、いわゆる30秒20円といった「通話料」は発生しません。その点では基本的に「無料」と考えることができます。

もちろん毎月使えるデータ通信には上限があるため、完全な無料とはいえないかもしれませんが、Wi-Fiなどを上手に利用すれば気軽に友だちとの通話を楽しめます。

Q2:LINEの無料通話が利用できる端末は?

A:スマホをはじめ、パソコン(PC)やタブレットなどでも通話が可能です。

LINE 無料通話

LINE通話を利用できないユーザーに発信しようとするとメッセージが表示される

LINE通話は、LINEアプリを搭載している端末同士でおこないます。LINEアプリさえインストールされていれば、パソコンやタブレットでも通話が可能です。

逆にいえば、LINEアプリを使えない固定電話やガラケー端末、またサポート終了済みの古いOSを搭載した端末などでは無料通話はできません。

固定電話やLINEアプリを利用していない人(ガラケーなど)に対して通話したいなら、LINE Out(有料)およびLINE Out free(広告を見て無料)というサービスも用意されています(後述)。

Q3:LINE無料通話の音声品質は?

A:一般的な通信環境であれば、問題なく会話できます。

LINE 無料通話

LINEの通話品質は以前より大きく改善されており、音声が途切れて通話にならないといったことはほとんどなくなりました。

ただし、さすがに大手キャリア各社のVoLTE通話などに及んでいるとはいえません。IP電話であること、また通信環境や端末スペックなどにより、通話品質が左右されてしまうことが主な要因だと考えられます。

Q4:LINEの通話で消費する通信量は?

A:音声通話だと1分あたり0.3MB、1分あたり5.1MBのデータ量を消費します(LINEモバイル調べ)。

LINE 無料通話

LINEの通話で気になるのが、消費するデータ通信量でしょう。LINEモバイルの公式ブログによれば、LINEの音声・ビデオ通話のデータ通信量の目安は以下の通りとなっています。

LINE音声通話の通信量の目安
通話時間 データ通信量
1分 0.3MB
10分 3MB
30分 9MB
60分 18MB
LINEビデオ通話の通信量の目安
通話時間 データ通信量
1分 5.1MB
10分 51MB
30分 153MB
60分 307MB

LINE通話のうち、最も通信パケットを消費するのがビデオ通話です。ビデオ通話10分あたりのデータ通信量は51MB。1分あたり5.1MB、1時間ビデオ通話をおこなえば307MBになります。

音声通話だと消費パケットはそこまで多くはありませんが、長時間のビデオ通話をおこなう際には(お互い)Wi-Fi接続することをおすすめします。

LINE通話の基本操作

ここでは初心者向けに、1対1で音声通話をするときの電話のかけ方や受け方の手順、通話中の操作(ミュート・スピーカーフォン・ビデオ通話切替)を解説します。

発信方法(かけ方)

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左:「音声通話」ボタンをタップ右:LINE通話の呼び出し画面

発信したい場合は、通話をしたい友だちとのトーク画面をひらき、受話器ボタンをタップ。「音声通話」ボタンを押せばすぐに通話が発信され、呼び出し画面に切り替わります。

相手が応答するまで待ちましょう。出ない場合は、画面下部の赤いボタンから発信を途中でキャンセルできます。

応答方法(受け方)

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左:iPhoneでの着信画面右:Androidスマホでの着信画面

友だちからLINE無料通話の着信があると着信画面に切り替わり、iPhoneでは青、Androidスマホでは緑のボタンをタップするとすぐに通話が始まります。都合の悪い時は、赤ボタンから応答を拒否することも可能です。

iOS 10以上を搭載したiPhoneだと、標準搭載の電話アプリと同じインターフェイスで「LINEオーディオ」と表示される仕様になっています。

通話中の操作(ミュートやスピーカーフォン)・切り方

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通話中は各ボタンで、以下の操作がおこなえます。

  1. マイクをミュートにする:こちらの音が相手に伝わらない状態になる。保留機能としても利用可能
  2. カメラをオンにする:自分側の映像が相手に届く。ビデオ通話に切り替えるには、お互いがカメラをオンにする必要がある
  3. スピーカーをオンにする:端末のスピーカーから音が出力される
  4. 通話を終了:即座に通話が終了する
  5. 通話画面を縮小:通話を繋いだままLINEのメッセージを送信したり、他のアプリを操作したりできる

また通話を途切れさせずに、同時並行で他の友だちとトークしたり、LINE以外のスマホ操作をおこなうことも可能です。詳しくは下記記事を参照してください。

トーク画面上での通知の見方(不在着信・キャンセル・応答なしの違い)

LINE電話を発信したり着信したりすると、トーク画面に必ず通知が届きます。この通知は、電話のかけ方・受け方によって表示が異なるのでここで見方を紹介します。

ちなみに、ブロックと着信通知の関連性はありません。

発信側が意図的に発信を取りやめた場合

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左:発信側のトーク画面は「キャンセル」右:着信側のトーク画面には「不在着信」

上は、発信者側が発信中に受話器ボタンをタップして意図的に発信を取りやめた場合の通知のされ方です。このとき、発信側のトーク画面は「キャンセル」、着信側のトーク画面には「不在着信」の通知が表示されます。

着信側が意図的に着信を取りやめた場合

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左:発信側のトーク画面には「応答なし」右:着信側のトーク画面には「キャンセル」

こちらは、逆に着信側が拒否ボタンをタップして意図的に着信を取りやめた場合、また一定時間応答しなかったことで発信が自動終了した場合の通知のされ方です。

発信側のトーク画面は「応答なし」、着信側のトーク画面には「キャンセル」の通知が表示されます。

LINE通話で使える機能

前述で紹介した1対1での音声通話以外にも、LINE通話にはさまざまな機能が備わっています。シーンや環境に合わせて、利用してみましょう。

グループ(3人以上)で音声通話をする

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左:LINEのグループトークないし複数人トークで「音声通話」をタップ右:グループ通話中の画面

LINEのグループトークまたは複数人トーク上でも通話がおこなえます。参加できる人数は、最小3人からなんと最大500人まで。通話途中にいつでも参加・退出・招待できるので、1対1通話よりも手軽に会話できます。

詳しい使い方は、以下の記事を参照ください。

1対1でビデオ通話をする

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左:1対1トークで「ビデオ通話」をタップ右:ビデオ通話中はエフェクトを適用できる

お互いの顔を見ながら会話できる「ビデオ通話」機能も便利です。豊富なエフェクト・フィルターを使って会話を楽しめたり、ビジネスシーンで役立つ画面シェア機能があったりと、専用アプリにも負けない機能性を誇ります。

詳しい使い方は、以下の記事を参照してください。

グループ(3人以上)でビデオ通話をする

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音声通話と同じく、ビデオ通話も最小3人から最大500人までのグループで利用できます。iOS版・Android版LINEアプリに加えてPC(パソコン)版LINEにも対応しているので、テレビ会議やオンライン飲み会に最適でしょう。

詳しい使い方は、以下の記事を参照してください。

LINE Outで固定電話やガラケーに格安で電話をかける

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左:「ホーム」タブのサービス一覧で「LINE Out」を選択右:電話番号を入力

LINEには、無料通話とは別に「LINE Out(ラインアウト)」と呼ばれるIP電話機能が組み込まれています。

LINE Outでは、通常の電話と同じように携帯電話や固定電話の番号を入力して格安で電話をかけられます。LINEでつながっていない相手と話せるメリットがある一方、通話料が発生してしまうデメリットがあるので注意が必要です。

なお、広告を見て一定時間無料で電話できる「LINE Out Free」という機能も用意されています。詳しい使い方は、以下の記事を参照してください。

LINE通話がもっと便利になる小ワザ集

ここからは、LINEの通話機能を使いこなすため便利ワザを紹介します。

ショートカットを作ってワンタップで発信する

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LINEで頻繁にやりとりする相手のショートカットを作っておくと、ワンタップで発信できて便利です。

ショートカットは本来Android版LINEのみに提供されている機能ですが、iPhoneでもiOS 13から標準搭載の「ショートカット」アプリを使って、ホーム画面上に特定の相手との通話やトークのショートカットを設置することが可能です。

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Android版LINEでショートカットを作成するには、トーク画面右上のメニューボタン[]から[音声通話のショートカットを作成]をタップします。

あとは、ホーム画面の任意の位置にアイコンを設置すれば完了です。以後、このアイコンをタップすることですぐに相手へLINE電話が発信されます。

iPhone版LINEでショートカットを追加する方法は、以下の記事を参照してください。

LINE通話の着信音を変更する

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左:ホームタブの「設定」から「通話」→「着信音」の順にタップ右:好みの曲を選択

LINE通話の着信音は「木琴」がお馴染みですが、実は他にも3種類の着信音が存在します。設定からいつでも任意のものに変更できるので試してみましょう。

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左:LINE MUSICアプリをインストールした上で「LINE MUSICで着信音を作成」をタップ右:曲を選んだら「保存」ボタンをタップ(編集ボタンでは好きな部分を切り取れる)

音楽配信サービス「LINE MUSIC(ラインミュージック)」の着うた機能を利用すれば、月に1回まで無料でLINE通話の着信音や呼出音を好きな曲に変更できます。

さらにAndroidスマホユーザーなら、サードパーティ製アプリを利用して端末内に保存している音楽を利用することも可能です。着信音・呼び出し音の詳しい変更方法や注意点については、以下の記事を確認してください。

LINE通話で特定の相手からの着信を拒否する

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左:着信は拒否する(着信履歴だけ残る)右:通常のテキストメッセージの受信はできる

LINE通話の着信を拒否する方法は複数存在していますが、最もリスクが少なく使い勝手がいいのが、相手を友だちリストから削除する方法です。

友だちリストから削除した人物とは、トークメッセージのやりとりは通常どおりできますが、LINE通話の着信は自動的にすべて拒否される仕組みになっているのです(履歴のみ残ります)。

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LINEで特定の友だちを削除するには、「ホーム」タブの友だちリストから相手の名前を長押しし、表示されたメニューの中から[削除]をタップすればOKです。

LINEの音声通話・ビデオ通話を「録音」「録画」する

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iPhoneでもAndroidスマホでも、LINEアプリ自体にLINE無料・ビデオ通話の内容を録音・録画する機能は用意されていません。

ただし、ICレコーダーとテレフォンピックアップなどの外部機器を利用したり、PC版LINEの画面収録機能を駆使することにより、LINE通話の録音やビデオ通話の録画がおこなえます。

詳しくは、下記の特集を参照してください(Androidスマホにも対応しています)。

LINE通話で起こりうるトラブルとその対処法

LINEの無料通話を使う中で遭遇しがちなトラブルとその対処法を紹介します。

発信・着信できない

LINE通話では、端末やアプリの設定が原因でエラーメッセージが表示され、通話ができないトラブルに悩まされるケースが少なくないようです。

以下の記事を参考に、エラーメッセージに沿った解決法を試してみましょう。

音声が聞こえない・途切れる

通信環境や端末スペックなどにより、通話品質が左右されてしまうLINE電話では、通話中に音声が途切れる、ノイズがかかって聞き取りにくい、といったトラブルも発生しがちです。

以下の記事では、音声が聞こえない場合に考えられる原因と対処法を解説しています。

ビデオ通話の発着信ができない・映像や音声が途切れる

ビデオ通話についても、「発信や着信ができない」「通話中に映像や音声が途切れる」といったトラブルに悩まされるケースが少なくありません。

データ通信量の特に多いビデオ通話は、映像や音声の質がインターネット環境(速度や安定性)に大きく左右されます。モバイルデータ通信や、多数の人が接続する公衆Wi-Fiなどを介してグループビデオ通話をするのは、なるべく避けたほうがよいでしょう。

着信画面が表示されない

現在、主にAndroid 10を搭載したスマホで、LINEの音声通話やビデオ通話の着信画面が表示されないトラブルが発生しているようです。

この場合、Android端末側の通知設定を見直すことで解決できる可能性があります。詳しくは以下の記事を参照ください。

検証したLINEのバージョン:iOS版10.16.2、Android版10.17.0

EDITED BY MOEGI