LINEの背景が黒くなった? ダークモードを設定・解除する方法【iPhone/Android】
LINE(ライン)を使っていたら「画面デザインが黒くなった」「ダークモードのようになった」というケースがあるようです。その要因は、スマホ(OS)のダークモード設定と、LINEアプリのダークモード対応にあります。
本記事では、LINEアプリの画面背景が黒くなった理由や、LINEをダークモードに設定する方法について解説。また、ダークモードを解除して元に戻す手順も紹介します。
LINEの背景画面が突然黒くなった理由は?
左:iOS版LINE右:Android版LINE
LINEの画面が勝手に黒くなったと感じたのは、端末(OS)の設定でダークモードがオンになっていると、LINEアプリのダークモードも同時に有効になるよう仕様変更されたためです。
LINEのダークモードは当初、Android版LINEのみに先行対応していましたが、2020年1月のアップデートによりiOS版LINEにも対応しています。
LINEアプリのダークモードは「ブラック」の着せかえをベースにした擬似的なものですが(特にAndroid版)、それなりに黒基調で見やすく、有機ELディスプレイのスマホなどではバッテリー節約の効果もありそうです。
2020年12月に実施されたアップデートにより、LINEアプリが全体的に白をベースにしたデザインにリニューアルされました。アプリ全体の配色だけでなく、アイコン、フォント、レイアウトなどが全体的に見直され、ネイビーの要素が廃止となっています。また、アプリのアイコンも緑色がやや薄くなるなどの変更点があります。
【iPhone】LINEのダークモードを設定・解除する方法
iOS版LINEでダークモードを設定・解除する方法について解説します。
LINEのダークモードはiPhoneのダークモードと連動している
iOS版LINEのダークモードを有効にするには、iPhone(iOS)のダークモードを設定するだけです。
iOS版LINEのダークモードはiPhoneのダークモード設定と連動しているため、LINEのダークモードを解除するには現時点でiPhoneのダークモードを解除するしかありません。
なお、iOS版LINEのダークモードを利用できるのは、iOS 13以上のバージョンにアップデートしたiPhoneです。iOS 13未満だとiPhoneのダークモードに対応していないため、LINEのダークモードも利用できません。
ダークモードを設定する方法
iPhoneでダークモードを設定するには、「設定」アプリの[画面表示と明るさ]から[ダーク]を選択します。iPhoneのダークモードを設定すると、自動的にLINEアプリにもダークモードが適用されます。
iOS 13でダークモードを設定する方法については、下記で詳しく解説しています。

LINEアプリだけダークモードを解除したい場合の対処法
前述の通り、iOS版LINEのダークモードはiPhoneのダークモードと連動しており、現時点では「iPhoneをダークモードに設定して、LINEはダークモードではない通常モードに設定する」といったことはできません。
それでもLINEだけを通常モードに近い状態で使用したい場合は、LINE着せかえを利用しましょう。基本的に、iPhoneのダークモードを設定しても着せかえが優先されます。
左:着せかえで「ホワイト」を設定右:「ホワイト」の着せかえを設定した場合のトーク画面
おすすめは、「ホワイト」の着せかえを設定することです。ふだん着せかえを設定していない人にとってはやや違和感がありますが、応急処置的にiPhoneをダークモードに設定しつつ白い背景のままLINEを利用できます。
ホワイトの着せかえは、LINEの「ホーム」タブで[着せかえ]と進み、着せかえショップ内の「おすすめ」タブ内で無料入手できます。

【Android】LINEのダークモードを設定・解除する方法
Android版LINEのダークモードは、端末のダークモードが有効になるとLINEの着せかえが「ブラック」に自動で切り替わって、擬似的なダークモードを実現しています。
そのため、厳密にはLINEアプリが端末(OS)のダークモードを完全サポートしたというわけではありません。着せかえをブラックに変更すると背景画面が黒くなるため、ダークモードのように利用できるというわけです。
ダークモードを適用していても白い部分が残る
あくまで擬似的なダークモードなので、「タイムライン」「ニュース」タブをはじめ、LINE関連サービスなどアプリ内ブラウザで表示される画面は完全なダークモード表示になりません。
ここでは、端末のダークモードをオン・オフする設定方法と、LINEアプリ内の着せかえ設定について解説します。
やり方は端末のダークモードをオン・オフするだけ
Android 10では、新たにダークモード(正式にはダークテーマ)機能が搭載されました。
端末をダークモード(ダークテーマ)にするとLINEの着せかえが自動でブラックに
端末の「設定」から[ディススプレイ]に進み、[ダークテーマ]の項目をオンにするだけで有効化できます(Pixel 3の場合。手順は機種により多少異なる場合があります)。
反対に、この設定をオフにすればダークモードは解除され、LINEのダークモードも無効化されます。
この事象(自動的にLINEにダークモードが適用される現象)が発生するのは、Android 10を搭載する端末でLINEアプリのバージョン9.17.2以降を利用している場合のようです。
なお、Android 10のダークモードについては下記記事を参照してください。

ブラック着せかえが自動適用される設定を確認
上述したように、端末のダークモード設定がオンになると、LINEもダークモード(ブラック着せかえ)に自動変更されます。ダークモード時に、ブラック着せかえを自動適用されたくない場合、設定からオフにすることが可能です。
LINEの「ホーム」タブで設定ボタン[]→[着せかえ]と進みます。
端末の設定でダークモードにしていると、この「着せかえ」の設定画面では[ダークモードでは「ブラック」着せかえを適用]にチェックが入っているはずです。
チェックを外せば設定が解除され、端末がダークモードであってもブラック着せかえが勝手に適用されることはありません。
LINEのブラック着せかえを利用する方法(Android 10未満など)
「LINEを常時ダークモードに設定したい」「Android 10未満のスマホだけどダークモードに切り替えたい」というユーザーも中にはいるでしょう。その場合、LINEの着せかえでブラックを適用すれば、同等の擬似ダークモードを再現できます。
「ホーム」タブ画面で設定ボタン[]→[着せかえ]と進み、[マイ着せかえ]をタップします。
「マイ着せかえ」一覧から[ブラック]を選択し、次の画面で[適用する]をタップすれば、ブラックの着せかえが適用されます。
マイ着せかえにブラックがなければ、「着せかえショップ」からダウンロードしましょう。ブラックの着せかえは無料でダウンロードできます。
「マイ着せかえ」の画面で[ショップ]をタップし、着せかえショップにアクセスします。「おすすめ」タブから[ブラック]を選択してください。
[ダウンロード]をタップすれば、着せかえでブラックを適用できるようになります。
PC版LINEでダークモードを設定・解除する方法
PC(パソコン)版LINEでも、ダークモードを設定・解除できるようになっています。手順はWindows版・Mac版ともに共通です。
PC版LINEでログインしたら、画面左下のメニューボタン[]から[設定]を選択します。
設定画面では[基本設定]のタブを開いて、「画面表示モード」の項目を確認します。
「システム設定と同期」の項目でチェックが外れていれば、手動で「ライトモード」か「ダークモード」を選べます。
「システム設定と同期」の項目をオンにした場合、パソコンの画面表示設定に従って自動でモードが選択されます。
上の画面では、Macの外観モードが「ダーク」に設定されていたため、LINEも「ダークモード」となっています。
Windows/Macのダークモード設定方法
- Windows:設定(歯車マーク)→[個人用設定]→[色]と進んだ画面で「色」を[黒]に
- Mac:リンゴマーク→[システム環境設定]→[一般]と進んだ画面で「外観モード」を[ダーク]に

検証バージョン:iOS版10.14.0、Android版10.14.3、PC版(Mac版6.2.2.2293、Windows版6.2.2.2293)
検証端末:iPhone 11 Pro(iOS 13.6.1)、Pixel 3(Android 10)、Windows 10、macOS Catalina10.15.6