LINE(ライン)でまだ友だちではないユーザーを友だち追加したい場合、追加したことが相手に通知されるかどうか気になる人は多いのではないでしょうか。
実際どのパターンでは通知され、どのパターンでは通知されないのか、考えられるケースごとにまとめてみました。
この記事では、通知の有無のみにフォーカスしています。友だち追加した際に通知されないケースだからといっても、あなた(自分)が相手を友だち追加したことが結果的にバレる可能性は残る点に留意してください(相手の「知り合いかも?」欄に表示されるなど)。
また、いったん友だちを非表示→削除した後、再度同じ友だちを追加するケースについては、通知の挙動が異なることがあるため(原則として新たに通知されませんが)、今回の検証では対象外としています。
友だち追加で通知されるケースと通知されないケース
LINEには友だち追加する方法がいくつかあり、相手に通知されるかどうかはどのような方法で友だち追加したのかによって異なります。
いかなる方法で相手を友だち追加したとしても、相手の「知り合いかも?」や「お知らせ」にあなたのアカウント名が表示されるなどして、友だち追加したことは知られてしまいます。
あくまでも友だち追加時に通知されるか・されないかの違いであり、相手にバレずに一方的に友だち追加することはできない点は注意しましょう。
QRコード・URL(リンク)で友だち追加した時

QRコードを読み取って(または友だち追加用のURLで)友だち追加した場合も、相手には「○○があなたをQRコードまたは招待リンクで友だちに追加しました。」という通知が届きます。
QRコードはその場で読み取るだけでなく、SMSやメールなどを使えば対面していない相手にも送信可能です。いずれの場合も、上記のような通知が友だち追加された側のユーザーに届く仕様になっています。
LINE ID検索・電話番号検索で友だち追加した時
LINE IDや電話番号を利用して相手を検索し、友だちに追加することもできます。この場合、相手にはどのような通知が届くのでしょうか。
LINE IDによる検索の場合

LINE IDで検索したユーザーを友だちに追加した場合、相手には「○○があなたをLINE IDで友だちに追加しました。」と通知が届きます。
LINE IDで相手を検索できるのは、相手がLINE IDを設定している場合だけです。検索できないときに考えられる理由としては、相手が「IDで友だち追加を許可」の設定をオフにしているか、相手が18歳未満のユーザーもしくは「年齢認証」(携帯電話会社の年齢判定サービス)を済ませていないことが挙げられます。
電話番号による検索の場合

電話番号検索によって表示されたユーザーを友だちに追加すると、相手に「○○があなたを電話番号で友だちに追加しました。」という通知が届きます。
これは、「友だち自動追加」によって追加した時の通知とまったく同じです。相手にはあなたが友だち追加したことは伝わるものの、電話番号検索によるものか、友だち自動追加によるものかなどの判別はつかないでしょう。
- LINEの「年齢認証」が済んでいる(検索・追加する側)
- LINEに電話番号を登録している(検索・追加される側)
- 「友だちへの追加を許可」設定がオンになっている(検索・追加される側)
自動追加(アドレス帳の電話番号)で友だち追加した時
LINEで友だちを「自動追加」するケースの通知についても解説します。
相手に「電話番号で友だちに追加しました」通知が届く

LINEの「友だち自動追加」機能によって友だち追加した場合、相手には「○○があなたを電話番号で友だちに追加しました。」という通知が届きます。
「友だち自動追加」の設定をオンにすると、自分のアドレス帳に登録されている電話番号に紐付いて、その電話番号でLINEを使っているユーザーが自動的に友だちとして追加される仕様になっています(相手が「友だちへの追加を許可」の設定をオフにしている場合を除く)。
- LINEにアドレス帳へのアクセス(権限)を許可している
- LINEに電話番号を登録している(追加される側)
- 追加される側がLINEに登録した電話番号と、追加する側がアドレス帳に登録している電話番号が合致している
- 「友だちへの追加を許可」設定がオンになっている(追加される側)
オンのままにしてしまっていることも多い「友だち自動追加」設定に注意
LINEへの利用登録時や機種変更に伴うアカウント引き継ぎ時などの途中で「友だち自動追加」の設定をオンにしたり、普段使いでも友だち自動追加の設定をオンにしたまま端末のアドレス帳に新しい電話番号を登録したりすると、該当ユーザーが自動でLINEの友だちとして追加されます。

たとえば、仕事上の顧客の携帯電話番号を連絡しやすいようにアドレス帳に登録したら、意図せずLINEの友だちとしても追加され、その通知が相手に届いてしまったというような失敗談はしばしば耳にします。
グループにいるメンバーを友だち追加した時


同じLINEグループに属しているメンバーでも、まだ友だちになっていないユーザーであることも多いはず。グループの中で個別に友だちになりたいユーザーがいるなら、グループのメンバーリストなどから簡単に友だち追加することが可能です。
この場合、友だち追加した相手に通知が届くことはありません。ただし、相手もあなたのことを友だち追加していない状態であれば、新たに相手の「知り合いかも?」にあなたが表示されることになります(表示される理由の欄は空白のままです)。
「知り合いかも?」から友だち追加した時

「知り合いかも?」に表示されるのは、“あなたのことを友だちに追加しているが、あなたからは友だちに追加していない人”です。「知り合いかも?」に表示されているユーザー横の追加ボタンをタップすることで友だち追加できます。
この場合、相手はすでにあなたを友だちに追加しているため、新たに通知がされることはありません。
「知り合いかも」が表示される条件には、電話番号やLINE ID、QRコードを利用した場合や同じグループに属する相手を友だち追加した場合などです。
トーク上の連絡先共有(紹介)から友だち追加した時

LINEでは、トーク上で自分の友だちAさんのLINEアカウント(連絡先)を、別の友だちBさんに共有できます。つまり、BさんはAさんと友達でなくても、連絡先をLINEのトークで紹介してもらうことにより、友だちに追加できるというわけです。
このような「紹介」による友だち追加では、追加された相手に通知が届くことはありません。ただし、相手の「知り合いかも?」には表示されます。グループのメンバーリストから友だち追加した場合と同様に、知り合いかもに表示される理由は空白となります。
LINEの友だち追加の仕様でよくある疑問と答え
LINEの友だち追加に関して、よくある疑問点とその答えをまとめました。
相手が自分を友だち追加したか知る方法はある?
相手が自分を友だち追加しているかを見分けるには、「友だち追加の通知が届いたか」「相手のアカウント名が知り合いかもの一覧に表示されたか」「お知らせに表示されたか」のいずれかとなります。
友だち追加時に通知される方法で相手があなたを友だち追加した場合、あなたに通知が届くのですぐにわかるでしょう。
また、電話番号やQRコード、グループのメンバーリストから友だち追加すると、あなたの「知り合いかも」に相手の名前が追加されます。これにより、相手があなたを友だち追加したことを判別できます。


そのほか、相手があなたを友だち追加すると「ホーム」タブにあるベル型のお知らせボタンに緑色の点が付きます。お知らせボタンをタップすると、相手があなたを友だち追加したことがわかるはずです。
この「お知らせ」は設定でオフにできないため、相手のスマホにプッシュ通知が届くことはなくても、「お知らせ」画面で友だち追加した事実が相手に伝わることになります。
「○○と友だちになりました」と表示されたら、相手も自分を友だち追加している?
相手を友だち追加した際、「○○(相手のアカウント名)と友だちになりました」と表示されますが、相手も自分を友だち追加しているとは限りません。
何かしらの方法で相手を友だち追加すると「ホーム」タブの「お知らせ」に「○○(相手のアカウント名)と友だちになりました」と表示されます。
一見するとお互いに友だち追加し合っているように思えますが、この時点ではあなたが一方的に友だち追加しているに過ぎないケースもあります。
友だち追加せずにトークはできる?
相手を友だち追加せずにトークすることは可能です。

あなたが相手を友だち追加し、相手があなたを友だち追加していない場合でも一方的にメッセージの送受信は可能です。ただし、無料通話は利用できません。相手のトーク画面には「友だちではないユーザーです」と表示されます。
LINEのユーザー名は必ずしも本名ではないため、あらかじめ伝えておきましょう。友達だと思われずにブロックされたり通報されたりしてしまう可能性もあるからです。