雑誌1〜2冊ほどの価格で好きなだけ読める、雑誌の読み放題サブスクサービス。登録したはいいものの、お目当てだったページが読めなかった、読みたい雑誌がサービス外だったといった声も耳にします。
そこで本記事では、雑誌読み放題サブスクの利用を検討している人に向けて、紙の雑誌との違いやメリット・デメリットをまとめました。
雑誌読み放題サブスク |
メリット
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デメリット
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紙の雑誌 |
メリット
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デメリット
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雑誌読み放題サブスクとは?

雑誌読み放題サブスクは種類もサービス内容もさまざま
雑誌読み放題サービスは、月々500円前後からの定額でさまざまな雑誌を好きなだけ読み放題で楽しめる魅力的なサブスクリプションです。
配信されている雑誌数や料金はもちろん、雑誌以外にマンガも読み放題だったり映画やドラマも見放題になったりと、サービスによって提供内容はかなり異なります。一口に「雑誌読み放題」といっても、サービスを利用する前に自分のニーズに合っているかどうかを見極める必要があります。
また注意したいのは、雑誌読み放題サブスクと従来の紙の雑誌には似て非なる点が多々あるという点です。紙の雑誌とまったく同じようにサブスクでも楽しめるかというと、そういうわけではありません。
たとえば「肖像権などの関係で俳優のシルエットがグレーになって見られない」「グラビアにモザイクが入っている」「読みたかったページが丸ごとカットされている」など、紙の雑誌では問題なく楽しめる部分がサブスクでは制限されているということがあるのです。
雑誌読み放題サブスクの特徴
雑誌読み放題サブスクのメリット・デメリットを紹介します。それを踏まえて、雑誌サブスクに向いている人のタイプを考察してみました。
雑誌読み放題サブスクのメリット・デメリット
まずは、雑誌読み放題サブスクのメリット・デメリットとして挙げられる点を表にまとめてみます。
メリット |
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デメリット |
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雑誌読み放題サブスク最大のメリットは、定額で好きなだけ雑誌が読み放題になる点です。価格は月額500円〜1000円前後の雑誌1〜2冊程度の値段で利用できるサービスがほとんどですが、なかには月額2000円を超えるものも。ただし、サービスによって雑誌以外にコミックや映画・ドラマなどの動画サービスまで付帯しているものもあるので、料金面だけでは一概にお得かどうかは判断できません。


楽天マガジンのマルチデバイス機能では、1アカウントで最大5台のスマホやタブレットと共有できる
紙の雑誌なら、友だちや家族と一緒に読んだり貸し借りしたりできます。雑誌読み放題サブスクでは、サービスによってマルチデバイス機能を搭載しているものがあるので、1つのアカウントを家族で共有することでお得に利用できます。また、ダウンロード機能を使えば、飛行機の中などオフラインの状態でも雑誌を読むことが可能です。

お気に入りの雑誌も配信期限を過ぎたら消えてしまう
デメリットとしては、やはり手元に何も残らないこと。配信期限を過ぎれば、自動で消えてしまいます。また、サービスを解約したと同時にすべてのサービスが利用できなくなってしまいます。また、すべてのページを読めるわけではないのも弱点です。出版社側の都合や掲載されているタレントの肖像権などでサブスクに掲載するページが限定されていたり、マスキング処理がされていたりする場合があります。
普段は雑誌読み放題サブスクを利用して、読みたかったページがサブスクで読めなかったときなどにだけ紙の雑誌を購入する、というように使い分けをするのもおすすめです。
雑誌読み放題サブスクが向いている人は?
雑誌読み放題サブスクが向いている人は、主に下記に該当する人です。
- とにかく量を読みたい人
- 物を増やしたくない人
- コスパ重視でお得に読みたい人
- 暇つぶし・時間つぶしに利用したい人
- 買うのが恥ずかしい雑誌をこっそり読みたい人
- 情報収集がしたい人
- 付録などには興味がない人
雑誌読み放題サブスクの良いところは、物を増やさず、低価格でたくさんの雑誌を楽しめることです。目当てのページがサブスクでも掲載されているか否かにかかわらず、とにかく多くの雑誌を読みたい人、特定のテーマやキーワードを掲載している雑誌を横断的に読みたい、情報収集に利用したいという人にも向いています。
そのほか、家族や他の誰かに読んでいるのを知られるのが少し恥ずかしい雑誌なども、手元に残らないので安心して読むことができます(もちろん閲覧履歴を見られないように気をつける必要はありますが)。
紙の雑誌の特徴
紙の雑誌にはどんなメリット・デメリットがあるでしょうか。それらを踏まえて、紙の雑誌が向いている人のタイプを挙げてみました。
紙の雑誌のメリット・デメリット
まずは紙の雑誌のメリット・デメリットとして挙げられる点を表にしてまとめてみます。
メリット |
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デメリット |
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好きな芸能人やアーティストなどが表紙を飾り、巻頭特別インタビューなどがあると、発売日初日に書店に駆け込んでお目当ての雑誌を手に入れた高揚感を味わった経験はきっと誰でもあると思います。
そんな紙の雑誌のメリットは、やはり手元に置いて大切に保管できることではないでしょうか。ざっとページをめくって好きなページから読み始めたり、気になる部分に書き込みやふせんを貼る、大切なページだけ切り取ってクリッピング保存するといったことも容易です。

宝島社「otona SWEET」のインスタグラムより。豪華な付録が付くのは雑誌の醍醐味
また、近年の女性誌やムック本では付録が豪華なので、付録目当てに雑誌を購入するという人も多いはず。雑誌読み放題サブスクには当然付録はなく、この点も紙の雑誌の大きなアドバンテージです。
一方で、雑誌1冊ごとに購入費用がかかること、保管する場所が必要になること、どんなに大切に保管していても紙という素材の性質上、汚れたり破れたりといった劣化は免れないことはデメリットといえるでしょう。
紙の雑誌が向いている人は?
紙の雑誌が向いている人は、主に下記に該当する人です。
- 雑誌を永久保存したい
- 付録がほしい
- 懸賞やプレゼントに応募したい
- グラビアなどアダルトコンテンツが見たい
- すべてのページをしっかりと読みたい
紙の雑誌の購入が向いている人は、「モノ」として手元に残しておきたい人です。付録がついたり、誌面内に記載のあるプレゼントや懸賞などに応募できるのも、雑誌読み放題サブスクからはできません。
また青少年保護を目的として、雑誌読み放題サブスクではグラビアなどにはモザイク処理などが施されている場合があります。サブスクでは読めないページを見たい人は、紙の雑誌が向いています。
まとめ:雑誌読み放題サブスクを選ぶ4つのポイント
紙の雑誌と雑誌読み放題サブスクの違いや、メリット・デメリットについて解説してきました。ここでは総括として、数ある雑誌読み放題サブスクの中から自分にぴったりのサービスを選ぶための4つの着目点を解説します。
料金

雑誌読み放題サブスクは月々の利用料金が発生し、金額のボリュームゾーンは500円前後です。紙の雑誌が1冊500円〜1000円ほどであることを踏まえると、サブスクで月に2〜3冊読むだけで簡単に元が取れてしまうので、とてもコストパフォーマンスに優れています。
なかには月額2000円以上と高額なサブスクもありますが、これらは動画コンテンツの見放題放題サービスが付帯していたりとサービス内容が異なるため、料金だけでは一概に高いと言い切れません。
コンテンツ数と取り扱い雑誌

価格も重要ですが、やはりコンテンツ数と取り扱い雑誌は見逃せません。コンテンツ数が多ければ多いほど、読める雑誌の種類も量も増えます。ただ、自分が読みたい雑誌が取り扱われているかどうかを確認しないことには、サービスを利用しても意味がありません。雑誌読み放題サブスクで何が読みたいのかという点をあわせて検討しましょう。
雑誌読み放題サブスクのメリットは、普段手に取らないジャンルの雑誌でも好きなだけ読めること。興味がないと思っていた雑誌や今まで知らなかった雑誌を読んでみたら実はとても楽しかったというような、思いがけない出合いももたらしてくれます。そういった面でも、コンテンツ数が豊富なサービスはそれだけメリットが大きいと言えます。
無料トライアル期間の有無

多くの雑誌読み放題サブスクには無料お試し期間が付いているものがほとんどです。お試しできる期間は、1日から1カ月、キャンペーンなどによってはそれ以上のものも。
無料お試しを利用できるのは、初めてサービスを利用する人限定です。契約する前に、サービスの使い勝手や読みたい雑誌が配信されているかどうかなど確かめてから利用することをおすすめします。
雑誌以外のサービスの有無

雑誌読み放題サブスクには、雑誌に特化して読み放題になるものから、マンガや小説なども読めるもの、映画やドラマなど動画が観られるものまでさまざまです。自身が一番利用したいサービスは何かを踏まえて、ニーズにあったものを選択してください。
下記の記事では、人気の雑誌読み放題サブスクを徹底比較し、各サービスを詳しく解説しています。