Prime Reading(プライムリーディング)とは? 使い方や読める本などを解説

Amazonプライム会員限定の電子書籍読み放題サービス

Prime Reading(プライムリーディング)は、Amazonプライム会員限定の電子書籍読み放題サービスです。プライム会員なら、追加の料金など不要で対象の漫画や雑誌、書籍が無料で読めます。

本記事では、Amazonのプライムリーディングで提供されている電子書籍の冊数やジャンル、対応端末など気になる仕様をまとめたうえで、実際の使い方についてわかりやすく解説します。

公式サイトをチェック

Amazonの「プライムリーディング」とは?

プライムリーディング

プライムリーディングとはどんなサービスなのか、料金や対象本・端末などの仕様面をまるっと紹介します。

Amazonプライム会員限定のKindle本の読み放題サービス

プライム会員

プライムリーディングは、Amazonのプライム会員だけが使えるKindle読み放題サービスです。プライム会員であれば、追加料金なしの無料で利用できます。

プライムリーディング以外にも、Amazonプライムにはお得な特典がたくさんあります。

Amazonプライム会員特典(一部抜粋)

プライム会員の料金プランは年額4900円または月額500円(いずれも税込)から選べて、初回登録者は30日間の無料体験が可能です。

プライムスチューデント

また、大学生や専門学生(高等専門学校含む)であれば、月額250円でプライム会員とほぼ同等の特典を利用できる「Prime Student(プライムスチューデント)」というサービスもあります。こちらは6カ月間の無料体験が用意されています。

プライムリーディングで読める冊数・ジャンル

プライムリーディングのラインアップ

プライムリーディングの対象本には「Prime」のロゴが付く

2022年11月現在、プライムリーディングでは1000冊以上の電子書籍が読み放題の対象になっています。ジャンルは以下の通りです。

  • 小説・評論
  • ビジネス・経済
  • 趣味・暮らし
  • 絵本・児童書
  • コミック
  • 雑誌
  • 洋書

実際に検索してみると、洋書やコミック、雑誌が多く対象本になっている印象です。一方で、小説、絵本・児童書はあまり多くそろっていません。

対象本のラインアップはしばしば入れ替わるため、後で読もうと思っていた本が対象から外れてしまう場合もあります。定期的にプライムリーディングのラインアップをチェックすることをおすすめします。

対応している端末

対応する端末

スマートフォン(iPhone、Androidスマホ)やタブレット(iPad、Androidタブレット、Fireタブレット)、パソコン(Windows PC、Mac)、Kindle端末に対応しています。

たとえば、テキスト中心の書籍とモノクロの漫画はスマホやKindle端末で読み、雑誌などカラーのページを大きな画面で見たい場合はタブレットを利用するなど、用途によって使い分けできます。

コンテンツは、複数デバイス間でもAmazonアカウントを通じて同期されます。

同時に保持できるのは10冊まで

プライムリーディングでダウンロードした本を同時に保持できるのは10冊までとなっています。10冊を超える分については、手元の本を消す(返却する)ことでダウンロードできます(本の返却などの管理方法は後述)。

プライムリーディング(Amazonプライム会員)に登録する方法

30日間の無料体験はこちら

プライムリーディングを利用するには、Amazonプライム会員に登録する必要があります。初めて登録するユーザーには、30日間無料でサービスを体験できる特典がつきます。

基本的にはプライム会員の登録画面を開き、[30日間の無料体験を試す]ボタンを押して画面の案内に従って操作すれば完了です。プライムスチューデントに登録するなら、その下の[学生の方はこちら]を押してください。

プライムリーディングの使い方

プライムリーディングに登録後、実際に読み放題対象の本を検索・ダウンロードするやり方、読まない本の返却手順を解説します。

Kindleアプリで対象本を検索する

Kindle本の検索や読むのに便利なKindleアプリ(無料)を事前にダウンロードしておきましょう。

アプリ「Kindle」をダウンロード
Amazonアカウントでログイン
カタログタブに切り替える

まずはじめにKindleアプリを開き、Amazonアカウントにログインします。続いて、画面下部の「カタログ」タブに切り替えます。

Amazonアカウントに「ログインできない」ときの対処法まとめ

キーワードで検索する

キーワードなどで検索

読みたい本が決まっている場合は、キーワード検索できます。画面上部の検索窓で、好きなワードを入れて検索ボタン​を押してください。

フィルタで絞る
フィルタで絞る

この時点の検索結果画面(写真左)は、まだプライムリーディングの対象本以外に、通常の有料本やKindle Unlimited対象の本も含まれた状態です。プライムリーディングの本には、「Prime」のアイコンが付いています。

そこで、検索結果にフィルターをかけて表示項目を絞ります。写真右のように、アプリ画面右上の[フィルタ]をタップし、[Prime Reading]を押してください。

検索結果が絞られる

すると、プライムリーディング対象の本だけが抽出されて表示されるようになります。

新着やおすすめ、人気タイトルなどの一覧から選ぶ

Prime Readingをタップ
一覧画面

特に読みたい本が決まっていない場合は、一覧から気になるものを選ぶことも可能です。「カタログ」ページで[Prime Reading]をタップしましょう。

このページでは、プライムリーディングの新着タイトル、おすすめタイトル、人気タイトルなどが並んでいます。

カタログで本を探す
ジャンルごとに本が並んでいる

[カタログで本を探す]を選ぶと、小説やビジネス書など、ジャンルごとに対象のKindle本が一覧で表示されます。ここから本を選んでもOKです。

Amazonのサイト・アプリからも本の検索が可能

Amazonのサイトまたはアプリからも本を検索することができます。

カタログで本を探す
ジャンル別の一覧画面

Amazonサイトの場合、SafariやChromeなどのブラウザで「Prime Reading」専用ページを開きます。

[カタログで本を探す]をタップすると、ジャンル別に対象本が表示されるので、ここから好きな本を選びましょう。もちろん検索窓からキーワード検索も可能です。

アプリ「Amazon ショッピングアプリ」をダウンロード

本をダウンロードする

本をダウンロードする

ダウンロードしたい本を選んでタップすると、詳細画面が表示されます。「Prime」の項目で[無料で読む(プライム会員特典)]をタップすると、本が端末にダウンロードされます。

ダウンロードした本を読む

本を読むには基本的にスマホやタブレット端末、PCのKindleアプリか、Kindle端末を使う必要があります。

今回はスマホのKindleアプリでの本の読み方を解説します。

今すぐ読むをタップ
表示を下に下げる

本のダウンロードが完了したら、次の画面で[今すぐ読む]をタップします。本の情報が表示されるので、その表示を下げるか、画面の中央部分をタップして表示を消します。

スワイプでページをめくる

本が読める状態になりました。左右をタップするか、スワイプするとページをめくれます。

本を返却(利用を終了)する

プライムリーディングのサービスは、いわば「本のレンタル」です。同時に保持しておけるのは10冊までと決まっており、それ以上ダウンロードしたいなら手元の本を返却しないと新たに本を読むことはできません。

利用を終了して続ける
新しい本をダウンロードできた

10冊以上ダウンロードしようとすると、他の本の利用を終了(返却)するように通知されます。

その画面でライブラリから消す本を選んで[利用を終了して続ける]ボタンをタップすると、新たな本をダウンロード可能になります。[今すぐ読む]ボタンをタップすれば、新しい本が読めるという流れです。

本の表紙を長押し
本の利用を終了

また、ライブラリ画面でも読み終わって不要になった本を返却できます。「ライブラリ」タブで削除したいKindle本を長押しし、展開されたメニューから[本の利用を終了]をタップすると、本の返却が完了します。

ちなみに一度返却した本でも、プライムリーディングの対象であるうちは再ダウンロードも可能なので安心してください。

もっと読みたいなら「Kindle Unlimited」がおすすめ

Kindle Unlimitedの登録画面

Kindle Unlimitedの登録画面

プライムリーディングを利用してみて、もっとたくさんの本を読みたいと思った人は、より上位のAmazon定額読み放題サービス「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」もおすすめです。

Kindle Unlimitedでは和書(書籍、漫画、雑誌)と洋書で約200万冊が対象で、プライムリーディングと比べても圧倒的に冊数が多く提供されています。

Kindle UnlimitedとPrime Readingの違い
  Kindle Unlimited Prime Reading
利用できるユーザー Amazon会員 プライム会員
料金(税込) 月額980円

月額500円

(年額4900円)

タイトル数 200万冊以上 1000冊以上
ジャンル
  • 小説
  • ビジネス
  • マンガ
  • 雑誌
  • 趣味・暮らし
  • コンピュータ・IT
  • 歴史・地理
  • ライトノベル
  • 絵本・児童書
  • 洋書 など
  • 小説
  • ビジネス
  • マンガ
  • 雑誌
  • 趣味・暮らし
  • 絵本・児童書
  • 洋書
  • その他
同時に保持できる冊数 20冊 10冊
無料体験期間 30日間(随時キャンペーンあり)

30日間

Kindle UnlimitedはAmazonのアカウントがあれば誰でも月額980円(税込)で利用できます。30日間の無料体験や、料金が登録から数カ月間安くなるKindle Unlimited 登録キャンペーンも随時おこなわれています。

「Kindle Unlimited」と「Prime Reading」を比較、何が違う?

プライムリーディングに関するよくある疑問と答え

プライム会員を解約すると読み放題の本はどうなる?

プライム会員を解約後、すぐにプライムリーディングも使えなくなるわけではなく、次の更新日までは通常どおり本をダウンロードしたり読んだりできます(詳細)。

また30日間の無料体験期間中に解約した場合も、登録から30日間は問題なく使えます。

ただし、更新日を過ぎるとプライムリーディングを含むすべてのサービスを利用できなくなります。プライムリーディングの特典としてダウンロードしていた本も、ライブラリから削除されて読めなくなります。

プライムの「家族会員」でもプライムリーディングを利用できる?

残念ながら、プライムの「家族会員」はプライムリーディングを利用できません(詳細)。

プライムの家族会員とは、プライム会員と同居する家族(2022年6月現在では最大2人まで)と、一部の会員特典を共有できるサービスです。

利用できる特典は以下の6つに限られます。

  • お急ぎ便が無料
  • お届け日時指定便が無料
  • 特別取扱商品の取扱手数料が無料
  • プライム会員限定の先行タイムセールへ参加できる
  • 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)の利用が可能
  • Amazonフレッシュの利用が可能

プライムリーディングと同様に、プライム・ビデオなども家族会員は利用できないため、すべての特典を使いたい場合はプライムの本会員に登録しましょう。

プライムの無料体験中でもプライムリーディングを使える?

もちろん、Amazonプライムの無料体験期間中でもプライムリーディングを利用できます。

無料期間中に解約することも可能です。

EDITED BY
MIKAN