「楽天マガジン」の魅力と弱点を徹底解剖、料金やアプリ機能をレビュー

楽天ポイントが貯まる・使える

「楽天マガジン」は、楽天が提供するサブスク雑誌読み放題サービスで、リーズナブルな月額料金と読み放題雑誌数は業界トップクラスのコスパを誇ります。雑誌読み放題サービスでは珍しい年額プランも用意されており、よりお得に利用したいと考えるユーザーは必見です。

本記事では、楽天マガジンの魅力と弱点をそれぞれ細かく解説します。同価格帯のdマガジンのレビューと合わせて読むと、さらに参考になるでしょう。

雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」とは?

楽天マガジンとは

「楽天マガジン」は楽天が運営している雑誌読み放題サービスです。月額418円(税込、以下すべて)で1000誌以上の雑誌やムック・別冊が読み放題となります。

普通の書店では手に入りにくいバックナンバーでも、好きなタイミングで開くことができ、売り切れなどによって読めなくなるという心配もありません。

楽天マガジンはこんなサービス
  • 料金プラン:月額418円/年額3960円(税込)
  • 無料体験期間:31日間
  • 読み放題雑誌数:1000誌以上(2022年11月現在)
  • 同時に利用できる端末の数:アプリ5台+ブラウザ2台
  • 利用できる端末:iOS/Android端末、パソコン

お得な年額プランを用意

数冊読めば元が取れてしまう料金に驚くところですが、さらに安くなる年額プランもあり、コストパフォーマンスで他を圧倒しています。初回31日間の無料お試し期間も含めれば、月額280円以下の料金で最初の13カ月間利用できます。

年額プランを利用すると、月額料金で1年間契約するよりも1000円ほど支払い金額が安くなります。雑誌読み放題サービスで楽天マガジンをメインで契約するつもりであれば、年額プランを選択することをおすすめします。

なお、楽天マガジンは2022年11月21日までの期間、年額プランが半額の1980円になるキャンペーンも実施中です。

マルチデバイス利用に対応

対応デバイス

楽天マガジンは、スマートフォンやタブレット、パソコンから同時に閲覧できるマルチデバイスに対応しています。

アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットなら、1つのアカウントに対し、最大5台まで利用可能。ログインすると自動で新規デバイスとして登録されますが、登録デバイスはいつでも削除できます。また5台登録した状態でも2つのブラウザまで同時に閲覧でき、デスクトップやノートパソコンなどの大きな画面で雑誌を楽しめます。

アプリ版楽天マガジンの対応OSは、iOS 10以上、Android 5.0以上です。

楽天マガジンの7つの魅力

ライバルの多い雑誌読み放題サービスの中で、楽天マガジンの持つ魅力を紹介します。

年額プランを完備、最強のコストパフォーマンスを実現

料金プラン

楽天マガジンの利用料金は月額416円(税込)です。これだけでも「安い」と感じさせるのに十分ですが、年額プランも用意しており、こちらは3960円(税込)とさらにお得です。月額プランとの差は年間で1056円となり、実質330円の月額料金で利用するのと変わらない計算です。

楽天マガジンとよく比較される「dマガジン」は月額440円(税込)なので、年間だと5280円かかることになり、楽天マガジンなら1320円も抑えることができます。料金だけで見れば、楽天マガジンのコストパフォーマンスは他社の追随を許さないといえるでしょう。月に数冊読むだけであっという間に元が取れてしまいます。

楽天ポイントが貯まる・使える

楽天マガジンの月額・年額料金の支払い金額に応じて、楽天ポイントも付与されます(100円ごとに1ポイント)。「楽天経済圏」で楽天ポイントをたくさん貯めたいユーザーには嬉しい点です。

楽天マガジン
楽天マガジン

また、保有している楽天ポイントでサービスの利用料金を支払うことも可能です。期間限定ポイントなど使い道に迷うポイントを充てるなどしてもよいでしょう。

楽天マガジン公式ページのメニューから[ご契約内容の確認・変更]に進み、「ポイントご利用方法」項目の[変更する]をタップして設定がおこなえます。

楽天カード
楽天カード
年会費初年度:
0

2年目以降:
0
還元率
1.00%
ポイント
楽天ポイント
ウォレット
Apple Pay
Google Pay
電子マネー
QUICPay
楽天Edy
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
/
最短1週間
支払い

毎月末日締め

/

翌月27日引落

  • 楽天ポイントの基本還元率が1%(100円につき1ポイント=1円相当)。しかも年会費は無料

  • 楽天市場では3%以上の還元率。SPU(スーパーポイントアッププログラム)やお買い物マラソンなどでポイント最大42倍も

  • 楽天ポイントは貯められる、使える店舗・サービスが多い

楽天ポイントを貯めるなら楽天カード

1000誌以上が読めるトップクラスのラインナップ

楽天マガジン

楽天マガジンのホーム画面

楽天マガジン

雑誌の詳細画面

楽天マガジンは雑誌に特化した読み放題サービスです。ラインナップ(2022年11月時点)は1000誌以上で、週刊誌やファッション誌、ビジネス誌など、あらゆる分野の雑誌を揃えており、ほとんどの雑誌はバックナンバーも扱っています。

雑誌以外では、ムックや別冊もラインナップに含まれています。その内訳は、雑誌が約385冊(2022年5月現在)、残りがムック・別冊です。

ブラウザからは参加雑誌一覧を確認できる
ブラウザからは参加雑誌一覧を確認できる
ブラウザからは参加雑誌一覧を確認できる

主要な雑誌は網羅していますが、自分の読みたい雑誌があるかどうか確認しておきましょう。楽天マガジンのWebページでは、参加雑誌一覧を掲載しています。トップページ右上のメニューボタン​をタップして[参加雑誌一覧]を選ぶと、下にスクロールして[すべての雑誌ラインナップはこちら]をタップすれば、雑誌の一覧・検索や配信スケジュールの確認がおこなえます。

なお、アプリオ編集部でも独自に楽天マガジンの収録雑誌をまとめています。ジャンル別に表でまとめているので、こちらも参考にしてみてください。

楽天マガジン

上下左右のスワイプで雑誌を選べる

「雑誌を探す」タブ。雑誌名や人気順に並び替えできる

「雑誌を探す」タブ。雑誌名や人気順に並び替えできる

実際に雑誌を選ぶときは、アプリの「ホーム」タブや「雑誌を探す」タブを利用します。

「ホーム」タブでは雑誌が新着順に並んでいます。ジャンルごとに雑誌が整理されており、上下左右のスワイプでジャンルや雑誌を自在に切り替えることができます。書店の雑誌コーナーで雑誌を選ぶのに近い感覚です。雑誌名や人気順で探したいときは「雑誌を探す」タブが便利です。読みたい雑誌が決まっているなら、雑誌名から探したほうが早いでしょう。

ジャンルは全部で17あります。雑誌の種類は多いものの、カテゴリが細かく分かれているので探しやすい印象です。

楽天マガジンの雑誌ジャンル(2022年9月現在)
  • 女性ファッション
  • 女性ライフスタイル
  • ヘア・ビューティー
  • 男性ファッション
  • 男性ライフスタイル
  • IT・ガジェット
  • ビジネス・経済・国際
  • ニュース・週刊誌
  • 芸能・エンタメ
  • 趣味
  • スポーツ・アウトドア
  • 車・バイク
  • 健康・生活・料理
  • グルメ・トラベル
  • 国内旅行ガイド(ムック)
  • 海外旅行ガイド(ムック)
  • Foreign Magazine

「国内旅行ガイド(ムック)」と「海外旅行ガイド(ムック)」のみムックという表記が付きますが、実際にはあちこちのジャンルにムックや別冊が振り分けられています。雑誌とムック・別冊は書店で同じコーナーに並んでいることが多く、楽天マガジンでも雑誌とムック・別冊はあまり区別されていません。

「記事から探す」で話題の記事をナナメ読み

楽天マガジンで便利なのが、記事をナナメ読みできる「記事から探す」タブです。楽天マガジン編集部がおすすめする記事が、雑誌のジャンル別に表示されていて、タップするだけで該当の記事を読むことができます。

「記事から探す」ではジャンルごとにおすすめ記事がピックアップされる

「記事から探す」ではジャンルごとにおすすめ記事がピックアップされる

トレンド記事では話題の情報が確認できる

トレンド記事では話題の情報が確認できる

「トレンド記事」には、あらゆるジャンルの雑誌から記事がピックアップされています。各記事には見開きの誌面イメージが表示されているので、見て読むかどうかを判断できます。

「記事から探す」では、話題のニュースやためになる情報が雑誌のジャンル別に20前後ずつピックアップされています。トレンド記事よりもテーマのばらつきがないので、興味のある記事をより探したいときは、こちらを覗いてみるとよいでしょう。通勤中や休憩中などの隙間時間に読むものを探すのにぴったりです。

なお、デジタル版と紙の雑誌は完全に同じではありません。読み放題サービスで配信される雑誌では、読めない特集や記事もあるので注意が必要です。出版社の意向によりデジタル版では閲覧できるページや内容が紙面とは異なるほか、権利処理(タレントやモデルの著作権)の理由で一部広告や人物などが表示されないことがあります。

楽天マガジン:9月の注目記事

楽天マガジンの「トレンド記事」から注目の記事をピックアップしました。

  • 今月の10万以下↓の大人買い(STORY)
  • ゆるり、とちぎTRIP(関東・東北じゃらん)
  • パンラボ・池田浩明さんが語るドーナツと発酵の話(BRUTUS)
  • 秋の新ドラマ速報(ザテレビジョン)

雑誌名だけでなく記事内からもキーワード検索ができる

雑誌名と説明文で探す

雑誌名と説明文で探す

記事内キーワードで探す

記事内キーワードで探す

雑誌を探したり、特定のテーマに関する記事を探したりするのに便利なのが検索機能です。たとえば「インスタ」を扱った雑誌や記事を探したいときは、キーワードを入力して検索します。人名でも検索できるので、好きなアーティストの記事を集めるのに最適です。

検索結果は、「雑誌名と説明文で探す」と「記事内キーワードで探す」の2つのタブに表示されます。検索では、雑誌名や雑誌の詳細画面に表示される説明文、目次データを対象に検索されます。バックナンバーも検索対象になり、過去の雑誌からも情報をスムーズに集められます。

スマホでも雑誌を読んでいる感覚を再現するビューワー

ビューワー画面

ビューワー画面

ピンチ操作で拡大

ピンチ操作で拡大

楽天マガジンのビューワー画面は、雑誌を読む感覚を再現しています。基本操作はスワイプでページをめくるだけとシンプルです。スマホでは文字が小さくて読みにくく感じますが、画面をピンチ操作すると拡大表示になります。ダブルタップでもできますが、わずかな拡大しかされないので、ピンチ操作での拡大をおすすめします。

もっとも、次のページに移動すると表示倍率が戻ってしまうのは、好みが分かれます。スマートフォンでは拡大表示が基本となるため、いちいち拡大し直すのは面倒です。そのままの倍率で表示してくれたほうがありがたいと感じる場面が多いかもしれません。

画面のタップでメニューを表示

画面のタップでメニューを表示

画面をタップするとメニューが表示されます。目次を表示して読みたい記事へジャンプしたり、「お気に入り」や「ふせん」の登録ができるほか、画面下部にはページの一覧がサムネイルで表示されます。左右にスワイプして読みたいページをタップすると、そのページへ直接ジャンプします。

あとで読みたいページを「ふせん」に登録
あとで読みたいページを「ふせん」に登録

「ふせん」は、あとで読み返したい箇所に登録するための機能です。ふせんに登録したページは「マイページ」タブの「ふせん」で管理され、配信期間中であればページをタップするだけで、雑誌の該当ページがすぐに開きます。

好きなジャンルだけ表示できるホーム画面のカスタマイズ機能

アプリを起動したときに表示されるホーム画面(「ホーム」タブ)には、各ジャンルの雑誌やトレンド記事などが表示されます。普段はデフォルトの画面から読みたい雑誌を探しますが、ホーム画面のカスタマイズはぜひしておきましょう。

ホーム画面に表示するジャンルをカスタマイズ
ホーム画面に表示するジャンルをカスタマイズ
ホーム画面に表示するジャンルをカスタマイズ

メニューを開き、[ホーム画面のジャンルを選択する]をタップします。表示したいジャンルを選び、[お気に入りジャンルを設定]を押せば、設定は完了です。

興味のないジャンルの雑誌を非表示にすることで、読みたい雑誌に最短でアクセスできます。ジャンルのお気に入り機能と言い換えてもよいかもしれません。この一手間で楽天マガジンがさらに使いやすくなります。

おすすめ

おすすめ

お気に入り

お気に入り

またホーム画面には、「おすすめ」「ホーム」「お気に入り」の3つのタブがあります。「おすすめ」は人気雑誌とはまた別の基準で選ばれている雑誌コーナーで、「お気に入り」には自分で登録した雑誌のみが表示されます。

雑誌の一覧や詳細画面で「お気に入り」のマークをタップ
雑誌の一覧や詳細画面で「お気に入り」のマークをタップ
雑誌の一覧や詳細画面で「お気に入り」のマークをタップ

「お気に入り」への登録は、雑誌の詳細やビューワー画面からおこないます。ハートアイコンの「お気に入り」ボタンをタップすると、お気に入りへの登録が完了します。通知が有効になっていれば、新刊の配信と同時にお知らせが届きます。

設定画面で自動ダウンロードをオン

設定画面で自動ダウンロードをオン

自動ダウンロードを設定できるのも、お気に入りの特徴です。

お気に入りに登録した雑誌の新刊が配信されるのと同時に端末に自動でダウンロードされるので、あらかじめオフライン用にダウンロードする手間が省けます。Wi-Fi接続時のみダウンロードしてくれます。ただ、お気に入りに登録したすべての雑誌がダウンロードされてしまう点に注意が必要です。

楽天マガジンの3つの弱点

楽天マガジンを使っていて気になる点や、サービスで改善が望まれる弱点についてまとめました。

ダウンロードデータを手動で管理する必要がある

「マイページ」タブの「ダウンロード済み」で管理

楽天マガジンでは、開いた雑誌はすべて自動でダウンロードされます。表紙から選んでも、記事から選んでも全体がダウンロードされるので、ダウンロードサイズが大きくなりがちです。ダウンロードした雑誌の自動削除もないため、容量の管理は手動でおこなう必要があります。

「マイページ」タブの「ダウンロード済み」では、ダウンロード済み雑誌容量やダウンロードした雑誌の一覧が表示されます。すべての雑誌削除でダウンロードした雑誌の一括削除や、1冊ずつ選択しての削除も可能です。

雑誌のファイルサイズが大きい

同じ雑誌をダウンロードして検証。dマガジン(左)のファイルサイズに比べ、楽天マガジン(右)は約2倍だった
同じ雑誌をダウンロードして検証。dマガジン(左)のファイルサイズに比べ、楽天マガジン(右)は約2倍だった

dマガジンなどに比べて、楽天マガジンは1冊の雑誌のファイルサイズが大きめです。雑誌にもよりますが1.5〜2倍近く違うこともあります。モバイル通信でダウンロードをおこなうと、それなりにファイルサイズもかさみます。Wi-Fiのない場所で利用するなら、面倒でもあらかじめダウンロードしておくのがおすすめです。

一方で、ファイルサイズが大きいことにはメリットもあります。それはパソコンやタブレットの画面で閲覧したときに、拡大しても文字がつぶれないという点です。小さなキャプションもくっきり見えるので、パソコンやタブレットで雑誌をよく読む人にはうれしいポイントです。

なお、楽天マガジンのAndroid版アプリでは、SDカードに雑誌データをダウンロードできます。本体のストレージを消費したくないときは、保存場所をSDカードに変更するのがおすすめです。

ブラウザ版の機能が少ない

ブラウザ版には「記事から探す」やふせん機能などがない

ブラウザ版には「記事から探す」やふせん機能などがない

ブラウザから利用するウェブ版の楽天マガジンは、アプリ版と違って機能が平凡です。ふせんやお気に入り機能、検索機能などが使えません。またダウンロードもできないので、オフライン機能も当然ありません。

ブラウザ版は雑誌を閲覧するだけのビューワー機能のみ提供されています。なかでも残念なのが、おすすめ記事がないこと。記事単位で読みたい雑誌を見つけられません。

このほか、拡大した画面をスクロールするのにドラッグ操作が必要な点も感覚的とは言えず、慣れが必要でしょう。

まとめ:楽天マガジンが向いている人は?

他社を圧倒する最高のコストパフォーマンスが強みの読み放題サービスです。ラインアップも1000誌以上と大満足。旅行ガイドやレシピなどのムック・別冊本も充実しているので、日々の情報集めから、趣味やレジャーなどにも役立ちます。手ごろにたくさんの雑誌を読みたい人におすすめです。

楽天マガジンでは、31日間の無料体験のほかに「申し込まずに立ち読みする」ことも可能です。雑誌の一部を立ち読みできるので、興味があれば試してください。また、楽天ポイントが貯まるお得なキャンペーンなども随時開催されているので、まずは公式サイトで最新情報をチェックしてみましょう。

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