Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)とPrime Reading(プライムリーディング)は、どちらもAmazonが提供するKindle本の定額読み放題サービスです。読書好きにはうれしいサービスですが、どちらを選べばいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Kindle UnlimitedとPrime Readingの両サービスを比較し、プライム会員はどちらを選ぶべきか、また両サービスそれぞれどんな人におすすめかをまとめました。
現在、Kindle Unlimitedが2カ月99円などで利用できるキャンペーンが実施中です。ただし、キャンペーンの対象者は非公開で、残念ながらキャンペーンが使えない人もいます。自分がキャンペーンの対象者かどうかはKindle Unlimitedの登録画面にアクセスし、そのキャンペーンの案内が表示されるかどうかで確認してください。
Kindle UnlimitedとPrime Readingを比較【一覧表あり】
まずは、Kindle UnlimitedとPrime Readingの特徴を表にまとめて比較しました。
Kindle Unlimited | Prime Reading | |
---|---|---|
利用できるユーザー | Amazon会員 | プライム会員 |
料金(税込) | 月額980円 |
月額500円 (年額4900円) |
支払い方法 |
|
|
タイトル数 | 200万冊以上 | 1000冊以上 |
ジャンル |
など全28種類 |
|
同時に保持できる冊数 | 20冊 | 10冊 |
対応端末 |
|
|
付帯するサービス | なし |
|
無料体験期間 | 30日間 |
30日間 |
2つのサービスを比べると、利用できるユーザーや料金、タイトル数などでいくつか異なる点があります。以下ではその項目ごとに詳しく説明していきます。
利用できるユーザー、付帯するサービスの違い

Prime Readingは、Amazonプライム会員限定のサービスで、利用するにはまず有料のプライム会員に登録する必要があります。プライム会員になればPrime Readingはもちろん、そのほかの特典も追加料金なしで利用できます。主なプライム特典は以下の通りです。
- プライム・ビデオで対象の映画・アニメが見放題
- 通常配送料が無料
- お急ぎ便・お届け日時指定便が無料
- Amazon Music Primeで1億曲の楽曲がシャッフル再生で聴き放題
- Amazonフォトに写真を容量無制限かつ無圧縮で保存できる
- Prime Try Before You Buy(洋服の試着サービス)が使える
- Amazonフレッシュ(生鮮食品・日用品の配達サービス)が使える

一方、Kindle UnlimitedはAmazonのアカウントを持っている人であれば誰でも契約でき、有料のプライム会員である必要はありません。ただし読み放題専用のサービスのため、それ以上の特典は何も付きません。
ちなみに、Kindle UnlimitedとAmazonプライムはまったく別のサービスなので両方に加入することも可能ですが、仮にプライム会員だとしてもKindle Unlimitedの料金は別途必要になります。
料金・支払い方法の違い

Kindle Unlimitedの料金は月額980円です。初回登録時は30日間の無料体験、または期間限定の割引プランのいずれかを選べます。本は1冊だいたい1000円程度のものが多いので、月1冊以上読む人は簡単に元が取れます。
Kindle Unlimitedの支払い方法にはクレジットカードまたはデビットカード、Paidy(翌月あと払い)、携帯決済、Amazonギフト券残高があります。

Prime Readingは月額500円または年額4900円で、はじめて登録する人には30日間の無料体験が付きます。月額ならワンコインで登録でき、Prime Reading以外にもたくさんの特典が付くことを考えると、かなりコスパの高いサービスと言えるでしょう。
支払い方法は、クレジットカードまたはデビットカード、Paidy、携帯決済のほか、Amazonギフト券やパートナーポイントプログラム(JCBのOki Dokiポイント)も利用できます。
Amazonプライムには学生限定の「Prime Student」というプランもあり、料金はプライム会員の半額の月額250円または年額2450円で登録できます。Prime Studentの無料体験は6カ月間になります。
タイトル数の違い
Kindle Unlimitedの最大のメリットは、読み放題の対象が200万冊以上と圧倒的に多く、品揃えが豊富にある点です。ジャンルも小説、ビジネス、マンガ、雑誌など全28種類が用意されています。
Prime Readingのタイトル数は1000冊以上で、Kindle Unlimtedと比べるとかなり少ない印象です。ジャンルは小説、ビジネス、マンガ、雑誌など全部で8種類ほどしかありません。なお、Prime Readingの対象タイトルは、すべてKindle Unlimitedの対象タイトルです。
同時に保持できる冊数の違い

上限数に達すると、手元の本から1冊返却しないと新しくダウンロードできない
Kindle UnlimitedもPrime Readingも、本のレンタルに近いサービスなので、読み放題の対象本を手元に同時に保持しておける冊数の上限が決まっています。Kindle Unlimitedは20冊まで、Prime Readingは10冊までです。
どちらも上限数に達した場合、手元の本を手動でどれか返却(利用を終了)しないと新たにダウンロードできない仕組みになっています。Kindle Unlimitedのほうが保持できる冊数が多いため、返却する手間が少し省けるでしょう。
Kindle UnlimitedとPrime Reading、どっちがおすすめ?
Kindle Unlimitedは200万冊以上の作品を取り扱っており、とにかく選べるタイトル数・ジャンルが多いほうがいいという本好きなら、Kindle Unlimitedが向いています。月額980円ですが、月に本を1〜2冊、マンガなら3冊以上を買う人であれば元が取れる計算です。
Prime Readingは月額500円で本が読み放題になるだけでなく、そのほかのプライム会員特典も追加料金なしで利用できるのが魅力。プライム・ビデオも楽しみたい人や、Amazonで買い物することが多い人にはおすすめですが、充実した読み放題サービスというよりプライム会員向けのおまけという印象です。
Kindle UnlimitedとPrime Readingの対象タイトルは重複しているものも多いため、まずはPrime Readingから試してみて、これでは物足りない、もっとたくさんの本が読みたいと思ったらKindle Unlimitedに移行するという手もあります。
Kindle UnlimitedもPrime Readingも初回登録者には30日間の無料体験が付くので、気になったサービスを実際に試してみてはいかがでしょうか。お得なキャンペーンなども随時おこなわれています。