Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)とPrime Reading(プライムリーディング)は、どちらもAmazonが提供するKindle本の定額読み放題サービスです。読書好きにはうれしいサービスですが、どちらを選べばいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では両サービスを比較して何が違うのか、プライム会員はどちらを選ぶべきか、それぞれどんな人におすすめかについてまとめました。
Kindle Unlimitedでは30日間の無料体験のほか、2カ月99円などで利用できるキャンペーンを実施することがあります。自分がキャンペーンの対象者かどうかはKindle Unlimitedの登録画面にアクセスし、案内が表示されるかどうかで確認してください。
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Kindle UnlimitedとPrime Readingは何が違う? 一覧表で比較
まずは、Kindle UnlimitedとPrime Readingの特徴を表にまとめて比較しました。
Kindle Unlimited | ||
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利用できるユーザー | Amazon会員(無料) | プライム会員(有料) |
料金(税込) | 月額980円 |
月額600円(年額5900円) |
支払い方法 |
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タイトル数 | 500万冊以上 | 1000冊以上 |
ジャンル |
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同時に保持できる冊数 | 20冊 | 10冊 |
対応端末 |
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付帯するサービス | なし |
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無料体験期間 | 30日間 |
30日間 |
※JCBブランドのクレジットカードでプライム会費を支払う場合に限り利用可能
2つのサービスを比べると、利用できるユーザーや料金、タイトル数などでいくつか異なる点があります。以下ではその項目ごとに詳しく説明していきます。
利用できるユーザーや付帯するサービスの違い

Prime ReadingはAmazonプライム会員限定のサービスで、利用するにはまず有料のプライム会員(月額600円/年額5900円)に登録する必要があります。プライム会員になればPrime Readingはもちろん、そのほかの特典も追加料金なしで利用できます。
主なプライム特典は以下のとおりです。
- プライム・ビデオで対象の映画・アニメ、ドラマが見放題
- 通常配送料が無料
- お急ぎ便・お届け日時指定便が無料
- Amazon Music Primeで1億曲の楽曲がシャッフル再生で聴き放題
- Amazonフォトに写真を容量無制限かつ無圧縮で保存できる
- プライム会員限定のセールに参加できる

一方、Kindle UnlimitedはAmazonのアカウントを持っている人であれば誰でも契約でき、プライム会員である必要はありません。ただし読み放題専用のサービスのため、それ以上の特典は何も付きません。
ちなみに、Kindle UnlimitedとAmazonプライムはまったく別のサービスなので両方に加入することも可能ですが、仮にプライム会員だとしてもKindle Unlimitedの料金は別途必要になります。
料金・支払い方法の違い

Kindle Unlimitedの登録画面
Kindle Unlimitedの料金は月額980円です。初回登録時は30日間の無料体験、または期間限定の割引プランのいずれかを選べます。本はだいたい1冊1000円程度のものが多いので、月1〜2冊以上読む人は簡単に元が取れます。
Kindle Unlimitedの支払い方法にはクレジットカードまたはデビットカードをはじめ、PayPay、ペイディ(あと払い)、携帯決済、Amazonギフトカード残高があります。

Prime Readingのサービスを利用できるAmazonプライムは月額600円または年額5900円で、初めて登録する人には30日間の無料体験が付きます。Prime Reading以外にもさまざまな特典が提供されることを考えると、かなりコスパの高いサービスだと言えるでしょう。
支払い方法は、クレジットカードまたはデビットカード、PayPay、あと払い(ペイディ)、携帯決済のほか、Amazonギフトカードやパートナーポイントプログラム(JCBのOkiDokiポイント)も利用できます。
Amazonプライムには学生限定の「Prime Student(プライムスチューデント)」というプランもあり、料金はプライム会員の半額の月額300円または年額2950円で登録できます。Prime Studentの無料体験は6カ月間になります。
タイトル数の違い

Kindle Unlimitedの最大のメリットは、読み放題の対象が500万冊以上と圧倒的に多く、品揃えが豊富にある点です。ジャンルも小説、ビジネス、マンガ、雑誌、洋書など全28種類が用意されています。
Prime Readingのタイトル数は1000冊以上で、Kindle Unlimtedと比べるとかなり少ない印象です。ジャンルは小説・評論、ビジネス・経済、コミック、雑誌など全部で8種類しかありません。なお、Prime Readingの対象タイトルは、すべてKindle Unlimitedの対象タイトルです。
同時に保持できる冊数の違い

Kindle UnlimitedもPrime Readingも、本のレンタルに近いサービスなので、読み放題の対象本を手元に同時に保持しておける冊数の上限が決まっています。Kindle Unlimitedは20冊まで、Prime Readingは10冊までです。
どちらも上限数に達した場合、手元の本を手動でどれか返却(利用を終了)しないと新たにダウンロードできない仕組みになっています。Kindle Unlimitedのほうが保持できる冊数が多いため、返却する手間が少し省けるでしょう。
キャンペーンの違い


Kindle Unlimitedでは月額プランの割引キャンペーンが実施される
Kindle UnlimitedとPrime Readingには、登録時のキャンペーンにも違いがあります。
Amazonプライムの特典のひとつであるPrime Readingでは、初回登録時30日間無料体験以外にキャンペーンは通常おこなわれていません。一方で、Kindle Unlimitedでは30日間の初回無料体験のほか、2カ月99円や3カ月無料などで利用できるキャンペーンを実施することがあります。なかでも3カ月無料となるお得なキャンペーンは、Amazonでおこなわれるキャンペーン(プライムデーなど)で開催される傾向があります。
Kindle Unlimitedのキャンペーンは、ユーザーによって価格が違ったりキャンペーン対象外となったりすることもあります。自分が対象者かどうかはKindle Unlimitedの登録画面にアクセスし、案内が表示されるかどうかを確認してみてください。
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プライム会員だとKindle Unlimitedの料金はお得になる?

Kindle Unlimitedは誰でも一律月額980円(税込)と決まっているので、プライム会員だとしてもKindle Unlimitedの料金は安くなりません。プライム会員費とは別にKindle Unlimitedの料金を支払う必要があります。
ただし、プライム会員ならPrime Readingが追加料金なしで利用できます。Prime Readingはいわば「Kindle Unlimitedのお試し版」のようなサービスなので、まずはPrime Readingから使ってみて、より多くの本を読みたいと思ったらKindle Unlimitedにも登録すると失敗が少ないでしょう。
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Kindle UnlimitedとPrime Reading、どっちがおすすめ?

Kindle Unlimitedは、500万冊以上の作品を取り扱っている点がほかにはないメリットです。とにかく選べるタイトル数・ジャンルが多いほうがいいという本好きなら、Kindle Unlimitedが向いています。月額980円ですが、月に本を1〜2冊、マンガなら3冊以上を買う人であれば元が取れる計算です。特に実用書やビジネス書をよく読む人、情報収集として幅広く本を探したい人にはぴったりです。
Prime Readingは、月額600円で本が読み放題になるだけでなく、そのほかのプライム会員特典も追加料金なしで利用できるのが魅力。プライム・ビデオも楽しみたい人や、Amazonで買い物することが多い人にはおすすめですが、充実した読み放題サービスというよりプライム会員向けのおまけという印象です。
Kindle UnlimitedとPrime Readingの対象タイトルは重複しているものも多いため、まずはプライム会員特典のPrime Readingから試してみて「これでは物足りない」「もっとたくさんの本が読みたい」と思ったらKindle Unlimitedに移行するという手もあります。
Kindle UnlimitedもPrime Readingも初回登録者には30日間の無料体験があるので、気になったサービスを実際に試してみてはいかがでしょうか。お得なキャンペーンなども随時おこなわれています。
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Kindle UnlimitedとPrime Readingに関するよくある質問と答え
「Kindle Unlimited」と「Prime Reading」について、よく挙がる疑問点とその答えをまとめました。
KindleアプリでのKindle UnlimitedとPrime Readingの対象本の見分け方は?
Kindleアプリのフィルタ機能を使うと、それぞれの対象本を抽出できます。

ホームタブ上の検索窓にキーワードを入力

フィルターボタンをタップ

プログラムから[Kindle Unlimited]か[Prime Reading]を選ぶ
まずKindleアプリの「ホーム」タブの上部にある検索窓に読みたい本のキーワードを入力します。検索結果が出たら、左上のフィルターボタンをタップしてください。
フィルターのプログラム欄から[Kindle Unlimited]もしくは[Prime Reading]をタップして選べぶことで、選択したサービスの対象本が抽出されます。
なお、Kindle Unlimited会員には、Prime Readingの対象本もすべて「Kindle Unlimited」のアイコンで表示される仕様になっています(Prime Readingの対象本はすべて読めるため)。
Kindle UnlimitedとPrime Reading(Amazonプライム)の支払い方法は別にできる?
はい。Kindle UnlimitedとPrime Reading(Amazonプライム)でそれぞれ別の支払い方法を設定することが可能です。
Kindle UnlimitedとPrime Reading(Amazonプライム)ともに、下表の決済方法であればそれぞれの支払いに利用できます。
Kindle Unlimited | Prime Reading(Amazonプライム) | |
---|---|---|
支払い方法 |
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|
※JCBブランドのクレジットカードでプライム会費を支払う場合に限り利用可能
プライム会員でなくてもKindle Unlimitedに登録できる?
はい。Kindle UnlimitedはAmazonアカウントを持っていればプライム会員でなくても登録できます。
Amazonアカウントを持っていない場合は、Kindle UnlimitedのページからもAmazonアカウントを作成できます。アカウント作成後、Kindle Unlimitedの登録手続きを進めてください。

[サインイン]をタップ

[Amazonアカウントを作成する]をタップ

アカウント登録に必要な情報を入力する
Kindle Unlimitedの登録ページにアクセスしたら[サインイン]をタップ。次の画面で[Amazonアカウントを作成する]を選択します。あとは画面の案内に従って、Amazonアカウントの作成とKindle Unlimitedの登録を進めていきます。
Kindle Unlimitedは複数台で同時利用できる?
はい。6台まで同時利用ができます。
Kindle Unlimitedは1つのアカウントでパソコンやスマホ、タブレットなどから同時利用できるマルチデバイスに対応しています。
端末そのものは何台でも登録できますが、同じ本を同時にダウンロードできる端末数は6台までとなっています。