Amazonギフト券の使い方 超入門──使い道や現金化など気になる疑問を徹底解説
プレゼントやお礼、キャンペーンの景品や懸賞品などでもらう機会も多い「Amazonギフト券」。しかし、どこで使えて、どんなルールで運用されているかなど、使い方がいまいち分からず困ってしまう人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、Amazonギフト券の使い方から入手方法、使用時の注意点まで、知っておきたいことをまとめて紹介します。
- カードや紙に記載されている「ギフト券番号」を確認する
- Amazon.co.jpにアクセス・ログインし、TOP画面のメニューボタン[]から[アカウント]→[Amazonギフト券を登録する]の順にタップ
- ギフト券番号を入力して[アカウントに登録する]をタップ
- 買い物時にAmazonギフト券が自動で適用される
本記事では、スマホのブラウザ版Amazonをベースに解説しています。アプリ版やPC版では、一部の操作手順や項目名が異なる場合があります。
Amazonギフト券とは? その種類と入手方法
さまざまなタイプのAmazonギフト券
Amazonギフト券とは、ざっくりいうとAmazon.co.jpでの支払いに利用できるプリペイドカードのようなもの。
ギフト券というと紙のタイプをイメージする人も多いかもしれませんが、カードタイプやデジタルタイプ、アカウントに直接チャージして使えるタイプなど、さまざまな形態のAmazonギフト券が存在しており、入手方法も多岐にわたります。
Amazonの公式サイトで注文・発行する
左:商品券タイプのAmazonギフト券右:ボックスタイプのAmazonギフト券
Amazonギフト券は、Amazonの公式サイトで注文すれば誰でも簡単に入手できます。紙やカードなど「モノ」として送れる配送タイプと、オンライン上で発行できるデジタルタイプが存在します。
- 商品券タイプ(配送)
- ボックスタイプ(配送)
- 封筒タイプ(配送)
- グリーティングカードタイプ(配送)
- マルチパックタイプ(配送)
- Eメールタイプ(オンライン)
- 印刷タイプ(オンライン)
- チャージタイプ(オンライン)
プレゼント向けに梱包されているものや、メッセージカードを添えられるタイプは友人や知人への贈り物として喜ばれるでしょう。
プレゼント向きのAmazonギフト券の詳しい仕様や、購入方法などは以下の記事で詳しく解説しています。

アカウントにギフト券残高を直接チャージする
他のギフト券とは少し違った仕様になっているのが、「チャージタイプ」のAmazonギフト券です。他のタイプのような額面使い切り型ではなく、利用したい金額をその都度自身のAmazonアカウントにチャージして使う形となります。ギフト券というよりは、電子マネーに近いイメージでしょう。
ポイント還元やオートチャージなど独自の特徴があるため、プレゼントではなく主に自己使用を目的として利用されます。
チャージタイプのAmazonギフト券の詳しい使い方やメリットなどは、以下の記事で解説しています。

コンビニや家電量販店で購入・発行する
コンビニや家電量販店、ドラッグストアのラックなどの実店舗でもAmazonギフト券を購入できます。3000円・5000円・1万円・2万円のほか、金額を自由に指定できるバリアブルタイプがあり、現金でのみ購入できます。
手軽なプレゼントとしてはもちろん、「Amazonの購入代金を現金で支払いたい」といった理由から自己使用のために購入するユーザーも多くいます。
アマゾンギフト券 カードタイプ取扱店(一部)
ココカラファイン、サンドラッグ、エディオン、クリエイトSD、ドン・キホーテ、東海キヨスク、上新電機、ヨークベニマル、トライアル、イトーヨーカドー、トイザラス、平和堂、富士薬品、イズミヤ、GEO、テイツー、フジ、東急ストア、ヨークマート、PC DEPOT、関西スーパー、杏林堂薬局、ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ウォンツ、ウェルネス、くすりのレデイ、HMV、みやぎコープ、ZOA、コープかごしま、ダイエー、ワンダーグー、Mr.MAX、コミュニティ・ストア、NewDays、サッポロドラッグストアー、セーブオン、大学生協、ヴァリック、小田急商事(順不同)
また、コンビニにある端末を操作して発行することも可能です(シートタイプ)。金額は2000円・3000円・5000円・1万円・2万円・2万5000円から選択でき、端末でギフト券を発行したあとにレジで現金を支払って購入する仕組みです。
端末により操作が異なるので少々面倒ですが、カードタイプと違って品切れがありません。欲しい金額のカードが見当たらないときに活用できるでしょう。ただしカードタイプに比べて、取扱店舗が限られているのが難点です。
アマゾンギフト券 シートタイプ取扱店
- ファミリーマート
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- ローソン
- ミニストップ
- サークルKサンクス
- ワンダーグー
Amazonギフト券の使い道
Amazonギフト券は、商品券やビール券と異なり、コンビニやスーパー・飲食店、百貨店などの実店舗では利用できません。また、Amazon以外のオンラインショップ(楽天やZOZOTOWN、メルカリなど)でも一切使えない仕組みになっています。
では、具体的にどのようなものに対して使えるのか、その使い道を解説していきます。
使い道1:Amazon.co.jpで商品を購入する
Amazonギフト券は、世界最大級のショッピングサイト「Amazon.co.jp」で買えるほぼすべての商品に使えます(例外は後述)。ファッション、家具家電、CD、本、コスメ、食品、日用品まで、数億の商品を取り扱っているため「欲しいものがない」といったことはほぼないでしょう。
また、どのギフト券でも手数料は一切かかりません。3000円のギフト券を購入すれば、きっちり3000円分の買い物ができます。
使い道2:Kindle(キンドル)本を買う
Amazonギフト券は、電子書籍サービス「Kindle(キンドル)」の本やコミックなどの購入に利用することもできます。Kindle版は紙の本より価格が少し安いことが多いほか、セールで一時的に安くなっているケースもあるので、よりお得感を得られるでしょう。

使い道3:デジタルミュージック(楽曲)を購入する
Amazonギフト券では、スマホやPCにダウンロードして聴くことができる「デジタルミュージック」も購入できます。
購入したデジタルミュージックは、MP3形式でスマホやPCにダウンロード・再生できます。また、「Prime Music」や「Amazon Music Unlimited」を利用している人なら、同サービス内で聴き放題の楽曲と購入した楽曲の両方を楽しめます。

使い道4:Amazon Prime Videoの有料タイトルやレンタルを購入する
Amazon Prime Videoの有料タイトル購入やレンタルにもAmazonギフト券を使用できます。なお、購入やレンタルといった形であれば、非プライム会員でもAmazon Prime Videoは利用可能です。

使い道5:Amazonプライム会費の支払いに使う
Amazonギフト券は、Amazonプライム会費(月額プランは税込500円、年額プランは税込4900円)の支払いに利用できます。
ただし、「Kindle Unlimited」や「Amazon Music Unlimited」「Audible」のような他のサブスクリプションサービスは支払い方法にクレジットカードを指定する必要があり、Amazonギフト券は使えません。
Amazonギフト券を使うための2ステップ
Amazonギフト券は、そのままの状態では利用できないので、ギフト券番号(残高)をアカウントに登録する作業が必要となります(チャージタイプを除く)。買い物をする時に直接適用しても問題ありませんが、あらかじめ登録しておくほうが楽でしょう。
1ギフト券番号を確認(Eメールタイプ以外)
まず、カードや紙に記載されている「ギフト券番号」を確認します。ギフト券番号は、アルファベットと数字からなる14〜15桁のコードで「ギフト券番号:○○○○-○○○○○○-○○○○○」というように記載されています。
カードタイプや商品券タイプのAmazonギフト券は、ギフト券番号がシールでカバーされています。シールをはがして、ギフト券番号を確認しましょう。
コンビニ・店頭で購入できるタイプのAmazonギフト券はスクラッチ方式になっており、コインでこするとギフト券番号が現れます。
ギフトボックスタイプに同梱のカードは、裏にそのままギフト券番号が記載されていました。
コンビニ・店頭で発行できるシートタイプのギフト券は、シート表面にそのまま記載されています。
印刷タイプのAmazonギフト券は、中を開くとギフト券番号がそのまま記載されています。
2ギフト券番号をアカウントに登録する
続いて、確認したギフト番号をAmazonアカウントに登録します。ブラウザ版の場合、TOP画面のメニューボタン[]から[アカウント]→[Amazonギフト券を登録する]の順にタップ。
アプリ版は、TOP画面のメニューボタン[]から[アカウントサービス]→[Amazonギフト券を登録する]の順にタップします。
左:ブラウザ版右:アプリ版
ギフト券番号を入力して、[アカウントに登録する]をタップします。ハイフンは不要です。アプリ版なら、[ギフトカードをスキャン]からカメラを使ってギフト券番号をスキャン可能です。
するとギフト券がアカウントに適用され、残高が増えていることを確認できます。
オンライン上で受け取れる「Eメールタイプ」の場合、Amazonギフト券が届いたら受信メール内にある[アカウントに登録する]ボタンをタップします(SMSやメッセージアプリの場合はURLをタップして開く)。
するとAmazonのサイトやアプリが開くので、[Amazonアカウントに適用]ボタンを押します。これで残高の登録は完了です。
送信側に確認メールが届く
ギフト券を受け取った相手が[アカウントに登録する]をタップすると、送信側に「ギフト券を受信しました!」というメールが届きます。
Amazonギフト券で支払う方法
アカウントに登録したギフト券残高を支払いに使う方法や、その仕組みについて解説します。
通常の商品購入に使う手順
左:注文確定画面で「支払い情報」をタップ右:Amazonギフト券を使いたくない場合はチェックを外す
Amazonで商品を購入する場合は、ギフト券番号を登録さえしてしまえば何もする必要はありません。買い物時にAmazonギフト券が自動で適用され、残高の全部または一部を使って決済できます。余った残高は、次回の買い物に使うことが可能です。
ちなみに、注文確定画面で「コード入力」欄にギフト券番号を入力してチャージすることも可能です。
デジタルコンテンツ購入に使う手順
Kindle本や、Prime Videoの有料タイトル、ミュージックなどデジタルコンテンツを購入する場合も、何もする必要はありません。アカウントに登録済みのギフト券残高が優先して使われる仕組みになっています。
ただ、どこにもギフト券のチェックボックスなどは表示されないため、本当にギフト券残高が適用されるのか購入時に不安に思う人も多いでしょう。しかし、デジタルコンテンツの購入には、自動的にAmazonギフト券の残高が使われるようになっているので、そのまま[注文を確定する]をタップして大丈夫です。
購入後、TOP画面のメニューボタン[]から[アカウント]→[ギフト券の残高を管理]をタップすると、残高が消費されていることが確認できます。
通常なら購入画面でギフト券を使うか決められますが、デジタルコンテンツ購入の場合はそれができません。ギフト券を使用したくない場合は、「Kindle本」に限り使わない設定が可能なので、購入前に設定しましょう。
TOP画面のメニューボタン[]から[アカウント]→[コンテンツと端末の管理]をタップ。
設定タブの「Kindleの支払い方法」項目にある[お支払い方法を編集]をタップ。ここで「ギフト券」のチェックを外しましょう。最後に[編集完了]を押せば、Kindle本の購入時にAmazonギフト券が適用されないようになります。
Amazonプライム会費に使う手順
Amazonプライムの会費をAmazonギフト券で支払う場合、新規で入会するときはもちろん、すでに入会しているユーザーでも簡単に支払い方法を変更できます。
新規で入会する場合
Amazonプライムに新規で入会する場合は、TOP画面上部のメニューバーから[プライム]を選択し[30日間の無料体験を試す]ボタンをタップします。
すぐに支払い方法の選択画面が表示されるので、「ギフト券もしくはギフト券残高を使用」にチェックを入れましょう。これでプレイム会費の支払いにギフト券が使われます。
なお、ギフト券の残高が月額プランの税込500円以上ない場合は、クレジットカードなど他の支払い方法も設定してください。
すでに入会している場合
すでに入会している場合でも、途中から支払い方法をギフト券に変更できます。TOP画面上部のメニューバーから[プライム]をタップし左上の[Prime]ボタンを押します。メニューが展開するので[プライム会員情報]を選択してください。
続いて、[プライム会員情報の管理]→[支払い方法を変更]の順にタップします。支払い方法の選択画面が表示されるので「ギフト券もしくはギフト券残高を使用」にチェックを入れましょう。これで翌月の支払いからAmazonギフト券が使われるはずです。
アマギフ使用上の注意点・疑問点をQ & A形式で解説
ここからは、Amazonギフト券を使う上でよく挙がる疑問について一問一答方式で解説していきます。
Q1:Amazonギフト券は現金化できる?
A:再現金化および払い戻しはできません。また、買取による現金化も禁止されています。
世の中にはAmazonギフト券を現金に換金してくれる店舗や買取サイトがあり、現金化も不可能ではありません。
しかし、これらの行為はAmazonギフト券細則で明確に禁止されており、発覚した場合はアカウント停止などのペナルティを受ける可能性があるのでおすすめできません。
Amazonギフト券を再販売その他対価をもって譲渡すること(例:買取サイトにAmazonギフト券を売ること)も、Amazonギフト券細則の違反となり、アカウントの停止などの対象となります。ご自身で購入したギフト券ならびに各種キャンペーンなどを通じて入手したギフト券を転売、換金することは、お控えいただきますようお願いいたします。
Q2:Amazonギフト券に有効期限はある?
A:2017年4月24日以降に発行されたAmazonギフト券および残高の有効期限は、券種にかかわらず発行から10年です。
ギフト券の有効期限は、TOPページのメニューボタン[]→[ギフト券の残高を管理]→[残高・利用履歴]で調べられる
かなり長く設定されているので、どこかにしまいこんだりしない限り、残高の失効を気にする必要はなさそうです。
ただ注意したいのは、2017年4月24日以前に買ったシートタイプのAmazonギフト券です。こちらは有効期限が3年と短くなっています。有効期限はアカウントへの登録日ではなく、発行日から数えます。もし未登録のギフト券があれば、有効期限を確認したほうがよいでしょう。
Q3:Amazonギフト券で買えないものはある?
A:Amazonギフト券、Visa、MasterCardのギフト券、コレクターコインは購入できません。
これらの商品がショッピングカートに入っていると、Amazonギフト券の残高は適用されません。別の支払い方法を選択しましょう。
Q4:Amazonギフト券の金額よりも安いものを購入する場合、おつりは出る?
A:注文金額がAmazonギフト券の残高を下回る場合は、差額分の残高が繰り越されます(=おつりが出る)。
たとえば、3000円分のAmazonギフト券で1000円分の買い物の支払いをする場合、2000円分が余ります。この余りのAmazonギフト残高は、そのままアカウント上に存在するので次回以降の注文で利用できます。
Q5:Amazonギフト券が足りない場合、他の支払い方法と併用できる?
A:注文金額がギフト券の残高を上回る場合、他の支払い方法と併用することができます。
基本的にギフト券が優先的に利用され、不足分をクレジットカードや代金引換、コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネーなどでまかなう形となります。ギフト券の残高の一部のみを指定して利用することはできません。
Q6:Amazonギフト券の残高は他人に譲渡できる?
A:一度アカウントに登録したギフト券残高は、他のアカウントに譲渡できません。
また、一度アカウントに登録したギフト券番号は、他のアカウントに登録できない使用になっています。非正規店やオークションサイトなどを利用して使用済みのAmazonギフト券が届いた時は、購入元に問い合わせるようにしてください。
Q7:Amazonギフト券は海外で利用できる?
A:Amazonギフト券は、国内のAmazon.co.jpでのみ使えます。
Amazonギフト券を使えるのは日本国内のAmazon.co.jpに限られます。アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、中国のアマゾンサイトや、その関連会社でAmazonギフト券は利用できません。
検証したAmazonアプリのバージョン:iOS版15.21.4、Android版22.1.0.100