コンビニやスーパー、家電量販店などの実店舗やオンラインで使えるスマホ決済サービスが、すっかり生活の一部となっています。なかでも「PayPay(ペイペイ)」は、6500万人以上が利用している国内最大級の決済サービスです。
PayPayとはどんなサービスなのか、利用登録からチャージ、支払い方法など、初心者に向けて幅広くかつやさしく使い方を解説します。
PayPayポイントをお得に貯めたい人におすすめ
PayPay(ペイペイ)とは?
PayPay(ペイペイ)を使ったことがなくても、名前だけは聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。ここでは初めてPayPayを使おうと考えている人に向けて簡単なサービス概要を紹介します。
6500万人以上が使うスマホ決済サービス
PayPayは、2018年10月5日にソフトバンクとヤフーが共同でスタートしたスマホ決済サービス。PayPayアプリを使うことで、QRコード決済・バーコード決済による支払いができます。実店舗での決済のほか、送金・割り勘、オンライン決済、請求書払いなどにも対応しています。

PayPay登録ユーザー数の推移
2024年8月時点でPayPayの登録ユーザー数は6500万人を突破。日本のスマホユーザーの約3人に2人が利用していることになります。さらに、銀行口座の登録やPayPayマネーに必要な本人確認済みのユーザーも3000万人を超えており、登録ユーザーのうち半数ほどを占めています。
また、PayPay(PayPayカード含む)で支払える店舗数は1000万箇所以上にのぼります。近年では数々のスマホ決済サービスが登場していますが、ユーザー数・加盟店数を考慮するとQRコード決済の最大手といえます。
決済時の基本ポイント付与率は0.5%

786円の支払いだと3ポイント貯まる(200円未満は切り捨て)
PayPay残高で支払うと、税込み200円ごとに1円相当のPayPayポイントが付与され、付与率は0.5%です。決済時にもらえるPayPayポイントは、支払い日の翌日から起算して30日後に付与されます(一部の特典などは除く)。
PayPayカードの発行や「PayPayステップ」と呼ばれるポイントアップシステムなどにより、付与率を最大2%までアップさせることもできます1 。詳細は本記事の「PayPayポイントの付与率を上げて効率よく貯める」で解説しています。お得にPayPayを使いたい人はチェックしてみてください。
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PayPayカードの付与率は1.5%が上限、PayPayカード ゴールドの付与率は2.0%が上限
PayPayに登録する方法(はじめ方)
PayPayに登録し、利用を開始するまでの手順を解説します。まずは以下よりPayPayアプリをインストールしてください。
携帯電話番号かYahoo! JAPAN ID、携帯キャリアで登録する

PayPayアプリを起動して[新規登録]をタップ

携帯電話番号を入力し[上記に同意して新規登録]を選択
PayPayへの登録は、携帯電話番号かYahoo! JAPAN ID、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOでおこなえます。いずれの手順でもSMS認証を求められるため、携帯電話番号が必要です。
本記事では、携帯電話番号を使った登録方法を解説します。PayPayアプリを起動したら[新規登録]をタップ。電話番号とパスワードを入力し、[上記に同意して新規登録]を選択します。
SMSに届く認証コードを入力する

SMSに届いた認証コードを入力
4桁の認証コードがSMS宛に送信されます。届いた認証コードを入力すれば、登録は完了です。
PayPayの利用を開始する

PayPay登録完了後のホーム画面
これでPayPayを利用できるようになります。店舗での支払いに利用したり、残高にチャージしたりできるようになります。
PayPayの支払い元を設定する
PayPayを使って買い物するには、あらかじめ支払い元を設定しておく必要があります。PayPayの支払い元になるのは、銀行口座などからチャージする「PayPay残高」と、登録した「クレジットカード」の2つです。
ただし、PayPayのポイント付与率は支払い元や支払い額・回数によって変わります。たとえば、PayPay残高で支払ったときの基本ポイント付与率は0.5%ですが、PayPayカード(PayPayクレジット)で支払うと1%に上がります。
PayPayの支払いを通して少しでも得したいと考える人は、本記事内の「PayPayポイントの付与率を上げて効率よく貯める」を参考に、PayPayのポイント付与率の仕組みをあらかじめ理解しておきましょう。
PayPay残高にチャージする

チャージ画面
PayPay残高をチャージするには以下の方法があります。
- 銀行口座を登録してチャージ
- PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)からチャージ
- セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMから現金でチャージ
- Yahoo!オークション、Yahoo!フリマの売上金からチャージ
- 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でチャージ
- PayPayクレジット(PayPayカードをPayPayアプリに紐づけて支払う方法)でチャージ
よく使われるのは、銀行口座からのチャージです。あらかじめPayPayに銀行口座を登録しておけば、簡単にPayPay残高にチャージできます。支払い時の残高が不足しているときに設定した金額を自動でチャージする「オートチャージ」にも対応しています。
また、PayPayカード(旧ヤフーカード)はPayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカードです。PayPayカード以外のクレジットカードからPayPay残高にチャージすることはできません。
銀行口座を登録してPayPayにチャージする手順
PayPayにチャージする方法は上記の6種類ですが、ここでは銀行口座を登録してPayPay残高にチャージする手順を紹介します。銀行口座を登録しておけば、わざわざコンビニなどに出向いてチャージする必要もないので便利です。手数料もかかりません。
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本人確認をおこなう
銀行口座をPayPayに登録するには、本人確認を完了させている必要があります。
「アカウント」タブを開き「本人確認が完了していません」の項目をタップ
本人確認書類を選択
PayPayアプリの「アカウント」タブを開き、「本人確認が完了していません」の項目をタップします。
本人確認に利用できるのは「マイナンバーカード」「運転免許証」「在留カード」「特別永住者証明書」「運転経歴証明書」の5つです。マイナンバーカードであれば最短2分で申請が完了するので、素早く登録したい人におすすめです。
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必要事項の入力や書類のスキャンをおこなう
[申請をはじめる]をタップ
署名用電子証明書暗証番号を入力して[次へ]を選択
ここでは、マイナンバーカードを選んだ場合の手順を紹介します。マイナンバーカードを選んだら、国籍や地域、年齢確認などの質問に回答しましょう。
質問に回答したら、「本人確認の流れ」が表示されるため、[申請をはじめる]をタップしましょう。職業や利用目的を回答したあとに、署名用電子証明書暗証番号を入力します。
マイナンバーカードをスキャンする
入力内容の確認にチェックしたら[申請を完了する]をタップ
次に、スマホでマイナンバーカードの読み取りをおこないます。
読み取りが終わったら、画面の案内に従いカナ氏名や郵便番号を入力。最後に内容を確認してチェックを入れたら[申請を完了する]をタップして完了です。
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銀行口座を追加する
本人確認が完了したら、銀行口座を設定します。
「アカウント」タブの[支払い方法の管理]をタップ
[チャージ用銀行口座の追加]を選択
「アカウント」タブの[支払い方法の管理]をタップ。[チャージ用銀行口座の追加]を選択します。
登録したい金融機関を選ぶ
登録したい金融機関を選びましょう。
[登録手続きをはじめる]をタップ
支店名の検索など画面の案内に従い手続きを進める
金融機関を選んだら[登録手続きをはじめる]をタップ。
銀行口座の支店名(または支店番号)と口座番号を入力して[次へ]をタップすると、金融機関の口座振替の手続きページに遷移します。キャッシュカード番号や暗証番号、ワンタイムパスワードの入力などをおこないましょう(銀行ごとの詳しい登録方法は公式ページを参照)。
PayPayと銀行口座の連携手続きを終えたら、PayPayチャージ用の銀行口座登録は完了です。
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登録した銀行口座からPayPay残高にチャージする
「ホームタブ」の[チャージ]をタップ
チャージ金額を選択または入力
PayPayの「ホーム」タブ画面から[チャージ]をタップします。チャージ元の銀行口座が表示されているのを確認したら、チャージ金額を入力します。なお、チャージの最低金額は1000円です。
チャージ金額を入力したら[〇〇円チャージする]をタップ
チャージ完了画面
金額を入力したら[◯◯円チャージする]をタップします。チャージ完了の画面が表示されたら終了です。
セブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMからチャージする手順

大手コンビニではいずれもPayPayによる決済ができますが、PayPay残高に現金チャージできるのはセブンイレブンとローソンだけです。ファミリーマートやミニストップなどのコンビニはPayPayのチャージに対応していません。
セブンイレブンとローソンでチャージする場合、店舗に設置されているATMから現金を入金することでチャージできます。本記事では、セブン銀行ATMを例に手順を解説します。
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ATMの画面で「チャージ」を選ぶ
最初の画面で[チャージ]を選択
セブン銀行ATMの最初の画面で[チャージ]を選びます。
[QRチャージ]を選択
チャージできる各種サービスが表示されたら、[QRチャージ]を選択します。
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PayPayアプリでQRコードを読み取る
ATMの画面にQRコードが表示されたらPayPayアプリを開く
セブン銀行ATMの画面にQRコードが表示されたら、PayPayアプリを開きます。
[スキャン]か[チャージ]をタップ
PayPayアプリの「ホーム」タブにある[スキャン]をタップするとQRコードリーダーが起動します([チャージ]→[ATMチャージ]からもQRコードリーダーを起動できます)。
セブン銀行ATMの画面に表示されているQRコードをPayPayアプリで読み取りましょう。
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企業番号をATMに入力
PayPayアプリに表示された企業番号をATMに入力
PayPayアプリでQRコードを読み取ると、スマホの画面に4桁の企業番号(8439)が表示されます。
セブン銀行ATMの画面で[次へ]をタッチすると、4桁の企業番号を入力する画面が表示されます。PayPayの画面に表示された企業番号(8439)を入力し、[確認]をタッチしてください。
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ATMに現金を投入する
取引開始の画面が表示されたら[確認]を選択
取引開始の画面に切り替わったら、[確認]を選択します。
チャージしたい金額を選択
チャージしたい金額を選びます。セブン銀行ATM画面に表示されている金額を選択するか、1000円単位であれば金額を入力して指定することもできます。
なお、セブン銀行ATMでPayPayのようなキャッシュレス決済アプリにチャージした場合、原則おつりは出ません。一部のサービスでは、指定したチャージ金額以上の紙幣をATMに投入した場合、おつりが出ます。
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PayPay残高へのチャージ完了
チャージ完了画面
「ウォレット」タブの「取引履歴」からもチャージ完了の確認ができる
チャージが完了すると、PayPay残高に反映されます(反映に時間がかかる場合もあります)。
「ウォレット」タブの「取引履歴」でもセブン銀行ATMからのチャージ履歴を確認できます。
PayPayにクレジットカードを登録

PayPayに登録したクレジットカード
PayPayの支払い元にはクレジットカードも登録できます。支払い時にPayPay残高ではなく、PayPayを経由してクレジットカードで決済されます。PayPay残高での支払いと違い、チャージや残高を気にしなくていいので、余分な手間が省け、スムーズに支払いをおこなえます。
ただし、PayPayカード以外のクレジットカードを支払い元に設定して支払った場合、基本付与分のPayPayポイントは付与されない点に注意してください。PayPayカードの場合は、PayPayクレジット(PayPayカードをPayPayアプリに紐づけて支払う方法)による決済でPayPayポイントが付与されます。
そして2025年1月以降、PayPayカード以外のクレジットカードをPayPayに登録できなくなります。その場合はPayPayカードを発行して支払い元に設定するか、銀行口座やコンビニATMなどからPayPay残高にチャージするといった方法に変えなければなりません。
- VISA
- Mastercard
- JCB(PayPayカードのみ)
クレジットカードの追加メニューを開く

「アカウント」タブから[支払い方法の管理]を選択

[PayPayカード以外のカード追加]をタップ
PayPayにクレジットカードを登録するには、まず「アカウント」タブから[支払い方法の管理]をタップします。[PayPayカード以外のカード追加]を選択してください。
クレジットカード情報を撮影・入力する

クレジットカード情報を入力して[追加する]をタップ
クレジットカード情報の入力画面が開くので、カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力してください。カメラマークをタップすれば、クレジットカードの自動読み取りもできます。
入力したら
をタップし、クレジットカードの登録は完了です。クレジットカードで支払う

クレジットカードのバーコード・QRコードを表示して支払う
設定したクレジットカードで支払うには、「支払う」タブを開きます。[PayPay残高]をタップして登録したクレジットカードを選択しましょう。
選択すると、上の画像のようにクレジットカードのバーコード・QRコードが表示され、支払いができるようになります。
PayPayの使い方(支払い方法)

PayPayは、実店舗での買い物や食事で使用する機会が多いと思われがちですが、オンラインサービスでの決済や請求書払いに使うこともできます。PayPayを利用できるお店と、実際の支払い方法を解説します。
使えるお店・サービス

PayPayが使えるお店の例
PayPayを使えるお店(サービス)は主に実店舗、ネットサービス、請求書払いの3つで、PayPayの支払いひとつで生活が完結するほど、幅広く網羅されています。
また最近では、自動販売機やオフィスコンビニ、コインロッカーなど、セルフ決済にPayPayが導入されるケースも増えています。特に自動販売機やコインロッカーは出先で急に必要になる場面が多いため、キャッシュレス決済ができると非常に便利です。
- 実店舗(コンビニ、スーパー、飲食店、家電量販店、宿泊施設、百貨店など)
- ネットサービス(総合通販、ゲーム、電子書籍、デリバリー・テイクアウトなど)
- 請求書払い(電気、ガス、水道など)
電気、ガス、水道といった公共料金をPayPayで手軽に支払えるのは魅力です。また、ふるさと納税の支払いにもPayPay支払いが利用できます。
支払い方法
PayPayの支払い方法は、主に以下の3通りとなっています。
- QRコードを見せる(お店が読み取る)
- お店のQRコードを読み取る
- オンラインで決済する
QRコードを見せる(お店が読み取る)方法と、お店のQRコードを読み取る方法は、主に実店舗での支払いとして使われます。オンラインで決済する方法は、ショッピングやデリバリーなどのネットサービスに用いられます。
請求書払いは、アプリのホーム画面にある「スキャン」をタップして、請求書のバーコードを読み取って支払うので、お店のQRコードを読み取る方法に近いと言えます。
実店舗でPayPayを使って支払う

実店舗では会計の時に、店員へ「PayPay(ペイペイ)で払います」と伝えましょう。
支払い方法は、スマホに表示したバーコードを店員の人に読み取ってもらう「コード支払い」と、店頭に掲示されているQRコードをスマホで読み取って金額を入力して支払う「スキャン支払い」があります。
あとは、店員が支払い方を示してくれるので、指示に従ってPayPayの画面を提示して読み取ってもらうか、自分で金額を入力して支払う操作をてください。
PayPayでオンライン決済する


Yahoo!ショッピングの支払い方法にPayPayを選択する場合
Yahoo!ショッピングやUber Eatsなど一部のネットサービスは、PayPayのオンライン決済による支払いに対応しています。支払い画面または商品の購入ページで支払い方法にPayPayを選択すれば、PayPay残高から支払えます。
PayPayで請求書払いをする
![[支払う]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2022/02/17/r-iphone-invasion-password-28.jpg)
PayPayでは、ガス代・電気代などの公共料金、住民税・自動車税・固定資産税などの税金も支払うことができます。PayPayアプリから、紙の請求書のコードを読み取ると、支払い金額が表示されます。内容を確認し、問題がなければ、[支払う]をタップしましょう。
ただし請求書払いの場合、基本付与分(200円ごとに1円相当のPayPayポイント)はもらえない点に注意してください。
PayPayをお得に使いこなすコツ
ここまでは初心者向けにPayPayの基本的な使い方を紹介しました。ここからの内容は応用編です。「PayPayの基本的なことは理解できたけれど、ポイントアップやクーポンなどを上手く活用したい」という人は参考にしてみてください。
PayPayポイントの付与率を上げて効率よく貯める
PayPayでは決済方法によりPayPayポイントの付与率が変わります。ただし、そもそも基本付与分のPayPayポイントを獲得できるのは、
- PayPay残高払い
- PayPayクレジット
- PayPayカード・PayPayカード ゴールドによる決済(PayPayクレジット登録者のPayPayカード利用が対象)
となっており、他社のクレジットカードだとPayPayポイントが貯まらない点に注意が必要です。
また、「PayPayステップ」というポイントアップシステムも支払い元や支払い金額などで付与率が変わるため、事前に知っておいたほうが効率よくポイントを貯められます。
PayPayのポイント付与率は支払い元、支払い金額・回数で変わる

PayPayの決済時にもらえるPayPayポイントの基本付与率は0.5〜1.5%です(200円ごとに付与)。
上図の「PayPayステップ条件未達成」の列に記載しているのがPayPayポイントの基本付与率です。基本付与率は支払い元によって異なり、「PayPay残高払い」なら0.5%、「PayPayクレジット」「PayPayカード決済」なら1%です(それぞれ200円ごとに付与)。
さらに「PayPayステップ」という条件を達成することで、達成した翌月に0.5%加算されます。その場合、「PayPay残高払い」の付与率は1%、「PayPayクレジット」「PayPayカード決済」の付与率は1.5%に上がります。なお、PayPayポイントの付与時期は、決済日の30日後です。

PayPayステップの達成条件
「PayPayステップ」とは、特定条件をクリアすることで、翌月(1カ月間限定)のPayPayポイント付与率が0.5%アップするシステムのこと。ポイント付与率がアップする条件は、
- PayPayアプリもしくはPayPayカード、PayPayカード ゴールドで1カ月あたり200円の決済を30回以上
- PayPayアプリもしくはPayPayカード、PayPayカード ゴールドで1カ月あたりの支払い額が合計10万円以上
となっており、達成するにはかなり厳しい内容です。
また、PayPayステップの条件は月毎に変更することがあるのと、PayPayステップの対象となる支払い方法が指定されている点に注意が必要です。
PayPayステップの対象となる支払い方法は基本付与分と同じく、PayPayクレジット・PayPay残高払い(PayPayポイントでの支払い含む)、PayPayカード・PayPayカード ゴールド(PayPayクレジット登録者のPayPayカード利用が対象)です。PayPayアプリを介してのPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)による支払いはカウント対象外となります。
PayPayステップの達成状況はアプリの支払い完了画面や公式サイトなどから確認できます。
PayPayステップの達成はハードルが高い

毎日のコンビニ支払いに使ってもPayPayステップの条件達成は厳しい
前述の通り、「PayPayステップ」の達成条件はそう簡単にクリアできるものではありません。平日、毎日1000円前後のコンビニ代にPayPay残高払いを使ったとしても、支払い回数は20回程度にとどまり、合計金額も2万円前後におさまってしまいます。
PayPayステップをクリアするには、毎日の細々とした支払いに使いながらも、ネットショッピングやふるさと納税などで大きめの額を支払ったり、サブスクや月々の光熱費の支払いに使ったりすれば条件を達成しやすくなります。
少しでもお得にしたいならPayPayカードを持つのがおすすめ

手っ取り早くPayPayポイントを貯めたい人には「PayPayカード」がおすすめです。年会費無料・即日発行(申し込み時に審査が必要)が可能なクレジットカードで、PayPayカードで決済すると支払い金額に対して1%のPayPayポイントが付与されます(200円ごとに付与)。「PayPayクレジット」(PayPayカードをPayPayアプリに紐づけて支払う方法)を使った場合も付与率は1%となります(200円ごとに付与)。
つまり、PayPayステップで還元率を0.5%から1%にアップさせるには高いハードルをクリアする必要がある一方で、「PayPayカード」または「PayPayクレジット」で決済するだけで1%のPayPayポイント(200円ごとに付与)をゲットできるというわけです。この点で、「PayPay残高払い」と比べると確かな差が存在します。PayPayにおいて、PayPayカードでの支払いには利点があるのです。
「PayPayカード決済」もPayPayステップのカウント対象(ただし事前にPayPayクレジットへの登録が必要)のため、「PayPayカード決済」「PayPayクレジット」の両方を使いこなせば、PayPayステップを達成しやすくなります。達成すれば、PayPayカードの付与率は最大で1.5%、「PayPayクレジット」の付与率も同様に最大1.5%にアップします。



年会費 |
0
永年無料
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還元率 |
1.00% ~ 1.50%
200円ごとに最大1.5%のポイント
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ポイント |
PayPayポイント
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ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
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QUICPay
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申込条件 |
18歳以上(高校生不可)
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審査/発行 |
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
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支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ
国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能
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PayPayの特典を活用する

「超PayPay祭」でPayPayポイントが戻って来る
PayPayでは、太っ腹な特典も随時開催されています。買い物したときにPayPayポイントの付与率が高くなったり、支払った分が抽選で丸ごと還元されたりする特典もあるので見逃せません。
年に数回開催される「超PayPay祭」の「PayPayスクラッチくじ」「PayPayカードスクラッチくじ」は、対象店舗でPayPay残高またはPayPayクレジット、PayPayポイントで支払うと抽選があり、当選結果に応じてPayPayポイントがもらえる特典です。1等は決済金額の全額(100%)、2等は決済金額の5%、3等は決済金額の0.5%がPayPayポイントとして戻ってきます。さらに、PayPayクレジットやPayPayカードの利用で当選確率がアップします。
「PayPayスクラッチくじ」「PayPayカードスクラッチくじ」でのポイント付与上限は、1回あたりおよびキャンペーン期間中で10万ポイントまで。獲得したポイントは、対象の支払いの翌日から起算して30日後に付与されます。
PayPayクーポンを使う


「PayPayクーポン」とは、対象店舗での支払いにPayPayを使うとPayPayポイントが付与されるお得なクーポンのことです。PayPayアプリで事前にクーポンを獲得しておくと、支払い時に自動で適用されるので便利です。
毎週月曜日には「クーポンマンデー」と題して、お得なPayPayクーポンが随時更新されます。さらに、ソフトバンクユーザー限定で最大半額相当が戻ってくるクーポンも用意されています。

「ホーム」タブで[クーポン]を選択

クーポンを探す

使いたいクーポンの[獲得]をタップ
クーポンを取得するには、「ホーム」タブの[クーポン]を選択。表示されたお店の中から、クーポンを使いたいお店を選び、クーポン画面の[獲得]をタップすれば完了です。
あとは通常どおり決済すればOK。クーポンが自動的に適用されてPayPayポイントが貯まります。
Yahoo!ショッピングを利用する

PayPay・LINEアカウントと連携すればYahoo!ショッピングがお得に
Yahoo! JAPAN IDとLINEアカウントを連携し、Yahoo!ショッピングで買い物する際に支払い方法をPayPay残高・PayPayクレジット・PayPayカード・ヤフーショッピング商品券に設定すると、「毎日最大+4%」キャンペーンが適用されます。さらに、Yahoo! JAPAN IDのログインでもらえるストアポイントの「+1%」などを加えると、合計5%のPayPayポイントが貯まります(2024年11月時点) 1 。
また、「5のつく日キャンペーン」では上記の「毎日5%」特典に加えて、対象金額の4%のヤフーショッピング商品券 2 が付与されます。そのほか、Yahoo!ショッピングにはお得に買い物できる日が多数用意されています。詳細は下記の記事を参照してください。
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PayPayポイントは出金・譲渡不可、PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能です
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その他付与上限、条件あり。詳細はこちら
LYPプレミアムに加入する
LYPプレミアムはLINEヤフーが提供するサブスクサービス(月額508円)。「L」はLINE、「Y」はYahoo!、「P」はPayPayの頭文字で、3サービスをよりお得に・より便利に使えるのが特徴です。LYPプレミアムにはさまざまな会員特典が用意されており、なかにはPayPayポイントをお得に貯められる特典もあります。

LYPプレミアム会員に初回登録すると特典がもらえる
2024年11月現在、LYPプレミアムに加入すると最大3カ月間の無料期間が適用され(1人1回限り)、5000円相当の特典(1000円相当のPayPayポイント、ヤフーショッピングで使える2000円OFFクーポン2枚)も付与されます。
ヤフーショッピングで使える2000円OFFクーポンは、LYPプレミアムの登録直後に配布されます。そのため、無料期間中にクーポンを使い、そのあとすぐに解約することもできます。ただし、入会特典のPayPayポイントは無料期間が終わったあとに付与されるため注意してください。
LYPプレミアムのキャンペーン内容や特典付与のタイミングなどの詳細は下記の記事で解説しています。


LYPプレミアム会員はYahoo!ショッピングの付与率が7%。日曜日ならさらに+5%でお得
PayPayポイントを効率よく貯めたい人におすすめなのが、Yahoo!ショッピングでのポイント付与率2%アップの特典(LYPプレミアム会員限定)です。
前述の通り、Yahoo!ショッピングで指定の支払い方法(PayPay残高・PayPayクレジット・PayPayカード・ヤフーショッピング商品券)で買い物すると、「毎日最大+4%」が適用されて5%のPayPayポイントが貯まります。LYPプレミアム会員ならさらに+2%が適用され、付与率は7%にアップします。
さらに、LYPプレミアム会員が日曜日に買い物をするとPayPayポイントが+5%付与される「LYPプレミアム会員なら日曜+5%」キャンペーン(プレミアムな日曜日)を利用すると、+12%の付与率となります。
Yahoo!ショッピング以外にも、LYPプレミアム会員向けの特典は多数用意されています。
会員向けPayPayクーポンの利用、飲食店予約サービス「PayPayグルメ」での予約でPayPayポイント付与率のアップ、電子書籍サービス「ebookjapan」で毎週金〜日曜日に買い物すると最大25%のPayPayポイント還元、などの特典を利用できます。
LYPプレミアムのそのほかの特典
LYPプレミアムに加入すると、上記で紹介したほかにも以下の特典を利用できます。
- 1500万種類以上の対象LINEスタンプが使い放題
- LINEアルバムに動画・オリジナル画質の画像をアップロードできる
- LINEアプリに会員限定フォントを設定できる
- 好きな音楽をLINEの着信音・呼出音に設定できる
- LINEプリが撮り放題、会員限定のフレームも使える
- LINEアプリアイコンの変更でLYPプレミアム限定デザインを選べる
- Yahoo!オークションでシステム利用料が一部戻って来る、限定機能も利用できる
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年会費 |
0
永年無料
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還元率 |
1.00% ~ 1.50%
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ポイント |
PayPayポイント
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ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
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QUICPay
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申込条件 |
18歳以上(高校生不可)
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審査/発行 |
最短2分審査
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最短7分発行(申込5分・審査2分)
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支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ
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