コスパ最高? Amazonプライム・ビデオの6つの魅力と4つの弱点

プライム会員(月額500円)なら実質タダみたいなもの?

数ある動画配信サービスの中でも、コストパフォーマンスが最も高いと評価されているのが「Amazonプライム・ビデオ」(以下、プライムビデオ)。月額500円(年間プランなら実質408円)で視聴できる見放題作品が多数用意されています。

市場調査からもプライムビデオの人気の高さは明白ですが、一方で課金作品の多さや、検索や視聴機能の使いづらさなど、これから登録しようとする人には気になる点もいくつか見受けられます。

本記事では、プライムビデオで実際に見られるコンテンツの紹介に加えて、その魅力と弱点を深く掘り下げます。

Amazonプライム・ビデオとは? 実際に見られるもの

まずは、料金プランや見放題の作品数、画質など、プライムビデオのサービススペックを見ていきましょう。実際にどんなコンテンツが視聴できるかも要チェックです。

プライムビデオはこんなサービス

プライムビデオは、Amazonプライム会員(年会費4900円、月額500円いずれも税込)の目玉特典です。

プライム会員は、追加料金なしでドラマや映画、アニメ、バラエティまで豊富なコンテンツが見放題になるほか、音楽聴き放題サービス「Amazon Music Prime」、対象のKindle本が読み放題の「Prime Reading」 など会費内で同時に数多くのサービスを利用できます。

プライムビデオのサービス概要
料金プラン ※1
  • 通常会員:月会費500円、または年会費4900円(実質408円/月)
  • Prime Student:月会費250円、または年会費2450円(実質204円/月)
無料体験期間 30日間(Prime Studentは6カ月間)
見放題作品数 約1万以上
レンタル作品数 約4万以上(見放題対象外の有料作品)
画質 SD(標準画質)/HD(高画質)/フルDH(最高画質)/4K(Ultra HD画質)
同時に再生できる端末の数 3台(ただし、同一タイトルの場合は2台まで)
ダウンロードできる端末 スマホ・タブレット(iOS/Android)、プライムビデオアプリ対応パソコン(macOS11.4 Big Sur以降/Windows10)※2

※1:いずれも税込価格

※2:見放題作品のダウンロードは2台まで

豊富な対応デバイス、パソコンにもダウンロードできる

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Amazon.co.jp

プライムビデオは、とにかく対応デバイスが豊富です。スマホやタブレットに限らず、新たにプライムビデオアプリ対応パソコン(macOS11.4 Big Sur以降/Windows10)へのダウンロードも可能に。デスクトップなどの大きな画面でも、出先で通信料を節約しながら高画質な映像が楽しめます。

また、Oculus Quest/Quest2といったVRヘッドセットを利用して「Prime Video VR」の視聴ができるようになるなど、対象デバイスの幅は年々拡大しつつあります。

プライムビデオが再生可能なデバイス
  • パソコン(Windows/macOS/Chrome OS/Linux搭載)
  • Amazonデバイス(Fire TV Stick・Fire TV Stick 4K/スクリーン付きEcho端末/Fireタブレット)
  • スマートテレビ・Blu-rayプレーヤー
  • スマホ・タブレット(iOS/Android)
  • メディアストリーミング端末・CATVチューナー(Google Chromecast/Apple TV/Roku/Oculus、など)
  • ゲーム機(Sony PlayStation 3・4・5/Microsoft Xbox Series X・S/Xbox One、など)

ストリーミング再生やダウンロード時の画質は端末や対応コンテンツにより異なります。たとえば、Androidデバイスでは機種によりUltra HD画質で再生できますが、iOSデバイスで再生できるのはHD画質までになります。

またテレビで見る際など、接続されたディスプレイ機器が要件を満たしていない場合、再生可能なフォーマットに調整される場合があります。

「Prime Videoプロフィール」機能を使って家族みんなで楽しめる

「Prime Videoプロフィール」を設定すると、1つのアカウント内で最大6つのプロフィール(子ども用含む)を管理することができます。

各自の視聴履歴に基づいたおすすめコンテンツのほか、シーズンの進捗状況、ウォッチリストなどが個別に表示され、家族みんなで楽しめるのが特徴です。

ブラウザ版あるいはアプリ版プライムビデオのプロフィールアイコンから新規追加(Android版の場合:プロフィールを作成)を選択して登録します。

子ども用プロフィールを設定すると、12歳以下の視聴に適したコンテンツのみが表示されます。

プライムビデオで視聴できるコンテンツ

多ジャンルなだけでなく、あらゆるプラットフォームからさまざまな種類のコンテンツを集めている点にも注目したい

プライムビデオで配信されている作品は、シリーズドラマや映画はもちろん、アニメやドキュメンタリーなど、取り扱うジャンルも多岐にわたります。

人気の作品も含め詳しくは後述しますが、プライム会員特典である見放題作品のほか、定額の月額料金をプラスすることで視聴できる「Prime Videoチャンネル」、最新作や話題作が中心のレンタル・購入作品など、視聴形態も豊富です。

最近では『バチェラー・ジャパン』や『ザ・マスクド・シンガー』に代表されるようなリアリティ番組、プライムビデオ内でしか見られない独占見放題のアニメや、韓流作品などのシリーズものに注目が集まっています。

コンテンツを確認する

Amazonプライム・ビデオ、6つの魅力

プライムビデオの魅力は、コストパフォーマンスとコンテンツの内容、おすすめやレビューなどレコメンド機能の工夫にあると言えるでしょう。さらに、個別定額料金の「Prime Videoチャンネル」も年々ラインナップが豊富になってきています。

1:コストパフォーマンスが最高(他社との料金比較表あり)

プライムビデオ最大の魅力が、コストパフォーマンスの高さです。

プライムビデオは、Amazonプライム会員に用意されている特典の一つ。Amazonプライムには、お急ぎ便・お届け日時指定便などの配送特典をはじめ、200万曲以上が聴き放題で楽しめる音楽配信サービス「Amazon Music Prime」や、「Kindle Unlimited」のタイトルから数百冊が読み放題となる「Prime Reading」、容量無制限のフォトストレージ「Amazon Photos」など、さまざまなサービスが用意されています。

プライムビデオもそのうちの一つで、追加料金なしで利用できます。

プライム会員には年間プランと月間プランがあり、前者は年4900円、後者は月500円(いずれも税込)。1カ月あたりの費用は、年間プランで408円という安さです。HuluNetflixなど他の定額制動画配信サービスと比べてもリーズナブルといえます。

さらに学生限定の学割プラン(Prime Student)なら、プライムビデオを含む全特典が6カ月間無料なだけでなく、会費も通常の半額(月額250円/年額2450円)で利用できます。

学生限定、Amazon「Prime Student」とは? 料金や特典、6カ月の無料登録、解約方法など

代表的な動画配信サービスとの料金比較
  月額料金(税込) 見放題コンテンツ数
U-NEXT 2189円 24万本以上
Netflix 990円/1490円/1980円 非公開
Hulu 1026円 7万本以上
ABEMAプレミアム 960円 約3万エピソード
FODプレミアム 976円 7万本以上
dTV 550円 非公開
Amazonプライム・ビデオ 500円(年会員だと月額実質408円) 約1万以上
dアニメストア 440円 4400作品以上

2:見放題の独占配信作品が拡充されてきた

見放題になるのは「Prime Video」で配信されているコンテンツの一部です。見放題ではないコンテンツは、レンタルまたは購入して視聴します。プライムビデオには随時新しいタイトルが追加され、コンテンツの総数は日々変化しています。

最近ではAmazonオリジナル作品に加えて、邦画や人気アニメの劇場版など、プライムビデオで見放題独占配信される作品が増えてきています。

有料コンテンツの価格はレンタル/購入、タイトルや画質などにより異なります。一般的なレンタル作品の価格は200円から500円程度。旧作は冒頭話が0円、それ以降のエピソードも200円前後でレンタルできるものが多く、見逃していた作品を見るのにちょうどよい価格設定です。

購入作品は、1000円から2500円(ドラマの場合1シーズン単位)程度のものが多いようです。レンタル期間は30日間で、再生後の視聴期限は作品によって異なります(48時間〜7日間)。

随時入れ替わる作品群

アメリカのテレビドラマも豊富

2022年1月時点で正確な配信数は公表されていませんが、筆者の計測で配信総数は5万本以上。うち、アニメやバラエティ、ドラマなどのテレビコンテンツが3万本以上と充実しています。

そして、プライム会員特典はこのうちの1万本超と限定的。最速見逃し配信などもありますが、こちらは有料(レンタル・購入・Prime Videoチャンネルでの配信)コンテンツが多く、見放題対象の最新作は少ない印象です。

3:個性的な配信ラインナップ、特にオリジナル作品はおもしろい

HuluやNetflixをはじめ、最近ではどの動画配信サービスもクオリティの高いオリジナル作品の配信に力を入れています。プライムビデオでも、アメリカで制作されたオリジナル作品に加え、2016年からは日本独自のタイトルも登場しています。

Amazonオリジナル国内ドラマ

海外制作オリジナル作品

配信スタートして以来、看板番組ともなった『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』や、恋愛・婚活リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』『バチェロレッテ・ジャパン』、全米で人気を博した音楽番組の日本版、セレブが完全に正体を隠した状態でパフォーマンスを競い合う『ザ・マスクド・シンガー』など、他では見られないユニークな作品が続きます。

エド・シーランの注目アルバム『=』のミュージックビデオ『Ed Sheeran: The Equals Live Experience』や、アリアナ・グランデ、サム・スミスらのライブ映像など、音楽コンテンツが充実してきているのも最近の特徴です。ドラマやバラエティにとどまらず、映画やアニメの実写化作品に至るまでオリジナルコンテンツのジャンルは年々幅広くなってきています。

4:おすすめ機能やユーザーレビューで自分好みのコンテンツに出会える

「何を観ようかな」というときに参考になるのが、プライムビデオのおすすめ機能です。トップページには「閲覧履歴(視聴履歴)に基づくおすすめ」や「あなたが興味のありそうな映画(TV番組)」が表示され、1つの作品から似たような作品が次々と見つかります。

また特徴的なのが、ユーザーの投稿したレビューが全文読める点です。もちろんネタバレには十分に注意しなければなりませんが、いいところや悪いところが克明に書かれていることが多く、観る作品を決める時のフィルターになります。

星の数で作品評価をする動画配信サービスは、何が良くて何が悪いのかはっきりしませんが、プライムビデオならそのようなことがありません。

「高評価された作品」カテゴリーから選択することもできる

またレビューの数を見て、人気作かどうかを判断する人も多いでしょう。高評価の作品や賛否が分かれた作品など話題性があったものは、いずれもたくさんのレビューが投稿されています。『コンフィデンスマンJP』『今日から俺は!!劇場版』といった人気作品に至っては、なんと4000件を超えるレビューが投稿されているものもあります。

書き込みが多い作品は、それだけ多くの人が観ている証拠です。観たい作品が見つからないときは、こうした作品からチェックするというのもアリかもしれません。他人の評価で視聴するものを決めたくないという意見もあると思いますが、つまらないコンテンツにがっかりさせられるリスクは軽減できます。

5:無料体験がうれしい、充実のPrime Videoチャンネル

幅広いジャンル展開が特徴の全53チャンネル(2022年1月現在)

プライム会員特典の一つで、追加の定額料金で好きなチャンネルを個別に視聴できるのが「Prime Videoチャンネル」です。

TV番組、スポーツ、ドキュメンタリー、ニュースなどの幅広いジャンルが揃い、ライブ配信をおこなうものもあります。ほとんどのチャンネルに無料体験期間が設けられており、支払いは希望のチャンネル分だけです。特定ジャンルの旬なコンテンツを求めるユーザーには、見放題以上に魅力的だとも言えます。

それぞれサービスを個別に契約するより割安なチャンネルもあります。具体的には、NHKで放送された番組の見逃し配信と過去のアーカイブ作品約7000本が楽しめる「NHKオンデマンド」や、テレビ放映中のものも含め4000作品以上のアニメが揃う「dアニメストア for Prime Video」、スターチャンネルのプログラムから人気映画や最新の海外ドラマを厳選した「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS」などが挙げられます。

ただし、配信内容やコンテンツ数、画質など、チャンネルによってサードパーティのオリジナルサービスと異なる場合が多いほか、無料体験期間の有無や期間の長さもそれぞれのチャンネルで異なります。

Prime Videoチャンネル一覧
ジャンル チャンネル 内容 月額料金(税込) 無料体験期間※
日本映画・TV番組 NHKオンデマンド 連続ドラマや大河シリーズ、NHKスペシャル、ドキュメンタリーなどの見逃し・アーカイブ映像約7000本 990円
+松竹
PLUS SHOCHIKU
「必殺仕事人」「男はつらいよ」などの名作邦画 330円 14日間
東宝名画座

喜劇・特撮シリーズなど東宝の名作映画

390円
マイ★ヒーロー 東映による、1950〜90年代懐かしの特撮ヒーロー作品 499円
シネマコレクション 大映・角川映画・日本ヘラルド映画など約300本以上 396円
JUNK FILM 60〜70年代のエロス系Vシネマや「不良番長」シリーズなどの掘り出し作品約126タイトル 499円
日本映画NET 日本映画を代表する監督の話題作 550円
時代劇専門チャンネル 「暴れん坊将軍」「鬼平犯科帳」などの時代劇
V★パラTVプラス Vシネ・パチンコ・麻雀・グラビアなど 499円
極道戦線 極道・任侠・アウトロー作品 550円
外国映画・TV番組 韓流チャンネル 韓国ドラマ・映画・バラエティー番組
Channel K 韓国ドラマ・映画・Kポップなどエンタメ
エンタメ・アジア 韓国・中国・台湾・タイなどのアジアドラマ 660円
シネフィルWOWOWプラス 30カ国以上で制作されたクラシック映画・カルト・ハリウッド大作など230本以上 390円
スターチャンネルEX 最新の海外ドラマとスターチャンネルの厳選良作映画 990円
STARZPLAY 人気のプレミアTVシリーズ・映画 600円 7日間
アジアドラマチャンネル 韓国・台湾・中国などのアジアドラマや映画 880円 14日間
MTV 海外恋愛リアリティ番組やオリジナルドラマ 330円
KBS ワールド プラス 韓流ドラマや音楽バラエティ、ニュースなど 795円 14日間
アニメ&キッズ dアニメストア for Prime Video TVアニメを中心に3000作品ほどを配信 440円 30日間
アニメタイムズ 講談社・集英社・小学館の名作アニメ 437円
東映アニメチャンネル TVアニメ、TVスペシャル、OVA、アニメ映画が3900本以上 350円 14日間
NHKこどもパーク 「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」などのNHK人気子どもコンテンツ 397円
ニコロデオン 「スポンジ・ボブ」「アバター 伝説の少年アン」などのニコロデオン人気子どもコンテンツ 440円
キッズステーション・オンデマンド オリジナル知育番組を数多く配信 217円
スポーツ&フィットネス J SPORTS サッカー・野球・ラグビー・モータースポーツなどの豊富なスポーツ中継やニュース 2178円
GOLFTV PGA TOUR・LPGA Tourが見放題 1000円 30日間
バスケットLIVE B.LEAGUE B1全試合ライブ配信 300円 7日間
ブンデスリーガ LIVE ブンデスリーガ毎節全試合を中心に配信 980円
Tリーグ TV Tリーグ公式戦全試合ライブ配信 198円
yoga esse ダイエット、フィットネス、ヨガのレッスン動画 550円 14日間
セントラルスポーツ・フィットネスチャンネル エアロビクス・ヨガ・ピラティスなどのレッスン配信 440円
ニュース&ドキュメンタリー テレ東BIZ SELECT テレビ東京の経済番組、ドキュメンタリー 550円 30日間
HISTORY 歴史エンターテイメント、ドキュメンタリーなど 330円 14日間
BBCワールドニュース 英国BBC放送センターのニュース、ドキュメンタリー、ビジネス情報 792円
日経CNBCプラス グローバル市場のマーケット・経済情報をリアルタイムで配信 990円
総合バラエティ 大阪チャンネルセレクト お笑いライブ、NMB48、全国バラエティなど 407円 14日間
カンテレドーガCHANNEL 関西テレビの人気ドラマ、バラエティ、関西ローカル番組など 356円
よしもと劇場プレミアム 全国の吉本劇場公演 1500円
MEN’S NECO+オンデマンド アクション、ギャンブル、グラビアなどの大人向けコンテンツ 459円
ABCオンデマンド 朝日放送グループの人気バラエティやドラマ 399円
MBS動画イズムSelect MBS(毎日放送)の最新バラエティや過去の人気番組 280円
ファミ劇Neoプラス 声優・アイドル・オカルト・アニメ・ドラマなど 550円
エンタメ~テレ☆バラエティ オンデマンド ホラー・麻雀・パチンコなどの大人向けコンテンツ 387円
ホビー&カルチャー 釣りビジョンセレクト あらゆる釣りジャンルを網羅、釣り専門チャンネル 550円
寄席チャンネル 落語・お笑いSELECT 落語の独演会、講談・すずらん亭シリーズなど
鉄道チャンネル 鉄道紀行、旅・グルメなどの鉄道専門チャンネル 880円
ミュージック タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン 宝塚歌劇の舞台やトーク番組 1650円
Qello Concerts by Stingray 海外トップアーティストのライブ 490円 14日間
ミュージック・エア 海外アーティストのライブ&ドキュメンタリー 298円
スペシャオンデマンド スペースシャワーが配信する音楽専門チャンネル 770円
ダンスチャンネル オンデマンド ストリート、フラ、社交、チア、エクササイズなどのダンスコンテンツ 387円
その他のカテゴリー Channel恐怖 心霊・ホラー・怪談 550円

※ 2022年1月現在

6:ウォッチパーティ機能で友だちと一緒に楽しめる

お気に入りの番組やシリーズ作品を、友達とチャットしながら一緒に楽しめる「ウォッチパーティ」機能も新たに追加されました。

参加できるのは最大100人まで。ホストと参加者全員がAmazonプライム会員に登録済みであるか、対象動画をレンタルまたは購入している必要があります。ライブコンテンツやPrime Videoチャンネルでは利用できません。

2022年1月現在、ウォッチパーティーが利用できる端末は以下の通り。各作品の詳細ページ横にある「ウォッチパーティー」アイコンをクリックし、チャット用の名前を作成して、招待リンクを他のユーザーとシェアするだけで簡単に始められます。

ウォッチパーティーを作成したユーザーが、再生や一時停止、巻き戻し、早送りなど一連の操作をおこなえる仕組みです。退出や視聴の再開は自由ですが、一度退出するとリアルタイムなチャット体験からは切り離されます。

ウォッチパーティー対応端末
  • Fire TV
  • スマホ(iPhone/Android)
  • iPad、タブレット(AndroidタブレットまたはFireタブレット)
  • パソコンブラウザ(Internet ExplorerとSafariを除く)

Amazonプライム・ビデオ、4つの弱点

あくまで、プライム会員特典の一つであるプライムビデオ。十分に内容は充実していますが、他の動画配信サービスと比較して気になる点もいくつか挙げられます。

1:配信終了に注意、作品の入れ替わりが割と激しい

たとえば2022年1月18日時点で、30日以内にプライム会員特典でなくなる作品は264点

まず一つ目の気になる点は、タイトルの入れ替わりが頻繁にあるということです。

どの動画配信サービスでも、同じ作品がいつまでも配信されているわけではありません。契約が更新されるタイミングなどで、タイトルの入れ替えがおこなわれます。プライムビデオでは、この入れ替えが割と頻繁です。

「もうすぐ配信終了」カテゴリで確認すると、相当数の作品が無料でなくなるのがわかると思います。気になる作品をとりあえずウォッチリストに登録し、「あとで観ればいいや」と思っていた場合に悔しい思いをするのは避けたいものです。

配信終了の有無は、作品の詳細画面からも確認できる

一部の作品は期間をおいて再登場することもありますが、どれだけ待てばいいか誰にもわかりませんし、そもそも保証もありません。ウォッチリストに追加した作品は溜めておかず、なるべく早めに観るのがおすすめです。

2:見放題の作品数は多くなく、人気の作品は有料が目立つ

前述のように、配信数に占める見放題対象数はさほど多くありません。これはプライムビデオに限ったことではなく、他の動画配信サービスでも同様のケースが見受けられます。

プライムビデオが他のサービスに先駆けて限定・先行配信している作品、海外ドラマの最新エピソードや人気シリーズは、有料であるケースが多くなっています。この点、プライムビデオが動画配信専門サービスではなく、あくまでAmazonプライム会員特典の一部である点を意識する必要がありそうです。

見逃し配信やリアルタイム配信を無料で提供している動画配信サービスに比べると、プライムビデオは「見放題作品の中に今観たいコンテンツがない」という不満につながりやすいかもしれません。

3:字幕切替や検索、倍速再生など、機能的に物足りない

海外ドラマや映画で語学の学習をしたいと考えている人にとって、プライムビデオが最適とは言い難いでしょう。字幕を非表示にすることはできますが、再生途中で字幕と吹き替えが切り替えられないほか、英語字幕も用意されていないためです。

HuluやNetflixなど、英語字幕が用意されている動画配信サービスを使ったほうが効率が上がります。また、動画の再生速度を変更することもできません。

【アプリ版】絞り込みはカテゴリーとジャンル、言語から。基本はキーワード検索

【ブラウザ版】絞り込み検索で指定できる項目はブラウザ版の方が多い

また気になるのは、アプリの使い勝手、特に検索機能が弱い点です。

STB(セットトップボックス)・スマホ向けアプリともに、大まかなカテゴリからの作品検索はおこなえますが、パソコンのブラウザ版のように細かい検索条件を指定することができません。

テレビではカテゴリーからの絞り込みに加えて、デバイスによっては音声検索も可能

このほか、Fire TV Stickではプライムビデオの特徴の一つであるユーザーレビューが表示されない点も残念です。レビューに関してはネタバレの側面から賛否あると思いますが、ブラウザの使い勝手と異なる点は否めません。

4:iOS版アプリからはレンタル作品を購入できない

iOS版アプリ

Android版アプリ

プライムビデオは、iOS版アプリからはレンタル作品を購入できません(Android版アプリは可)。iPhoneユーザーは、事前にブラウザやTVから購入手続きをしないといけないため、常に手元のアプリで視聴しているユーザーは不便に感じるでしょう。

なお、万が一誤って有料作品をレンタル/購入してしまっても、ダウンロードやストリーミング再生を一度もおこなっておらず、注文から48時間以内であればキャンセルできます。

まとめ:プライムビデオがおすすめの人は?

月単位換算にすると408円(年間プラン)で利用できるプライムビデオは、現状でコストパフォーマンスの最も優れた動画配信サービスです。

プライム会員になれば、ショッピングの送料は無料になるし、音楽も聴けて、本も読める。そのうえ動画が見放題です。どう考えてもお得なのは間違いありません。ただし、これらはプライム会員の魅力であって、プライムビデオの魅力ではありません。

プライムビデオの使用感をまとめてみると、次のようなものになります。

  • 最新の海外ドラマや日本のテレビをよく見る人には正直物足りない
  • 作品の入れ替えは頻繁にあるが、ラインナップが常に新鮮であるとも言え、幅広い作品が楽しめる
  • レンタル作品もセールなどをうまく活用すれば、見たい作品の相当数をカバーできる

またAmazonプライム会員は、特典を利用していない場合を除いて、途中でキャンセルすると返金を受けられないことがあるといった点には注意が必要です。

HuluやNetflixなら、使わない月は更新を停止することができます。プライムビデオでも同じ使い方をしたいなら、月間プランを利用するのが無難です。この場合、年間で1100円高くなりますが、30日間の無料体験後も悩んでいたら、月間プランに切り替えてしばらく使ってみるという選択肢もありでしょう。

EDITED BY
SORA