Amazonの有料会員サービスである「Amazonプライム(アマゾンプライム)」。年額4900円の年間プランまたは月額500円の月間プランに加入すれば、ショッピングのお急ぎ便やプライムビデオ、Prime Musicなど、非常に多彩なプライム特典を利用できます。
しかし実際には、プライム特典をあまり利用しなかったり料金が割高に感じたりと、解約・退会を考えている人もいるでしょう。
この記事では、Amazonプライム会員を解約・退会する方法を紹介。いつ解約するのが有利なのか、解約時にどのくらい返金されるのか、電話で解約できるのかといった疑問点も解決します。さらに、Amazonプライムの無料体験期間中に解約した場合にはどうなるのかについても解説しています。
Amazonプライムはいつ解約すべき? いくら返金される?
Amazonプライムでは、解約のタイミングを選ぶことができます。また、未使用分を返金する仕組みもあります。それぞれ確認していきましょう。
Amazonプライムの解約タイミング
Amazonプライム会員の解約タイミングには、以下の2通りがあります。
- 次回更新日での解約
- 今すぐ解約(即時解約)
次回更新日での解約を選んだ場合、次回更新日のタイミングで自動的に解約となります。即時解約を選ぶと、その瞬間からプライム会員の特典を利用できなくなります。
「更新のタイミングまではAmazonプライムを使い続けたいけれど、それ以降は使いたくない」という人は、次回更新日での解約を選択するのが無難でしょう。なお、ユーザーの利用状況によって即時解約を選択できない場合があります(詳細は後述)。
Amazonプライム解約時の返金
Amazonプライムの解約時には返金制度があります。これは、Amazonプライムの特典をどれだけ利用したのかをAmazonのシステムで自動算出し、未使用分を返金するというものです。
1カ月間でまったくAmazonプライムの特典を利用していなければ全額が返金されるケースもありますし、たとえ1日でも特典の利用頻度が高ければ返金される金額が少なくなることもあります。
返金がある場合はクレジットカードに返金されます。Amazonによる返金手続きは1〜3営業日ほどかかり、返金の期日はクレジットカード会社によって異なるようです。なお、Amazonプライムには月額支払いと年額支払いがありますが、返金額の算出方法についてはどちらも同じです。
なお、プライム特典の利用頻度が高く返金がない場合、「今すぐ解約する」を選択できない場合があります。返金がないのであれば即時解約ではなく次回更新日での解約となったほうが、ユーザーにとって長くプライム特典を受けられるメリットがあるためです。「今すぐ解約する」を選択できないことによるユーザー側のデメリットはありません。
結局、Amazonプライムはいつまでに解約すべき?
前述のとおり、Amazonプライムでは解約のタイミングを選択でき、利用状況に応じて返金制度があります。これらを踏まえると、結局いつ解約するのがよいでしょうか。
「ほとんどAmazonプライム特典を利用しておらず、これからも利用するつもりはない」という人は、即時解約しても問題なさそうです。そのタイミングで解約してしまって、返金額を確保したほうが有利といえるでしょう。
反対に、これまでそれなりにAmazonプライム特典を利用してきたという人は、次回更新日での解約のほうがベターかもしれません。利用頻度が高いとそもそも返金額が期待できないため、契約期間ギリギリまでAmazonプライム特典を享受したほうが得策と考えられます(もちろん、特典利用でさらに返金額が減るリスクもありますが)。
とはいえ、更新日の前に解約してしまえばユーザーが不利益を被ることはないでしょう。
Amazonプライムの無料体験期間でも解約できる
Amazonプライムには、新規加入すると30日間の無料体験を利用できます。30日間は有料会員と同じく、お急ぎ便やプライムビデオなどの特典が無料で利用できるというものです。
無料体験期間中だけAmazonプライムを利用したい、解約を忘れて課金されてしまうのが心配といった人は、あらかじめ有料会員に自動更新されないよう設定しておくのがおすすめです。
有料会員に自動更新されないようにする設定は、有料会員が解約するときと同様の手順です。解約手続きのページで[(日付)特典と会員資格を終了]を選択すれば、無料体験期間終了日に自動解約となり、有料会員に移行することはありません。
Amazonプライムの無料体験期間を利用できるのは、1人につき1回までです。もし無料体験期間を終えているユーザーが退会後にもう一度加入した場合、再び無料体験期間を利用することはできません。
Amazonプライムを解約する方法
Amazonプライム会員を解約する方法はいくつかあります。ここでは以下の3つの方法を紹介しています。
いずれの方法でも、即日解約するか次回更新日に解約するかを選択できます(即時解約は返金がある場合のみ選択可能)。
方法1:スマホアプリから解約する
Amazonアプリからプライム会員を解約する方法は以下の通りです。
iOS版アプリで解説していますが、Android版アプリでも操作手順は同様です。
方法2:PC(パソコン)のWebページから解約する
PCでAmazonを利用する機会が多い人であれば、Webページから解約も可能です。以下のAmazonプライム会員登録キャンセルページにアクセスして手続きしてください。
念のため、以下でAmazonのトップページを表示してから解約に至るまでの手順を紹介します。
方法3:電話・チャットで解約する
アプリやWebページ(ブラウザ)だけでなく、Amazonのカスタマーセンターに電話やチャットで問い合わせることでも解約手続きは可能です(24時間365日対応)。解約にあたってオペレーターに質問がある場合、電話やチャットで質問してから解約するのがいいでしょう。オペレーターに解約したい旨を伝えれば解約できます。
[Amazonから電話する]を選択し、自分の電話番号を入力すると、Amazonのオペレーターからユーザーに電話をかけてくれます。Amazonのカスタマーセンターに問い合わせる方法は、以下の記事で解説しているので参照してください。
Amazonプライムの解約に関するよくある疑問と答え
Amazonプライムを解約する際によくある疑問点とその答えをまとめています。
解約時の返金は日割り計算?
解約時の返金は、日割り計算ではありません。
解約時に返金がある場合、返金額はユーザーの利用状況によって決まります。
たとえば、更新日直前までまったくプライム特典を利用していなければ全額が返金される場合もありますし、更新日当日にプライム特典を数多く利用すれば解約時に返金されないという場合もあります。
解約したのにプライムビデオなどを利用できる?
Amazonプライムを解約したのにプライムビデオなどのプライム特典を利用できるのは、解約のタイミングが次回更新日までであることが考えられます。
前述の通り、プライム会員の利用頻度が高くて返金がない場合、「今すぐ解約する」を選択できず、次回更新日での解約しか選択できなくなります。
そのため、解約手続きした日から次回更新日(=解約される日)まではプライムビデオなどのプライム特典を利用できるのです。
年額払い(年会費)でも返金される?
年額払いでAmazonプライムに加入しているユーザーが解約する際も、利用状況によって返金される場合があります。
返金される条件などは月額払いの場合と同様です。利用状況によっては返金されないこともあります。