【2021】Kindle端末のおすすめ機種は? 最新全モデルの比較と選び方

「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」など

Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズに、新モデル「Kindle Paperwhite(第11世代)」が登場しました。

電子書籍リーダーとして人気のKindle端末ですが、ディスプレイは電子ペーパーと呼ばれる反射型の液晶を使用し、明るい場所では紙と同じように表示できます。暗い場所では、フロントライトと呼ばれる方式で画面を照らしています。つまり、スマホやタブレットの液晶のように画面の後ろから強く光るわけではないため、おだやかに明るく長時間の読書でも目に優しく読みやすいのです。

この記事では、Kindleシリーズでいま買える最新機種を比較して、選び方やおすすめモデルを紹介します。取り上げるのは「Kindle(第10世代)」「Kindle Paperwhite(第11世代)」「Kindle Oasis(第10世代)」で、通信内蔵モデルやキッズモデル、シグニチャーエディションの特徴などについても解説しています。

本体サイズと重さ、質感などを比較

左上から右回りに、Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasis、iPhone 13 Pro Max

本体サイズを比べてみましょう。Kindleはかなりコンパクトで、Kindle Paperwhiteが一回り大きくなります。また、Kindle OasisもKindle Paperwhiteに近い面積です。

今回は参考のためにiPhone 13 Pro Maxも並べてみましたが、スマホと比べるとずいぶん大きいことがわかります。ただし、かなり軽いので長時間手に持って読書をしても苦痛は感じません。

  ディスプレイ サイズ 重さ

Kindle

(第10世代)

6インチ 160×113×8.7mm 174g
Kindle Paperwhite(第11世代) 6.8インチ 174×125×8.1mm 205g
Kindle Oasis(第10世代) 7インチ 159×141×3.4〜8.44mm 188g

注目したいのは、Kindle Paperwhiteが狭額縁になったことです。Kindle Oasisも狭額縁だったので、Kindleだけが額縁が太く見えます。電子ブックリーダーにとって額縁が太いのは悪いことではありません。額縁が太いほうが持ちやすいという人もいます。

とはいえ、持ち歩きや使い勝手を考えると、なるべくコンパクトで画面サイズが大きい越したことはないのです。なお、Kindleは防水ではないため、お風呂やプールでの読書には向きません。

ディスプレイのサイズと表示バランスを比較

左のKindleだけが一回り小さな画面になる。真ん中のKindle Paperwhiteと右のKindle Oasisは画面サイズが近い

ディスプレイのサイズをチェックしてみましょう。ほぼ同じ本体サイズならディスプレイは大きいほうがよいと思うかもしれません。しかし、電子書籍リーダーの場合はバランスが大事です。

小説など文字ばかりの本を読むときには、画面が大きすぎると文字を目で追うのが大変になります。たとえば10〜11インチのiPadで小説を読むと、画面が大きすぎると感じる人もいるでしょう。Kindleシリーズなら頃合いのサイズなのでそんな心配はありません。

PDFを作成し3機種に読み込ませた。Kindleはほかの2機種に比べて画像表示もひと回り小さい

Kindleは6インチで画面はかなり狭くなります。文庫本感覚で小説を読むなら問題ありませんが、マンガを読むにはかなり窮屈です。Kindle Paperwhiteは6.8インチの大画面になり、小説やマンガが読みやすくなりました。Kindle Oasisも7インチで使いやすいサイズです。

画質とライト(見やすさ)を比較

Kindle PaperwhiteとKindle Oasisは300ppiの高解像度モデルです。文字もくっきりと美しく表示できます。Kindleは167ppiと解像度がやや落ちます。

上がKindleで下がKindle Paperwhite。文字のキレに差がある

Kindle Paperwhite

しっかり比較すると文字の輪郭のキレが違っている

写真を比較すると、Kindle(上)はKindle Paperwhite(下)よりやや画質が荒く感じる

KindlePaperwhite(上)とKindle Oasis(下)の比較ではさほど差を感じない

端末を並べて比較すると文字のキレが違いますし、マンガなどの絵も美しさに少々違いがあります。とはいえ横に並べて比べなければ、それほど違いを感じることはないでしょう。普通に小説を読むならKindleでも十分だと感じる人が多いはずです。

また、Kindleシリーズはフロントライトという形で、LEDライトで電子ペーパーを照らして暗い部屋でも快適に読書ができます。

暗い場所で端末の明るさを最大にして撮影。Kindle(左)が一番暗く、Kindle Oasis(右)が最も明るい

3モデルともフロントライトを搭載しているので、暗い場所でも本が読めます。ただし、Kindleは4個、Kindle Paperwhiteは17個、Kindle Oasisは25個と差があります。もちろん、ライトが多いほど明るくくっきり表示できます。

Kindle(左)以外は色合いの調整に対応する

Kindle PaperwhiteとKindle Oasisは画面の色合いを調整できます。部屋の明かりが暖色の場合には調整すると読みやすくなるでしょう。3製品を比べて見ると、Kindleがどうしても見劣りします。

Kindle PaperwhiteはUSB-C端子に変わった

さらに新型のKindle Paperwhiteの充電端子はUSB Type-Cコネクタを採用しました。これまでのmicroUSBに比べると、使い勝手が大きく向上しています。

KindleとKindle Oasisの充電端子は、残念ながらまだmicroUSBです。

各機種の特徴と容量・価格などを確認

続いては、各機種の違いと知っておきたいポイントを紹介します。それぞれ「広告付き」モデルが用意されています。また、Kindle Oasisにはデータ通信付きモデルもあります。

広告付きモデルとは、たまにバナーや全画面の広告が表示される製品です。その分、価格が安くなっています。毎日のように本を読む人には、広告がうっとうしいと感じるので、広告なしモデルをおすすめします。とにかく少しでも安く買いたいなら、妥協して広告つきでもよいでしょう。

またデータ通信の付いているモデルは、出先で本をダウンロードする際にもWi-Fiにつなぐ必要がありません。データ通信にかかる費用はAmazonが負担するので、月々の支払いはないのがメリットです。出先で頻繁に本を読むユーザーには魅力的です。

Kindle(キンドル)

Kindle(第10世代)

Kindle(第10世代)」は2019年4月10日発売のモデルです。最も安価なタイプで「電子ブック入門」に向いています。容量は8GBなので、テキストメインの小説などを読むなら十分です。シンプルなモデルでサイズも小さいので、カバンにもすっきり収まるのもメリット。

ただし、画面が狭いのでマンガや雑誌を読むには不向きかもしれません。さらに防水非対応なのも残念なポイントです。

  • 広告なし:1万980円(税込)
  • 広告付き:8980円(税込)

Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)

Kindle Paperwhite(第11世代)

Kindle Paperwhite(第11世代)」は2021年10月に登場したばかりのいま最もおすすめの最新モデルです。画面が広く充電端子もUSB Type-Cに変わっています。操作のレスポンス速度も向上しており、快適に本が読めます。

1度のフル充電で最大10週間の利用が可能になります。ストレージは8GBなので、文字中心の本を読むなら十分な容量ですが、マンガなどを多く保存したい人には不足を感じるかもしれません。

広告付きまたは広告なしモデルが選べますが、通信内蔵モデルはなくなりました。

  • 広告なし:1万6980円(税込)
  • 広告付き:1万4980円(税込)

Kindle Paperwhiteには、シグネーチャーエディションも用意されています。ストレージが32GBに増え、Kindle端末初のワイヤレス充電にも対応しています。また、画面の明るさが自動調整できる点も通常モデルとは異なります。

左のKindle Paperwhite シグネーチャーエディションは明るさの自動調整に対応

Kindle Oasis(キンドルオアシス)

Kindle Oasis(第10世代)

Kindle Oasis(第10世代)」は、2019年7月に発売された上位モデル。本体にはハードウェアボタンが搭載されていて、ページめくりが快適です。片手で本を読み続けるにも画面をタッチする必要がありません。タッチしすぎてページが行きすぎることもなく、操作性はとても良好です。

ただし、いきなり買うには価格が高く、すでにKindleを持っている人の買い換えや、ヘビーな読書好きにおすすめします。

第10世代の特徴は、色調整ライトを搭載していることです。ホワイトからややオレンジがかった色合いまで、好みに合わせて色を調整できます。紙の本の色も真っ白というよりはややアイボリーな色味であることが多いので、Kindle Oasisの画面はとても自然です。暗い部屋で読むには、画面が多少オレンジがかっているほうがおだやかに感じられます。

通信内蔵モデルは、このKindle Oasisのみになりました。

Kindle Oasisの容量と税込価格
  Wi-Fiのみ Wi-Fi +無料4G
8GB(広告なし) 3万1980円 -
8GB(広告付き) 2万9980円 -
32GB(広告なし) 3万4980円 4万980円
32BG(広告付き) 3万2980円 -

通信内蔵モデルのメリットと使い方

4Gモデルの特徴は、いつでもどこでも通信ができることです。Wi-Fiがない場所でも、読み進めた位置の保存ができたり、書籍のデータをダウンロードしたりすることが可能です。

Wi-Fiがないエリアでは4Gで通信する。画面上部右にLTEの表示がある

Wi-Fiに接続すると4Gから通信が切り替わる仕組み

たとえば、自宅ではiPadを利用してマンガを40ページまで読み進めたとします。外出先では、Kindle Oasisで同じマンガを読む場合には、4Gでデータ通信がおこなわれて40ページから引き続き読めるわけです。

マンガなどファイルサイズが大きいコンテンツは4Gではダウンロードできない

Wi-Fiがない場所でも書籍データのダウンロードがおこなえます。ただし、マンガなどファイルサイズの大きな本は、4G回線ではダウンロードできない場合があります。その際には、Wi-Fiで通信できる場所に移動してダウンロードします。

Wi-Fiが使える場所では常にWi-Fiで利用することになります。外出するなどしてWi-Fiが使えない場合に自動で、4G通信に切り替わります。通信費用は本体代金に含まれているので、月々の料金はかかりません。

小説をよく読む人には、4Gモデルがおすすめです。Kindle Oasisの場合、4Gモデルは広告なしの32GBしか用意されていません。同じく広告なしの32GB、Wi-Fiモデルとの価格差は6000円です。せっかくですから、ハイエンドモデルが欲しいユーザーは買っても満足できるはずです。

2機種に用意された「キッズモデル」の特徴

KindleとKindle Paperwhiteには、それぞれキッズモデルがラインナップされています。基本的には通常モデルと変わりませんが、専用のカバーが付いているのが外観上の違いです。カバーは色やデザインが選べるので、子どもの好みに応じて選べます。

最大のポイントは、本が読み放題になる「Amazon Kindle+」が1年間付いてくることでしょう。子ども文庫から児童文学の名作、歴史・科学などの知育分野まで、1000冊以上の子ども向きの本が読み放題です。読み放題にない本でも、親が購入して追加することができます。

ペアレンタルダッシュボードの見守り機能で、本を読んだ時間や興味を持っているカテゴリーなどもわかります。また、2年間保証が付いてくるので、万が一壊れても交換してもらる点も見逃せません。Kindleは壊れにくいデバイスですが、小さなお子さんにも安心して渡せるわけです(保証には条件があります)。

Kindle Paperwhite キッズモデル(第11世代)
16,980
情報更新:2021年11月21日
Kindle キッズモデル(第10世代)
ブランド
Amazon
発売日
6,980
情報更新:2021年10月29日

まとめ

ズバリ、おすすめは「Kindle Paperwhite」です。小説中心なら8GBでよいでしょう。できれば広告なしの製品をおすすめします。小説やマンガが好きな人は、自分で思っている以上にKindle端末にハマるはず。いちいち広告が表示されるとかなり邪魔に感じるかもしれません。

マンガや雑誌をダウンロードして読みたい人には、8GBモデルでは容量が足りない可能性があります。その際には、32GBの大容量モデル「Kindle Paperwhite シグネーチャーエディション」を選ぶとよいでしょう。

とにかく予算を抑えて電子書籍を楽しみたいなら「Kindle」でも十分です。容量も8GBなので、テキストメインの小説などを中心に使うには十分です。ただし防水機能が付いておらず、お風呂などで使えないことには注意してください。

とても魅力的な最上位モデルの「Kindle Oasis」ですが、Kindle Paperwhiteの新モデルが大きく性能アップし、現時点ではKindle Oasisの優位性が乏しくなっています。もちろん、ハードウェアボタンに慣れている人にはおすすめできます。Amazonからは何も発表されていませんが、遠くない将来モデルチェンジが予想されるのも買いづらい理由の一つです。

Kindle Paperwhite(第11世代)
ブランド
Amazon
発売日
情報更新:2021年10月27日
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
19,980
情報更新:2021年11月10日
Kindle(第10世代)
ブランド
Amazon
発売日
情報更新:2021年07月16日
Kindle Oasis(第10世代)
ブランド
Amazon
発売日
情報更新:2021年11月19日
EDITED BY
MIKAN