【インスタグラム】ビデオチャット(通話)の使い方──間違い発信や通知の挙動なども解説
インスタグラムには、お互いの顔を見ながら無料で通話ができる「ビデオチャット」機能が備わっているのをご存知でしょうか。インスタ上でテレビ電話のように楽しめます。
本記事では、インスタにおけるビデオチャットの基本的な使い方を紹介。その上で、相手が通話に応じないときに考えられる原因や、こちらが通話拒否する際の注意点、さらに誤発信すると相手に通知や映像が届くかといった詳細についても解説します。
インスタグラムの無料通話「ビデオチャット」とは?
インスタグラムには、互いの顔を見ながら通話できるビデオチャット機能があります。LINEのビデオ通話やiPhoneのFaceTimeと同じように、無料でビデオチャットが可能です(通話料はかかりませんが、Wi-Fi環境以外ではモバイル通信量は消費します)。
インスタで相互フォローしている相手とはもちろん、一方的にフォローしているアカウントにもビデオチャットを発信できます。
ところが、「どこからビデオチャットを始めればいいの?」と窓口がわかりづらいのが難点。相手のプロフィール画面や設定からはビデオチャットは利用できません。
ビデオチャットを開始する方法
インスタグラムのビデオチャットはダイレクトメッセージ(DM)の付属機能であるため、DMのメッセージルーム内から開始できます。
相手とのDMスレッド内から1対1でビデオチャット通話をする
特定の相手とビデオチャットを開始する手順を解説していきます。
Instagramアプリのホームタブ右上にあるDMボタン(紙飛行機マーク)からDMの画面を表示させ、ビデオチャットを開始したい相手とのスレッドをタップします。
相手とのトークスレッド内の右上にあるビデオアイコンを押すと、ほぼ同時に発信が開始されます。このとき、自分の画面ではインカメラが起動しますが、相手が着信に応答しない限り、発信側の映像は表示されないので安心してください。
DMでやりとりしたことがない相手に発信するには?
相手とのスレッドがない場合でも、ビデオチャットを発信可能です。DMを開いてすぐのビデオマークをタップし、次の画面で通話する相手にチェックを入れて[開始]を選択すると、すぐに発信されます。
最大6人まで、複数人でビデオチャット通話する
複数人でビデオチャットする場合は、最大6人まで同時に通話が可能です。
グループスレッドのメンバーに発信する場合
すでにスレッドとして作成済みのグループ/複数人スレッド内でビデオアイコンをタップすると、そのスレッド内のメンバー全員に対して発信されます。
新しくビデオチャットメンバーを選ぶ場合
あるいは、新しくビデオチャットをするアカウントを複数選びます。DMのスレッド一覧画面のビデオアイコンからアカウント選択画面を開き、チャットしたいアカウントを複数選択して[開始]をタップすれば発信されます。
左:最大6人とビデオチャットができる右:7人目は参加できない
前述のとおり、ビデオチャットは最大で6名まで同時に楽しめます。発信したグループスレッドの参加者が7名以上であったり、7名以上の複数アカウントを選択してビデオチャットを開始したりすると、右上の画像のように7番目に参加したアカウントはチャットに参加ができません。
この点、誰かがビデオチャットから抜けると(終了すると)、繰り上がりで参加できるようになります。
発信したのに相手が応答しない場合に考えられる原因
ビデオチャットを着信すると、上の画像のように着信通知が届きます。しかし、相手がビデオチャットに応答してくれない場合、以下のような原因が考えられます。
- 通知設定をオフにしていてビデオチャットの着信に気づいていない
- スマホの電源が切れている
- Wi-Fi環境など通信状況が良好でない
- 着信中のアカウントからログアウトしている
- 着信に気づいているが無視している
インスタグラムの通知を完全にオフにしていると、ビデオチャットの着信もホーム画面・ロック画面に反映されないため気づかないうちにチャットが終了してしまうでしょう。あるいは、着信には気づいていても呼び出しに応じられない状況である可能性もあります。

間違えて発信してしまったら相手に通知や履歴は残る?
ビデオチャットでは、カメラアイコンあるいは[開始]をタップすると、発信と同時にインカメラが起動して自分の顔が画面に表示されます。誤ってビデオチャットを開始してしまった場合、その通知やインカメラに映った映像が届いてしまうのかは気になるところです。
「発信中」に中止すれば着信履歴は残らない
編集部で検証したところ、ビデオチャットを開始直後、発信画面に「発信中」と表示されている間に右上の[✕]でビデオチャットを中止できれば、相手側に一切の痕跡が残りませんでした。
ただし「発信中」表示は、時間にしてせいぜい2秒ほど。瞬時にチャットを中止できなければ「発信中」の状態を逃してしまい、高確率で着信履歴が相手側に残ってしまうでしょう。
「呼び出し中」に中止した場合はスレッドにメッセージが残る
表示が「発信中」から「呼び出し中」に切り替わると、ほぼ確実に相手側に着信履歴が残ります。
相手のDM画面には、「ビデオチャットが終了しました」という表示が新着メッセージとして表示されます。またスレッドを開くと、ビデオチャットの開始と終了の履歴が残ってしまいます。
音声や映像は相手に届かない
ビデオチャットで誤発信してしまっても、そのときの音声や映像が録音・録画されたり、相手に届いたりはしません。
ただし前述のとおり、ビデオチャットの着信があった事実が相手のスレッドやトーク内に履歴として残ってしまう可能性は高いでしょう。
相手からのビデオ通話を着信拒否するとどうなる?
ビデオチャットを着信したときに、[拒否]を選択するとどうなるのかを解説します。
相手側の発信画面が強制終了する
ビデオチャットの着信を[拒否]した直後に、相手側には「応答なし」と表示されて発信が強制終了します。着信を無視し続けた場合も同じ結果となります。
スレッド内にビデオチャットの開始・終了メッセージが残る
ビデオチャットの着信を拒否すると、相手側のスレッド内に「ビデオチャットを開始しました・終了しました」という表示が残ります。拒否した側のユーザー名が記載されることはありません。
なお、着信を無視し続け、自動で着信が終了した場合でも、同じようにビデオチャットの開始・終了履歴が残るようになっています。
スレッドを開くとビデオチャット開始・終了メッセージにも既読がついてしまう
ビデオチャットを着信拒否した後に相手とのスレッドを開いてしまうと、ビデオチャット開始・終了の表示にも「既読」がついてしまいます。
着信には気づいているのに反応してくれない、つまり無視されていると思われるリスクがあります。既読をつけてしまったら「外出中」「食事中」などの理由を伝えておくといいでしょう。

注意:オンラインマーク(緑の点)に気づかれている?
DM(ダイレクトメッセージ)画面では、インスタグラムにオンライン状態であるユーザーのアイコン付近に緑の点が表示される仕組みです。相手はこのオンラインマークを見て、あなたにビデオチャットを発信している可能性があります。
それにもかかわらず着信を拒否されたり無視されたりすると、「オンラインなのになんで反応がないのか?」と相手を不快にさせるかもしれません。オンライン状態がバレてしまうと困る場合は、以下の記事で解説している「オンラインマークを消す方法」を参考に、緑の点を非表示にするのがおすすめです。

検証したInstagramのバージョン:iOS版123.0.0.24.115、Android版123.0.0.21.114