Androidスマホでスクリーンショットを撮影する方法──保存先の確認や全画面スクショも解説
Androidスマホでは、簡単に画面のスクリーンショット(スクショ・キャプチャ)を撮影できます。ただ、搭載しているOSバージョンなどによって撮影方法が異なる場合があるため、自身のスマホではどの方法でスクリーンショットの撮影ができるのか把握しておいたほうがよいでしょう。
本記事では、Androidスマホにおける基本的なスクリーンショットの撮り方に加え、スクショ撮影後の画像の保存場所や、Webページ全体をキャプチャできるアプリの使い方など、スクリーンショット撮影が便利になる活用術も紹介します。
Androidスマホでスクリーンショットを撮る方法
Androidスマホでスクショを撮る標準的な方法として、「電源ボタン+音量ダウンボタン」または「電源ボタン長押し→[スクショ]をタップ」が挙げられます。それぞれ手順を見ていきましょう。
電源ボタンと音量ダウンボタンを同時に長押し
もっともポピュラーな方法として、端末の電源ボタンと音量ダウンボタンを長押しする方法があります。iPhoneと異なり、両方のボタンをほぼ同時に押す必要があるので注意しましょう。
こちらは、Android 4.0以降のほとんどの機種に対応している方法です。
電源ボタンを数秒押して「画面の保存」や「スクリーンショット」をタップ
手が小さな女性や子どもでも確実に撮影できる方法として、撮影する画面を開いた状態で端末の電源ボタンを数秒間押して、表示されたメニューの[画像の保存]や[スクリーンショット]をタップする方法もあります。
Android 9.0以降を搭載する比較的新しいモデルに対応している方法です。
Android 11以降では、この方法によるスクリーンショット撮影ができなくなりました。
アプリ切り替え画面の「スクリーンショット」ボタンを使う【Android 11以降】
Android 11以降のOSを搭載している機種では、アプリ切り替え画面に表示される「スクリーンショット」ボタンを使ったスクショ撮影ができます。
撮影方法は簡単です。まず本体の下部から上方向にスワイプし、アプリの切り替え画面を表示します。画面左下に「スクリーンショット」ボタンがあるので、これをタップするだけでスクショの撮影ができます。
ただし、撮影されるスクショはアプリ切り替え画面に表示されている画面となるため、ホーム画面のスクショ撮影はできません。ホーム画面のスクショを撮影したい場合は、前述の電源ボタンと音量ダウンボタンの長押しによる撮影をしてください。
また、設定によってはアプリ切り替え画面に「スクリーンショット」ボタンが表示されない場合があります。Android 11以降を搭載した機種で「スクリーンショット」ボタンが見当たらない場合は、下記の設定変更を試してみてください。
「設定」を開き、[システム]→[ジェスチャー]と進みます。
続いて「ジェスチャー」の中の[システム ナビゲーション]をタップしてください。アプリの切り替えやホーム画面への移動のジェスチャーを選択できる画面に遷移するので、「ジェスチャー ナビゲーション」か「3ボタン ナビゲーション」のいずれかを選択します(「2ボタン ナビゲーション」は「スクリーンショット」ボタンに非対応)。
これでアプリ切り替え画面に「スクリーンショット」ボタンが表示されるようになります。
Androidスマホで撮影したスクショ画像の保存場所
撮影されたスクリーンショットは端末に保存され、「フォト」アプリで閲覧できます。
まずは、アプリの一覧画面やホーム画面から「フォト」アプリを開きます。続いて「ライブラリ」タブを選択し、「デバイス内の写真」から「Screenshots」をタップすれば、撮影したスクリーンショットが確認できます。
スクリーンショットを撮影した直後であれば、「Screenshots」はすぐ見つけられるはずですが、もし「デバイス内の写真」で見当たらない場合は、[すべて表示]をタップして探してみてください。
Googleフォトの使い方 超入門──容量無制限で写真・動画をバックアップ【iPhone/Android/PC】
スクショが撮影できないときの原因は?
スクリーンショットが撮影できないときに考えられる原因について紹介します。
NetflixやHuluなどの動画コンテンツはスクショできない(禁止)
Netflixの画面
Netflixやhulu、Amazonプライムビデオといった動画配信サービスのコンテンツは、著作権保護のためスクリーンショットが撮影できないように禁止設定されています。スクリーンショットを撮影しようとしても、暗転した画面しか映りません。
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ストレージの空き容量が不足している
単純にスマホのストレージの空き容量が不足していると、スクショが保存できないことがあります。スマホの容量不足を解消する方法は、下記記事で詳しく解説しています。
スクショ撮影がもっと便利になるテクニック
Androidスマホでスクリーンショットを撮影する際、覚えておくと便利な3つのテクニックを紹介します。
Webページ全体をキャプチャできるアプリ「画面メモ」
標準搭載のスクリーンショット機能では、スマホ画面に収まりきらない長いウェブページなどを撮影できません。料理のレシピや電車・バスの時刻表などスクショ1枚でカバーしきれない場面もあります。
それを補完するのが「画面メモ」というアプリです。ディスプレイに表示しきれないWebページ全体を丸ごと保存してオフラインでいつでも閲覧できます。
画面メモは、Androidの標準ブラウザ(Chrome)の拡張機能のような形で利用できます。
Chromeで保存したいページにアクセスしたら、右上のメニューボタン[]から[共有]をタップ。共有方法の候補アプリの中から[画面メモ]を選択します。
続いて「この画面をメモに保存しますか?」のメッセージに[OK]をタップすれば、画面メモが完了します。
アプリを開くと、メモした画面が保存されており、いつでも確認することができます。なお、メモしたページ内のリンクもそのまま機能します。
Googleアシスタントを利用したスクショ撮影
Googleアシスタントを利用して、スクショを撮影することもできます。
まず、スクリーンショットを撮りたい画面を表示して、ホームボタンを長押しするか、「OK、Google」と声をかけてGoogleアシスタントを起動します。
続いて、「スクリーンショットを撮影して」「スクリーンショットを撮って」などと声をかけることで撮影されます(現時点では「スクショ」というワードでは撮影が開始されないので、短縮せず「スクリーンショット」と発したほうがよさそうです)。
スクリーンショットを撮り終えると、どのアプリで共有するか選択メニューが表示されるので、スクショ画像を共有したいアプリを選びます。ただし、スクショ画像を共有すると、本体のストレージ内には保存されないので注意してください。
Googleアシスタントを利用して撮影したスクショを共有せずに保存したい場合は、「共有」メニューから「フォト」を選択します。ただし、このとき端末のストレージ内に保存されるわけではなく、Googleフォト上にアップロードされる形で保存されます。
スマホの画面を動画で撮影(録画)する
動画でスクリーンショットを撮影、つまりスマホ画面の録画も比較的手軽にできるようになりました。Android 11を搭載しているスマホであれば標準機能の「スクリーンレコード」、Android 10以前の場合は画面録画アプリ「AZ スクリーン レコーダー」でスマホ画面の録画ができます。
それぞれの詳しい手順については、下記記事で解説しています。
検証端末:Pixel 3a(Android 11)、Xperia 5(Android 10)