Instagramのストーリーやビデオチャットには、AR技術で作成されたエフェクトやフィルターを活用してさまざまな演出を加えられます。
本記事では、インスタグラムにおけるエフェクト・フィルターの使い方はもちろん、検索・保存の方法、好みのエフェクトを探すコツまで幅広く解説。いま人気のトレンドエフェクトもまとめて紹介しています。
インスタグラムを運営するMeta社は、2025年1月14日をもってサードパーティが作成したARエフェクトの利用を終了すると発表をしました。本記事で紹介しているエフェクトの一部は、2025年1月14日以降、利用できなくなります(詳しくは後述)。
- ストーリー投稿画面(ストーリーカメラ)を開く
- 画面下部のエフェクトリストを一番右までスワイプし、検索ボタン を押す
- エフェクトギャラリーの左上にある検索ボタン をタップ
- 検索窓にキーワードやエフェクト名、クリエイター名などを入力
- 保存ボタンをタップして自身のエフェクトリストに追加
※画像付きの詳しい手順は後述しています。
エフェクト・フィルターを検索・保存する3つの方法
インスタグラムを展開するMetaは、AR技術を使って自作したエフェクトやフィルターを投稿できるプラットフォーム「Spark AR」を提供しています。
ARとは、「Augmented Reality(拡張現実)」のこと。ざっくり説明すると、実際にはいないキャラクターや生き物をあたかも現実世界にいるかのように表現したり、顔を別人に変身させたりといったように、現実世界に仮想の映像を上乗せして表現する技術のことです。


そのプラットフォーム「Spark AR」で配信されている膨大な数のエフェクトやフィルターをインスタのストーリー加工などに利用できるのです。
しかし、インスタで使えるエフェクト・フィルターの数が多すぎるあまり、流行りのものを試したくても見つけられない人も多いはず。そこで以下では、フィルターやエフェクトを探して、追加・保存する方法を3つ紹介します。
インスタグラムを運営するMeta社は、プラットフォーム「Spark AR」の閉鎖を決定しました。これにより、第三者(ARクリエイターなど)が投稿していたエフェクトは、2025年1月14日以降利用できなくなります。

ただし、Meta社が所有しているARエフェクトは2025年1月14日以降も利用が可能です。Instagram公式アカウントのエフェクトタブにあるエフェクトは、2025年1月14日以降も問題なく利用できると考えられます。
方法1:キーワード検索機能を利用する
最も手軽なのが、エフェクトのキーワード検索機能を使う方法です。以下の点に注意して利用すると、検索機能を上手く使えるでしょう。
- エフェクト製作者は海外のユーザーが多いためローマ字や英単語入力も試す
- 「cheek」「eye」などエフェクトを効かせたい部分を入力してみる
- 「キラキラ」「ハート」「ねこ」など付けたいエフェクトのキーワードで入力してみる
- 検索自体できない・検索窓が表示されない場合はInstagramアプリをアップデートする
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ストーリー作成画面からエフェクト検索画面を表示
ストーリーの投稿画面を開いて、画面下部にあるエフェクト一覧を一番右までスワイプすると、[エフェクトをチェック]というオプション(虫眼鏡マーク)が表示されます。これをタップして表示されるメニューで、左上にある虫眼鏡マークの検索ボタンをタップしてください。
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エフェクトを検索する(キーワードやエフェクト名など)
検索窓が表示されたら、探したいエフェクトのキーワード、エフェクト名、またはクリエーター名などを入力します。冒頭で述べたように、エフェクト製作者は海外のユーザーが多いので、日本語でヒットしない場合はアルファベットによる検索も試してみてください。
なお、そもそもエフェクトの作成者がキーワードの設定をしていなければ、検索しても結果には反映されません。すべてのエフェクトをここで検索できるわけでない、という点に留意しておきましょう。
検索でヒットしたエフェクトが表示されます。ここで気になるエフェクトをタップしてみると、画面上部で当該エフェクトのお試しが可能です。
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エフェクトを保存する
お気に入りのエフェクトが見つかったら、左側にあるブックマークボタンで保存します。
現在エフェクトを適用しているカメラ画面をタップすると、その場で当該エフェクトを利用したストーリーの撮影・投稿が可能です。
方法2:他ユーザーのストーリーから保存する
友達や芸能人が使っていて気になるエフェクトがあれば、その場ですぐに試したり保存したりできます。


エフェクト機能を使ったストーリー投稿には、画面上部に「エフェクト名 作成者:XXX」と表示されます。これをタップするとエフェクトの詳細情報が表示され、[エフェクトを保存]ボタンから自分のストーリー投稿画面にエフェクトを追加できます。
[使ってみる]ボタンを押せば、すぐにエフェクトを適用したストーリーの撮影ができる仕組みです。
方法3:エフェクト製作者のプロフィール画面から保存する


エフェクト検索画面から、好みのエフェクトのタイトル部分をタップします。すると、そのエフェクトを使った投稿が表示されるので、上部に表示されているエフェクトの作成者名を押します。

すると、クリエイターのプロフィール画面に移動します。キラキラマークのタブを開くと、クリエイターによるエフェクト・フィルターが一覧で表示されます。お気に入りクリエイターがいる場合は、フォローしておけば新作をいち早くチェックできるでしょう。
インスタでエフェクト・フィルターを使える場所、やり方を解説
インスタグラムのエフェクト機能は、ストーリー加工以外にビデオ通話などにも適用可能です。ここでは、インスタグラムでエフェクトを使う方法を解説していきます。
リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する


リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する方法は簡単。ストーリーの投稿画面を開いたら、画面下部にあるエフェクトの一覧から任意のエフェクトを選択します。
エフェクトが上手く適用されていることを確認し、中央の撮影ボタンを押しましょう。このボタンをタップすれば写真が撮影され、長押しすると動画が撮影できる仕組みです。

あとは、任意でスタンプやテキスト記入などをおこない、[ストーリーズ][親しい友達]など共有したい範囲をタップすれば、ストーリーに投稿が完了です。


エフェクトはデフォルトで25種類ほどが使えるほか、一番右までスワイプすると表示される「エフェクトをチェック」ボタンをタップ→左上の虫眼鏡ボタンをタップするとエフェクトギャラリーに移動します。
エフェクトギャラリーでは、ユーザーが投稿したさまざまなエフェクトを閲覧・保存できるので、そこから好みのものを探すのもいいでしょう(前述)。
端末に保存した写真・動画にあとからエフェクト加工を施す
すでに撮影済みの写真や動画にエフェクトを付け加える方法です。
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ストーリー作成画面で写真・動画を選択
まずは、ストーリーの作成画面を開き、端末アルバム内の写真か動画を選択します。
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エフェクトを追加する
続いて、画面上部にあるエフェクトボタン
をタップ。デフォルトで使えるエフェクトや保存してあるエフェクトが表示されるので、好みのものを選択します。Spark ARで提供されている一部のエフェクトは、端末のアルバム内の写真や動画には利用できません。そのため、保存してあるエフェクトでも利用できない場合があるので注意が必要です。
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エフェクトを追加したストーリーを投稿
エフェクトが決まったら、画面右上の[完了]をタップします。あとは、必要に応じてスタンプやテキストなどの加工をし、ストーリーを投稿してください。
リールにエフェクトを追加する
リールもストーリー同様、Instagramアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影するか、端末のアルバム内にある写真や動画にエフェクトを追加するか選べます。
Instagramアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影


インスタアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影するなら、まずはリール作成画面のメニューからエフェクトボタン
をタップします。続いて画面下に表示されたエフェクトの一覧から気になるエフェクトを選んでください。


検索タブ
に切り替えれば、エフェクトを検索することも可能です。
エフェクトを選択したら、中央の撮影ボタンを押してリールを作成し、あとは通常どおり投稿すればOKです。
端末のアルバム内にある写真や動画にエフェクトを追加する
端末アルバム内の動画や写真を使ったリールにエフェクトを追加する方法です。


リール作成画面の左下にある四角いボタンをタップし、端末のアルバムからリールに使う画像や動画を選択します。続いて[次へ]をタップします。


編集画面上部のエフェクトボタン
をタップしてください。ここで好きなエフェクトをタップすると、画像や動画にエフェクトが追加されます。検索タブ
に切り替えればエフェクトをキーワード検索することも可能です。あとは通常どおりリールをシェアすれば完成です。ビデオ通話中にエフェクト・フィルターを適用する
インスタのビデオチャット(ビデオ通話)機能でも、エフェクトを活用できます。


方法はいたって簡単。ビデオ通話中に左側にあるエフェクトボタン
をタップするだけです。画面下部にデフォルトで使えるエフェクト30種類ほどが表示されるので、好みのものを選択してください。画面に映っている自身の顔やその周囲に、リアルタイムでエフェクトを効かせることができます。相手側の画面には、エフェクトが適用された状態の自分の顔が写ります。
肌や輪郭、血色などを自動で補正してくれるため、化粧前や寝起きで顔を見られたくないときにも便利。背景を隠す効果があるエフェクトなら、家が散らかっていたり同居人が入り込んでしまったりといった都合の悪い部分を隠す用途でも活用できます。


グループエフェクトを使う
エフェクト適用時に画面下の[全員]を選択し[次へ]をタップすると、同じエフェクトを通話参加者全員に適用できるようになります。

通常のエフェクトだけでなく、顔を動かしてみんなで遊べるゲーム系のエフェクトも豊富に用意されています。
インスタライブ配信中にエフェクト・フィルターを使う
インスタライブの配信中にもエフェクトを利用できます。


インスタライブをスタートさせたら、右側のメニューからニコちゃんマークをタップしてください。

画面下のエフェクトリストから好きなエフェクトを選択すればOKです。使いたいエフェクトやお気に入りのエフェクトがある人は、ライブ配信前に保存しておくことをおすすめします(保存方法については前述)。
インスタで人気のおすすめエフェクト34連発
ここまでエフェクトの探し方を解説したものの、数千種類ものなかから選ぶのはなかなか大変です。そこで、インスタグラムでよく使われているエフェクトを独自に調査し、おすすめのエフェクトを厳選しました。まだトライしたことのないものがあれば、ぜひ使ってみてください。
顔がキラキラするグリッターエフェクト
顔全体がキラキラするグリッターエフェクトは、インスタで流行っている人気のエフェクトの一つです。肌がツヤツヤしてきれいに見え、かわいく盛れます。

エフェクト名「Dog Glitter v2」/作者名:evantan さん

エフェクト名「BabyBear Mask」/作者名:mind_nichakan さん

エフェクト名「しろねこ」/作者名:_0mih9_ さん

エフェクト名「∴ 고양이 글리터」/作者名:betterthanlovingu さん

エフェクト名「// rabbit3」/作者名:rima_filters さん
ほっぺにイラストやマークを乗せる
インスタグラムで最もよく見かけるのが、ほっぺにイラストやマークを乗せられるエフェクト。リップやチーク、そばかす、カラコンなどが施されるので、ノーメイクでも盛れておすすめです。

エフェクト名「ほっぺハートキラキラちゃん」/作者名:ato4kgyaseruko さん

エフェクト名「face crystal」/作者名:dwtyntid_ さん

エフェクト名「🍓cheek」/作者名:yukiiyss さん

エフェクト名「white heart🤍」/作者名:apichaya.kbj さん
頭にイラストやマークを乗せる
SNOWなどの加工アプリでもおなじみ、頭に動物の耳やモンスターの角などを付ける加工はインスタグラムでもよく見かけます。最近は大げさな加工よりも、イラスト風の小ぶりな耳や動かないハートなど、控えめな演出のものが人気のようです。

エフェクト名「ぴろみみ♡雲 Ver.」/作者名:karen_hara315 さん

エフェクト名「うさぎ春🐰🌸」/作者名:franc_foca さん

エフェクト名「Ear Dog」/作者名:fahezafebrianti_ さん
あえての手ブレ加工
エフェクトであえて写真をブレさせる「手ブレ加工」を施すことで、写真にエモさやおしゃれな雰囲気がプラスされます。

エフェクト名「softblur」/作者名:mikhaveatrice さん

エフェクト名「SoftBlur」/作者名:deeilen_ さん

エフェクト名「SoftBlur3」/クリエイター:yo.mila さん
蝶モチーフで大人っぽく
可愛い系のエフェクトに飽きてきたら、少し大人っぽい印象に仕上げてくれる「蝶」モチーフのエフェクトを使ってみましょう。極端に目が大きくなったり、小顔になったりせず、程よくナチュラルに盛れるのがポイントです。

エフェクト名「Butterfly 3D」/作者名:ghita_cahynii さん

エフェクト名「Butterfly 3D」/作者名:jasafiter_id さん
画面全体にキラキラやハートが舞う
顔の周囲だけでなく、画面全体に動きを付けたり、ハートやキラキラで演出を加えられたりするエフェクトも人気。汎用性が高く、自撮りはもちろん、食べ物や風景を撮影する際にもよく使われている印象です。
エフェクト名「シロハート〜♡✧・゚」/クリエイター:_achao11 さん
エフェクト名「Heart&Pearl」/クリエイター:fairygodmotherth さん
エフェクト名「キラキラ グリッター」/クリエイター:_0mih9_さん
光と影でエモい雰囲気を演出する
意外と使い勝手がいいのが、木漏れ日や窓からの光の差し込み、レンズフレアなどを演出できるエフェクト。何気ない日常風景でも、いわゆる「エモい」雰囲気に一変します。自撮りや顔を盛ることに抵抗がある人でも使いやすいでしょう。

エフェクト名「Sunlight」/作者名:_giakouu さん

エフェクト名「Sunlight」/作者名:gabiamorimfoto さん

エフェクト名「golden hour」/クリエイター:chantelle.filters さん
チェキ・フィルムのようなレトロエフェクト
エモい雰囲気が簡単に作れる、チェキやフィルムのようなデザインのエフェクトも人気です。風景やなんでもない日常などを撮影するときに使うのがおすすめです。

エフェクト名「VHS Tape」/作者名:arslan_sheikh_ さん

エフェクト名「Film Roll」/作者名:filtrosbyalexia さん

エフェクト名「Retro film+B.color」/作者名:titovman さん
ネタ系加工であえて面白く
可愛い系、綺麗系に飽きたらネタ系加工にもチャレンジしてみるといいかもしれません。いつものエフェクトに飽きたら試してみてください。

エフェクト名「Bocuda da Luh」/作者名:dicasdaluh3 さん

エフェクト名「Life Gives U Lemons」/作者名:anonamister さん

エフェクト名「Cara Nervosa 2」/作者名:raquelssiqueira さん
後付けができる、おしゃれエフェクト
端末アルバム内にある写真や動画につけられるエフェクトで特におすすめのものを選びました。定番の動物の耳や、おしゃれなブレ加工ができるものも、後付けで楽しめます。
後付け用のエフェクトは、エフェクト検索時に「後付け」などのキーワードを入力すると見つけやすくなります。

エフェクト名「ハート2 後付け可能」/作者名:_______3838 さん

エフェクト名「キラキラ ブラック 後付けできる!」/作者名:_0mih9_ さん

エフェクト名「Pink Dog 🐶🩷 」/作者名:millo_sandika さん

エフェクト名「Blur」/作者名:nhanaa/tasmin さん

エフェクト名「vintage film」/作者名:toto_artsan さん