Instagramのストーリーやビデオチャットには、AR技術で作成されたエフェクトやフィルターを活用してさまざまな演出を加えられます。
本記事では、インスタグラムにおけるエフェクト・フィルターの使い方はもちろん、検索・保存の方法、好みのエフェクトを探すコツまで幅広く解説。いま人気の盛れるエフェクトもまとめて紹介しています。
- ストーリー投稿画面(ストーリーカメラ)を開く
- 画面下部のエフェクトリストを一番左までスワイプし、検索ボタン を押す
- エフェクトギャラリーの右上にある検索ボタン をタップ
- 検索窓にキーワードやエフェクト名、クリエーター名などを入力
- 保存ボタンをタップして自身のエフェクトリストに追加
※画像付きの詳しい手順は後述
インスタでのエフェクト・フィルターの使い方
そもそもARとは、「Augmented Reality(拡張現実)」のことを指します。
ざっくり説明すると、実際にはいないキャラクターや生き物をあたかも現実世界にいるかのように表現したり、顔を別人に変身させたり、といったように現実世界に仮想の映像を上乗せして表現する技術のことです。


インスタグラムを展開するFacebookは、AR技術を使って自作したエフェクトやフィルターを投稿できるプラットフォーム「Spark AR」を提供しています。ここで配信されている膨大な数のエフェクトやフィルターをインスタのストーリー加工に利用できるのです。
ただ、Spark ARで配信されているエフェクトやフィルターは、リアルタイム撮影でのみ利用できる仕様になっています。
したがって、端末に保存されている写真や動画をストーリーまたはリールに投稿する場合や、ビデオ通話中に適用するエフェクトは、残念ながらデフォルトで入っているものしか使えません。
リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する


リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する方法は簡単。ストーリーの投稿画面を開いたら、画面下部にあるエフェクトの一覧から任意のエフェクトを選択します。
エフェクトが上手く適用されていることを確認し、中央の撮影ボタンを押しましょう。タップすれば写真が撮影され、長押しすると動画が撮影できる仕組みです。

あとは、任意でスタンプやテキスト記入などをおこない、[ストーリーズ][親しい友達]など共有したい範囲をタップすれば、ストーリーに投稿できます。


エフェクトはデフォルトで50種類ほどが使えるほか、一番左にスワイプすると表示される[エフェクトをチェック]ボタンをタップすると、Spark ARのエフェクトギャラリーに移動します。
エフェクトギャラリーには、ユーザーが投稿したさまざまなエフェクトが閲覧・保存できるので、そこから好みのものを探すのもいいでしょう(後述)。
端末に保存した写真・動画にあとからエフェクト加工を施す

ストーリーの作成画面を開くと、端末のアルバムを参照できるので、ストーリーに投稿したい写真や動画を選びましょう。


続いて、画面上部にあるキラキラマークをタップ。デフォルトで使えるエフェクト50種類ほどが表示されるので、好みのものを選択して右上の[完了]ボタンを押してください。
先に述べたように、Spark ARで配信されているエフェクトは端末のアルバムにある写真や動画の加工には利用できません。

仕上がりを確認したら、任意でスタンプやテキスト記入などをおこない、[ストーリーズ][親しい友達]など共有したい範囲をタップしてストーリーに投稿できます。
リールにエフェクトを追加する
リールもストーリー同様、Instagramアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影するか、端末のアルバム内にある写真や動画にエフェクトを追加するか選べます。
Instagramアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影


インスタアプリのカメラでエフェクト付きのリールを撮影するなら、リール作成画面の左側のメニューからエフェクトボタン(キラキラマーク)をタップします。
画面下に表示されたエフェクトの一覧から任意のエフェクトを押しましょう。


検索タブ
に切り替えれば、エフェクトを検索することも可能です。
エフェクトを選択したら、中央の撮影ボタンを押してリールを作成し、あとは通常通り投稿すればOKです。
端末のアルバム内にある写真や動画にエフェクトを追加する


リール作成画面の左下にある四角いボタンをタップし、端末のアルバムからリールに使う画像や動画を選択します。続いて[追加]をタップします。


[プレビュー]を押し、編集画面上部のエフェクトボタン(キラキラマーク)をタップしてください。

ここで好きなエフェクトタップすると、画像や動画にエフェクトが追加されます。検索タブ
に切り替えればエフェクトをキーワード検索することも可能です。あとは通常通りリールをシェアすれば完成です。ビデオ通話中にエフェクト・フィルターを適用する
インスタのビデオチャット(ビデオ通話)機能でも、エフェクトを活用できます。


方法はいたって簡単。ビデオ通話中、[エフェクト]ボタンをタップするだけです。画面下部にデフォルトで使えるエフェクト50種類ほどが表示されるので、好みのものを選択してください。
画面に映っている自身の顔やその周囲に、リアルタイムでエフェクトを効かせることができます。相手側の画面には、エフェクトが適用された状態の自分の顔が写ります。
肌や輪郭、血色などを自動で補正してくれるので、化粧前や寝起きで顔を見られたくないときにも便利。また、背景を隠す効果があるエフェクトなら、家が散らかっていたり、同居人が入り込んでしまったり、といった都合の悪い部分を隠す用途としても活用できます。


[グループエフェクト]を選択し、[次へ]をタップすると、同じエフェクトを通話参加者全員に適用できるようになります。
通常のエフェクトだけでなく、顔を動かしてみんなで遊べるゲーム系のエフェクトも豊富に用意されています。
インスタライブ配信中にエフェクト・フィルターを使う


インスタライブの配信中にもエフェクトを利用できます。インスタライブをスタートさせたら、右側のメニューからニコちゃんマークをタップしましょう。

画面下のエフェクトリストから好きなエフェクトを選択すればOKです。使いたいエフェクトやお気に入りのエフェクトがある人は、ライブ配信前に保存しておくことをおすすめします(保存方法については後述)。
エフェクト・フィルターを検索・保存する3つの方法
Spark ARでは配信されているエフェクト・フィルターの数が多すぎて、流行りのものを試したくても見つけられない人も多いはず。そこで以下では、Spark ARに投稿されたフィルターやエフェクトを探して、保存する方法を3つ紹介します。
方法1:キーワード検索機能を利用する
最も手軽なのが、エフェクトのキーワード検索機能を使う方法です。以下の点に注意して利用すると、検索機能を上手く使えるでしょう。
- エフェクト製作者は海外のユーザーが多いためローマ字や英単語入力も試す
- 「cheek」「eye」などエフェクトを効かせたい部分を入力してみる
- 「キラキラ」「ハート」「ねこ」など付けたいエフェクトのキーワードで入力してみる
- 検索自体できない・検索窓が表示されない場合はInstagramアプリをアップデートする


ストーリーの投稿画面を開き、画面下部のエフェクト一覧を一番左にスワイプすると、[エフェクトをチェック]というボタンが表示されます。これをタップすればエフェクトギャラリーのページに移動するので、右上にある虫眼鏡マークの検索ボタンをタップしてください。
ちなみに、利用したいエフェクトが決まっていない場合、画面上部にあるカテゴリーの一覧から探すのもいいでしょう。

検索窓が表示されたら、探したいエフェクトのキーワードやエフェクト名、クリエーター名などを入力します。
冒頭で述べたように、エフェクト製作者は海外のユーザーが多いので、日本語でヒットしなかった場合、アルファベットによる入力も試してみてください。
また、そもそもエフェクトの作成者がキーワードの設定をしていなければ、検索しても結果には反映されません。すべてのエフェクトをここで検索できるわけでない、という点に留意しておきましょう。


保存ボタンをタップすると、自身のエフェクトリストに追加されます。左下の[試す]ボタンを押せば、その場でエフェクトを適用したストーリーの撮影・投稿ができます。
方法2:他ユーザーのストーリーから保存する
友達や芸能人が使っていて気になるエフェクトがあれば、その場ですぐに試したり保存したりできます。


Spark ARで取得したエフェクトを使ったストーリー投稿には、画面上部に「エフェクト名 作成者:XXX」と表示されます。これをタップするとエフェクトの詳細情報が表示され、[エフェクトを保存]ボタンから自分のストーリー投稿画面にエフェクトを追加できます。
[使ってみる]ボタンを押せば、すぐにエフェクトを適用したストーリーの撮影ができる仕組みです。
方法3:エフェクト製作者のプロフィール画面から保存する


エフェクトギャラリーの閲覧中、好みのエフェクトがあったら画面下部のメニューボタン
をタップしてみましょう。[○○の他のコンテンツ]をタップすると、クリエイターのプロフィール画面に移動します。
キラキラマークのタブを開くと、クリエイターがSpark ARに投稿したエフェクト・フィルターが一覧で表示されます。お気に入りクリエイターがいる場合は、フォローしておけば新作をいち早くチェックできるでしょう。
インスタで人気の盛れるエフェクトおすすめ22選
ここまでエフェクトの探し方をしたものの、数千種類ものなかから選ぶのはなかなか大変です。そこで、インスタグラムでよく使われているエフェクトを独自に調査し、特に盛れるエフェクトを22種類厳選しました。まだトライしたことのないものがあれば、ぜひ使ってみてください。
顔がキラキラするグリッターエフェクト
顔全体がキラキラするグリッターエフェクトは、インスタで流行っている人気のエフェクトの一つです。肌がツヤツヤしてきれいに見えて、かわいく盛れます。

エフェクト名「!)Glitter pack」/クリエイター:re_mini_sceneさん

エフェクト名「!)Glitter pack 2」/クリエイター:re_mini_sceneさん

エフェクト名「!)Glitter pack」/クリエイター:re_mini_sceneさん

エフェクト名「!) white 고양이」/クリエイター:re_mini_sceneさん

エフェクト名「라방할 때 쓰세요 ❤︎ 암어퀸~」/クリエイター名:sevinnieoさん

エフェクト名「♡キラキラうさぎちゃん♡」/クリエイター名:pyontansanさん
ほっぺにイラストやマークを乗せる
インスタグラムで最もよく見かけるのが、ほっぺにイラストやマークを乗せられるエフェクト。リップやチーク、そばかす、カラコンなどが施されるので、ノーメイクでも盛れておすすめです。

エフェクト名「かわいいほっぺ_heart cheek」/クリエイター:_mm_0303さん

エフェクト名「Cherry」/クリエイター:apichaya.kbjさん

エフェクト名「ほわいとはあと」/クリエイター:mei_u._.uさん
頭にイラストやマークを乗せる
SNOWなどの加工アプリでもおなじみ、頭に動物の耳やモンスターの角などを付ける加工はインスタグラムでもよく見かけます。最近は大げさな加工よりも、イラスト風の小ぶりな耳や動かないハートなど、控えめな演出のものが人気のようです。

エフェクト名「🐶」/クリエーター:chekiii__さん

エフェクト名「うさぎ」/クリエーター:mino.mushi64さん

エフェクト名「いとしなも」/クリエーター:mei_u._.uさん

エフェクト名「動かない。ハート」/クリエーター:chekiii__さん
あえての手ブレ加工
エフェクトであえて写真をブレさせる「手ブレ加工」を施すことで、写真にエモさやおしゃれな雰囲気がプラスされます。

エフェクト名「SoftBlur」/クリエイター:deeilen_さん

エフェクト名「Blur」/クリエイター:nhanaa.tasminさん
蝶が飛ぶ
可愛い系のエフェクトに飽きてきたら、少し大人っぽい印象に仕上げてくれる「蝶」モチーフのエフェクトを使ってみましょう。極端に目が大きくなったり、小顔になったりせず、程よくナチュラルに盛れるのがポイントです。

エフェクト名「New Butterfly」/クリエイター:ngocht2509さん

エフェクト名「!) 파란나비 + 글리터」/クリエイター:re_mini_sceneさん
画面全体にキラキラやハートが舞う
顔の周囲だけでなく、画面全体に動きを付けたり、ハートやキラキラで演出を加えられたりするエフェクトも人気。汎用性が高く、自撮りはもちろん、食べ物や風景を撮影する際にもよく使われている印象です。
エフェクト名「♡量産ハート♡」/クリエイター:_fuwa_fuwa_さん
エフェクト名「Pearl Heart / パールハート」/クリエイター:jesuismarquepageさん
エフェクト名「キラキラ グリッター パール 誕生日」/クリエイター:vertices_さん
光と影でエモい雰囲気を演出する
意外と使い勝手がいいのが、木漏れ日や窓からの光の差し込み、レンズフレアなどを演出できるエフェクト。何気ない日常風景でも、いわゆる「エモい」雰囲気に一変します。自撮りや顔を盛ることに抵抗がある人でも使いやすいでしょう。

エフェクト名「Sunlight」/クリエイター:kerop1noさん

エフェクト名「Golden Hour」/クリエイター:chantelle.pngさん