LINEをバックアップする方法まとめ──トーク履歴・友達などの重要データをしっかり守るには

LINEをバックアップする方法まとめ──トーク履歴・友達などの重要データをしっかり守るには

LINEには、友だちリストをはじめ、トーク履歴やアルバムの写真、お気に入りのスタンプなど、たくさんの大切なデータが入っています。

この大切なLINEデータを守るためには、普段からバックアップや引き継ぎの準備をしておくことが重要。もし、故障や紛失といった不測の事態により機種変更を余儀なくされても、新端末で確実にデータを引き継いで元通りに復元できるからです。

本記事では、LINEにおけるバックアップの特徴とメリットを説明したうえで、データ別にバックアップや引き継ぎ準備の方法を解説します。あわせて機種変更で復元する際の注意点も紹介します。

LINEのバックアップの特徴とメリット

LINEのバックアップシステムの特徴と日頃からバックアップと引き継ぎの準備をしておくことのメリットを説明します。

スマホが紛失・故障しても元通りにLINEを復元できる

LINE バックアップ 特徴とメリット

バックアップの最大のメリットは、LINEデータの消失を防止できるという点です。消失と言うと大げさにも聞こえますが、スマホの故障、紛失や盗難といったトラブルは、日常生活においてさほど珍しいことではありません。

LINE バックアップ 特徴とメリット

Image:LINE

上のグラフは、LINE社が独自でおこなった「LINEでしかつながっていない友だちの割合」についての調査結果です。「LINEでしかつながっていない友だち」がいると回答した人は91%、「LINEでしかつながっていない友だちは全体の半数以上」と回答した人は47%という結果になりました。

この結果が表しているように、LINEのデータ消失によって、一切の連絡手段が絶たれてしまう人も少なくないでしょう。

LINEアプリは、そのデータのほとんどを端末内ではなく、LINE運営側のサーバーで保管しています。そのため、端末の紛失や故障が起きても、サーバーにしっかりデータを保存(バックアップ)して引き継げる状態にしておけば、このようなトラブルによるLINEデータの消失を可能な限り防げるのです。

機種変更時のLINEアカウントの引き継ぎがスムーズになる

LINE バックアップ 特徴とメリット

紛失や故障といったトラブルが起きなかったとしても、新機種が発売されるなどの理由で誰しも数年に1回は機種変更をする機会が訪れるはず。

機種変更における引き継ぎは、いわば旧端末から新端末へのデータの引っ越し作業です。バックアップは、住まいの引っ越しでいう荷造りや梱包のようなものであり、事前にしっかり準備すれば、機種変更時の引き継ぎがスムーズに進みます。

逆にバックアップや引き継ぎ準備が正しくおこなわれないまま新端末でLINEデータを復元しようとすると、余計な手間がかかるどころか、LINEアカウントそのものを引き継げないこともあります。

このような事態に陥らないためにも、しっかりバックアップと引き継ぎ準備をしたうえで機種変更しましょう。機種変更でのLINEデータ引き継ぎの詳しい手順は、以下の記事に詳しくまとめています。

友だちリストやグループ、アルバムなどは手動バックアップが不要

LINE バックアップ 特徴とメリット

Image:LINE

上のグラフは、LINEが実施した「LINEの引き継ぎで引き継ぎたいもの」についての調査結果です。1位は「友だちリスト(88%)」、次いで「スタンプや着せかえ(78%)」、「トーク履歴(72%)」となっており、日常的に利用されているデータほど引き継ぎのニーズが高いことがわかります。

これだけ多くのデータを1個1個バックアップしなければならないのであれば非常に面倒でしょう。しかし、トーク履歴やトーク内で送受信した写真・動画以外のデータ・設定については、個別にバックアップする必要はありません。というのも、友だちリストやグループ情報、購入したスタンプ、アルバムなどの基本データは、何もしなくても勝手にLINE運営側のサーバーに最新の状態が記録されるようになっているからです。

よって機種変更の際は、登録したパスワードや電話番号を入力して本人認証をするだけで、いつでも最新の状態のLINEデータを引き継げます。

PC不要で手間がかからない

LINEデータのバックアップには、パソコンを使っての複雑な作業が一切ありません。スマホのLINEアプリから簡単にバックアップができる仕組みになっています。

また、定期的なバックアップが必要なのは、トーク履歴とトーク内で送受信された写真・動画だけ。それ以外のLINEデータはいつでも引き継げるように準備をしておくだけでOKです。

LINEのバックアップ方法まとめ──データの種類別に解説

LINEデータのうち、バックアップや引き継ぎ準備などの作業が必要なものをまとめました。作業自体は簡単なものなので、気づいたときに済ませておくといいでしょう。

LINEアカウントをいつでも引き継げる状態にしておく

以下のリストにあるデータは、わざわざバックアップをとらなくても最新の状態がLINE運営側のサーバーに記録されるようになっています。

LINEアカウントの引き継ぎによって引き継げる基本データ
  • 友だちリスト
  • グループ
  • 自分のプロフィール情報(LINE IDやアイコン)
  • ステータスメッセージ
  • アルバム・ノートの情報
  • タイムラインの内容
  • Keepに保存中のデータ
  • LINEコイン・ポイント残高
  • LINE Payデータ
  • LINE関連アプリ・サービスのデータ

しかし、いざ機種変更をする場合には、新端末での本人認証を突破し、そのLINEアカウントの持ち主であることが証明されなければ、これらのデータを引き継げません。

そのため、本人認証で入力を求められる情報を事前に登録・確認しておくことが肝心です。状況次第で入力を求められる情報は変わりますが、万が一に備えて以下すべての情報を登録しておきましょう。

事前にやっておくべき引き継ぎ準備
  • 電話番号の登録
  • パスワードの登録・確認
  • メールアドレスの登録
  • 可能であればPC版またはiPad版LINEへログインしておく

なお、故障や紛失で旧端末が手元にない状況下では、PC版またはiPad版LINEから本人認証ができるケースが存在します。可能であれば一度ログインを済ませておくのがおすすめです(詳しくは後述します)。

LINE バックアップ 友達リストやアルバムなどのLINEアカウントデータ LINE バックアップ 友達リストやアルバムなどのLINEアカウントデータ

電話番号、パスワード、メールアドレスの登録や確認は、すべて設定ボタン[]→[アカウント]からおこなえます。

ここで未登録項目があれば登録しておきましょう。登録してあるパスワードをしっかり覚えていない場合は、新規パスワードを再登録しておくと安心です。

トーク履歴をバックアップする(Android/iPhone)

LINE バックアップ トーク履歴

トーク履歴は、定期的にデータを手動バックアップしておく必要があります。バックアップ先はOSによって異なり、iPhone版LINEはAppleの「iCloud」、Android版LINEだとGoogleの「Googleドライブ」というクラウドストレージサービスにバックアップする仕組みです。

といっても、LINEアプリ自体にiCloudかGoogleドライブを利用したバックアップ機能が実装されているので、作業自体は簡単です。ただ、iOSかAndroidで手順が若干異なるので、利用している端末のOSにあわせて手順を確認してください。

下記記事では、トーク履歴のバックアップ方法に加え、新端末で復元する方法についても詳しく解説しています。機種変更の際はこちらを確認してください。

iPhone版LINE:iCloudを使ってトーク履歴をバックアップする手順

LINE バックアップ iPhone トーク履歴 LINE バックアップ iPhone トーク履歴

iPhone版LINEを起動したら「ホーム」タブから設定ボタン[]をタップし、[トーク]→[トークのバックアップ]と進みます。iCloud Driveがオンの状態なら、表示されている[今すぐバックアップ]をタップすると即座にバックアップが始まります。

iCloud Driveがオフになっていると、右上の画像のように「iCloudに接続されていません」と表示されます。この場合は、以下の手順でiCloudの設定をおこなってください。

iCloudの設定確認方法

LINE バックアップ iPhone トーク履歴 LINE バックアップ iPhone トーク履歴

「設定」アプリで最上部にあるユーザー名の部分をタップ。[iCloud]をタップして開いた画面を下にスクロールし、iCloud Driveの項目がオンになっていればOK、オフならタップしてオンに切り替えます。

そもそもiCloud自体が未設定であれば、iCloudの設定方法を参考にして設定しましょう。

Android版LINE:Googleドライブを使ってトーク履歴をバックアップする手順

LINE バックアップ Android トーク履歴 LINE バックアップ Android トーク履歴

Android版LINEを起動して「ホーム」タブから設定ボタン[]をタップし、[トーク]→[トーク履歴のバックアップ・復元]と進んでください。

次に、バックアップ先であるGoogleドライブ(Googleアカウント)を設定するため、[Googleアカウント]をタップします。

LINE バックアップ Android トーク履歴 LINE バックアップ Android トーク履歴

現在のスマホに登録してあるGoogleアカウントが表示されるので、利用中のGoogleアカウントを選択し、[OK]をタップ。Googleアカウントが設定されたら、あとは[Googleドライブにバックアップする]を押すだけです。

即座にバックアップが始まり、「前回のバックアップ」の項目に当日の日付と容量が表示されます。これで、すべてのトーク履歴データが一括でGoogleドライブにバックアップされました。

トーク内の画像・動画はアルバムやKeepに保存する

他のLINEデータとは異なり、トークで送受信された画像・動画には、保存期限が設定されています。

LINE バックアップ トーク内の画像・動画 LINE バックアップ トーク内の画像・動画

トークで写真や動画を受け取ってから、何日も放置しておくと保存期限が切れ、保存も閲覧もできなくなってしまいます。故障や紛失に備えること以前に、保存期限の経過によって写真や動画を失ってしまうリスクがあるというわけです。

しかし、トークに送られた写真や動画は、速やかにLINEアルバム・Keep・ノートのどれかに保存しておけば、保存期間の経過によるデータの消失を回避できます。詳しい方法や仕様などは、以下の記事にまとめています。

LINE Payアカウントにはパスワードを設定しておく

LINEアカウント自体をしっかり引き継げれば、それに伴いLINE Payに関するデータも自動で新端末に移行されます。

ただ、LINE Pay専用の6桁のパスワードを設定しないまま機種変更すると、新端末で自分のLINE Payアカウントにログインできず、利用を停止されてしまうおそれがあります。

不慮の事態に備えた引き継ぎ準備として、パスワードは必ず登録しておきましょう。

LINE バックアップ LINE Pay LINE バックアップ LINE Pay

パスワードを設定するには、LINE Payのメインメニューから設定ボタンをタップし、[パスワード]へと進みます。

未設定であればすぐにパスワードの設定画面が表示されるので、任意の数字6桁を2回入力して設定してください。

パスワードがすでに設定済みであっても登録したパスワードが分からない、もしくは曖昧な場合は、[パスワード変更]をタップしてより確実なものに変更しておくと安心です。

LINE Payの引き継ぎに関する詳しい解説は、以下の記事にまとめています。

LINE連動アプリにはLINEアカウントでログインする

LINE ツムツム・ LINE MUSIC・LINE マンガなどの関連アプリにも特別な手動バックアップは必要なく、運営側のサーバーに自動で最新の状態が保存されます。

また、これら連動アプリはLINEアカウントに紐付いているので、機種変更後は新端末でアプリをインストールし「LINEアカウントでログイン」を選択するだけでデータ移行が完了します。

LINE バックアップ LINE連動アプリ LINE バックアップ LINE連動アプリ LINE バックアップ LINE連動アプリ

ゲストログインではなく、LINEアカウントでのログインをしておく

しかし、LINEアカウントでログインせず、「ゲストプレイ」や「ゲストログイン」でサービスを利用している人は機種変更でこれまでのデータを引き継げません。

機種変更でデータを移行したいのであれば、各サービスには必ずLINEアカウントでログインしておくようにしましょう。

バックアップしたデータを復元するときの注意点

しっかりバックアップや引き継ぎ準備をしていたとしても、特定の状況下では引き継げない可能性があります。

異なるOSに機種変更するとトーク履歴やコインが引き継げない

LINE バックアップ 異なるOSに機種変更

せっかくバックアップしていても、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneといったように異なるOSに機種変更してしまうと、新端末で復元できないタイプのLINEデータが存在します。とくにトーク履歴を引き継げないのは痛手でしょう。もしLINEのデータをすべて引き継ぎたいのなら、異なるOSへの機種変更を避けるほかありません。

異なるOS間で「引き継げない」主なデータ
  • トーク履歴
  • 購入済みのLINEコイン残高
  • LINE Outのチャージ済みコールクレジット
  • 購入済みのLINEマンガコイン
  • 購入済みのLINEミュージックコイン
  • 購入済みのツムツムルビー

なお、どうしても残しておきたいトーク履歴は、txtファイルでLINE Keepやメモ帳に保存したり、メールで送信したりといった対策も可能です。しかし、あくまでテキストとして残しておくだけで、LINE上での復元はできません。

トーク履歴をtxtファイルで保存する詳しい方法については、以下の記事をご覧ください。

旧端末が手元にない状況で電話番号変更ありの機種変更をするのは危険

具体的には、故障や紛失で旧端末側でアカウント引き継ぎ設定ができないまま機種変更をし、かつ新端末でLINEに登録した電話番号ではない新たな電話番号を取得していた場合です。

この状況では、引き継ぎの難易度が格段に上がってしまいます。

LINE バックアップ 復元の注意点 LINE バックアップ 復元の注意点

実際にこのような状況で機種変更をしようとすると、上の画面が表示され「引き継ぎ認証番号」を受け取らなければ先に進めなくなってしまいます。

しかし、旧端末が操作できない状況で、なおかつ電話番号変更によりSMSが受け取れないのであれば、PC版LINE・iPad版LINEのトークだけが「引き継ぎ認証番号」を受け取れる手段となります。

LINE バックアップ 復元の注意点

そしてさらに状況を困難にさせるのが、PC版LINE・iPad版LINEへの初回ログイン時におこなわれる本人確認。セキュリティ上、初めてログインする端末(PCなど)では、確認コードを旧端末のスマホ版LINEに入力しなければログインできない仕組みになっています。

つまり、PC版LINE・iPad版LINEに1度ログインしたことのある端末がなければ、LINEのデータを引き継げなくなってしまうのです。

こうなると、自力でのLINEのアカウント引き継ぎはかなり難しいといわざるを得ません。ただ、以下の問い合わせフォームよりLINEに問い合わせればサポートしてもらえる可能性があります。

スタンプや着せ替えなどは再ダウンロードが必要

機種変更後のLINEでは、トークルームのスタンプリストが初期化されてしまいます。いっけん引き継ぎが失敗して消えてしまったのかと不安になりますが、1度購入したスタンプはすべて再ダウンロードできるので安心してください。

LINE バックアップ 復元の注意点 LINE バックアップ 復元の注意点

「ホーム」タブの設定ボタン[]→[スタンプ]もしくは[着せ替え]と進み、[マイスタンプ]や[着せ替え]をタップすると個別または一括で再ダウンロードできます。

検証したLINEのバージョン:iOS版9.15.0、Android版9.15.1

EDITED BY MOEGI