「Google One」とは? 登録するメリット・デメリット、解約方法についても解説

「Google One」とは?──登録するメリット・デメリット、解約方法についても解説

スマホやPCのデータをオンライン上にバックアップとして保存できるクラウドサービス。アップルのiCloudなど、多くのスマホユーザーは何らかのクラウドサービスを使った経験があることでしょう。

グーグルにも「Google One」というクラウドサービスがあります。すでに2018年からサービスは提供されていますが、2021年6月より「Googleフォト」に容量上限が設定される発表を機に、ここ最近注目を集め始めています。

本記事では、Google One(グーグルワン)のサービス内容や料金、メリット・デメリット、登録手順を紹介。解約方法や、解約後にデータがどう扱われるかなど気になる点についても解説します。

Google Oneとは? 料金やストレージは?

Google One

Google Oneは、グーグルが提供する有料のクラウドサービスです。GoogleフォトやGoogleドライブ、GmailといったGoogle系サービスのデータをクラウド上に保存しておくことができます。

そもそも、すべてのGoogleアカウントには無料で15GBの保存容量がついています。Google Oneは、その15GB以上の容量を必要とする人に向けたアップグレードプランです。

Google Oneには6つのプランが用意されています。それぞれ使用できる容量や月額または年額料金が異なります。

Google Oneのプラン(すべて税込)
  • 100GB:月額250円/年額2500円
  • 200GB:月額380円/年額3800円
  • 2TB:月額1300円/年額1万3000円
  • 10TB:月額6500円
  • 20TB:月額1万3000円
  • 30TB:月額1万9400円

いずれのプランも年額料金のほうが、月額で1年間支払うよりも2カ月分の料金がお得です(10TB以上のプランは月額料金のみ)。自身のスマホのストレージ状況や、写真・動画の撮影頻度などから最適なプランを見つけましょう。

なお、Google Oneは個人のGoogleアカウント専用のサービスなので、ビジネス向けの「G Suiteアカウント」を利用している場合は、Google Oneへのアップグレードはできません。

Androidスマホの容量不足を解消する方法──いっぱいになった内部ストレージの空き容量を増やす基本テク
iPhoneの容量不足時に空きストレージを増やす方法 全まとめ

Google Oneのメリット・デメリット

Google Oneを利用するときに考えられるメリットとデメリットをまとめました。

【メリット1】容量の上限をほぼ気にせずGoogleフォトが利用できる

Google One メリット

Googleフォトは、保存する写真の画質を「高画質」設定にしておくと、保存できる容量に制限がありません(2021年6月まで)。

一方で、「元の画質」のままGoogleフォトに写真や動画を保存する場合は15GBが上限となっており、元のクオリティを保ちながら写真を保存しておきたい人にとっては十分な容量とはいえないでしょう。

Google Oneにアップグレードすれば上限100GB〜2TBの容量が使えるようになるので、「元の画質」のまま多くの写真や動画のバックアップが作成できるようになります。

Googleフォトの使い方 超入門──容量無制限で写真・動画をバックアップ【iPhone/Android/PC】

また2021年6月以降は、「高画質」設定であっても写真や動画の無料保存容量は15GBの上限が設けられます。今後もGoogleフォトを写真や動画のバックアップに利用していきたい人は、Google Oneへのアップグレードが現実的な選択といえます。

Googleフォト、2021年6月で保存容量無制限が終了へ

【メリット2】家族で大容量のストレージを共有できる

Google One メリット

Image:Google

Google Oneで提供されているプランは、すべて追加料金なしで最大5人までの家族と共有ができるようになっています。そのため、家族で共有する前提で2TBの大容量プランにアップグレードする、という手もあります。

仮に4人家族で2TBプランを共有する場合、単純に計算して1人500GBの容量が割り当てられることになります。料金も年額プランで考えると1人3250円(月270円程度)の負担となり、200GBプランを単独で利用するよりも安く大容量のストレージが利用できるようになります。

また、家族とGoogle Oneのストレージを共有したとしても、各アカウントが保存したファイルなどをお互いに確認することはできないので安心してください。

【メリット3】Googleからのサポートが受けられる

Google One メリット

Image:Google

Google Oneにアップグレードしたユーザーは、特典としてグーグルからの「特別サポート」を受けられるようになります。

このサポートは、Google Oneに関連する内容だけでなく、GoogleマップやYouTube、Chromeなどグーグルが提供するあらゆるサービスが対象になっています。

【デメリット】Googleのサービスを通さないとバックアップの作成ができない

Google Oneでデータを保存するには、GoogleフォトやGoogleドライブといったグーグル系のサービスを介する必要があります。

GoogleフォトやGmailは自動的にバックアップをとってくれますが、その他のファイル(PDFファイルなど)をGoogle Oneに保存するには、自分でGoogleドライブ上にファイルをアップしなければなりません。

また、Androidスマホの場合は、スマホ自体のバックアップデータを保存しておくことができますが、iPhoneの場合は連絡先とカレンダー、写真・動画のバックアップにとどまり、スマホ本体のバックアップは作成できないようになっています。

Google Oneに登録する方法

Google Oneは、Google Oneアプリからかんたんに契約できます。

Google One 契約 Google One 契約

Google Oneアプリの「ホーム」画面を開き、画面下部の[アップグレード]ボタンをタップします。続いてプラン選択の画面に遷移するので、契約したい容量と料金を選択してください。

Google One 契約 Google One 契約

スマホ上で定期購入の認証をすれば、Google Oneの契約は完了です。Google Oneアプリに戻ると、現在の契約プランが確認できます。

Google Oneにバックアップを作成する方法

スマホからGoogle Oneにバックアップを作成するには、Google Oneアプリを利用します。まずは、スマホにGoogle Oneアプリをインストールしてください。

Androidスマホの場合

Google One 使い方 Android Google One 使い方 Android

Google Oneアプリを開き、「設定」タブから[バックアップの設定を管理]を選択します。

「デバイスのデータ」「マルチメディア メッセージ」「写真と動画」の3つから、バックアップを作成したい項目をオンにして[今すぐバックアップ]をタップすればOKです。

Androidスマホのデータをバックアップ・復元する方法

iPhoneの場合

Google One 使い方 iPhone Google One 使い方 iPhone Google One 使い方 iPhone

Google Oneアプリのメイン画面からメニューボタン[]を選択し、[設定]→[データのバックアップ設定]と進みます。

「連絡先」「カレンダー」「写真と動画」からバックアップを作成したい項目を選択し、[今すぐバックアップ]をタップするとバックアップがスタートします。

iPhoneのデータをバックアップして復元する2つの方法──PC(iTunes/Finder)・iCloudバックアップの違いと手順まとめ

Google Oneを解約する方法

Google Oneの解約は、Google Oneアプリからおこないます。

Google One 解約 Google One 解約

「設定」タブから[メンバーシップを解約]を選択します。すると確認メッセージが表示されるので、再度[メンバーシップを解約]をタップすればGoogle Oneの解約は完了です。

Google Oneを解約するとデータはどうなる?

Google Oneを解約するときに、GoogleフォトやGoogleドライブなどに15GB以上のファイルがある場合でも、容量超過分のデータが削除されたりアクセスできなくなったりはしません。ただし、Gmailでメールの送受信ができなくなるなど、一部の機能が制限されます。

普段からGmailやGoogleドライブなどを利用している人は、解約前に容量を15GBまで減らしておいたほうが良いでしょう。

なお2021年6月1日以降は、保存容量が超過した状態が2年以上続いているアカウントに対して、すべてのコンテンツを削除する対応を取る可能性があるとしています。

iPhoneの場合は、Appleアカウントからサブスクリプションのキャンセルも可能です。iPhoneのサブスクリプションのキャンセル方法については下記記事を参照してください。

Google OneとiCloud、どっちを選べばいい?

Google One iCloud

Google Oneと同じくクラウドサービスで有名なのが、アップルの提供する「iCloud(アイクラウド)」です。保存容量や価格帯はほぼ同じなので、どちらを使ったらいいか迷う人もいるかもしれません。

Google One iCloud Google One iCloud

Google One(左)とiCloud(右)。容量と料金はほとんど変わらない

AndroidスマホユーザーはiCloudを契約するメリットがほぼないので、Google Oneを第一選択として問題ないのですが、やや厄介なのが現状iPhoneで写真や動画のバックアップにGoogleフォトを利用している、という場合です。

iPhoneユーザーにとって、Googleフォトは有料のiCloud契約を避けるための基本的な手段でした。しかし既報の通り、Googleフォトは2021年6月より保存容量に15GBの上限を設定します。他の無料かつ容量無制限のクラウドサービスがない限り、ユーザーはGoogle OneかiCloudどちらかの契約を迫られている状態と言ってもいいでしょう。

その点、「どうせお金をかけるなら」という視点で考えるのであれば、やはりiPhoneユーザーはiCloudという結論に落ち着くのではないでしょうか。というのも、AndroidスマホにとってGoogle Oneがそうであるように、iCloudにはiPhone内のほぼ全データのバックアップが作成できるからです。

iCloudで十分な容量を確保すれば、これまであの手この手で無料利用を駆使してきた結果としてあらゆるサービスに散逸していたバックアップデータを、一手に管理できるようになります。

iPhoneの容量が足りない? iCloudストレージを購入する方法と解約方法を解説

とはいえ、スマホの使い方は千差万別。“これ”という答えはないので、iPhoneユーザーもAndroidスマホユーザーも自身に最適なサービスを選んでみてください。

検証端末:Pixel 3a(Android 11)、iPhone X(iOS 14.2)

EDITED BY TOKIWA