LINEアプリのアカウント設定には、アカウント引き継ぎなどのステップなしで、登録している電話番号を簡単に変更できる機能が備わっています。スマホの機種変更にともなって電話番号も変わるのであれば、すでに登録されている電話番号をLINEアカウントの引き継ぎ前に変更しておくとスムーズです。
本記事では、LINE(ライン)に登録している電話番号を変更する方法を紹介。なぜ機種変更(LINEアカウントの引き継ぎ)の前に電話番号を変更する必要があるのかについても解説します。
LINEに登録した電話番号を変更する方法
LINEアカウントに登録している電話番号を変更する手順は、以下の通り。iOS版LINEの画面を中心に解説していますが、Android版LINEもほぼ共通です。
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変更後の電話番号を入力
変更後の新しい電話番号を入力します。電話番号を入力したら、[次へ]をタップしてください。
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SMSに届いた4桁の認証番号を入力
電話番号宛にSMSで4桁の認証番号が届くので、LINEアプリの画面に入力してください。
なお、認証番号のSMSが届かない場合は[認証番号を再送]または[通話による認証]も可能です。通話による認証では、LINEから自動音声の電話着信があり、認証番号を知らせてくれます。
他人に自分の電話番号を入力されるとデータが消えるのか?
LINEの電話番号を変更する際、すでにLINEに登録されている電話番号を入力した場合、変更前の電話番号が登録されているLINEアカウントが消失することはあるのでしょうか。結論から言えば、この場合は変更前のアカウントが消失します。
それぞれ別々の端末に登録されている「電話番号A」と「電話番号B」のLINEアカウントのうち、「電話番号A」に紐づいているLINEアカウントの電話番号を「電話番号B」に変更したとします。この時、電話番号Aのアカウント情報は消えてしまいます。
ここで懸念されるのが、「自分の電話番号を知っている他人が、万が一自分の電話番号を登録したら、自分のLINEアカウントが消えてしまうのではないか」ということでしょう。
これについては心配はありません。もし他人があなたの電話番号を登録しようとしても、SMS認証を通過しなければ相手は電話番号を変更できません。4桁の認証番号を相手に知られない限り、電話番号を変更される心配はないというわけです。
また、相手があなたの電話番号を登録しようとすると、SMS認証の通知とともに注意喚起のメッセージも届きます。
もしSMS認証も通過した場合、電話番号を変更した側のユーザーが確認画面で[はい]を選択すると、変更された電話番号が登録されているLINEアカウントは消失します。消失されたアカウントは復元できません。
そのため、他人があなたの電話番号を登録しようとした形跡があった時には、SMS認証番号を絶対に教えないようにしましょう。
なぜ機種変更前に電話番号の変更が必要なのか?
LINE広報によれば、基本的にLINEは登録されている電話番号と実際に使っている電話番号が一致している前提でサービス設計をおこなっているため、一致していないと機種変更時に正しくアカウントを引き継げないなどの不具合が生じる可能性がある、といいます。
したがって、スマホの機種変更によって電話番号が変更になる場合、LINEアカウントの引き継ぎをおこなう前にLINEアカウントに登録する電話番号も変更しておくとよいでしょう。
機種変更時に電話番号が変わらない場合でも、いま使っている電話番号とLINEに登録している電話番号が違っていないか見直し、必要に応じて変更をおこなっておくと確実です。なお、電話番号の変更によって現在利用中のLINEサービスに及ぶ影響は特にありません。
機種変更時にLINEアカウントを引き継ぐ際は、電話番号の変更だけでなくトーク履歴のバックアップやパスワードの確認など、さまざまな準備が必要です。実際にLINEアカウントを引き継ぐ際は、以下の記事も参照してください。
SIM交換で同じ機種をそのまま使う場合でも電話番号は変更すべき
SIMカードの挿し替えなどによって同じ機種で利用する電話番号が変更になった場合も、LINEに登録した電話番号は新しいものに変更したほうがよいでしょう。変更手順は上記のやり方と同じです。
端末の電話番号とLINEに登録している電話番号が異なっていても、トークや無料通話など基本的な機能は利用できます。しかし、機種変更の際には、LINEアカウントの引き継ぎや電話番号による友だち追加などに支障をきたす可能性があります。