iPhoneユーザーが頻繁に利用する「コントロールセンター」。カスタマイズすることで、数多くの機能にフレキシブルにアクセスできるようになっています。
本記事では、iOS 14のコントロールセンターについて、基本操作からカスタマイズ方法、実行できる各種機能までを徹底解説します。
機能名の横にある★/☆の意味は以下のとおりです。
- ★:カスタマイズ不可の基本機能
- ☆:デフォルトで追加済みだがコントロールセンターから削除できる機能
- コントロールセンターを使う基本手順
- コントロールセンターを編集(カスタマイズ)する方法
- コントロールセンターをロック画面/アプリ画面で表示できないようにする設定
- コントロールセンターで実行できる機能一覧
- Wi-Fi[★]
- Bluetooth[★]
- モバイルデータ通信[★]
- 機内モード[★]
- AirDrop[★]
- インターネット共有(テザリング)[★]
- オーディオ(ミュージック)[★]
- 画面縦向きのロック[★]
- おやすみモード[★]
- 画面ミラーリング[★]
- 明るさ[★]
- 音量[★]
- フラッシュライト[☆]
- タイマー[☆]
- 計算機[☆]
- カメラ[☆]
- Apple TV Remote
- コードスキャナー(旧QRコードリーダー)
- Wallet
- アクセシビリティのショートカット
- アクセスガイド
- アラーム
- ストップウォッチ
- ダークモード
- テキストサイズ
- ボイスメモ
- ホーム
- メモ
- 低電力モード
- 拡大鏡
- 画面収録
- 聴覚
- 運転中の通知を停止
- NFCタグリーダー
- サウンド認識
- ミュージック認識
- 睡眠モード
コントロールセンターを使う基本手順
まずはコントロールセンターを使うための基本手順を確認していきましょう。
コントロールセンターの出し方
コントロールセンターを表示する方法は、ホームボタンの有無によって異なります。
Face ID搭載のモデル(ホームボタンがない場合)
画面右上から下に向かってスワイプする
ホームボタンのないFace ID搭載の機種でコントロールセンターを表示するには、画面右上隅から下に向かってスワイプして引き下ろします。
Touch ID搭載のモデル(ホームボタンがある場合)
画面下から上に向かってスワイプする
ホームボタンがあるTouch ID搭載の機種でコントロールセンターを表示するには、画面下から上に向かってスワイプします。
コントロールセンターを閉じる
ホームボタンのない機種は画面の下から上方向にスワイプするか、画面をタップします。
ホームボタンのある機種は、ホームボタンを押すか、画面上部をタップします。
コントロールセンターの使い方
コントロールセンターに表示されているボタンはタップして利用します。タップしたときの挙動には、以下のようなタイプが用意されています。
- 機能のオン/オフを切り替えられるタイプ
- アプリ画面にショートカットするタイプ
- 詳細画面を表示するタイプ
また、画面の明るさとサウンド音量の2つの調整は、ボタンではなくスライダでおこないます。
長押しで「追加オプション」を表示できるボタンもあり
コントロールセンターには、強めに押すか長押しして「追加オプション」を表示できる機能もあります。コントロールセンターから直接アクセスできる機能の幅が広がる仕組みです。
通信関連のコントロールグループの追加オプション表示
ただし、タップした場合と同じ画面が表示されるものがあり、ユーザー体験に混乱を招く側面も少なからずみられます。パソコンでの右クリックと同様、中上級者向けの使い勝手なので、頻繁に利用するものだけ覚えておけば十分でしょう。
コントロールセンターを編集(カスタマイズ)する方法
iOS 14のコントロールセンターは編集(カスタマイズ)できます。機能の追加や削除、並べ替えによって、コントロールセンターの表示をユーザー自身に最適化させられるわけです。もっとも、編集可能なのは下段に配置されている機能だけで、上段にある基本機能群は編集できません。
左:コントロールセンターの編集画面右:「追加」→「削除」→「並べ替え」
コントロールセンターの編集は、「設定」アプリ→[コントロールセンター]でおこないます。各機能の左横にある[+]のタップで追加、[ー]をタップしてから[削除]で削除、右横のつまみを上下にドラッグすることで好きな順序に並べ替えることができます。
コントロールセンターをロック画面/アプリ画面で表示できないようにする設定
コントロールセンターはロック画面やアプリ画面からも表示できますが、セキュリティの強化や誤操作を防ぐ目的で、コントロールセンターを表示できないようにすることができます。
「設定」アプリ→[Face ID(Touch ID)とパスコード]→「コントロールセンター」をオフ
ロック画面で表示できないようにするには、「設定」アプリ→[Face ID(Touch ID)とパスコード]→「コントロールセンター」をオフにします。
「設定」アプリ→[コントロールセンター]→「App使用中のアクセス」をオフ
アプリ画面で表示できないようにするには、「設定」アプリ→[コントロールセンター]→「App内でのアクセス」をオフにします。
コントロールセンターで実行できる機能一覧
コントロールセンターで実行できる機能を網羅的にまとめました。
機能名の横にある★/☆の意味は以下のとおりです。
- ★:カスタマイズ不可の基本機能
- ☆:デフォルトで追加済みだがコントロールセンターから削除できる機能
Wi-Fi[★]
コントロールセンターのWi-Fiマークをタップすると、現在つながっているWi-Fiネットワーク(無線LAN)との接続/接続解除が切り替わります。
Wi-Fiの機能自体を完全にオフにするわけではありません。接続解除の状態にしても、AirDropなど一部のWi-Fi接続は維持されたままになります。また翌日になればWi-Fiネットワークへ自動で接続されます。
ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると、追加オプションとしてAirDropとインターネット共有を含む通信関連全体のコントロールグループを表示できます。
左:Wi-Fiのアイコンを長押し右:Wi-Fiネットワークの切り替えが可能
この状態でWi-Fiアイコンを長押しすると、接続するWi-Fiネットワークの切り替えや、「設定」アプリのWi-Fi設定へ移動できます。
iPhoneをWi-Fi(無線LAN)に接続する設定方法
Wi-Fiルーター最新おすすめ機種はどれ? 失敗しない選び方を徹底解説
Bluetooth[★]
Bluetooth機器との接続/接続解除が切り替わります。
ただし、ここで接続を解除してもBluetooth接続が完全にオフになるわけではありません。接続解除の状態にしても、AirDropなど一部のBluetooth接続は維持されたままになります。また翌日になればBluetooth機器へ自動で接続されます。
【iPhone】Wi-FiとBluetoothを接続解除/完全オフにする方法
ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると、追加オプションとしてAirDropとインターネット共有を含む通信関連全体のコントロールグループを表示できます。
左:Bluetoothのアイコンを長押し右:接続する機器が選択可能
この状態でBluetoothアイコンを長押しすると、接続するBluetooth機器の選択や、「設定」アプリのBluetooth設定へ移動できます。
超入門、Bluetoothの基礎知識──接続方法からつながらないときの対処法まで【iPhone/Android】
モバイルデータ通信[★]
NTTドコモやau、ソフトバンクおよび格安SIMなどの回線を通したモバイルデータ通信のオン/オフが切り替わります。
ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると、追加オプションとしてAirDropとインターネット共有を含む通信関連全体のコントロールグループを表示できます。
追加オプションはありません。
機内モード[★]
機内モードのオン/オフが切り替わります。機内モードをオンにすると、音声通話とモバイルデータ通信が利用できない状態になるとともに、そのほかの通信機能(Wi-Fi/Bluetooth/AirDrop/インターネット共有)もオフになります。
ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると、追加オプションとしてAirDropとインターネット共有を含む通信関連全体のコントロールグループを表示できます。
追加オプションはありません。
わざわざ「機内モード」にする6つのメリット【iPhone/Android】
AirDrop[★]
AirDrop機能の対象ユーザーを変更します。AirDropはAppleデバイス間でファイル共有をおこなう機能です。コントロールセンターでは連絡先登録の有無による共有相手の制限や、共有のオフ設定ができます。
AirDropは、ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると表示される通信関連全体のコントロールグループの中に配置されています。
AirDrop(エアドロップ)の使い方──写真・動画などを送受信する方法【iPhone/Mac】
インターネット共有(テザリング)[★]
テザリング機能の検出可能/検出不可能の状態が切り替わります。自機に接続しているデバイスがあるときに、アイコンをタップすると接続が解除されます。
インターネット共有は、ネットワーク設定のカードを強めに押すか長押しすると表示される通信関連全体のコントロールグループの中に配置されています。
iPhone「テザリング」の設定方法と料金まとめ できない時の対処法なども解説
オーディオ(ミュージック)[★]
オーディオの設定カードには、再生中・再生停止中の曲名とアーティスト名および再生/順送り/逆送りの各ボタンが含まれます。「ミュージック」アプリのほか、PodcastやSpotify、YouTube Musicといった音楽配信サービスでの楽曲再生も、オーディオのカードでコントロールできます。
サブスク音楽配信サービス おすすめ11本を比較まとめ【2021年最新版】
オーディオの設定カードを強めに押すか長押しすると、詳細コントロールが表示されます。ジャケット写真の確認や再生操作、音量調節のほか、右上のAirPlayアイコンで音声を出力するデバイスを切り替えることができます。また、ジャケット写真をタップすると、ミュージックアプリを呼び出します。
Apple Musicの使い方──月額料金プランからダウンロード、便利機能まで解説
画面縦向きのロック[★]
画面回転のロック状態が切り替わります。画面縦向きのロックをオンにすると、デバイスを回転しても画面は縦方向の表示にロックされます。
追加オプションはありません。
iPhoneで画面の回転を縦方向にロックする機能の使い方と解除方法、横向き固定の裏ワザも
おやすみモード[★]
通知による画面点灯や振動をオフにできるおやすみモードのオン/オフが切り替わります。
おやすみモードのアイコンを強めに押すか長押しすると、おやすみモードを解除するタイミングを選べます。「設定」アプリの「おやすみモード」へのショートカット([スケジュール])も用意しています。
iPhone「おやすみモード」の使い方──電話着信やLINE通知が邪魔なときに便利な設定まとめ
画面ミラーリング[★]
画面ミラーリングボタンをタップすると、画面ミラーリング機能の詳細画面が表示されます。Apple TVやAirPlay 2対応のスマートテレビなど画面をミラーリングできる機器を検出し、ミラーリングを実行できます。
画面ミラーリングボタンを長押しした際の追加オプションは、タップ時の詳細画面と同じです。
iPhoneの画面をテレビに映す(出力する)方法まとめ【有線ケーブル/無線で接続】
明るさ[★]
明るさ調節のコントロールを上下方向にドラッグして、画面の明るさを調節できます。
明るさのコントロールを長押しした際の追加オプションには、明るさ調節のコントロールのほか、ダークモード、Night Shift、True Toneの3つのアイコンが表示され、それぞれのオン・オフを切り替えられます。
音量(音楽などの再生ボリューム)[★]
音量調節のコントロールを上下方向にドラッグすると、音楽再生の音量を調節できます。コントロールを一番下までドラッグするとミュートになります。
なお、ここで調節できる音量は音楽やムービーなどのサウンドのボリュームであり、着信音や通知音のボリュームや受話音量ではありません。
音量のコントロールを長押しした際の追加オプションでは、音量調節のコントロールが拡大表示されます。
iPhoneで音量を調整する3つの基本テクニック ボリュームを固定させる方法も解説
フラッシュライト[☆]
iPhoneの背面にあるLEDフラッシュを点灯させてフラッシュライト(懐中電灯)として使います。
フラッシュライトの明るさは、フラッシュライトのアイコンを長押しした追加オプションで調節します。フラッシュライトのスライダを上下にドラッグすることで、明るさを4段階で調節できます。
iPhoneを「懐中電灯」として使う方法──フラッシュライトの点け方から消し方、明るさ調整まで全解説
タイマー[☆]
「時計」アプリの「タイマー」タブが表示されます。
タイマーのアイコンを長押しした際の追加オプションでは、タイマーをすぐに使える画面が表示されます。スライダを上下にドラッグしてタイマーをセットし、「開始」をタップします。タイマーのセット時間は1分から2時間の範囲で設定できます。
iPhoneのタイマーをセットする3つの方法 イヤホンのみでアラーム音を鳴らせるアプリも紹介
計算機[☆]
計算機(電卓)のアイコンをタップすると、「計算機」アプリが起動します。計算機アプリは、iPhoneを横向きに回転させることで関数電卓に切り替わります。
計算機のアイコンを長押しした際の追加オプションでは、直前の結果が表示されます。タップして計算結果をコピーできます。
カメラ[☆]
カメラアイコンをタップすると、「カメラ」アプリが起動します。
カメラアイコンを長押しした際の追加オプションでは、以下の各機能を利用できます。
- セルフィーを撮る
- ビデオを撮影
- ポートレートを撮る
- ポートレートセルフィーを撮る
Apple TV Remote
Apple TV 4Kまたは Apple TV HDを操作するための仮想リモコンが表示されます。
Apple TV Remoteのアイコンを長押しした際の追加オプションは、タップ時の詳細画面と同じです。
コードスキャナー(旧QRコードリーダー)
「カメラ」が起動してQRコードをスキャンします。スキャンした内容に応じて、「Safari」や「App Store」などのアプリが自動で起動します。
コードスキャナーのアイコンを長押しした際の追加オプションでは、タップ時と同じくカメラが起動します。
Wallet
「Wallet」アプリを起動します。
Walletアイコンを長押しした際の追加オプションでは、直近に利用したカードや表示されているカードをタップして、Walletアプリの詳細画面に直接移動できます。
アクセシビリティのショートカット
Assistive Touchやスイッチコントロールなどアクセシビリティのショートカットとして設定してある機能のオン/オフを切り替えます。ショートカットが設定されれいない場合は、「設定」アプリ→[アクセシビリティ]→[ショートカット]の画面が表示されます。
アイコンを長押しした際の追加オプションは、タップ時の詳細画面と同じです。
アクセスガイド
「設定」アプリの「アクセスガイド」に移動します。アクセスガイドを開始すると、1つのアプリのみ使えるようデバイスを制限できます。アクセスガイドを開始するには、アプリを起動したあとサイドボタン(ホームボタン)をトリプルクリックします。
なお「アクセスガイド」がオンの場合、アイコンがグレー表示になりタップできなくなります。追加オプションはありません。
アラーム
「時計」アプリの「アラーム」タブを起動して、アラームをセットできます。
追加オプションはありません。
ストップウォッチ
「時計」アプリの「ストップウォッチ」タブを表示します。イベントの経過時間やラップタイムを測定できます。
追加オプションはありません。
iPhoneでストップウォッチを使う方法──ラップ・スプリットタイムの計測なども解説
ダークモード
黒を基調にした配色のダークモードとライトモード(通常)を切り替えます。ダークモードのオプションが「自動」になっている場合は、スケジュールの設定(「設定」アプリ→[画面表示と明るさ]→[オプション])に合わせて自動で切り替わります。
追加オプションはありません。
iPhoneのダークモードの使い方──目とバッテリーに優しい必見の新機能
テキストサイズ
スライダを上下にドラッグして、文字の大きさを変更します。テキストサイズは7段階で変更できます。
テキストサイズのアイコンを長押しした際の追加オプションは、タップ時の詳細画面と同じです。
ボイスメモ
「ボイスメモ」アプリが起動します。内蔵マイクを使って音声を録音できます。
ボイスメモのアイコンを長押しした際の追加オプションでは、最近録音したボイスメモが3つ表示されます。タップすると、ボイスメモが起動して音声が再生されます。[新規録音]をタップすると、即座に録音を開始します。
iPhone「ボイスメモ」アプリの使い方──録音からファイル編集、パソコン転送まで
ホーム(HomeKit)
よく使うホームデバイス(HomeKitアクセサリ)の機能が表示されます。利用するには「ホーム」アプリでHomeKit対応製品を追加している必要があります。またiCloudアカウントにサインインした時に、ホームを有効にしておきます。
ホーム(HomeKit)のアイコンを長押しした際の追加オプションは、タップ時の詳細画面と同じです。
メモ
「メモ」アプリを起動して、新規メモを作成します。
メモのアイコンを長押しした際の追加オプションでは、チェックリストを作ったり、書類をスキャンしたりという操作を素早くおこなえます。
- 新規メモ
- 新規チェックリスト
- 新規写真
- 書類をスキャン
iPhoneのメモアプリで書類をスキャンしてPDF化する方法
低電力モード
低電力モードに移行します。低電力モードでは、iPhoneを完全に充電できるまでバッテリー消費を一時的に抑制できます。その代わり、メール取得やアプリのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、画面エフェクト、"Hey Siri"機能などが制限されたり、無効化されたりします。
追加オプションはありません。
iPhoneバッテリーの減りが早い時、電池を節約して駆動時間を長持ちさせる23の方法
拡大鏡
拡大鏡機能が起動します。スライダをドラッグし、拡大率を調整。小さすぎて読みにくい文字などを表示するのに適しています。
シャッターボタンを押すと拡大した状態で撮影し、じっくり読むことができます(カメラロールには保存されません)。また拡大鏡では、明るさやコントラスト、フィルタ、フラッシュライトなどが使えます。拡大鏡を閉じるには、画面の下端を上方向にスワイプします。
追加オプションはありません。
画面収録
アイコンをタップするとカウントダウンが始まり、画面を動画で録画(スクリーンキャプチャ)します。録画を終了するには、アイコンをもう一度タップします。
画面収録のアイコンを長押しした際の追加オプションでは、マイクをオンにして録画中に音声を収録することが可能です(オフの状態ではゲーム・アプリの音声やシステム音などが録音されます)。また、サードパーティのアプリを通じてブロードキャスト(ライブ配信)を選ぶこともできます。
iPhoneで画面録画(スクショ動画を撮影)する方法──音声あり/なし設定、録画・録音できないときの対策も解説
聴覚
「Made for iPhone」対応の補聴器とペアリングまたは、ペアリングを解除します。
ペアリングをおこなうと、iPhoneから流れる音声を補聴器で聞くことや、ライブリスニングを利用してiPhoneの内蔵マイクで拾った音を再生できます。ライブリスニングはAirPodsをはじめとするBluetoothイヤホンでも利用可能です。
追加オプションはありません。
運転中の通知を停止
運転中の通知を停止のアイコンをタップすると、おやすみモードがオンになり、プッシュ通知が届かなくなります。連絡があると、運転中であることを相手に通知してくれます。
追加オプションはありません。
NFCタグリーダー
iPhone XS以降のiPhoneでは、NFCタグを自動で読み取ることができます。コントロールセンターのNFCタグリーダーは、iPhone 7/7 PlusからiPhone Xの端末で、NFCタグを読み取れるようにするためのものです。
追加オプションはありません。
サウンド認識
赤ん坊の鳴き声やサイレン、犬や猫の鳴き声など、特定のサウンドを聞き取らせて、認識したときに通知を表示する機能です。複数のサウンドを聞き取らせることが可能です。サウンド認識をオンにすると、"Hey Siri"の聞き取りがオフになります。
サウンド認識のアイコンを長押しした際の追加のオプションから設定画面に移動して、サウンド認識を有効にできます。
ミュージック認識
周囲で流れている音楽を聞き取って、曲名やアーティスト名などを調べる機能です。iOS 14.2以降から搭載されており、AppleがShazamを買収して実現した機能です。
ボタンをタップすると聞き取りを開始するので、iPhoneを音源に向けます。解析に成功すると、曲情報を表示します。バナーをタップするとShazamのページが開いて、トラック情報(曲情報)や歌詞などが表示されます。
追加オプションはありません。
睡眠モード
睡眠モードに切り替える機能です。睡眠モードはiOS 14で「ヘルスケア」アプリに追加された機能です。
睡眠モードの設定は「ヘルスケア」アプリの「睡眠」で管理します。有効にする曜日と就寝時間、起床時間を設定すると、指定した就寝時間に通知を表示して、起床時間にアラームが鳴る仕組みです。
コントロールセンターでは、睡眠モードを手動でオンにできます。睡眠モードに切り替えるとおやすみモードも自動でオンになり、電話や通知が制限されます。追加オプションはありません。
検証端末:iPhone X、iPhone 7(iOS 14.4)