iPhoneでストップウォッチを使う方法──ラップ・スプリットタイムの計測なども解説

iPhoneでストップウォッチを使う方法──アナログ表示とラップタイム・スプリットタイムの計測にも対応

iPhoneの「時計」アプリには、ストップウォッチ機能が備わっています。このストップウォッチ機能は意外なほど優れもので、安物のストップウォッチを使うよりもよほど便利です。

この記事では、iPhoneのストップウォッチ機能の基本的な使い方を解説します。あわせて、ラップタイムとスプリットタイム(累計タイム)を計測するテクニックについても紹介します。

ストップウォッチの基本的な使い方

ストップウォッチは「時計」アプリから利用します。シンプルなので、誰にでも使うことができます。

ストップウォッチで時間を計測する基本手順

1時計アプリを起動

iPhone ストップウォッチの使い方

まず、ホーム画面にある「時計」アプリをタップしてアプリを起動します。

2「ストップウォッチ」タブをタップして計測開始

iPhone ストップウォッチの使い方

次に、「ストップウォッチ」タブに切り替え、[開始]をタップすると計測が開始されます。

3ストップウォッチを停止

iPhone ストップウォッチの使い方

ストップウォッチを停止するには[停止]をタップします。

[停止]ボタンをタップすると、再び開始が表示されます。この状態で[開始]をタップすると、続きからタイムを測ることができます。

4ストップウォッチをリセット

iPhone ストップウォッチの使い方

計測結果を消去して、最初から測り直したいときは[リセット]をタップします。

アナログ表示に変更するには

画面を左右にスワイプすると、デジタル表示とアナログ表示が切り替わります。

iPhone ストップウォッチの使い方

アナログ表示では、秒針(オレンジ色の長針)と30分積算計(オレンジ色の短針)、ラップタイムを示す青い長針のほか、文字盤の中央下部に最終ラップまでのスプリットタイム(累計タイム)が表示されます。

ホーム画面やロック画面。スリープになっても大丈夫

計測中にホーム画面やロック画面に戻ったり、他のアプリを操作したりしても大丈夫です。またiPhoneがスリープ状態になっても、計測が途切れることはありません。時計アプリに戻れば、すぐ操作を再開できます。

ラップタイムとスプリットタイム(累計タイム)を計測する方法

ラップ機能とスプリット機能について解説します。ラップ機能はiPhoneおよびiPadで利用できますが、スプリット機能はiPhoneでは利用できず、iPadのみ利用可能です。

ラップタイムを測る

ランニングコースなどを周回する際、1周ごとの所要時間を計測したいことがあります。このようなときは「ラップ」機能を使います。

iPhone ラップタイム

[ラップ]ボタンをタップするたびに、「ラップ1」「ラップ2」「ラップ3」という具合に、区間ごとの所要時間が記録されます。つまり、先のランニングの例で言えば、1周するごとに[ラップ]をタップしていく使い方です。

一番短いラップタイムに緑色、一番長いラップタイムには赤色が付くなど、下手なストップウォッチよりもよほど高機能でしょう。

ラップタイムの計測はアナログ表示が便利

iPhone ラップタイム

アナログの文字盤も表示できる

ラップタイムを測るときは、アナログ風の文字盤表示にすると便利です。[ラップ]ボタンをタップすると、この青い針がリセットされるので、ラップタイムを視覚的に把握しやすくなります。

iPadなら各ラップまでのスプリットタイム(累計タイム)を測れる

ある地点までのスプリットタイム(累計タイム)を知りたいときは、ラップで計測している区間ごとの所要時間を合計します。マラソンで、5km、10km、15km地点における経過時間を計測したいときなどに、よく使われる指標です。

ところが、iPhoneのストップウォッチ機能では、最終ラップのスプリットタイム(最初に計測を開始した時点から計測を停止した時点までの時間)しか計測できず、[ラップ]をタップした各時点でのスプリットタイムを記録できません。

そこで、iPadの出番です。

iPad スプリットタイム

iPadのストップウォッチ機能

iPadのストップウォッチ機能は、ラップをタップした各時点でのスプリットタイムを記録してくれます。本体が大きいことが難点ですが、スプリットタイムを計測したいときはiPadを用意するのも一考でしょう。

iPad スプリットタイム

【拡大画像】iPadでは左側から「ラップ数」と「スプリット」(=ラップタイム)およびスタートから各ラップまでの「合計」(=スプリットタイム)が同時に表示される

各ラップまでのスプリットタイムの計測方法は、前述したラップタイムの計測方法と同じ。iPad版の「時計」アプリを起動し、計測を開始したらラップをタップしていくだけです。「スプリット」にラップタイムが表示され、「合計」にラップごとの所要時間を累計したスプリットタイムが表示されます。

表示が非常にまぎらわしいのですが、「スプリット」に表示されているのがラップごとの所要時間、つまり「ラップタイム」です。そして「合計」に表示されているのが、計測開始時からラップをタップした各時点における「スプリットタイム」です。

たとえば上記画像では、ラップ5のラップタイムは16.94秒、スプリットタイムは48.81秒(ラップ1〜5までの累計タイム)となります。

検証端末:iPhone XR(iOS 13.3)

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