クレジットカードが使えるスマホ決済・電子マネーまとめ──ポイント二重取りができるのはどれ?

相性のいいクレジットカードを使うとお得

本記事では、クレジットカードが使えるスマホ決済・電子マネーをまとめて15個紹介。それぞれ、サービスごとに登録できるクレジットカードの種類やポイントの還元率について詳しく解説します。

「スマホでクレジットカード決済がしたい」「ポイントを二重取りできるスマホ決済・電子マネーを知りたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

【一覧表】クレジットカードが使えるスマホ決済

まずは、クレジットカードが使えるスマホ決済を一覧で比較・紹介します。

クレジットカードが使えるスマホ決済一覧
  決済サービス 特典 還元率 ポイントの二重取り
クレジットカードで直接支払う

PayPay

PayPayポイント 0.5% △(PayPayカードのみ可能)
楽天ペイ 楽天ポイント 0.5% △(楽天カードのみ可能)
d払い dポイント 0.5% △(dカードのみ可能)
iD なし なし ×
QUICPay なし なし ×
Visaタッチ決済 なし なし ×
クレジットカードでチャージする au PAY Pontaポイント 0.5%
Suica JRE POINT 0〜2% ◯(ビューカードなど一部のみ可能)
PASMO なし なし ×
WAON WAON POINT 0.5% ◯(イオンカード・セレクトなど一部のみ可能)
nanaco nanacoポイント 0.5% ◯(セブンカード・プラスなど一部のみ可能)
楽天Edy 楽天ポイント 0.5% ◯(楽天カードなど一部のみ可能)
自社クレジットカードのみ使える LINE Pay LINEポイント 基本なし ×
メルペイ メルカリポイント 基本なし ×
AEON Pay WAON POINT 基本なし ×

クレジットカードをスマホ決済・電子マネーで使う方法は大きく2つのタイプがあります。1つ目はクレジットカードで直接支払うタイプ。2つ目はクレジットカードで残高にチャージして支払うタイプです。

まず、クレジットカードで直接支払うタイプは、クレジットカードを使ったポイント二重取りが制限されているケースがほとんど。スマホ決済固有のクレジットカードを持っているユーザーしか、ポイント二重取りは実現できません。

どちらかというと、チャージ式のスマホ決済・電子マネーのほうがポイントの二重取りができる可能性は高いです。ただ、電子マネー等へのチャージをポイント付与の対象外に指定しているカード会社も多いので、利用するクレジットカードの選定は慎重におこなわなければなりません。

PayPayカード

PayPayカード(Mastercard)でau PAYにチャージして支払った場合

そこでおすすめしたいのが、PayPayが発行するクレジットカード「PayPayカード」です。2023年2月現在、PayPayカードのポイント付与対象外に指定されているのは「nanaco」へのチャージだけ(PayPayカード公式サイト参照)。

つまり、「au PAY」「Suica」「WAON」へのチャージでポイントの二重取りができるというわけです(楽天Edyへはチャージ自体不可)。

PayPayポイント

PayPayカードでWAONへチャージ

PayPayポイント

PayPayカードでSuicaへチャージ

実際に筆者手持ちのPayPayカードで「Suica」と「WAON」へチャージしてみたところ、ポイント付与対象であることが確認できました。

もちろん、PayPayカードはスマホ決済アプリ「PayPay」との相性も抜群。PayPayにPayPayカード紐付けて支払うと、合計1%のPayPayポイントが貯まります。ちなみに、PayPayカード単体での還元率も1%です。

PayPayカードは、入会費・年会費など一切かからない永年無料で使えるクレジットカードです。獲得ポイントの上限なども設けられていないので、ポイ活するにはもってこいのクレジットカードだといえるでしょう。

公式サイトで詳細をチェック

PayPayカード
PayPayカード
年会費
0
永年無料
還元率
1.00% ~ 1.50%
200円ごとに最大1.5%のポイント
ポイント
PayPayポイント
ウォレット
Apple Pay
Google Pay
電子マネー
QUICPay
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
支払い

毎月末日締め

/

翌月27日引落

  • 年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ

  • 国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能

  • ナンバーレスで安心のセキュリティ

クレジットカードで直接支払えるスマホ決済

まずは、登録したクレジットカードで直接支払うタイプのスマホ決済・電子マネーを紹介します。

チャージの手間がかからないので、残高不足を気にせずスピーディーに買い物ができるのが特徴です。また、残高に余分な端数が残らないのもメリットでしょう。

PayPay(ペイペイ)

PayPay

PayPay(ペイペイ)」は、ソフトバンクとヤフーが共同でスタートしたスマホ決済アプリ。実店舗でのコード払い(ユーザースキャン/ストアスキャン)でクレジットカードを利用できます。

アプリ「PayPay」をダウンロード

登録できるクレジットカードの種類

PayPayに登録できるのは、「VISA」「Mastercard」ブランドのクレジットカードです。

PayPayに登録できるクレジットカード
  PayPayへの登録
Visa
Mastercard
JCB ×(PayPayカードのみ可能)
American Express ×
Diners Club ×

カード会社の指定は特にありません。他社のクレジットカード(楽天カードやイオンカード、ビューカードなど)であっても、上記ブランドで本人名義のものならPayPayに登録できます。

得られる特典

PayPayの利用で得られる特典は、「何を支払い元に設定するか」によって大きく異なります。

PayPayあとばらい

まず、「PayPay残高」を支払い元に設定した場合、200円支払うごとに1P(=0.5%)のPayPayポイントが貯まります。たとえば、500円支払うと2ポイント、1000円支払うと5ポイントが貰える計算です(200円未満は切り捨て)。

他社クレカの場合

一方、PayPayカード以外の他社クレジットカードを紐付けて支払った場合、PayPay側の特典(0.5%のPayPayポイント)は一切付与されません。得られるのは、紐付けたクレジットカード会社側の特典のみとなります。

PayPayカード

一番効率よくポイントを獲得できるのは、「PayPayあと払い」と呼ばれる方法です。

PayPayが発行するクレジットカード「PayPayカード/PayPayカードゴールド」をPayPayに紐付けて支払うと、税込100円支払うごとに1P(=1%)のPayPayポイントが貯まります。

PayPayカード
PayPayカード
年会費
0
永年無料
還元率
1.00% ~ 1.50%
200円ごとに最大1.5%のポイント
ポイント
PayPayポイント
ウォレット
Apple Pay
Google Pay
電子マネー
QUICPay
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
支払い

毎月末日締め

/

翌月27日引落

  • 年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ

  • 国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能

  • ナンバーレスで安心のセキュリティ

楽天ペイ

楽天ペイ

「楽天ペイ」は、楽天のグループ会社が2016年に提供を開始したスマホ決済アプリ。実店舗でのコード払い(ユーザースキャン/ストアスキャン)やオンライン支払いでクレジットカードを利用できます。

アプリ「楽天ペイ」をダウンロード

登録できるクレジットカードの種類

楽天ペイに登録できるクレジットカードは、以下のブランドです。

  楽天ペイへの登録
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club ×

本人認証サービス(3Dセキュア)に対応しているクレジットカードであることも必須条件です。

本人認証サービス(3Dセキュア)とは、なりすましや不正使用を防ぐために存在するセキュリティ設定のこと。3Dセキュアを設定していないカード、または3Dセキュアを設定できないカードは、楽天ペイでは利用できません。

得られる特典

楽天ペイの利用で得られる特典は、「何を支払い元に設定するか」によって大きく異なります。

楽天ペイ

まず、チャージした「楽天キャッシュ」を支払い元に設定した場合、200円支払うごとに1P(=0.5%)の楽天ポイントが貯まります。たとえば、500円支払うと2ポイント、1000円支払うと5ポイントが貰える計算です(200円未満は切り捨て)。

楽天ペイ

一方、クレジットカード(楽天カード含む)を支払い元に設定した場合、楽天ペイ側の特典(0.5%の楽天ポイント)は一切付与されません。得られるのは、カード会社独自の特典だけです。

楽天カードで楽天キャッシュにチャージして支払う

唯一、ポイントの二重取りができるのは楽天カードで「楽天キャッシュ」にチャージして楽天ペイで支払った場合です。楽天カードの利用特典(チャージ金額の1%分のポイント付与)に加えて、楽天ペイの利用特典(200円支払うごとに1P付与=0.5%還元)を得られるので、実質合計1.5%還元を実現できます。

なお、楽天キャッシュにチャージできるのは、楽天カードだけです。他社カードは、楽天キャッシュへのチャージに利用できません。

楽天カード
楽天カード
年会費
0
永年無料
還元率
1.00%
100円ごとに1ポイント
ポイント
楽天ポイント
ウォレット
Apple Pay
Google Pay
電子マネー
QUICPay
楽天Edy
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
/
最短1週間
支払い

毎月末日締め

/

翌月27日引落

  • 楽天ポイントの基本還元率が1%(100円につき1ポイント=1円相当)。しかも年会費は無料

  • 楽天市場では3%以上の還元率。SPU(スーパーポイントアッププログラム)やお買い物マラソンなどでポイント大幅アップ

  • 楽天ポイントは貯められる、使える店舗・サービスが多い

d払い

d払い

「d払い」は、大手通信会社NTTドコモが2018年に提供をスタートしたスマホ決済アプリです。

実店舗でのコード払い(ユーザースキャン/ストアスキャン)やウェブサイトでのオンライン支払い、電気・水道・ガス料金などの請求書支払いでもクレジットカードを利用できます。

登録できるクレジットカードの種類

d払いに登録できるクレジットカードは、以下のブランドです。

  d払いへの登録
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club ×

カード会社の指定は特にありません。ドコモが発行する「dカード」以外のクレジットカードでも、上記ブランドのものならd払いに登録できます。

ただ、海外で発行されたクレジットカードや一部のプリペイドカードなどは利用できない可能性があるようです。注意しましょう。

得られる特典

d払いの利用で得られる特典は「何を支払い元に設定するか」によって大きく異なります。

d払い

まず、事前にチャージした「d払い残高」を支払い元に設定した場合、200円支払うごとに1P(=0.5%)が貯まります。たとえば、500円支払うと2ポイント、1000円支払うと5ポイントが貰える計算です(200円未満は切り捨て)。

d払い

一方、他社クレジットカードを使った場合、d払い側の特典は一切付与されません。得られるのは、カード会社独自の特典だけです。

d払い

一番効率よくポイントを獲得できるのは、ドコモが発行するクレジットカード「dカード」を支払い元に設定して支払うケースです。

dカードの利用特典(200円で1P付与=0.5%)とd払いの利用特典(200円で1P付与=0.5%)を二重取りできるので、200円支払うごとにdポイントが2Pが貯まります(還元率1%)。

dカード
dカード
年会費
0
永年無料
還元率
1.00%
ポイント
dポイント
ウォレット
Apple Pay
電子マネー
iD
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
最短5分
/
最短5日
支払い

毎月15日締め

/

翌月10日引落

  • 年会費無料で、dポイントの基本還元率が1%(100円につき1ポイント=1円相当)

  • dポイントカード提示(1%)+dカード設定(0.5%)のd払い(0.5%)で、ポイント三重取り。常に2%のdポイントが貯まる

  • ahamoのデータ量を毎月1GB増量

iD(アイディ)

iD

iD(アイディ)は、NTTドコモが提供する電子マネー。「非接触型決済」と呼ばれるサービスの一種で、お店の端末にスマホをかざして支払います。

iD決済は「FeliCa」という通信技術に対応している端末でしか利用できません。iPhoneであればiPhone 7以降のすべての機種で対応していますが、Androidスマホは比較的新しい機種でもFeliCaに対応していないケースがあるので注意が必要です(特に海外メーカー製のスマホ)。メーカー公式サイトなどでスペック表に「おサイフケータイ対応」もしくは「FeliCaチップ搭載」などと記載されているか確認しておきましょう。

登録できるクレジットカードの種類

スマホでiDを使う際は、iPhoneは「ウォレット(Apple Pay)」アプリ、Androidスマホは「Google Pay」アプリもしくは「iD」アプリを使います。どのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類やブランドが異なります。

「iD」を利用できるクレジットカード(一例)
  iPhone Androidスマホ
  ウォレットアプリ Google Payアプリ iDアプリ
クレジットカード dカード/イオンカード/オリコカード/JP BANK カード/三井住友カード/ソフトバンクカード/三井住友カード提携のクレジットカード(Amazon Mastercard・Visa LINE Pay カードなど)/ライフカード/大丸松阪屋カードなど オリコカード/JP BANK カード/三井住友カード/三井住友カード提携のクレジットカード(Amazon Mastercard・Visa LINE Pay カードなど)/ライフカードなど dカード/イオンカード/ユーシーカード/セゾンカード/VJAグループ発行のカード/ファミマTカードなど
デビットカード/プリペイドカード SMBCデビットカード/住信SBIネット銀行デビットカード(Mastercard)/メルペイ/Visa LINE Payプリペイドカード/はまPayなど SMBCデビットカード/メルペイ/Visa LINE Payプリペイドカード/はまPayなど -

なお、ここで挙げているのはあくまでも一例です。詳細は、iDの公式サイトをチェックしてください。

得られる特典

クレジットカード

「iD」自体に常設のポイント還元システムはないので、ポイントの二重取りはできません。iDの利用で得られるのは、紐付けたクレジットカード会社側の特典(ポイント還元やキャッシュバック)のみとなります。

QUICPay(クイックペイ)

QUICPay決済

PayPayカードをApple Payに登録すると「QUICPay」が使える

QUICPay(クイックペイ)は、JCBが提供する電子マネー。「非接触型決済」と呼ばれるサービスの一種で、お店の端末にスマホをかざして支払います。前述したiDと同じく、「FeliCa」に対応したiPhone、Androidスマホでのみ利用可能です。

登録できるクレジットカードの種類

スマホでQUICPayを使う際は、iPhoneは「ウォレット(Apple Pay)」アプリ、Androidスマホは「Google Pay」アプリを使います。どのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類やブランドが異なる仕様です。

QUICPayを利用できるカード(一例)
  QUICPayに登録できるカード(iPhone/Androidスマホ共通)
クレジットカード JCBカード/楽天カード/セゾンカード/オリコカード/りそなカード/au PAYカード/ジャックスカード/ゆめカード/PayPayカード/セブンカード/アメリカン・エキスプレスカード/出光カード/髙島屋カード/アコムカードなど
デビットカード/プリペイドカード

auじぶん銀行デビットカード/みずほ銀行デビットカード/JCBデビットカード/au PAYプリペイドカード/Kyash/TOYOTA Walletプリペイドカード/MIXIプリペイドカードなど

なお、ここで挙げているのはあくまでも一例です。詳細はQUICPayの公式サイトをチェックしてください。

得られる特典

クイックペイ

「QUICPay」自体に常設のポイント還元システムはないので、ポイントの二重取りはできません。QUICPayの利用で得られるのは、紐付けたクレジットカード会社側の特典(ポイント還元やキャッシュバック)のみとなります。

Visaタッチ決済

Visaタッチ

「Visaタッチ決済」は、カードブランドの「Visa」が提供する決済サービス。お店の端末にスマホをかざして支払います。iDやQUICPayと異なり、「FeliCa」に対応していないデバイスでも利用できるのが特徴です。

登録できるクレジットカードの種類

スマホでVisaタッチ決済を使う際は、iPhoneは「ウォレット(Apple Pay)」アプリ、Androidスマホは「Google Pay」アプリを使います。どのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類やブランドが異なる仕様です。

「Visaタッチ決済」に対応したクレジットカード(一例)
  ウォレットアプリに登録できるカード Google Payアプリに登録できるカード
クレジットカード アプラスカード/出光クレジットカード/エポスカード/エムアイカード/オリコカード/セゾンカード/静銀セゾンカード/ジャックスカード/セブンCSカードサービス/大和カード/高島屋カード/ビューカード/三井住友カード/楽天カード/りそなカード《セゾン》/dカード/PayPayカード/セディナカードなど 三井住友カード/エポスカード/Visa LINE Payクレジットカード
デビットカード/プリペイドカード

Visa LINE Payプリペイドカード/はまPay/ソフトバンクカード

Visa LINE Payプリペイドカード/ソニー銀行デビットカード/りそな銀行デビットカード/三菱UFJ銀行デビットカード/埼玉りそな銀行デビットカード/ちばぎんデビットカード/関西みらい銀行デビットカード/北國銀行デビットカード/PayPay銀行デビットカード/Revolutカードなど

なお、ここで挙げているのはあくまでも一例です。詳細はVisaの公式サイトをチェックしてください。

得られる特典

Visaタッチ決済

「Visaタッチ決済」自体に常設のポイント還元システムはないので、ポイントの二重取りはできません。Visaタッチ決済の利用で得られるのは、紐付けたクレジットカード会社側の特典(ポイント還元やキャッシュバック)のみとなります。

クレジットカードでチャージできるスマホ決済

続いて紹介するのは、クレジットカードで残高をチャージして支払うタイプのスマホ決済・電子マネー。チャージに手間がかかるのが難点ですが、計画的な利用がしやすくなります。使いすぎを防止したい人にはおすすめでしょう。

au PAY

au PAY

「au PAY」は、KDDIグループが提供しているスマホ決済アプリです。クレジットカードや現金、口座引き落としなどでau PAY残高にチャージして支払います。実店舗でのウェブサイトでのオンライン支払いや電気・水道・ガス料金などの請求書支払いにも対応しています。

アプリ「au PAY」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

au PAY残高へのチャージに使えるカードは、以下の通り。「Mastercard」と「American Express」ブランドならどの会社のカードでも使えますが、「VISA」と「JCB」は指定されたカード会社しか利用できません。

得られる特典

au PAYの「コード払い(ストアスキャン/ユーザースキャン)」もしくは「オンライン支払い」「請求書支払い」で200円以上決済すると、0.5%分のPontaポイントが貰えます(200円につき1P付与)。

PayPayカード

PayPayカード(Mastercard)でau PAYにチャージして支払った場合

さらに、ポイント還元システムやキャッシュバックサービスのあるクレジットカードを使用することで、ポイントの二重取りが可能です。

たとえば、au PAYのチャージに「dカード(Mastercard)」を使えばチャージ金額の1%分のdポイントがもらえますし、「PayPayカード(Mastercard)」を使うとチャージ金額の1%分のPayPayポイントが貯まります。高還元率のクレジットカードを使えば、それだけ大きな特典を得られるでしょう。

注意:au PAYへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカード

au PAYへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカードも多いです。たとえば、「楽天カード」や「リクルートカード」、「TカードPrime」などが挙げられます。

さらに、2022年12月1日からは「au PAYカード」までもがポイント付与の対象外に指定されてしまいました(au PAYゴールドカードは付与対象)。自身が使っているカード会社のヘルプなどを確認し、ポイント付与の対象項目をよくチェックしておくことをおすすめします。

Suica(スイカ)

改札でタッチ決済

Suicaは、JR東日本(東日本旅客鉄道)が提供・運営している電子マネー。スマホをかざして支払う非接触型決済サービスの一種で、前述した「FeliCa」に対応しているデバイスでのみ利用できます。

アプリ「モバイルSuica」をダウンロード
アプリ「Suica」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

現状、Suicaを扱えるアプリはiPhone・Androidスマホそれぞれ2つずつ存在します。どのアプリを使うかによって、利用できるクレジットカードの種類や特徴、ブランドが異なる仕様です。

Suicaにチャージできるクレジットカード
  iPhone Androidスマホ
  ウォレットアプリ(Apple Pay) Suicaアプリ Google Payアプリ モバイルSuicaアプリ
利用できるカードブランド 特に指定なし JCB/VISA/Mastercard/American Express/Diners Club 特に指定なし JCB/VISA/Mastercard/American Express/Diners Club
利用できるカード会社 150以上(詳細は公式サイト 特に指定なし 特に指定なし(日本で発行されたほぼすべてのクレジット カード) 特に指定なし
本人認証サービス(3Dセキュア認証)への対応 必須ではない 必須 必須ではない 必須
デビットカードの登録 × ×
プリペイドカードの登録 × ×

いずれもカード会社の指定はありません。ただ、「Suica」アプリや「モバイルSuica」アプリは、本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応していないカードを登録できない仕様になっています。

「ウォレット」アプリや「Google Pay」アプリのほうが、利用できるカードのバリエーションは豊富です。

得られる特典

記名式のSuicaを発行してJRE POINT WEBへの会員登録を済ませると、JR東日本鉄道の運賃支払い50円につき1ポイント(=2%)の割合でJRE POINTが貯まります。

また、JR東日本に指定された店舗(NewDaysやKIOSKなど)や自動販売機でも、金額に応じてJRE POINTが付与される仕組みです(ポイントの付与率は店舗ごとに異なる)。貯まったJRE POINTは、1ポイント=1円相当としてSuicaの残高に交換できます。

Suica

さらにJR東日本グループが発行するクレジットカード「ビューカード」でSuicaにオートチャージした場合、チャージ金額の1.5%分のJRE POINTが還元されます。JRE POINTの二重取りが可能です。

PayPayかーど

ビューカード以外のクレジットカードでも、Suicaへのチャージでポイントが貯まるケースがあります。

たとえば前述した「PayPayカード」を使えば、チャージ金額の1%分のPayPayポイントを獲得できます(2023年2月時点)。また、「リクルートカード」でもSuicaチャージでポイントが貯まります。

注意:Suicaへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカード

Suicaへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカードも多いので注意が必要です。たとえば、「楽天カード」「dカード」「三井住友カード」などが挙げられます(ほかにも多数)。自身が使っているカード会社のヘルプなどを確認し、ポイント付与の対象項目をよくチェックしておくことをおすすめします。

PASMO(パスモ)

PASMO

東京メトロや小田急電鉄、京急電鉄、バス事業者などが共同で提供・運営している電子マネー。スマホをかざして支払う非接触型決済サービスの一種で、前述した「FeliCa」に対応している端末でのみ利用できます。

アプリ「モバイルPASMO」をダウンロード
アプリ「PASMO」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

現状、スマホでPASMOを扱えるアプリはiPhone・Androidスマホそれぞれ2つずつ存在します。どのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類や特徴、ブランドが異なります。

PASMOにチャージできるクレジットカード
  iPhone Androidスマホ
  ウォレットアプリ(Apple Pay) Suicaアプリ Google Payアプリ モバイルSuicaアプリ
利用できるカードブランド 特に指定なし JCB/VISA/Mastercard/American Express/Diners Club 特に指定なし JCB/VISA/Mastercard/American Express/Diners Club
利用できるカード会社 150以上(詳細は公式サイト 特に指定なし 特に指定なし(日本で発行されたほぼすべてのクレジット カード) 特に指定なし
本人認証サービス(3Dセキュア認証)への対応 必須ではない 必須 必須ではない 必須
デビットカードの登録 × ×
プリペイドカードの登録 × ×

いずれもカード会社の指定はありません。ただ、「PASMO」アプリや「モバイルPASMO」アプリは、本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応していないカードを登録できない仕様になっています。

「ウォレット」アプリや「Google Pay」アプリのほうが、利用できるカードのバリエーションは豊富だといえるでしょう。

得られる特典

PASMO

PASMO(パスモ)には、常設のポイント還元システムやキャッシュバックはありません。

ただ、ポイント還元システムやキャッシュバックサービスのあるクレジットカードを使用することで、クレカ側の特典を得られるケースがあります。たとえば「PayPayカード」を使えば、チャージ金額の1%分のPayPayポイントを獲得できます。

注意:PASMOへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカード

PASMOへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカードも多いので注意が必要です。たとえば「楽天カード」「リクルートカード」「三井住友カード」などが挙げられます(他にも多数)。自身が使っているカード会社のヘルプなどを確認し、ポイント付与の対象項目をよくチェックしておくことをおすすめします。

WAON(ワオン)

WAON

「WAON」は、イオンリテール株式会社が提供・運営している電子マネー。スマホをかざして支払う非接触型決済サービスの一種で、前述した「FeliCa通信」に対応している端末でのみ利用できます。

アプリ「WAON」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

現状、WAONが使えるアプリはiPhone・Androidスマホでそれぞれ3つずつ。どのアプリを使うかによって、チャージできるクレジットカードの種類や特徴、ブランドが異なります。

WAONにチャージできるクレジットカード
  iPhone Androidスマホ iPhone/Androidスマホ
  ウォレットアプリ(Apple Pay) iOS版WAONアプリ Google Payアプリ Android版WAONアプリ iAEONアプリ
利用できるカードブランド Mastercard・JCB・American Express - - - -
利用できるカード会社 150以上(詳細は公式サイト イオンカードのみ イオンカードのみ イオンカードのみ イオンカードのみ
本人認証サービス(3Dセキュア認証)への対応 必須ではない - - - -
デビットカードの利用 × - × ×
プリペイドカードの登録 × - × ×

イオンカード以外のクレジットカードでチャージできるのは、iPhoneの「ウォレット(Apple Pay)アプリ」だけです。Androidスマホユーザーは、他社クレジットカードを使ってのチャージが一切できません。

得られる特典

WAON決済をすると、0.5%分のWAON POINTがもらえます(200円につき1P付与)。

さらに専用サイトに会員登録をした上で「まいばすけっと」や「マックスバリュ」「ミニストップ」といったイオングループの対象店舗でWAONを支払うと、還元率が1%にアップします(200円につき2P付与)。

WAON

さらにイオングループが発行するクレジットカード「イオンカード・セレクト」でWAONにオートチャージした場合、チャージ金額の0.5%分のWAON POINTが還元されます。WAON POINTの二重取りが可能というわけです。

PayPayカード WAONチャージ

また、イオンカード・セレクト以外のクレジットカードでも、Suicaへのチャージでポイントが貯まるケースがあります。たとえば「PayPayカード」を使えば、チャージ金額の1%分のPayPayポイントを獲得できます(2023年2月時点)。

注意:WAONへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカード

WAONへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカードも多いので注意が必要です。たとえば「楽天カード」「リクルートカード」「三井住友カード」などが挙げられます(他にも多数)。自身が使っているカード会社のヘルプなどを確認し、ポイント付与の対象項目をよくチェックしておくことをおすすめします。

nanaco(ナナコ)

nanaco

「nanaco」は、セブン&アイグループが提供・運営している電子マネー。スマホをかざして支払う非接触型決済サービスの一種で、前述した「FeliCa通信」に対応している端末でのみ利用できます。

アプリ「nanaco」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

現状、nanacoを発行・利用できるアプリはiPhone・Androidスマホそれぞれ2つずつ存在します。どのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類や特徴、ブランドが異なる仕様です。

nanacoにチャージできるクレジットカード
  iPhone Androidスマホ
  ウォレットアプリ(Apple Pay) iOS版nanacoアプリ Google Payアプリ Android版nanacoアプリ
利用できるカードブランド Mastercard・JCB・American Express - - -
利用できるカード会社 150以上(詳細は公式サイト セブンカード・プラスのみ ×(クレジットカードチャージ自体不可) セブンカード・プラスのみ
本人認証サービス(3Dセキュア認証)への対応 必須ではない - - -
デビットカードの利用 × - ×
プリペイドカードの登録 × - ×

iOS版/Android版「nanaco」アプリでは、セブン&アイグループが発行するクレジットカード「セブンカード・プラス」しか新規登録ができません。

ただ、2020年3月12日以前にiOS版/Android版「nanaco」アプリに登録していたクレジットカードは継続利用できるようです。

得られる特典

nanacoで200円以上決済すると、0.5%分のnanacoポイントが貯まります(200円につき1P付与)。

nanaco

さらにセブン&アイグループが発行するクレジットカード「セブンカード・プラス」でnanacoにチャージした場合、チャージ金額の0.5%分のnanacoポイントが還元されます。nanacoポイントの二重取りが可能というわけです。

nanaco

他社のクレジットカードの場合、ほとんどのケースでポイントの二重取りはできません。大半のクレジットカード会社がnanacoへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているからです。

具体的には「三井住友カード」「楽天カード」「PayPayカード」「リクルートカード」などが挙げられます(他にも多数)。他社クレジットカードでチャージした場合に得られるのは、nanaco側の特典(0.5%のnanacoポイント)だけだと思っておいたほうがよいでしょう。

楽天Edy

楽天Edy

「楽天Edy」は、楽天が提供する電子マネーサービス。スマホをかざして支払う非接触型決済サービスの一種で、前述した「FeliCa通信」に対応しているAndroidスマホでのみ利用できます。現在、iPhoneには対応していません。

アプリ「楽天Edy」をダウンロード

チャージに使えるクレジットカードの種類

現状、楽天Edyを発行・利用できるアプリは「Google Pay」アプリと「楽天Edy」アプリの2つ存在します。どちらのアプリを使うかによって、登録できるクレジットカードの種類や特徴が少しだけ異なる仕様です。

楽天Edyにチャージできるクレジットカード
  Google Payアプリ 楽天Edyアプリ
利用できるカードブランド 特に指定なし Visa、Mastercard、JCB、American Express
利用できるカード会社 特に指定なし(日本で発行されたほぼすべてのクレジット カード) 特に指定なし(PayPayカードは不可)
本人認証サービス(3Dセキュア認証)への対応 必須ではない 必須
デビットカードの利用
プリペイドカードの登録

いずれもカード会社の指定はないので、楽天カード以外の他社クレジットカードでも問題なく登録できます(ただしPayPayカードの登録はできない)。

「楽天Edy」アプリは本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応していないカードを登録できません。その点、「Google Pay」アプリのほうが利用できるカードのバリエーションは豊富だといえるでしょう。

得られる特典

楽天Edyで200円以上決済すると、0.5%分の楽天ポイントがもらえます(200円につき1P付与)。

楽天ポイント

さらに楽天が発行するクレジットカード「楽天カード」で楽天Edyにチャージした場合、チャージ金額の0.5%分の楽天ポイントが還元されます。楽天ポイントの二重取りが可能というわけです。

リクルートカード

また、楽天カード以外のクレジットカードでも、楽天Edyへのチャージでポイントが貯まるケースがあります。たとえば「リクルートカード」のVisa・Mastercardブランドを使えば、楽天Edyへのチャージで1.2%分のリクルートポイントが還元されます。

注意:楽天Edyへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカード

楽天Edyへのチャージをポイント付与の対象外に指定しているクレジットカードも多いので注意が必要です。たとえば「三井住友カード」「dカード」などが挙げられます(他にも多数)。自身が使っているカード会社のヘルプなどを確認し、ポイント付与の対象項目をよくチェックしておくことをおすすめします。

自社のクレジットカードのみ使えるスマホ決済サービス

最後に紹介するのは、特定のクレジットカードだけ紐付けられるタイプのスマホ決済・電子マネー。利用できるユーザーはかなり限られているので、必要に応じてチェックしてみてください。

LINE Pay

LINE Pay

「LINE Pay(ラインペイ)」は、LINEアプリ内に組み込まれたコード決済サービス。お馴染みの「LINE」アカウントを持っていれば、アプリ内から簡単に利用開始できます。

LINE Pay

LINE Payの支払い元として登録できるのは、LINEが発行するクレジットカード「Visa LINE Payクレジットカード」と「Visa LINE Payクレジットカード(+P)」のみ。

他社のクレジットカードも登録はできますが、利用できるシーンはLINE関連のオンラインサービスのみと限定的です。実店舗での支払いには利用できません。

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メルペイ

メルペイ

メルペイは、お馴染みのフリマアプリ「メルカリ」に組み込まれた決済機能です。「メルカリ」のユーザーであることが前提となりますが、売上金がなくても使えます。

メルカード

メルカード

「メルカリ」内の買い物では他社クレジットカードを登録・利用できるものの、「メルペイ」での実店舗支払いには他社クレジットカードを利用できません。

唯一、メルカリが発行するクレジットカード「メルカード」のみ、メルペイ(スマート払い)の支払い元として登録可能です。

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AEON Pay(イオンペイ)

AEON Pay(イオンペイ)とは何なのか──使い方からメリット・デメリット、注意点まで解説

AEON Pay(イオンペイ)は、「iAEON」アプリや「イオンウォレット」アプリに組み込まれたコード決済サービス。「イオンモール」や「マックスバリュ」「グルメシティ」「まいばすけっと」「ダイエー」など、主にイオングループの店舗で利用できます。

イオンカードセレクト(ミニオンズデザイン)

イオンカードセレクト(ミニオンズデザイン)

AEON Payの支払い元には、イオンマークのついたカードのみ登録できます。たとえば楽天カードや三井住友カード、オリコカードなど、他社のクレジットカード・デビットカードは一切登録できません。

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EDITED BY
MOEGI