楽天市場での買い物や楽天の各種サービスで貯まる楽天ポイント。加盟店やお得なキャンペーンが多いことから、ポイントを獲得しやすく、還元率アップのチャンスが多い点が魅力です。
本記事では、楽天ポイントの特徴やポイントを上手に貯めるコツを解説。知っていると得する裏技も紹介します。
楽天ポイントとは?
楽天ポイントは、楽天市場をはじめとする楽天の各種サービスや、楽天加盟店での買い物、そして楽天カードでの決済などで貯めることができます。ポイントサービスの利用には楽天会員への登録(無料)が必要です。
楽天各種サービスの利用額に応じて、通常は100円につき1ポイント(還元率1%)が付与されます。楽天アプリから商品を購入したり、楽天市場での決済に楽天カードを利用したり、さらに楽天カードの引き落し口座を楽天銀行に設定したりと、さまざまな方法で楽天ポイントの還元率を上げていくことができます。
貯まった楽天ポイントの確認は、ポイント管理アプリの「楽天ポイントクラブ」を利用するのがおすすめ。現在の保有ポイントや有効期限、過去のポイント実績などを詳しく確認できます。
「保有ポイント」「獲得予定ポイント」といったシンプルな情報なら、楽天市場(Web・アプリ)や楽天ペイアプリから確認することも可能です。
楽天ポイントの還元率は1%、100円で1ポイント貯まる
貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円としてさまざまな方法で活用できます。
楽天市場や楽天ペイで利用する以外にも、楽天モバイルや楽天でんき、楽天ガス等の月々の代金の支払いに充てることも可能です。また、楽天Edyにチャージして電子マネーとして利用したり、ポイント運用でポイントをさらに増やしたりする選択肢もあります。
ポイントで購入してもポイントが貯まる、ポイントの有効期限も要チェック
楽天ポイントは、ポイントで買い物をしてもポイントが貯まります。利用できるポイントの上限は1回の購入・サービス利用で3万ポイントまで。会員ランクが上がるごとに、一度で使えるポイント数もアップします。
また、楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」があり、それぞれの有効期限には注意が必要です。
通常ポイントは、楽天市場や楽天ペイをはじめとする様々な楽天サービスでの買い物・決済などによって貯まるポイントです。有効期限は1年間ですが、期間内に新たにポイントを獲得すれば有効期間が自動的に延長されます。
期間限定ポイントは、キャンペーンなどのボーナスとして獲得できるポイントのことです。
ポイントごとに有効期限が設けられており、数週間から1カ月程度で期限を迎えるポイントも少なくありません。ポイントを失効させないためにも定期的に有効期限をチェックし、早めに使い切ることをおすすめします。
ショップや商品によってポイントが異なる、ポイントの付与タイミングにも注意
同じ商品であっても、店舗によってポイントの倍率が違うのが楽天ポイントの特徴です。また、一部商品だけ高倍率のポイントが付与されるなど、商品によって異なることもあるため、購入時には比較が必要です。
ポイントは即時に付与されるわけではありません。楽天市場では購入日の20日後、楽天カード決済分は1カ月分が翌月15日に進呈され、初めて利用できるようになります。現時点で利用できるポイント数、獲得予定ポイントはアプリや楽天のサイトでいつでも確認できます。
楽天市場以外にもさまざまなシーンで貯められる
楽天ポイントは、楽天市場や街のお店以外にも、楽天カードなどさまざまな関連サービスの利用で貯めることができます。
たとえば楽天ブックスでは、初めての利用で1500円以上購入するとポイントが最大5倍になるほか、食品や日用品など普段の買い物を楽天西友ネットスーパーに切り替えれば、対象商品によって「ポイント10倍」「10%ポイントバック」などのキャンペーンが適用されます。
楽天の各種キャッシュレス決済も、積極的に利用すべきでしょう。楽天ペイのコード・QR払いではポイントで支払ったとしても1%還元、おサイフケータイ機能を搭載するAndroidスマホなら楽天ペイにSuicaを設定してチャージするだけでもポイントが付与されます。
ポイントの還元率や付与条件を完全に把握するのは難しいですが、クレジットカードや銀行、保険などの金融サービス、電気やガスといった日常的に欠かすことのできないサービスを見直すだけでも、ポイントアップのきっかけに繋がることがあります。
楽天ポイントを賢く貯める5つのコツ
楽天ポイントを効率よく貯めるには、楽天の各種サービスを積極的に利用してポイント還元率をアップさせた上で、お得なセールやキャンペーンを逃さないことが近道です。ポイントが貯められるお店やサービス、賢く貯めるためのちょっとした工夫を具体的に紹介していきます。
楽天ポイントが貯まるお店をチェック
楽天の年間発行ポイント数は年々増加しており、2021年8月末時点で累計2兆5000億ポイントを突破。2020年9月に2兆ポイントを達成してから、わずかな期間で過去最多5000億ポイントの発行に到達しています。
楽天の各種サービスやオンライン上だけではなく、スーパーやドラッグストアなど約500万カ所の加盟店でポイントを貯めることができるのも大きな魅力です。日常的に利用しているお店がないか、いま一度チェックしてみましょう。
楽天ポイントが貯まるお店 | |
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飲食店 | はなまるうどん、マクドナルド、幸楽苑、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、藍屋、すき家、はま寿司、ココス、華屋与兵衛、ミスタードーナツ、くら寿司、ロイヤルホスト、吉野家、サンマルクカフェ、長崎ちゃんぽんリンガーハット、コメダ珈琲店など |
コンビニ | ファミリーマート、ファミマ!!、TOMONY、デイリーヤマザキ、ポプラ、生活彩家、くらしハウス、スリーエイトなど |
家電 | ジョーシン、エディオン、100満ボルト、ビックカメラ、コジマ、ソフマップなど |
スーパー、デパート | 東急ストア、東急ハンズ、ハンズ ビー、東急百貨店、コーナン、ビーバートザン、フジ、フレスタ、スーパーABC、大丸、松坂屋、松屋銀座など |
ガソリンスタンド | 出光サービスステーション、シェルサービスステーション、apollostation、SOLATO 太陽石油、エネクスフリート、丸紅エネルギーなど |
ドラッグストア | ツルハドラッグ、くすりの福太郎、サンドラッグ、ココカラファイン、ダイコクドラッグ、ドラッグストアウェルネス、ウォンツ、杏林堂、ドラッグイレブン、ドラッグトップスなど |
楽天市場で貯めるなら楽天カードは必携
デザインが刷新された楽天カード。年会費永年無料で、タッチ決済も可能(Mastercard・Visaの場合)
楽天市場を頻繁に利用するなら、ポイント付与率がアップする「楽天カード」はぜひチェックしたいところです。
楽天カードにはいくつかの種類があり、年会費や利用可能額、ETCカードの発行手数料や付帯特典などがそれぞれ異なりますが、共通するのは楽天ポイントが高還元される点です。ポイント還元率はどのカードも1%(100円につき1ポイント)。楽天市場を利用するとさらにポイントが2倍になり、最大3倍の楽天ポイントが付与されます。
楽天市場ではイベントやキャンペーンも頻繁におこなっており、たとえば毎月5と0の付く日は楽天カードを使うとポイントが5倍になるキャンペーンなどは有名。楽天市場でポイントを上手に貯めるには、楽天カードは欠かせないアイテムといえます。
他ブランドのカード | 楽天カード | 楽天プレミアムカード |
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合計:1.5倍(100円ごとに1.5ポイント) |
合計:3.5倍(100円ごとに3.5ポイント) |
合計:6.5倍(100円ごとに6.5ポイント) |
カード別に楽天市場でのポイント還元率を比較してみました。
年会費(1万1000円)の負担があっても、貪欲にポイントを貯めたいという人は「楽天プレミアムカード」も検討の余地があります。楽天市場での買い物で通常の1%還元に加え、楽天プレミアムカード決済で+4倍、合計5倍のポイントを獲得できます。
SPUプログラムはポイント倍率アップの鍵
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天グループのサービスを使うごとにポイントがアップしていくお得なシステムです。
楽天市場アプリから買い物をするだけで獲得ポイントが0.5倍に、さらに楽天市場で楽天カードを利用すれば+2倍になるほか、楽天カードの引き落としを楽天銀行に設定すれば+1倍、スマホを楽天モバイルに切り替えればさらに+1倍など、サービスを利用するごとに還元率がどんどん上がっていきます。
楽天トラベルや楽天ひかり、楽天証券など楽天が展開するサービスは多岐にわたります。自動的に高い還元率が維持できるよう、これらのサービスを組み合わせて利用していくのもおすすめの方法です。
倍率 | 達成条件 | ポイント付与対象 | ポイント付与日 | 月間獲得上限 | |
---|---|---|---|---|---|
楽天カード | +2 | 楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で買い物 | 楽天市場でのカード利用額 |
通常ポイント:翌月13日頃 |
楽天プレミアムカード:1万5000ポイント 上記以外のカード:5000ポイント 通常のカード利用分のポイント上限はなし |
楽天プレミアムカード | +2 | 楽天プレミアムカードを利用して楽天市場で買い物 | 楽天市場でのカードの利用額 |
通常ポイント:翌月13日頃 |
楽天プレミアムカード:1万5000ポイント 上記以外のカード:5000ポイント 通常のカード利用分のポイント上限はなし |
楽天銀行+楽天カード | +1 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とし | 楽天市場でのカードの利用額 | 翌々月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天の保険+楽天カード | +1 | 「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払い ※ポイントアップ対象は支払い月の翌月の楽天市場の買い物 |
楽天市場でのカードの利用額 | 翌々月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天ひかり | +1 | 対象サービスを契約 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天証券 | +1 | 月1回500円以上のポイント投資(投資信託) *楽天スーパーポイントコースへの設定・再設定が必要 |
楽天市場での買い物金額 | 注文月の翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天モバイル | +1 | 対象サービスを契約 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天モバイルキャリア決済 | +0.5 | 月に2000円以上の料金支払い | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天トラベル | +1 | 対象サービスを月1回5000円以上予約し、対象期間内に利用 *バスの予約は対象外 |
予約申込み月の楽天市場での買い物金額 | 旅行月の翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天市場アプリ | +0.5 | 楽天市場アプリでの買い物 | 楽天市場アプリでの買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天ウォレット | +0.5 | 暗号資産現物取引で月に合計3万円以上購入 | 楽天市場アプリでの買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
5000ポイント |
楽天ブックス | +0.5 | 月1回1注文1000円以上の買い物 *クーポン割引後の税込金額 |
楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天Kobo | +0.5 | 電子書籍を月1回1注文1000円以上購入 *クーポン割引後の税込金額 |
楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天Pasha | +0.5 | トクダネで300ポイント以上獲得、「きょうのレシートキャンペーン」にて審査通過レシート10枚以上達成 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
Rakuten Fashion | +0.5 | アプリで月1回以上の買い物 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント(※1) |
会員ランク別(※2) |
楽天ビューティ | +1 | 月1回3000円以上利用 | 予約申込み月の楽天市場での買い物金額 | 施術完了月の翌月15日 獲得ポイントは期間限定ポイント |
会員ランク別(※2) |
※1:期間限定ポイントの有効期限は付与月の翌月末日23時59分まで
※2:月間獲得上限はダイヤモンド会員が1万5000ポイント、プラチナ会員が1万2000ポイント、ゴールド会員が9000ポイント、シルバー会員が7000ポイント、その他会員が5000ポイント
他社のポイントを楽天ポイントに交換する
楽天ポイントを重点的に貯めていきたい場合、楽天以外の他社が発行しているポイントを楽天ポイントに換えてまとめることも可能です。方法は、楽天PointClubサイトの「楽天ポイントに換える」から交換したいポイントサービスを選び、各サービスの専用サイトにアクセスして申請するだけと簡単です。
提携企業は47社ほど(2021年12月現在)。楽天証券など楽天サービス内で獲得したポイントを相互交換することもできるほか、楽天Edyにポイントをチャージして電子マネーとして活用すれば、支払いの度にさらにポイントを貯めることができます。
提携サービス | 交換レート | 交換期間 |
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ANA | 1万マイル→1万ポイント | 7~10日後 |
ユナイテッド航空 | 1000マイル→400ポイント | 7~10日後 |
アメリカン・エキスプレス | 3000ポイント→900ポイント | 通常5日以内 |
ダイナースクラブ リワードポイント | 4000ポイント→1000ポイント | 1〜2週間 |
DC | 1ポイント→3ポイント | 5営業日後 |
JCB | Oki Dokiポイント 1ポイント→3ポイント |
1〜2週間 |
NICOS | 1ポイント→3ポイント | 3営業日後 |
三井住友カード/三井住友銀行 | 1ポイント→0.8ポイント | 約3日 |
三菱UFJ銀行 | 1ポイント→3ポイント | 5営業日後 |
ぐるなび | 1ポイント→1ポイント | 1カ月前後 |
りそな銀行 | 100ポイント→75ポイント | 1〜2カ月程度 |
東京ガス | 500ポイント→500ポイント | 1〜2週間 |
東京メトロ | 500ポイント→500ポイント | 1〜2カ月程度 |
楽天スーパーSALEなど各種キャンペーンを逃さずチェック
楽天では、ポイントアップキャンペーンを常時打ち出しています。エントリーするだけで楽天市場でのポイント倍率をアップできるものから、会員登録など条件を満たせば、数百〜数千ポイントをゲットできるものまで内容はさまざま。
エントリーすると、毎月1日に楽天市場の全ショップでポイントが3倍になる「毎月1日はワンダフルデー」や、年に数回、時間限定のタイムセールや割引クーポンのプレゼント、商品半額などのイベントが大々的に展開される「楽天スーパーSALE」なども見逃せません。
以下、レギュラー開催されている狙い目キャンペーンの一部を紹介します。キャンペーンの開催状況は楽天PointClubサイトのキャンペーン一覧から確認できます。
「スタート1000 初めてサービスを使うごとに1000ポイント」
楽天の対象サービスを初めて使う度にポイントがプレゼントされる、常時開催中のキャンペーンです。プログラムに参加するためには毎月エントリーが必要ですが、楽天カードは新規入会で2000ポイント、カード申込日の翌月末までの利用で6000ポイントが付与されるなど、見逃せないおトク感が魅力です。
- 楽天カード:新規入会、利用で8000ポイント付与
- 楽天モバイル:「Rakuten UN-LIMIT VI」のプラン利用開始および「Rakuten Link」の利用で通常の申込特典に加えて1000ポイント付与
- 楽天銀行:新規口座開設、入金で1000ポイント付与
- 楽天ウェブ検索:「楽天ウェブ検索」をインストールし、1日5口5日間以上の検索を2カ月連続でおこなうと1000ポイント付与
- 楽天Kobo:初めての電子書籍購入2000円以上で1000ポイント付与
- 楽天ひかり:初めての申込み、4カ月以内の回線開通で1000ポイント付与
- 楽天マガジン:初めての年額プラン申込みで1000ポイント付与
- 楽天ペイアプリ:初回申込み同月内に1円以上、利用開始月の翌月に1円以上決済し、2カ月間で合計5000円以上決済すると1000ポイント付与
- 楽天買取:初めての売買成約で1000ポイント付与
- 楽天Car車検:初めての車検予約、実施で1000ポイント付与
- 楽天学割:新規メンバー登録、楽天市場で5000円以上の利用で1000ポイント付与
- 楽天競馬:初めての馬券購入1万円以上で1000ポイント付与
- 楽天Kドリームス:初めての車券購入1万円以上、楽天ID連携で1000ポイント付与
- 楽天GORA:初めての予約、プレーで1000ポイント付与
「勝ったら倍キャンペーン」
対象試合日の翌日0:00から23:59までにエントリーすると、楽天イーグルス・ヴィッセル神戸・FCバルセロナが勝った翌日、楽天市場の全ショップでポイント2倍・ダブル勝利で3倍・トリプル勝利で4倍になるお得なキャンペーンです。
楽天イーグルスはパシフィック・リーグ公式戦、セ・パ交流戦、ヴィッセル神戸は「J.LEAGUE DIVISION 1」の各試合、およびJリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯、FCバルセロナの場合、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、スペインスーパーカップ(いずれも日本時間)の試合が対象となります。