いま、雑誌や書籍の定額読み放題サービスには多数の選択肢が用意されています。雑誌専用の読み放題サービスもあれば、電子書籍やコミックを読めるサービスもあります。動画配信サービスの特典(おまけ)として、雑誌が読み放題になるというケースもあります。コンテンツの内容や料金も意外なほどバラバラです。
そこで本記事では、サブスク雑誌読み放題サービスの選び方を紹介。実際におすすめできる雑誌読み放題サービスを具体的に8つピックアップし、魅力や弱点などをまとめて比較してみました。
雑誌読み放題サービスの選び方とは【比較表あり】
雑誌読み放題サービスを選ぶ上で注目したいのは、料金に対するコンテンツ数や対象雑誌といったコストパフォーマンス面のほか、付加サービスやアプリの使いやすさなどです。まずは主要8サービスのスペックを比較表にまとめてみました。
コンテンツ数 | 月額料金(税込) | 対応デバイス | 機能 | 雑誌以外の付加サービス | 無料トライアル期間 | |
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楽天マガジン | 900誌以上 | 418円 | スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ2台) | 楽天ポイントが貯まる・使える、ランキング、ふせん、お気に入り雑誌(自動取得)、お気に入りジャンル、オフライン対応、閲覧履歴 | なし | 31日間 |
dマガジン | 900誌以上 | 440円 | スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) | dポイントが貯まる、お気に入り(自動取得、新着通知)、クリッピング、ランキング、オフライン対応、記事検索、閲覧履歴 | なし | 31日間 |
ブック放題 | 700誌以上 | 550円 | スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) | 本棚シェア、お気に入り、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 | マンガ | 1カ月間 |
ブックパス | 300誌以上 | 418円〜 | スマホ、タブレット、PC | オフライン対応、お気に入り、ランキング、ブックマーク、閲覧履歴、セーフサーチ | 本、コミック | 30日間 |
Kindle Unlimited | 不明 | 980円 | スマホ、タブレット、PC、Kindle端末(端末またはアプリ6台) | ランキング、しおり、オフライン対応 | 本、コミック、洋書 | 30日間 |
FODマガジン | 160誌以上 | 976円〜 | スマホ、タブレット、PC(アプリ5台) | 毎月最大1300ポイントもらえる、お気に入り、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 | 動画の見放題、無料マンガ | 2週間 |
U-NEXT | 140誌以上 | 2189円 | スマホ、タブレット、PC | 毎月1200ポイントもらえる、しおり、オフライン対応 | 動画の見放題、無料マンガ | 31日間 |
タブホ | 1000誌以上 | 550円 | スマホ、タブレット、PC(アプリまたはブラウザ3台) | しおり、全文検索ランキング、ペアレンタルコントロール、シール・クチコミ投稿、オフライン対応 | なし | 24時間 |
コンテンツ数や対象雑誌
取り扱い雑誌数だけを比べると、100誌以上、200誌以上といった数字の違いはありますが、大事なのは読みたいタイトルが揃っているかどうかです。多ければ良いというものでもありません。
どのサービスでも読める雑誌がある一方で、一部のサービスでしか読めないマイナーな雑誌もあります。期間限定でテーマに沿った雑誌を配信している「dマガジン」には、時期によって読めるタイトルが変化するという楽しみがあります。
バックナンバーについても、サービスによりまちまちです。バックナンバー自体がないところもありますが、たいていは前の号や数カ月分のバックナンバーを用意しています。
旅行やグルメ好きなら、旅行ガイドやグルメ本などがあるかもチェックしたいところです。週刊誌や月刊誌はどのサービスにもありますが、ムック書籍があるかどうかはサービスにより大きく異なる点です。さらに、電子書籍やコミックなど雑誌以外のコンテンツを楽しみたいなら、「Kindle Unlimited」「ブックパス」「ブック放題」のようなサービスの優先度が高くなります。
料金
料金のボリュームゾーンは月額500円前後ですが、今回取り上げるサービスは、下は月額418円から上は月額2189円まで割と幅があります。
ただし料金が高額なものは、動画の見放題などの付加サービスがセットになっているのが通常です。たとえば月額2189円の「U-NEXT」は、21万本の動画が見放題かつ1200円分使えるポイントが付くサービスです。また月額980円の「Kindle Unlimited」は、200万冊以上の電子書籍が読み放題です。
一見割高でも、どのコンテンツをメインで楽しむかによってコストパフォーマンスは変わってきます。
対応デバイス
電子雑誌を読むためのデバイスは、基本的に3種類といえるでしょう。スマートフォンとタブレット、それとパソコン(PCブラウザ)です。
注目したいのは、同時に利用できる端末の数です。ブラウザの同時利用は1台または2台程度に制限されていることが多いため、スマートフォンやタブレットは専用のアプリを使います。外出中はスマートフォンで読み、家ではタブレットで続きを読むといった使い方や、家族で楽しむという使い方をする人は多いでしょうから、いくつの端末で同時に利用できるかチェックしておきましょう。
アプリ等の使いやすさ
どのアプリもスワイプやタップでページを繰るだけなので違いは少ないと思いがちですが、実際の操作感は使ってみないとわからないところがあります。興味のあるジャンルの雑誌を探しやすいかどうか、雑誌をタップしてすぐにページが表示されるか、オフラインで読むのに自動ダウンロードできるかどうか──といったことでも使いやすさの印象は変わってきます。
それ以外にも、自分だけの本棚を作れるお気に入り機能や、気になったページを保存するクリッピング機能、パケット通信料を節約するためのオフライン対応など、雑誌を便利に読むための機能もあります。すべて必要不可欠というわけではありません。使い込むうちにストレスを感じるかどうかという点が目安になります。
付加サービス
「FOD」と「U-NEXT」には共通点があります。どちらも動画配信サービスですが、登録会員向けの特典で雑誌の読み放題を提供しています。メインは動画を見ることにあるため、読み放題専門のサービスに比べると料金は割高です。
ただ、数冊の電子書籍の購入や都度課金(レンタル)作品の視聴などに充てることができるポイントが毎月付与されるため、一律に割高と言い切れません。動画の見放題を楽しみたいなら、付加サービスのあるサービスを選ぶことでコストパフォーマンスをより高く感じることができます。
無料トライアル
たいていの読み放題サービスは、1カ月程度の無料トライアル期間を設けています。このトライアル期間内に解約すれば、料金は一切かかりません。自分の読みたい本があるかどうか、アプリは使いやすいかなど、前もって無料トライアルで確認してから購読へと進むことが重要です。
以降では、ピックアップした8つのおすすめ雑誌読み放題サービスの特徴をそれぞれ紹介していきます。
【楽天マガジン】コスパ抜群で使いやすい定番サービス
楽天マガジンは、楽天会員向けの読み放題サービスです。月額プランは418円ですが、3960円の年額プランを用意しています。こちらを利用すれば、1カ月当たりの料金は330円。月額プランと比べて年間で1056円おトクです。
取り扱っている雑誌数を考えても、数ある読み放題サービスの中で最高クラスのコストパフォーマンスを実現しています。
コンテンツ数は、16ジャンル900誌以上とボリューム満点。バックナンバーも充実しているので、とにかくいろいろな種類の雑誌を読みたい人にぴったりです。配信記事の一覧はマガジンニュースでチェックでき、おすすめの記事を見つけるのにも役立ちます。
新刊の配信と同時に自動ダウンロードする「お気に入り」設定もあるので、オフラインで読む場合も安心です。また、手持ちの楽天ポイントを支払いに使うこともできます。
毎月の料金を抑えつつ、雑誌ラインナップにも妥協がないサービスなので、幅広く雑誌を読みたい人に最有力の候補でしょう。
楽天マガジンの「トレンド記事」から注目の記事をピックアップしました。
- 今月の10万以下↓の大人買い(STORY)
- 長瀬智也とバスフィッシング(Basser)
- Snow Man Party Time(ザテレビジョン)
- Watch Headlines News01(時計Begin)
楽天マガジンでは、初回登録するとお得になるキャンペーンも用意されています。
「スタート1000 楽天マガジンを初めて使って1000ポイントGET!」キャンペーンでは、条件をクリアすると楽天ポイント1000ポイントがプレゼントされます。他にも、楽天ポイントが付与されるキャンペーンが随時開催されているので、公式サイトでチェックしておきましょう。
運営 | 楽天 |
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コンテンツ数 | 900誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | なし |
月額料金(税込) | 418円(年額3960円のプランもあり) |
機能 | お気に入り、ふせん、キーワード検索、オフライン対応(AndroidはSDカードに保存可能)など |
無料トライアル期間 | 31日間 |
【dマガジン】ドコモユーザー以外も使えて国内最大級
dマガジンは、NTTドコモが提供している読み放題サービスです。といってもドコモユーザー専用というわけではなく、dアカウントがあれば誰でも利用できます。
品揃えは充実しており、900誌以上の雑誌の最新号と、最大1年分のバックナンバー合わせて2500冊以上が読み放題です。10以上のジャンルにそれぞれ15〜20冊前後の雑誌があり、どのジャンルも偏りがありません。
また、定番の雑誌ラインナップに加えて、旅行関係のムック本などが新たに収録されました。以前よりも読める雑誌の数やバリエーションが増え、これまで以上に幅広いニーズに応えられる形となっています。前述の楽天マガジンと甲乙つけがたい、雑誌読み放題サービスの最右翼です。
専用アプリでは、おすすめや、ランキングから読みたい記事を探せるのが便利です。記事の見出しをぱぱっと見るだけで、情報をチェックできます。
また検索機能を使って、キーワードから記事を探すことも可能。一つひとつ雑誌をチェックしなくても、様々な雑誌の記事を横断的にチェックできるため、広範囲な情報収集がおこなえます。
このほか、よく読む雑誌の新刊通知を受け取ったり、自動で端末にダウンロードしたりできる「お気に入り」機能を搭載。新刊が配信されるのと同時にオフラインで読めるようになるため、モバイルデータ通信量を確実に節約できます。
チェック機能では、気になる雑誌、記事を保存できるので、あとで読み直したい時などにおすすめです。
気になる雑誌や記事を保存できる機能もあるので、「マイページ」タブの「お気に入り」から、チェックした雑誌、記事をあとで読み返すのに役立ちます。
dマガジンの「おすすめ記事」から注目の記事をピックアップしました。
- 6大人気ショップのコスパ最強アイテム!(ESSE)
- 【総力特集】家電でラクに叶う!疲れない体づくり(家電批評)
- 森林の未来(ナショナル ジオグラフィック日本版)
- 俺の可愛いはもうすぐ賞味期限!?【山田涼介×大橋和也】(シネマスクエア)
運営 | NTTドコモ |
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コンテンツ数 | 900誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | なし |
月額料金(税込) | 440円 |
機能 | お気に入り、クリッピング、記事検索、オフライン対応など |
無料トライアル期間 | 31日間 |
【ブック放題】紙媒体に近い全部読みも充実、ヤフープレミアム会員なら一部が無料
ブック放題は、ソフトバンクのグループ会社であるビューンが提供しているサービスです。700誌以上の雑誌やムックが読み放題で、dマガジンや楽天マガジンなどに次ぐ種類の多さを誇ります。ソフトバンクユーザーだけでなく、一般会員も利用できます。
ブック放題は、雑誌だけでなくマンガも読み放題コンテンツとして用意されています。マンガはメジャーなタイトルが少ないものの、4万冊というボリュームです。追加料金なしで全巻(電子化されているすべての巻)読めるのが嬉しいところ。マンガ雑誌も少数ですが用意しています。
ブック放題に限らず、読み放題の雑誌の多くは電子書籍向けに内容の一部が省かれていたり、マスキングされたりしています。ブック放題では、追加料金を支払うことですべてのコンテンツを読める「全部読み」も用意しています(追加料金はコンテンツ毎に定められています)。ソフトバンク契約者限定ですが、紙媒体とほぼ同じ内容を読みたい人向けです。
ちなみに、ソフトバンク契約者なら、ブック放題の定額料金を携帯電話の利用料と一緒に支払えます(一般会員はYahoo!ウォレットかクレジットカード決済)。またYahoo!プレミアム会員の特典として「読み放題プレミアム by ブック放題」も提供されており、こちらはブック放題のコンテンツから雑誌100誌以上などがピックアップされ、追加料金なしで読み放題になります。
運営 | ビューン |
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コンテンツ数 | 700誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | マンガ |
月額料金(税込) | 550円 |
機能 | お気に入り、本棚シェア、オフライン対応など |
無料トライアル期間 | 1カ月間 |
【ブックパス】グラビアや電子書籍なども楽しめる
ブックパスは、KDDI(au)が運営している雑誌・電子書籍の読み放題サービスです。こちらもdマガジンと同じく、au IDを取得することでau回線を持っていないユーザーも楽しめるようになっています。また、一部無料のコンテンツも用意されています。
ブックパスには読み放題プランとして、総合コース(月額618円)とマガジンコース(月額418円)が提供されています。
総合コースに加入すると、コンテンツとしては雑誌が300誌以上、約1万8000冊の書籍、コミックが読み放題となります。バックナンバーも一部読めます。雑誌に関しては他サービス(dマガジンや楽天マガジン等)に比べて読み放題対象になるタイミングが遅かったり、読めるページ数が少なかったりしますが、ジャンルも幅広く、ラインナップ自体は遜色ありません。
マガジンコースはその名の通り、雑誌のみが読み放題となるプランです。雑誌のラインナップは総合コースと変わらないため、月額と目的を考慮して最適なプランを選択するとよいでしょう。
ブックパスはもともと電子書籍ストアなので、完全読み放題というわけではありません。読み放題コンテンツに限定していない状態だと、単品購入のコンテンツも一緒に表示されるため、少し紛らわしいインターフェイスとなっています。また、アプリでの検索機能などが乏しく、雑誌や書籍が探しにくいという声も挙がっているようです。
とはいえ、個別購入対象も含めた電子書籍のラインナップは75万冊以上と多く、読み放題でもBLやアダルト、グラビアなど他サービスではないようなジャンルも網羅している点は強みです。実用書やビジネスのジャンルの読み放題も充実しています。
雑誌の読み放題に加えて、電子書籍もそこそこ読めるという意味では、この価格なら他サービスよりコスパに優れるとみることもできるでしょう。
運営 | KDDI |
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コンテンツ数 | 300誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | 書籍、コミック |
月額料金(税込) | 418円〜 |
機能 | オフライン対応、お気に入り、ランキング、ブックマークなど |
無料トライアル期間 | 30日間 |
【Kindle Unlimited】収録数充実も雑誌リーダーとしてはイマイチ
Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)は、Amazonが提供している電子書籍・コミック・雑誌の読み放題サービスです。
雑誌専門の読み放題サービスと違って、12万冊以上の和書と120万冊以上の洋書の品揃えをもつのが最大の特徴です。ちなみに和書の内訳は、書籍8万冊、コミック3万冊、そのほか国立国会図書館所蔵の作品(Kindleアーカイブ)が1万点以上となっています(サービス開始当初)。現在は200万冊以上が読み放題と案内されています。
書籍に強いというイメージのあるKindle Unlimitedですが、雑誌の収録数も充実しています(サービス開始時は240誌以上)。ジャンルは文芸誌から旅行情報誌、コミック雑誌、アダルトまでと幅広く、バックナンバーも読むことができます。
ただ、ラインナップに関してはひと癖あります。最新号の1つ前の号しか読めなかったりする雑誌がある一方、他では取り扱っていないマイナーな雑誌がKindle Unlimitedでは読めるということも珍しくありません。
スマートフォンやタブレットで利用するには「Kindle」アプリを使います。読むだけなら十分ですが、雑誌専用に作られているわけではないので、他のサービスに比べると物足りなさを感じます。特に雑誌の探しにくさは改善してほしいところ。ジャンル別に整理されているわけでもなく、名前で検索するのが一番手っ取り早い方法です。
また同時に10冊しか利用できないので、立ち読み感覚で何冊も読む時は、そのたびに入れ替えが必要で面倒です。雑誌をメインに楽しみたいなら、もっと安くて、便利な機能を持ったサービスを選んだほうがよいでしょう。
dマガジンや楽天マガジンでは読めない雑誌をKindle Unlimitedで補完するという使い方や、雑誌だけでは飽き足らず書籍やコミックも楽しみたいという人に向いています。
運営 | Amazon.co.jp |
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コンテンツ数 | 不明(サービス開始時は240誌以上) |
雑誌以外の付加サービス | 書籍、コミック、洋書 |
月額料金(税込) | 980円 |
機能 | しおり、オフライン対応、ランキングなど |
無料トライアル期間 | 30日間 |
【FODマガジン】フジテレビの動画配信とセットで雑誌が楽しめる
FODマガジンは、動画配信サービス「FOD」の有料会員向けに提供されているサービス。運営しているのはフジテレビです。
「FODプレミアム」「競馬予想TV!月額見放題コース」「ONE/TWOsmart 2チャンネルセット」「NEXTsmartコース」「ONE/TWO/NEXTsmart 3チャンネルセット」のいずれかに加入していれば、人気雑誌160誌以上の最新号が読み放題となります。
注目したいのが、毎月取得できるポイントです。電子書籍などを楽しむためのポイント(100ポイント)が毎月付与されるほか、毎月8の付く日に400ポイント(つまり合計1200ポイント)配布されるので、1カ月で1300ポイントも受け取ることができる計算です。
さらに、このポイントを使って電子書籍を購入すると、一律20%分のポイント還元も受けられます。読み放題ではバックナンバーを読むことはできませんが、ポイントでの購入が可能です。
過去作品を含むフジテレビの作品が見放題、かつ1300円相当のクーポンが毎月配布されるという付加価値の高さが魅力で、フジテレビの番組が見たい人やマンガを毎月買いたい人におすすめです。なお、FODの中でも人気が高いのが見放題コース「FODプレミアム」(月額976円)で、現在キャリア決済以外でFODプレミアムに登録すると2週間無料での利用が可能となっています。
運営 | フジテレビジョン |
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コンテンツ数 | 160誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | 動画、無料マンガ |
月額料金(税込) | 976円〜 |
機能 | お気に入り、オフライン対応など |
無料トライアル期間 | 2週間(キャリア決済以外で新規登録する必要あり) |
【U-NEXT】付加サービスに重きを置くなら最適のサービス
U-NEXT(ユーネクスト)は雑誌専門の読み放題サービスではなく、動画配信(見放題)サービスの特典の1つとして提供されています。
そのため月額料金が2189円と高めですが、動画や書籍、コミックといった豊富なコンテンツにアクセス可能です。また、見放題会員には毎月1200ポイントがチャージされます。このポイントで最新映画やコミックの購入ができるので、雑誌だけでなく映画もマンガもフルで楽しみたいという人にはピッタリのサービスです。
雑誌の読み放題サービスとして見た場合、品揃えは140誌以上と少なめです。バックナンバーがないため、新しい号が配信されるとすぐに読めなくなってしまうのも残念なところです。
以前は専用のリーダーアプリ(BookPlace Reader)からでないと雑誌を読むことができませんでしたが、2019年3月より雑誌や書籍の購読機能もU-NEXTアプリに統合されました。これにより、ダウンロード機能やジャンルごとの分類が導入され、雑誌の購読環境が向上しています。
また、すべてのコンテンツが1つのアプリで完結するため、雑誌も動画もシームレスに楽しめるのが大きな魅力と言えるでしょう。
運営 | U-NEXT |
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コンテンツ数 | 140誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | 動画見放題、無料書籍・マンガ |
月額料金(税込) | 2189円 |
機能 | マイリスト、オフライン対応など |
無料トライアル期間 | 31日間 |
【タブホ】専門誌など品揃え充実のダークホース的存在
タブホは、オプティムが運営している読み放題サービスです。取扱雑誌数は1000誌、バックナンバーを含めると3000冊以上と国内最大級。いわゆる週刊誌や月刊誌はおよそ200誌程度で、他は旅行情報誌やグルメ情報誌、レシピ本、初心者向けのハウツー本などのムック書籍が目立ちます。
旅行やグルメのガイド本では、『るるぶ』や『ココミル』『ぴあ』『じゃらん』『街ラブ』『トリコガイド』など国内外を広くカバーしています。旅行本やグルメ本のジャンルについては、最高の品揃えと言ってよいでしょう。
また、バイク専門誌『RIDERS CLUB』『CLUB HARLEY』を創刊号から読めるコーナーがあるなど、他の読み放題サービスとはひと味もふた味も違う内容です。毎週・毎月更新される雑誌のほか、ガイド本やレシピ本など日々使うムック書籍も読み放題というのがタブホの魅力です。
アプリで重宝するのは全文検索機能です。タップすれば該当の記事にすぐアクセスできます。実用的なガイド本やハウツー本が多いので、全文検索で知りたいことがすぐ引き出せるのはとても便利です。
このほか、シールや口コミを投稿するソーシャル機能もあります。他のユーザーが投稿したシールや口コミを表示することもできますが、こちらはあまり使われていないようです。
ブラウザ版(PC・スマホ対応)限定で、写真集やグラビアなどが楽しめるのも特徴。ただし、ブラウザ版はアプリ内課金ではなく、OPTiM ECサイトで支払いをおこなうか、コンビニで販売されているプリペイドチケット等を利用する必要があります。
運営 | OPTiM |
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コンテンツ数 | 1000誌以上 |
雑誌以外の付加サービス | なし |
月額料金(税込) | 550円 |
機能 | お気に入り、記事検索、しおり、シール・クチコミ投稿、オフライン対応など |
無料トライアル期間 | 24時間(アプリのみ) |
まとめ:無料トライアルでお目当ての雑誌を探そう
雑誌読み放題サービスを利用すれば、普段は立ち読みで済ませてしまう雑誌や、手に取らない雑誌を目にする機会が増えます。読んでみたら意外におもしろかったと、思わぬ拾いものをすることも珍しくありません。新しい知識を得たり、趣味を広げるよいきっかけにもなりそうです。
ほとんどのサービスで初月の無料期間が設けられているので、お目当ての雑誌が見つかるのか、あるいは知らなかった新しい雑誌との出会いはあるのか、雑誌読み放題サービスを一度体験してみてはいかがでしょうか。
本ページの情報は2022年5月2日時点のものです。最新の状況は各サイトにてご確認ください。