おすすめはどれ? 雑誌読み放題サービスの比較と選び方【2019年最新版】

初月無料で試せる、おすすめ10サービスをレビュー

おすすめはどれ? 雑誌読み放題サービスの比較と選び方【2019年最新版】

雑誌読み放題サービス(アプリ)を利用すれば、毎月およそランチ1回分に満たない金額で何百、何千を超す雑誌や電子書籍が手元の端末で読み放題になります。読みたい雑誌を書店で吟味しなくても、様々な媒体に目を通すことができるのです。

オールドメディアと言われて久しい雑誌や本ですが、特定の分野の情報が一冊にまとまっているのはやはり便利です。新聞やネットのニュースとともに、やはり情報収集になくてはならない存在と認識をあらためる人も少なくないでしょう。

ただ、実際に雑誌読み放題を楽しみたいと思ったとき、最初に悩みやすいのはどのサービスを選んだらよいかわからないということです。

動画配信(見放題)サービスや音楽配信(聴き放題)サービスと同様に、雑誌や書籍の定額読み放題サービスにも多数の選択肢が用意されています。雑誌専用の読み放題サービスもあれば、電子書籍やコミックを読めるサービスもあります。動画の見放題サービスの特典(おまけ)として、雑誌が読み放題になるというケースもあります。コンテンツの内容や料金も意外なほどバラバラです。

そこで本記事では、雑誌読み放題サービスの選び方のポイントを紹介。実際におすすめできる雑誌読み放題サービスを具体的に10個ピックアップし、魅力や弱点などをまとめて比較してみました。

雑誌読み放題サービスの選び方とは【比較表あり】

雑誌読み放題サービスを選ぶ上で注目したいのは、料金に対するコンテンツ数や対象雑誌といったコストパフォーマンス面のほか、付加サービスやアプリの使いやすさなどが挙げられます。まずは主要10サービスを比較表にまとめてみました。

コンテンツ数 月額料金(税別) 対応デバイス 機能 雑誌以外の付加サービス 無料トライアル期間
Tマガジン 400誌以上 400円 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) Tポイントが貯まる・使える、見開きモード、セーフサーチ機能、お気に入り、しおり、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 なし 31日間
楽天マガジン 250誌以上 380円 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ2台) 楽天スーパーポイントが貯まる・使える、ランキング、ふせん、お気に入り雑誌(自動取得)、お気に入りジャンル、オフライン対応、閲覧履歴 なし 31日間
dマガジン 250誌以上 400円 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) dポイントが貯まる、お気に入り(自動取得、新着通知)、クリッピング、ランキング、オフライン対応、記事検索、閲覧履歴 なし 31日間
ブック放題 170誌以上 500円 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) 本棚シェア、お気に入り、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 マンガ 30日間
ブックパス 300誌以上 380円〜 スマホ、タブレット、PC オフライン対応、お気に入り、ランキング、ブックマーク、閲覧履歴、セーフサーチ 本、コミック 30日間
Kindle Unlimited 240誌以上 908円 スマホ、タブレット、PC、Kindle端末(端末またはアプリ6台) ランキング、しおり、オフライン対応 本、コミック、洋書 30日間
FODマガジン 100誌以上 888円〜 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台) 毎月最大1300ポイントもらえる、お気に入り、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 動画の見放題、無料マンガ 31日間
U-NEXT 70誌以上 1990円 スマホ、タブレット、PC 毎月1200ポイントもらえる、しおり、オフライン対応 動画の見放題、無料マンガ 31日間
マガジン☆WALKER 80誌以上 500円 スマホ、タブレット、PC(アプリ5台+ブラウザ1台) セーフモード、お気に入り(自動取得、新着通知)、ランキング、オフライン対応、閲覧履歴 なし 初月無料
タブホ 900誌以上 500円 スマホ、タブレット、PC(アプリまたはブラウザ3台) しおり、全文検索ランキング、ペアレンタルコントロール、シール・クチコミ投稿、オフライン対応 なし 24時間

コンテンツ数や対象雑誌

取り扱い雑誌数だけを比べると、100誌以上、200誌以上といった数字の違いはありますが、大事なのは読みたいタイトルが揃っているかどうかです。多ければよいというものでもありません。

どのサービスでも読める雑誌がある一方で、一部のサービスでしか読めないマイナーな雑誌もあります。また期間限定でテーマに沿った雑誌を配信している「dマガジン」には、時期によって読めるタイトルが変化するという楽しみがあります。バックナンバーについても、サービスによりまちまちです。バックナンバー自体がないところもありますが、たいていは前の号や数カ月分のバックナンバーを用意しています。

旅行やグルメ好きなら、旅行ガイドやグルメ本などがあるかもチェックしたいところです。週刊誌や月刊誌はどのサービスにもありますが、ムック書籍があるかどうかはサービスにより大きく異なる点です。さらに、電子書籍やコミックなど雑誌以外のコンテンツを楽しみたいなら、「Kindle Unlimited」「ブックパス」「ブック放題」のようなサービスの優先度が高くなります。

dマガジン

Image:dマガジン

料金

料金のボリュームゾーンは月額500円前後ですが、今回取り上げるサービスは下は月額380円から上は月額1990円まで割と幅があります。

ただし料金が高額なものは、動画の見放題などの付加サービスがセットになっているのが通常です。たとえば月額1990円の「U-NEXT」は、13万本の動画が見放題かつ1200円分使えるポイントが付くサービスです。また月額980円の「Kindle Unlimited」は12万冊の和書(コミックを含む)が読み放題です。一見割高でも、どのコンテンツをメインで楽しむかによってコストパフォーマンスは変わってきます。

対応デバイス

本を読むためのデバイスは、基本的に3種類といえるでしょう。スマートフォンとタブレット、それとパソコン(PCブラウザ)です。

注目したいのは、同時に利用できる端末の数です。ブラウザの同時利用は1台または2台程度に制限されていることが多いため、スマートフォンやタブレットは専用のアプリを使います。外出中はスマートフォンで読み、家ではタブレットで続きを読むといった使い方や、家族で楽しむという使い方をする人は多いでしょうから、いくつの端末で同時に利用できるかチェックしておきましょう。

タブホ

Image:タブホ

アプリ等の使いやすさ

どのアプリもスワイプやタップでページを繰るだけなので違いは少ないと思いがちですが、実際の操作感は使ってみないとわからないところがあります。興味のあるジャンルの雑誌を探しやすいかどうか、雑誌をタップしてすぐにページが表示されるか、オフラインで読むのに自動ダウンロードできるかどうか──といったことでも使いやすさの印象は変わってきます。

またそれ以外にも、自分だけの本棚を作れるお気に入り機能や、気になったページを保存するクリッピング機能、パケット通信料を節約するためのオフライン対応など、雑誌を便利に読むための機能もあります。すべて必要不可欠というわけではありません。使い込むうちにストレスを感じるかどうかという点が目安になります。

付加サービス

「FODマガジン」と「U-NEXT」には共通点があります。どちらも動画配信サービスですが、登録会員向けの特典で雑誌の読み放題を提供しています。メインは動画を見ることにあるため、読み放題専門のサービスに比べると割高です。

FODマガジン U-NEXT

左:FODマガジン右:U-NEXT

ただ、数冊の電子書籍の購入や都度課金(レンタル)作品の視聴などに充てることができるポイントが毎月付与されるため、一律に割高と言い切れません。動画の見放題を楽しみたいなら、付加サービスのあるサービスを選ぶことでコストパフォーマンスをより高く感じることができます。

無料トライアル

たいていの読み放題サービスは、1カ月程度の無料トライアル期間を設けています。このトライアル期間内に解約すれば、料金は一切かかりません。自分の読みたい本があるかどうか、アプリは使いやすいかなど、前もって無料トライアルで確認してから購読へと進むことが重要です。

以降では、ピックアップした10個のおすすめ雑誌読み放題サービスの特徴をそれぞれ紹介していきます。

【Tマガジン】400誌が読めてビューアも高機能な期待の新サービス

T-MAGAZINE(ティーマガジン、以下「Tマガジン」)は、TSUTAYA事業などを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する雑誌読み放題サービスで、2019年5月に提供開始されたばかりです。

月額400円(税別)で400誌以上が読み放題、Tマガジン独自の取り扱いタイトルも約200誌取り揃えているとしており、圧倒的な高コスパのサービスを実現。これまで低料金で幅広い品揃えを提供してきた楽天マガジンやdマガジンにとっては、「黒船」的な存在となるかもしれません。

Tマガジン Tマガジン

左:幅広いラインナップのコンテンツが用意されている右:ホビー系雑誌の品揃えはかなり充実している

ラインナップは、とりわけクルマやスポーツなどのホビー系雑誌が充実しており、他の雑誌読み放題サービスにはないような雑誌も読むことができます。また、地方のタウン情報、コミック雑誌やアダルトコンテンツも読み放題に含まれており、様々なニーズに手広く応えているサービスと言えます(アダルトはブラウザのみアクセス可能)。

Tマガジン

見開きモードで表示。見開き写真の多い雑誌には嬉しい機能だ

「ユニバーサルフリック」機能による縦読みと横読みの直感的な切り替えや、ページを見開きの状態で表示できる「見開きモード」のように雑誌リーダーとしての機能も優れています。特に「見開きモード」は、見開き写真のページが多い雑誌を読むのに嬉しい機能です。

またTマガジンは、毎月の利用でTポイントが貯められます(税別200円につき1ポイント)。自身の保有するTポイントで月額料金の支払いも可能です(1ポイント=1円)。登録にはYahoo! JAPAN IDまたはT-IDが必要で、1契約につき最大5デバイスでアクセスできます。

Tマガジンで読んだ雑誌は、TSUTAYA onlineショッピングの在庫を確認およびオンラインで購入することもできます。コミック雑誌掲載の単行本はTSUTAYA店舗での購入にも対応します。

「Tマガジン」の特徴

  • 運営:Tマガジン
  • コンテンツ数:400誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:なし
  • 月額料金:400円(税別)
  • 機能:Tポイントが貯まる・使える、見開きモード、セーフサーチ機能、お気に入りなど
  • 無料トライアル期間:31日間
詳しくはこちら

【楽天マガジン】コスパ抜群で使いやすい定番サービス

楽天マガジンは、楽天会員向けの読み放題サービスです。月額プランは380円ですが、3600円(税別)の年額プランを用意しています。こちらを利用すれば、1カ月当たりの料金は300円。月額プランと比べて年間で960円おトクです。取り扱っている雑誌数を考えても、数ある読み放題サービスの中でも高いコストパフォーマンスを実現しています。

楽天マガジン 楽天マガジン

左:ホーム画面。「お気に入りジャンル」を設定しておくと、興味のあるジャンルの雑誌をすばやく表示できる右:雑誌をタップした後、さらに[雑誌を読む]をタップして初めてページが表示される。この点は好みが分かれそうだが、バックナンバーを探しやすいのは利点だ

コンテンツ数は11ジャンル約250誌以上とボリューム満点です。編集部で数えたところ、執筆時で約250誌の雑誌が配信されていました。バックナンバーも充実しているので、とにかくいろいろな種類の雑誌を読みたい人にぴったりです。配信記事の一覧はマガジンニュースでチェックでき、おすすめの記事を見つけるのにも役立ちます。

新刊の配信と同時に自動ダウンロードする「お気に入り」設定もあるので、オフラインで読む場合も安心です。楽天会員向けの特典で嬉しいのは、利用するたびに楽天スーパーポイントが貯まるということ。さらに、手持ちのポイントを支払いに使うこともできます。毎月の料金を抑えつつ、雑誌ラインナップにも妥協がありません。幅広く雑誌を読みたい人に最有力の候補でしょう。

楽天マガジン 楽天マガジン

左:マイページでダウンロードした雑誌を一括削除したり、「ふせん」を付けた記事を開いたりできる右:配信予定の雑誌一覧や、おすすめ記事を紹介しているマガジンニュースも配信

「楽天マガジン」の特徴

  • 運営:楽天
  • コンテンツ数:250誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:なし
  • 月額料金:380円(税別)
  • 機能:お気に入り、ふせん、キーワード検索、オフライン対応(AndroidはSDカードに保存可能)など
  • 無料トライアル期間:31日間
詳しくはこちら

【dマガジン】ドコモユーザー以外も使えて国内最大級

dマガジンは、NTTドコモが提供している読み放題サービスです。といってもドコモユーザー専用というわけではなく、dアカウントがあれば誰でも利用できます。品揃えは多く、250誌以上の雑誌の最新号と、最大1年分のバックナンバー合わせて1600冊以上が読み放題です。10以上のジャンルにそれぞれ15〜20冊前後の雑誌があり、どのジャンルも偏りがありません。

dマガジン dマガジン

左:250誌以上の雑誌が読み放題。ジャンル別に探すことができる右:特集記事やおすすめ記事、ランキングなどから読みたい記事を探すことも可能

専用アプリでは、ジャンルごとの特集記事やおすすめ、ランキングから読みたい記事を探せるのが便利です。記事の見出しをぱぱっと見るだけで、情報を集めることができます。また検索機能を使って、キーワードから記事を探すこともできます。一つひとつ雑誌をチェックしなくても、様々な雑誌の記事を横断的にチェックできるため、広範囲な情報収集が可能です。

このほか、よく読む雑誌の新刊通知を受け取ったり、自動で端末にダウンロードしたりできる「お気に入り」機能を搭載。新刊が配信されるのと同時にオフラインで読めるようになるため、パケット通信量を確実に節約できます。またページ単位で記事をクリッピングする機能もあり、気になった部分をあとで読み返すのに役立ちます。

「dマガジン」と「楽天マガジン」を徹底比較、雑誌読み放題2トップはどっちがおすすめ?

dマガジン dマガジン

左:全雑誌の目次データを対象にキーワードで記事を探すことができる右:記事を保存できるクリッピング(ふせん)機能。ページ単位で保存するため、記事の他のページを読み返したい時は少し不便

「dマガジン」の特徴

  • 運営:NTTドコモ
  • コンテンツ数:250誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:なし
  • 月額料金:400円(税別)
  • 機能:お気に入り、クリッピング、記事検索、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:31日間
詳しくはこちら

【ブック放題】紙媒体に近い全部読みも充実、ヤフープレミアム会員なら一部が無料提供

ブック放題(旧ビューン)は、ソフトバンクのグループ会社であるビューンが提供しているサービスです。170誌以上の雑誌やムックが読み放題で、dマガジンや楽天マガジンなどに次ぐ種類の多さを誇ります。ソフトバンクユーザーだけでなく、一般会員も利用できます。

ブック放題 ブック放題

左:ジャンル別に新刊雑誌やマンガが一覧されます。お気に入りを利用して、自分だけの本棚を作ることもできる右:2万冊以上のマンガとマンガ雑誌が読み放題だ

ブック放題を特徴づけているのが、マンガと『るるぶ』の存在です。マンガはメジャーなタイトルが少ないものの、2万冊というボリュームです。追加料金なしで全巻(電子化されているすべての巻)読めるのが嬉しいところ。マンガ雑誌も少数ですが用意しています。

るるぶは旅行先で読むのにちょうどいい国内シリーズと海外シリーズ100冊ほどが読み放題です。スマートフォンやタブレットがあればガイドブックを持ち運ばなくてもすむため、手荷物を減らしたい人にぴったりです。

ブック放題

国内外の「るるぶ」シリーズも読める

ブック放題に限らず、読み放題の雑誌の多くは電子書籍向けに内容の一部が省かれていたり、マスキングされたりしています。ブック放題では、追加料金を支払うことですべてのコンテンツを読むことのできる「全部読み」も用意しています(追加料金はコンテンツ毎に定められています)。ソフトバンク会員限定ですが、紙媒体とほぼ同じ内容を読みたい人向けです。

ちなみに、ソフトバンク会員は定額料金を携帯電話料金と一緒に支払うことができます(一般会員はYahoo!ウォレットで支払います)。またYahoo! プレミアム会員の特典として「読み放題プレミアム by ブック放題」も提供されており、こちらはブック放題のコンテンツから雑誌100誌以上などがピックアップされ、追加料金なしで読み放題になります。

「ブック放題」の特徴

  • 運営:ビューン
  • コンテンツ数:170誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:マンガ
  • 月額料金:500円(税別)
  • 機能:お気に入り、本棚シェア、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:30日間
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【ブックパス】グラビアや電子書籍なども楽しめる

ブックパスは、KDDI(au)が運営している雑誌・電子書籍の読み放題サービスです。こちらもdマガジンと同じく、au IDを取得することでau回線を持っていないユーザーも楽しめるようになっています。また、一部無料のコンテンツも用意されています。

ブックパス ブックパス

左:読み放題と単品購入が混在する右:雑誌のラインナップ自体は幅広い

ブックパスには読み放題プランとして、総合コース(月額562円)とマガジンコース(月額380円)が用意されています。

総合コースに加入すると、コンテンツとしては雑誌が300誌以上、約1万8000冊の書籍、コミックが読み放題となります。バックナンバーも一部用意されています。雑誌に関しては他サービス(dマガジンや楽天マガジン等)に比べて読み放題対象になるタイミングが遅かったり、読めるページ数が少なかったりしますが、ジャンルも幅広く、ラインナップ自体は遜色ありません。

マガジンコースはその名の通り、雑誌のみが読み放題となるプランです。雑誌のラインナップは総合コースと変わらないため、月額と目的を考慮して最適なプランを選択するとよいでしょう。

ブックパスはもともと電子書籍ストアなので、完全読み放題というわけではありません。読み放題コンテンツに限定していない状態だと、単品購入のコンテンツも一緒に表示されるため、少し紛らわしいインターフェイスとなっています。また、アプリでの検索機能などが乏しく、雑誌や書籍が探しにくいという声も挙がっているようです。

ブックパス ブックパス

左:グラビアなどのジャンルも読み放題対象に右:アプリはブラウザ版に比べて機能が乏しい

とはいえ、個別購入対象も含めた電子書籍のラインナップは40万冊以上と多く、読み放題でもBLやアダルト、グラビアなど他サービスではないようなジャンルも網羅している点は強みです。実用書やビジネスのジャンルの読み放題も充実しています。

雑誌の読み放題に加えて、電子書籍もそこそこ読めるという意味では、この価格なら他サービスよりコスパに優れるとみることもできるでしょう。

「ブックパス」の特徴

  • 運営:KDDI
  • コンテンツ数:300誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:書籍、コミック
  • 月額料金:380円〜(税別)
  • 機能:オフライン対応、お気に入り、ランキング、ブックマークなど
  • 無料トライアル期間:30日間
詳しくはこちら

【Kindle Unlimited】収録数充実も雑誌リーダーとしてはイマイチ

Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)は、Amazonが提供している書籍・コミック・雑誌の読み放題サービスです。雑誌専門の読み放題サービスと違って、12万冊以上の和書と120万冊以上の洋書の品揃えをもつのが最大の特徴です。ちなみに和書の内訳は、書籍8万冊、コミック3万冊、そのほか国立国会図書館所蔵の作品(Kindleアーカイブ)が1万点以上となっています。

Kindle Unlimited Kindle Unlimited

左:「Kindle」アプリや「Amazonショッピングアプリ」から読みたい本をダウンロードして読むことができる(iOSは「Kindle」のみ対応)右:雑誌ごとに整理されているわけではない

書籍に強いというイメージのあるKindle Unlimitedですが、雑誌の収録数も240誌以上と充実しています。ジャンルは文芸誌から旅行情報誌、コミック雑誌、アダルトまでと幅広く、バックナンバーも読むことができます。ただ、ラインナップに関しては一癖あります。最新号の1つ前の号しか読めなかったりする雑誌がある一方、他では取り扱っていないマイナーな雑誌がKindle Unlimitedでは読めるということも珍しくありません。

スマートフォンやタブレットで利用するには「Kindle」アプリを使います。読むだけなら十分ですが、雑誌専用に作られているわけではないので、他のサービスに比べると物足りなさを感じます。特に雑誌の探しにくさは改善してほしいところです。ジャンル別に整理されているわけでもなく、名前で検索するのが一番手っ取り早い方法です。

Kindle Unlimited Kindle Unlimited

左:Kindle Unlimited対応の本を読むには[読み放題で読む]をタップ右:Kindle端末やアプリに同時に10冊までダウンロードして読むことができる

また同時に10冊しか利用できないので、立ち読み感覚で何冊も読む時は、そのたびに入れ替えが必要で面倒です。雑誌をメインに楽しみたいなら、もっと安くて、便利な機能を持ったサービスを選んだほうがよいでしょう。

dマガジンや楽天マガジンでは読めない雑誌をKindle Unlimitedで補完するという使い方や、雑誌だけでは飽き足らず、書籍やコミックも楽しみたいという人に向いています。

「Kindle Unlimited」の特徴

  • 運営:Amazon.co.jp
  • コンテンツ数:240誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:本、コミック、洋書
  • 月額料金:908円(税別)
  • 機能:しおり、オフライン対応、ランキングなど
  • 無料トライアル期間:30日間
詳しくはこちら

【FODマガジン】フジの動画配信とセットで雑誌が楽しめる

FODマガジンは、動画配信サービス「FOD」の有料会員向けに提供されているサービスです。運営しているのはフジテレビです。「FODプレミアム」「競馬予想TV!月額見放題コース」「ONE/TWOsmart 2チャンネルセット」「NEXTsmartコース」「ONE/TWO/NEXTsmart 3チャンネルセット」のいずれかに加入していれば、人気雑誌100誌以上の最新号が読み放題となります。

FODマガジン FODマガジン

左:専用アプリ「FODマガジン」で雑誌を読む。ジャンル別に整理されている右:デイリーランキングが毎日更新される

注目したいのが、毎月取得できるポイントです。電子書籍などを楽しむためのポイント(100ポイント)が毎月付与されるほか、毎月8の付く日に400ポイント(つまり合計1200ポイント)配布されるので、1カ月で1300ポイントも受け取ることができる計算です。さらにこのポイントを使って電子書籍を購入すると一律20%分のポイント還元も受けられます。読み放題ではバックナンバーを読むことはできませんが、ポイントでの購入が可能です。

過去作品を含むフジテレビの作品が見放題、かつ1300円相当のクーポンが毎月配布されるという付加価値の高さが魅力で、フジテレビの番組が見たい人やマンガを毎月買いたい人におすすめです。なお、FODの中でも人気が高いのが見放題コース「FODプレミアム」(月額888円)で、現在AmazonアカウントでFODプレミアムに登録すると1カ月無料での利用が可能となっています。

フジテレビ提供の「FODプレミアム」をレビュー、魅力と弱点を解説

FODマガジン FODマガジン

左:「FOD」アプリで動画も見放題。現在放映中の番組や、過去の名作ドラマ、映画、アニメなどのほかスポーツの生中継も見られる右:会員特典のポイント獲得には、8の付く日にWebページで「ポイント取得」ボタンを押す必要がある。忘れるともらえないので要注意

FODマガジンの特徴

  • 運営:フジテレビジョン
  • コンテンツ数:100誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:動画、無料マンガ
  • 月額料金:888円〜(税別)
  • 機能:お気に入り、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:31日間(Amazonアカウントで新規登録する必要あり)

【U-NEXT】付加サービスに重きを置くなら最適のサービス

U-NEXT(ユーネクスト)は雑誌専門の読み放題サービスではなく、動画配信(見放題)サービスの特典の1つとして提供されています。

そのため月額料金が1990円と高めですが、動画や書籍、コミックといった豊富なコンテンツにアクセス可能です。また、見放題会員には毎月1200ポイントがチャージされます。このポイントで最新映画やコミックの購入ができるので、雑誌だけでなく映画もマンガもフルで楽しみたいという方にはピッタリのサービスではないでしょうか。

U-NEXT(ユーネクスト)の料金と支払い方法まとめ 割安な新プラン「ビデオ見放題サービス1490」も解説

U-NEXT

ジャンルごとに整理されている。収録数は他のサービスに比べて少ない

雑誌の読み放題サービスとして見た場合、品揃えは約70誌と少なめです。バックナンバーがないため、新しい号が配信されるとすぐに読めなくなってしまうのも残念なところです。

U-NEXT

雑誌はあくまでサブ。メインの動画はあらゆるジャンルのものが用意されている

以前は専用のリーダーアプリ(BookPlace Reader)からでないと雑誌を読むことができませんでしたが、2019年3月より雑誌や書籍の購読機能もU-NEXTアプリに統合されました。これにより、ダウンロード機能やジャンルごとの分類が導入され、雑誌の購読環境が向上しました。

また、すべてのコンテンツが1つのアプリで完結するため、雑誌も動画もシームレスに楽しめるのが大きな魅力と言えるでしょう。

U-NEXTの特徴

  • 運営:U-NEXT
  • コンテンツ数:70誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:動画見放題、無料書籍・マンガ
  • 月額料金:1990円(税別)
  • 機能:マイリスト、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:31日間
詳しくはこちら

【マガジン☆WALKER】KADOKAWA系のマンガ雑誌が読み放題

マガジン☆WALKERは、KADOKAWAグループに属するブックウォーカーが運営しているサービスです。コンテンツ数は80誌以上で、他社サービスと比べるとやや見劣りしますが、最大の特徴はマンガ雑誌の存在です。

男性マンガ、女性マンガ合わせて約40誌が配信されており、全体の半数近くを占めています。メインはKADOKAWA発行のマンガ雑誌で、他では読めないコンテンツです。新刊をいち早く読むための新着通知や自動ダウンロード機能を備えるほか、バックナンバーも1つ前の号まで読むことができます。

一般誌の品揃えは他に譲ります。5ジャンルありますが、やはり一番充実しているのがエンタメ・趣味のジャンル。アニメや声優、ゲームの雑誌が多く、これらをメインに楽しみたい人に優先度の高いラインナップとなっています。

マガジンウォーカー マガジンウォーカー

左:アプリを起動すると過去に読んだ本が本棚に表示される右:本を探す時は[Webで探す]をタップしてブラウザを起動。新しいタブが毎回開くので使い勝手は今ひとつ

専用アプリはリーダー機能に特化しており、読みたい本を探す時はWebサイトにアクセスします。アプリからWebサイトを開けますが、探す時と読む時でその都度アプリを切り替えなければならないのが面倒です。

マガジン☆WALKERを利用するには、同社の電子書籍配信サイト「BOOK☆WALKER」の会員登録が必要です。支払いは月額払い(クレジットカード)のほかに、コンビニや銀行(Pay-easy)決済で6カ月プラン(2850円)や12カ月の先払い(5400円)プランを選べます。先払いでは最大10%の割引が適用されるので、ぜひ利用したいところです。

マガジンウォーカー マガジンウォーカー

左:お気に入りの登録はブラウザからおこなう。オフラインで読むにはアプリが必要右:お気に入りに登録した雑誌はバックナンバーも一覧に表示される

「マガジン☆WALKER」の特徴

  • 運営:ブックウォーカー
  • コンテンツ数:80誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:なし
  • 月額料金:500円(税別)
  • 機能:お気に入り、セーフモード、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:初月無料
詳しくはこちら

【タブホ】専門誌など品揃え充実のダークホース的存在

タブホは、オプティムが運営している読み放題サービスです。取扱雑誌数は900誌3400冊以上と国内最大級。いわゆる週刊誌や月刊誌はおよそ200誌程度で、他は旅行情報誌やグルメ情報誌、レシピ本、初心者向けのハウツー本などのムック書籍が目立ちます。

旅行やグルメのガイド本では、『るるぶ』や『ココミル』『ぴあ』『じゃらん』『街ラブ』『トリコガイド』など国内外を広くカバーしています。旅行本やグルメ本のジャンルについては、最高の品揃えと言ってよいでしょう。

タブホ タブホ

左:ランキングやジャンルごとに整理されている右:雑誌や季刊誌などバックナンバーのあるものは、ポップアップから読みたい号を選ぶ

また、バイク専門誌『RIDERS CLUB』『CLUB HARLEY』を創刊号から読めるコーナーがあるなど、他の読み放題サービスとはひと味もふた味も違う内容です。毎週・毎月更新される雑誌のほか、ガイド本やレシピ本など日々使うムック書籍も読み放題というのが、タブホの魅力です。

アプリで重宝するのは全文検索機能です。タップすれば該当の記事にすぐアクセスできます。実用的なガイド本やハウツー本が多いので、全文検索で知りたいことがすぐ引き出せるのはとても便利です。このほか、シールや口コミを投稿するソーシャル機能もあります。他のユーザーが投稿したシールや口コミを表示することもできますが、こちらはあまり使われていないようです。

創刊500号を超えた「RIDERS CLUB」のデジタル版バックナンバーもすべて配信している

ブラウザ版(PC・スマホ対応)限定で、写真集やグラビアなどが楽しめるのも特徴。ただし、ブラウザ版はアプリ内課金ではなく、OPTiM ECサイトで支払いをおこなうか、コンビニで販売されているプリペイドチケット等を利用する必要があります。

「タブホ」の特徴

  • 運営:OPTiM
  • コンテンツ数:900誌以上
  • 雑誌以外の付加サービス:なし
  • 月額料金:500円(税別)
  • 機能:お気に入り、記事検索、しおり、シール・クチコミ投稿、オフライン対応など
  • 無料トライアル期間:24時間(アプリのみ)
詳しくはこちら

まとめ:無料お試しでお目当ての雑誌を探そう

雑誌読み放題サービスを利用すれば、普段は立ち読みで済ませてしまう雑誌や、手に取らない雑誌を目にする機会が増えます。読んでみたら意外におもしろかったと、思わぬ拾いものをすることも珍しくありません。新しい知識を得たり、趣味を広げるよいきっかけにもなりそうです。

ほとんどのサービスで初月の無料期間が設けられているので、お目当ての雑誌が見つかるのか、あるいは知らなかった新しい雑誌との出会いはあるのか、雑誌読み放題サービスを一度体験してみてはいかがでしょうか。

EDITED BY TOKIWA