LINEを「電話番号変更」の新端末に引き継ぐ方法と注意点

機種変更で電話番号を変えたらLINEの引き継ぎはどうなる?

LINE(ライン)のアカウントは通常、これまで使っていた端末でLINEに登録していた電話番号を、機種変更後の新しい端末でも入力・認証することでログイン・引き継ぎできるようになっています。

ただ、旧端末と新端末で電話番号の変更をともなう場合でも、事前にしっかり設定をおこなえば、LINEアカウントをはじめスタンプ、トーク履歴などのデータを問題なく引き継ぐことが可能です。

本記事では、そうした「電話番号の変更がある」機種変更におけるLINEの引き継ぎ方法と、その注意点について詳しく解説します。

引き継ぎを始める前に注意点を確認

これまでLINEに登録していた電話番号と新しい端末の電話番号が異なる場合でも、特別な手続きは要りません。電話番号もしくはメールアドレスのいずれかがLINEに登録できていれば、問題なくアカウントを引き継げます。

ただし、端末の故障や紛失などのトラブルで旧端末が一切操作できない状況では、アカウントの引き継ぎが難しくなってしまいます。電話番号変更ありの機種変更では、事前準備を確実におこなうことが大切です。

機種変更後のスマホでSMS・通話機能が使える必要がある

機種変更後のスマホでSMSもしくは通話が利用できなければ、原則としてLINEを引き継ぐことはできません。

LINEアカウントの電話番号認証は、(1)端末の電話番号入力し、(2)SMSや音声通話で6桁の認証番号を受け取り、(3)その番号をLINEアプリに入力する、という手順を踏みます。

たとえ電話番号が発行されていても、SMS・通話機能が利用できなければ認証できません。また、LINEでは「050」から始まる電話番号や、仮想電話番号が割り当てられた端末への引き継ぎもおこなえないと案内されています。注意しましょう。

もしSMS・通話機能が利用できない場合でも、「Facebookログイン」をおこなえばアカウントの引き継ぎはおこなえます。下記記事を参考に実施してください。

あらかじめ電話番号を変更しておくとスムーズ

旧端末と新端末が両方手元にあるなら、事前に旧端末のLINEアプリで登録中の電話番号を変更してから引き継ぎ操作をおこなうことも可能です。いくつか事前準備を省けるので、よりスムーズにLINEアカウントを引き継げるでしょう。

なお、あらかじめ電話番号を変更した場合は「電話番号変更なし」の引き継ぎとなるので、本記事ではなく以下の記事を参照してください。

登録済みの電話番号を変更する手順

「ホーム」タブ右上にある設定ボタン​をタップ。メニューからアカウントへ進み、電話番号を選択してください。

続く画面で「新規」項目に新しく使う電話番号を入力し、次へタップしましょう。すると、その電話番号宛てにSMSで4ケタの認証番号が届きます(通話による認証番号の取得も可能)。

認証番号を変更画面に入力すれば、即座に電話番号の変更が完了します。

故障や紛失による事前準備なしの機種変更ではアカウントの引き継ぎが難しいケースも

第三者からの不正ログインを防止するため、電話番号変更「あり」の引き継ぎは、電話番号「なし」の引き継ぎよりも多くの認証過程が設けられています。

具体的には、事前に旧端末のLINEで「アカウント引き継ぎ設定」を有効化しておく必要があります(やり方は後述)。この設定がオフのまま新端末で引き継ぎ作業を進めてしまうと、LINEアカウントを引き継げない事態になりかねません。電話番号変更ありの引き継ぎでは、特に旧端末での準備が重要になってくる点に留意してください。

電話番号変更ありのLINE引き継ぎ方法

それでは、実際に電話番号変更ありの引き継ぎ手順を確認しましょう。

引き継ぎのステップは、機種変更「前」に旧端末でおこなう作業と、機種変更「後」に新端末でおこなう作業の2つに大別されます。手順通りに実行していけば、特に難しいことはありません。

機種変更「前」に旧端末でおこなう作業

電話番号変更ありの引き継ぎでは、旧スマホ側でおこなう事前の準備や確認がかなり重要です。一つひとつ確実に実行・チェックしていきましょう。

LINEアプリを最新バージョンにアップデートする

バックアップする前に、必ずLINEアプリのバージョンを最新にアップデートしておきましょう。古いバージョンのLINEアプリでバックアップしたトーク履歴は、機種変更時に新しい端末で復元できない可能性があります。

iPhoneでLINEをアップデートする方法

iPhoneでLINEアプリをアップデートするには「App Store」アプリを開きます。

右上のアカウントアイコンをタップすると、アップデート可能なアプリの一覧が表示されます。一覧にLINEアプリがあれば、アップデートボタンをタップしてください。

AndroidスマホでLINEをアップデートする

Androidスマホでアプリをアップデートするには「Playストア」アプリを開きます。

右上のアカウントアイコンをタップして、メニューからアプリとデバイスの管理を選択。アップデート可能なアプリがある場合は「利用可能なアップデートがあります」と表示されるので、詳細を表示をタップします。

一覧にLINEアプリがあれば横の更新ボタンをタップしてください。

トークで共有されている写真・動画・ファイルを保存する

トークルーム内で共有されているだけの写真や動画は、トーク履歴をバックアップしていたとしても、機種変更の際に消えてしまうおそれがあります。

保存したい画像・動画を長押しして表示されたメニューの中から[Keep]を選択

Keepに保存する画像にチェックを入れて[保存]ボタンをタップ

大切な写真・動画は端末にダウンロードしておくか、あらかじめLINEのストレージ機能「Keep(キープ)」に保存しておきましょう。

Keepに保存したファイルは、「ホーム」タブの自分のアカウント名の横にあるKeepボタンから閲覧・ダウンロードできます。

ただ、動画は5分以内のものしか保存できないほか、50MBを超えるファイルは保存期間が30日間に制限されます。容量の大きいファイルの取り扱いには注意が必要です。

LINEに登録されている電話番号/メールアドレス/パスワードを確認する

電話番号が変わる引き継ぎでは、LINEに登録してある旧端末の電話番号もしくはメールアドレスと、パスワードを入力することで自身のLINEアカウントを照合します。

「ホーム」タブ右上にある設定ボタン​からアカウントに進むと登録中の電話番号・メールアドレス・パスワードを確認できます。

登録中の電話番号・メールアドレス・パスワードを事前にしっかり確認しておきましょう。パスワードの記憶があいまいであれば、再登録して正確なものを把握しておくと安心です。

(機種変更当日に)アカウント引き継ぎ設定をオンにする

前述したように、機種変更によって端末の電話番号が変わる場合は、事前に「アカウント引き継ぎ設定」をオンにしておかなければなりません。故障や紛失などのやむを得ないケースを除き、必ず設定の有効化をおこないましょう。

「ホーム」タブ右上の設定ボタン​からアカウント引き継ぎへ進みます。「アカウントを引き継ぐ」のスイッチをオンに切替えて、確認メッセージでOKをタップすれば有効化完了です。

オンにした状態ではアカウント乗っ取りの危険性を高めるため、設定をオンにしてからなるべく早く引き継ぎを完了させてください(36時間経過すると自動でオフに切り替わります)。早まってオンにしてしまったなら、オフに切り替えればOKです。

トーク履歴のバックアップ

LINEのトーク履歴は、端末にインストールされているLINEアプリ内に保存される仕様です。機種変更後のスマホで復元させるには、事前に旧端末でiCloudやGoogleドライブによるバックアップをおこなう必要があります。

搭載されているOSがiPhoneかAndroidかによって手順が変わるので、自身の環境に合わせて手順を確認してください。なお、異なるOS間(Android版LINE⇄iOS版LINE)での機種変更では、トーク履歴は復元できません。

iOS版LINEでトーク履歴をバックアップする

iOS版LINEには、Apple IDに紐付く「iCloud」を利用したトーク履歴データのバックアップ機能が搭載されています。

iCloudで無料で使える容量は5GBです。不足しているとバックアップできない可能性があるので、不要なデータがあれば削除するか有料プランへのアップグレードも検討しましょう。

iPhoneの「設定」アプリから最上部の名前部分をタップしてiCloudに進むと、空き容量を確認できます。

「ホーム」タブ右上の設定ボタン​からトークに進みます。

トークのバックアップ今すぐバックアップの順にタップすると即座にバックアップが始まります。「前回のバックアップ」欄に当日の日付と容量が表示されていれば完了です。

Android版LINEでトーク履歴をバックアップする

Android版LINEには、Googleアカウントに紐づく「Googleドライブ」を利用したトーク履歴データのバックアップ機能が搭載されています。

「Googleドライブ」は、無料会員のままでも15GBとトーク履歴のバックアップには十分な容量が利用できます。ただ、万が一不足しているとバックアップに失敗する恐れがあるので、念のため空き容量をチェックしておくと安心でしょう。

「Googleドライブ」アプリを開いて、トップ画面左上のメニューボタン​からストレージをタップすると、空き容量が表示されます。

「ホーム」タブ右上にある設定ボタン​をタップし、​トークトーク履歴のバックアップ・復元の順に進んでください。

Googleアカウント項目をタップして、バックアップ先であるGoogleドライブ(Googleアカウント)を選択しましょう。

新しいスマホでも引き続き利用するGoogleアカウントを選択し、OKをタップ。即座にバックアップが始まります。「前回のバックアップ」の項目に当日の日付と容量が表示されていれば完了です。

機種変更「後」に新端末でおこなう作業

旧スマホ側での事前準備をしっかりおこなえていれば、新スマホ側での作業はスムーズに進みます。

旧端末と同じApple ID/Googleアカウントで新端末にログインしておく

新しい端末を手に入れたら、バックアップ時と同じApple ID・Googleアカウントでログインしておきましょう。特にiPhoneは、バックアップ時と異なるApple IDでログインすると、トーク履歴の復元時にデータがインポートされない恐れがあります。

新しい端末にLINEアプリをインストールして起動する

アプリ「LINE」をダウンロード

新しいスマホにLINEアプリをインストールし、起動します。

「LINEへようこそ」の画面が表示されるので、ログインをタップします。

ログイン方法を選択

iOS版では3つ、Android版では2つのログイン方法が表示されるので、電話番号でログインを選択します。

新しい電話番号で認証をおこなう

電話番号認証の画面が表示されたら、古い電話番号ではなく新しく使う電話番号を入力します。SMSで新しい電話番号宛てに6桁の認証番号が届いたら、それを入力しましょう。

認証番号が届かない場合は、以下の記事を参考に対処してみてください。

「アカウントを引き継ぐ」を選択

続いて「すでにアカウントをお持ちですか?」と問われるので、アカウントを引き継ぐをタップします。

ここで[アカウントを新規作成]を選択しないように注意してください。新端末でアカウントを新規登録してしまうと、これまで使っていたLINEアカウントのデータを引き継げません。

なお、まれに新しい電話番号が誰かのLINEアカウントに紐付いていて、「おかえりなさい!○○」と見知らぬアカウントが表示されるケースがあります。この場合、必ず「あなたのアカウントですか?」という問いにいいえ、ちがいますで答え、先に進んでください。

電話番号かメールアドレスでログインする

LINEアカウントに登録済みの電話番号またはメールアドレスでログインできます。いずれか、好きなほうを選択してください。

遷移先の画面で電話番号またはメールアドレスを入力し、続いてパスワードを入力してください。なお、電話番号でログインするなら以前の端末の電話番号を入力しましょう。

もし「アカウント引き継ぎを続けるためには?」画面に切り替わった場合は以下を参考に対処してください。

「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」の画面が表示された場合の対処法

旧端末で事前に「アカウント引き継ぎ設定」を有効にしていないと、「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」画面が表示されます。

この場合、旧スマホが手元にあってまだ使えるなら前述した手順で「アカウントを引き継ぐ」ボタンをオンに切り替えた上で続行ボタンを押せば認証できます。

故障や紛失などの理由により旧スマホが使えない状況なら、PC版・iPad版LINEのトークで引き継ぎ認証番号を受け取るほかありません。

PC版もしくはiPad版LINEにログインして、LINE公式アカウントから届く6桁の認証番号を確認してください。認証番号を新端末のLINEに入力すれば、先に進められます。

ただしこの方法は、普段からPC版LINEまたはiPad版LINEを使っている人しか利用できないのが難点です。というのもセキュリティ上、PC版LINE・iPad版LINEに初めてログインする場合は、旧スマホのLINEアプリを経由したログイン認証を求められます。

PC版LINE・iPad版LINEにログインできなければ、残念ながら自力でのアカウントを引き継ぎは難しいでしょう。

自身のアカウントにログインする

入力した電話番号/メールアドレスとパスワードから、自身のアカウントが割り出されます。「○○としてログイン」のアイコンやプロフィール名が自分の情報で間違いなければ、ログインをタップしてください。

これで、新しい電話番号の端末で自分のLINEアカウントにログインができました。ちなみに、LINEアカウントに登録されていた古い電話番号情報は削除され、新しい電話番号が登録されます。

トーク履歴を復元する

「トーク履歴はバックアップ済みですか?」と表示されるので、はい、トーク履歴を復元しますをタップしてください。

ちなみに、Android版LINEはトーク履歴をいつでも(引き継ぎステップ中でなくても)復元できる仕様です。新端末での引き継ぎ作業を完了させた後にトーク履歴を復元させてもよいでしょう。

「トーク履歴を復元しますか?」という確認ポップアップが表示されます。トーク履歴のバックアップが確実に取れているなら続行を押しましょう。

メッセージにあるように、続行を押した時点でLINEアカウントは新しい端末に引き継ぎ済み(ログイン完了)という扱いになり、以前使っていた端末のLINEアプリが初期化されます。

万が一、トーク履歴のバックアップを取り忘れていた場合は、続行を押す前に必ず旧端末でLINEアプリを起動してバックアップをとってください。

iPhone版LINEのトーク履歴復元画面

Android版LINEのトーク履歴復元画面

続行ボタンを押すと、再度「トーク履歴を復元」の画面が表示されます。Android版LINEは、バックアップをとったGoogleアカウントを選択してください。

バックアップが正常におこなわれていれば「前回のバックアップ:」の項目に当日の日付と時間が記載されているはずです。確認できたら、[トーク履歴を復元]をタップしましょう。これで、新端末へのトーク履歴の引き継ぎは完了です。

「バックアップしたトーク履歴が見つかりません」などのエラーが表示された場合は、以下の記事を参考に対処してください。

友だち追加設定をおこなう

続いて、友だち追加設定の画面が表示されえます。とりあえずデフォルトの「オフ」のままにしておくのが無難です(後からオンにする設定も可能です)。

というのも、「友だち追加設定」や「友だちへの追加を許可」の項目をオンにすると、スマホのアドレス帳に登録してある電話番号とLINEが紐付きます。結果として、会社の上司や元カレ・元カノなどつながりたくない人が意図せず友だち追加されてしまう可能性があるからです。

必要に応じて年齢確認をする

年齢確認は、LINE IDなどによる友だち検索・追加をおこなう際などに必要なものです。

普段からLINE IDや電話番号検索を活用している人は、指示に従って年齢確認をおこなってください。引き継ぎ完了後にも設定できるので、先を急ぎたければ後回しにしても大丈夫です。

スタンプ・絵文字・着せ替えを再ダウンロードする

ここまでの手順でトーク履歴や友だちリストは復元されますが、スタンプや絵文字、着せかえなどのコンテンツデータは別途ダウンロード作業が必要です。

「ホーム」タブ右上の設定ボタン​からスタンプマイスタンプへ進むと、旧端末で購入したスタンプを再ダウンロードできます。

着せかえを所有しているなら、スタンプと同様に着せかえマイ着せかえの順にタップして再ダウンロードしてください。

LINEの通知設定を旧端末の状態に戻す

LINEの通知設定は引き継がれません。通知のさまざまな設定を変更しましょう。

設定メニューから通知に進むと、通知のオン・オフや通知音などを設定できます。

これで、電話番号の変更を伴うLINEの引き継ぎ作業はすべて完了となります。

検証バージョン
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11.17.0
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