LINEのトーク履歴を復元できない原因と対処法まとめ

LINEのトーク履歴を復元できない原因と対処法

スマホ機種変更におけるLINEアカウント自体の引き継ぎは以前よりシンプル化され、電話番号とパスワードを照合するだけで復元が可能になりました。

しかしトーク履歴だけは例外で、iCloudやGoogleドライブを使ったバックアップ作業が別途必要です。そのため、端末のOSや設定によっては、復元途中でトラブルが起きるケースがあります。

とはいえ、バックアップさえ確実にできていれば、ほとんどのケースでトーク履歴は失わずに済むでしょう。そこで本記事では、LINEのトーク履歴が復元できないときに考えられる原因を6つ挙げたうえで、それぞれの対処法を紹介します。

原因1:そもそもバックアップがおこなわれていない

LINE トーク履歴 復元

友だちリストやアルバムなどのデータはアプリ内ではなく、LINEのサーバーで保管しています。そのためバックアップは必要なく、電話番号、パスワードといった本人情報を入力して新端末でログインするだけでデータを引き継げるようになっています。

一方、LINEのトーク履歴は、端末にインストールされているLINEアプリ内に保存される仕様です。そのため、機種変更後に元通り復元するには、事前に旧端末でiCloudやGoogleドライブによるバックアップをおこなう必要があります。

対処法:旧端末のLINEアプリでバックアップをとる

LINE トーク履歴 バックアップを取っていない場合

トーク履歴のバックアップをとらないまま新端末で引き継ぎ作業を開始すると、[トーク履歴を復元]ボタンをタップしても「見つかりませんでした」と表示されます。

そのため、一切バックアップをとっていない状況でスマホの紛失や故障が起きた場合には、トーク履歴の復元は難しいでしょう。また、手元に端末があってLINEアプリを起動できたとしても、すでに手遅れとなってしまうケースがあります。

LINE トーク履歴 新しい端末でパスワードを入力する LINE トーク履歴 以前の端末でLINEが使えなくなる

左:新端末:「パスワード入力」を完了させると……右:旧端末:LINEアプリが初期化される

というのも、トーク履歴の復元より前の段階でおこなう「パスワード入力」を完了させた時点で、そのLINEアカウントは新端末に引き継ぎ済み(ログイン完了)という扱いになります。LINEは1つのアカウントを複数のスマホでログインできない仕様なので、新端末でのログインが完了すると旧端末のLINEアプリが起動できなくなるのです。

こうなってしまえば、残念ながらどう足掻いてもトーク履歴のバックアップは取れません。

しかし、新端末での引き継ぎ作業でパスワード入力画面よりも先に進んでいないのであれば、旧端末でまだLINEアプリを操作できます。新端末での引き継ぎを中断し、以下の記事を参考にすぐに旧端末のLINEでバックアップをとりましょう。

原因2:異なるOS間で機種変更をしている

iPhoneからAndroidスマホ、もしくはAndroidスマホからiPhoneといったように、機種変更でOSが変わる場合には、LINEのトーク履歴を引き継げません。これは、iOSやAndroid OSの制約である以上、仕方がないことなのでしょう。

また異なるOS間で機種変更をすると、トーク履歴だけでなく以下のデータも引き継げなくなります。

異なるOS間で引き継げないデータ
  • トーク履歴
  • 購入済みのLINEコイン残高
  • LINE Outのチャージ済みコールクレジット
  • LINE連動アプリ・サービスの情報(LINE GAME・LINEマンガ・LINE占いなどのアイテム)

対処法:テキストファイルでトーク履歴を保存

異なるOS間の機種変更では、トーク履歴のバックアップ・復元はできません。しかし、どうしても消したくない大切なメッセージのやりとりがあるのなら、テキストファイルとしてメモ帳などに保存しておくといいでしょう。

といっても、あくまでテキストファイルで保存できるだけなので、復元はできません。後から見直すことができる程度だと思っておいてください。

LINE トーク履歴 テキストで保存 LINE トーク履歴 テキストで保存

トークを保存したいトークルームで[](Androidは[∨])をタップし、設定ボタン[]を選択。トーク設定画面で[トーク履歴を送信]をタップします。

LINE トーク履歴 テキストで保存

メモ帳やメール、ファイルアプリまたはDropboxのようなオンラインストレージなどの共有手段が表示されるので、任意のツールを選択して保存しましょう。あくまでもテキストベースでの保存となるため、スタンプや画像は表示されません。

原因3:新端末と旧端末で異なるApple ID/Googleアカウントを利用している

トーク履歴のバックアップ・復元は、iOS版LINEはAppleの「iCloud」、Android版LINEはGoogleの「Googleドライブ」を利用しておこないます。OSごとに対処法が異なるので、どちらか自身が該当するほうを確認してください。

iOS版LINEの対処法

iOS版LINEでは、Appleが提供しているクラウドサービス「iCloud」にトーク履歴のデータをバックアップします。

LINE トーク履歴 アカウントが違う

バックアップ時と異なるApple IDでiCloudにログインした状態でトーク履歴を復元しようとしても、データがインポートされず「見つかりませんでした。」と表示されてしまいます。

LINE トーク履歴 iPhone LINE トーク履歴 iPhone

Apple IDのサインアウト画面

こうなった場合、まず引き継ぎを中断して、一度LINEアプリをアンインストールしてください。

そして現在のApple IDからサインアウトし、トーク履歴をバックアップしたときと同じApple IDでサインインし直します。そのうえで、LINEアプリを再度インストールし直して、最初から引き継ぎ作業を開始しましょう。

あらためて「トーク履歴を復元」の画面まで進んだら、[トーク履歴を復元]ボタンをタップ。これでトーク履歴を復元できるはずです。

Android版LINEの対処法

Android版LINEでは、Googleが提供しているクラウドサービス「Googleドライブ」にトーク履歴を保存しています。iOS版LINEと違って、新端末に異なるGoogleアカウントでログインしている状態でも、引き継ぎ画面でバックアップしたアカウントを選択、もしくは追加してトーク履歴を復元できます。

LINE トーク履歴 Android

「トーク履歴を復元」の画面が表示されたら、[Googleアカウントを選択]をタップして該当するアカウントを選択します。

LINE トーク履歴 Android LINE トーク履歴 Android

端末からのログアウトなしで、バックアップしたときのGoogleアカウントを追加できる

トーク履歴をバックアップしたGoogleアカウントと、新端末でログインしているGoogleアカウントが異なる場合は、[アカウントを追加]をタップして該当するアカウントにログインしましょう。

ログイン完了後、LINEによるリクエストを許可するとトーク履歴が復元されます。

原因4:iCloud Driveがオンになっていない(iOS版LINE)

LINE トーク履歴 iCloud Driveがオンになっていない

トーク履歴の復元時には、新iPhoneで[iCloud Drive]がオンになっていなければなりません。iCloud Driveがオフの状態でトーク履歴を復元しようとすると、「iCloudに接続できません」とポップアップが表示されます。

対処法:iCloud Driveをオンに変えてから改めてトーク履歴を復元する

このケースでは、ポップアップの[OK]をタップして一旦引き継ぎを中断し、iCloud Driveをオンに変えてから、改めてLINEアプリで[トーク履歴を復元]ボタンを押せば問題ありません。

LINE トーク履歴 iCloud Driveがオンになっていない LINE トーク履歴 iCloud Driveがオンになっていない LINE トーク履歴 iCloud Driveがオンになっていない

iCloud Driveをオンにする

iPhoneの「設定」アプリで、最上部にあるユーザー名の部分をタップ。Apple IDの画面に移動するので、[iCloud]を選択します。続いて、iCloud画面を下にスクロールすると[iCloud Drive]の項目があるのでスイッチをオン(緑色)にします。

iCloud Driveを確実にオンにしたうえで再度LINEアプリを開き、[トーク履歴を復元]ボタンをタップしましょう。

もし再度「トーク履歴が見つかりません」と表示されてしまった場合は、LINEアプリを一度アンインストールし、インストールし直して最初から引き継ぎ作業をおこなってください。

原因5:引き継ぎのタイミングでトーク履歴を復元しなかった(iOS版LINE)

iOS版LINEでiCloudにバックアップしたトーク履歴データを復元できるのは、引き継ぎ途中の「トーク履歴を復元」の画面が表示されたタイミングだけです。

LINE トーク履歴 復元

トーク履歴を復元せずに実行をタップすると、注意書きが表示される

とはいえ、ここでトーク履歴を復元しなかったとしても、バックアップさえとれていれば、トーク履歴が失われるわけではないので安心してください。

対処法:LINEアプリをアンインストールして引き継ぎ作業を最初からやり直す

一度LINEをアンインストールし、再度インストールすることで引き継ぎ作業を最初からやり直して「トーク履歴を復元」の画面を表示できます。

なお、LINEアプリをアンインストールしたところで、データは消えません。再び電話番号とパスワードを入力していけば、LINEアカウントにログインできます。

LINE トーク履歴 復元

Android版LINEではいつでもバックアップを復元できる

ちなみに、Android版LINEでは、このステップでトーク履歴を復元し忘れたとしても、いつでもトークを復元できる機能が用意されています。

LINEアプリの「ホーム」タブ画面で設定ボタン[]から[トーク]→[トーク履歴のバックアップ・復元]と進み、バックアップ時と同じGoogleアカウントを指定して[復元する]をタップすれば、いつでもバックアップしたトーク履歴を復元できます。

原因6:その他、iCloudやGoogleドライブの容量不足やLINEアプリのバージョンなど

大前提として、バックアップする際には端末のOSとLINEアプリを最新版にアップデートしてください。古いバージョンでバックアップしたトーク履歴は、復元できないエラーが発生することも考えられます。

また、LINEアプリのバージョンが以下のものよりも古いと、そもそもトーク履歴のバックアップ機能自体を使えません。

バックアップ機能が使えるLINEアプリのバージョン
  • iOS版LINE:バージョン6.4.0以上
  • Android版LINE:バージョン7.5.0以上

LINEアプリをアップデートする方法【iPhone/Android】

なお、トーク履歴のバックアップをおこなう際は、iCloudやGoogleドライブに十分な空き容量があるかといった点も確認しておくといいでしょう。無料で利用できる範囲(iCloudは5GB、Googleドライブは15GB)では容量が足りず、バックアップしきれていないケースも可能性としてはありえます。

そして、バックアップや復元をする際は、Wi-Fi環境など通信状態が安定した場所でおこなうことをおすすめします。

検証したLINEのバージョン:iOS版9.18.1、Android版9.18.1

EDITED BY MOEGI