インスタグラムのストーリーは文字入れやスタンプ、位置調整など編集の自由度が高く、さまざまな加工を楽しめるのが醍醐味でもあります。
この記事では、ストーリーをさらにかわいく、おしゃれにするおすすめの加工テクニックを紹介。コラージュや文字のグラデーション、ストーリーならではの撮影モード、専用アプリを使ったおしゃれ背景の設定など多彩に取り揃えました。
写真や動画にひと手間加えるだけで抜群にかわいい加工
ストーリー投稿に選んだ写真や動画をそのまま投稿する前に、ちょっとした加工テクを使ってより可愛くておしゃれなストーリーを作ってみましょう。まずは簡単にトライできる加工テクニックを集めました。
2枚以上の写真をコラージュしてアルバム風に

1つのストーリーに複数の写真や動画をコラージュして楽しむ方法を紹介します。



ストーリー作成画面で1枚写真(動画でもOK)を選択します。続いて画面右上の顔マークからメニューを表示させ、コラージュボタンをタップしてください。


端末のアルバムが表示されたら、好きな写真(iOS版では動画もOK)を1つ選択します。さらにコラージュ枚数を増やす場合は、もう一度コラージュボタンから写真・動画を選択してください。
コラージュした写真や動画をタップすると、丸や星、ハートなどへ形状を変えることも可能です。
背景を塗りつぶす(背景色を設定する)

背景を好きな色で塗りつぶせる
ストーリーでは、選択した写真や動画の色彩に引きずられて背景色が適用されます。この背景を自分の好きな色で塗りつぶす裏技を紹介します。


ストーリー作成画面で任意の写真を1枚選び、右上のメニューボタン
から[落書き]をタップします。続いて、ペンを選択します。左からノーマル、矢印ペン、マーカー、ネオンと並び、一番右側が消しゴムとなっています。ノーマル、矢印、またはネオンのペンを選択すると、下が透けないベタ塗りに。マーカーを選ぶと、下の写真が透ける半透明の単色塗りになります。



ペンを選んだら、画面下のカラーパレットから一色をタップし、画面を長押ししましょう。すると画面全体がその色で塗りつぶされます。
あとは前述したコラージュの方法と同じ手順で、ストーリーのコラージュスタンプから好きな写真を選択すれば完成です。
動くアニメーションスタンプ「GIF」スタンプ


ストーリーの「GIFスタンプ」では、検索キーワードなどに基づいたGIF(動くスタンプ)が利用できます。
個性的なキャラクターからハートや星などのシンプルな記号まで揃うGIFスタンプの中でも、特におすすめしたいのがストーリー全体をデザインする「素材」となるようなスタンプです。



写真や動画を選択後、画面上の顔マーク(または画面を上方向にスワイプ)から[GIF]をタップしてください。次の画面で、上部にある検索欄に「吹き出し」や「キラキラ」などのキーワードを入力します。
GIFスタンプは、位置調整や拡大・縮小ができるので、ストーリー全体の背景や枠になるようなスタンプを選んだり、矢印などの記号GIFスタンプで文字を装飾したりといった使い方ができるでしょう。
天気(温度)マークを使ったおしゃれ加工&ぼかしテク



ストーリー作成画面で、画面を上方向へスワイプするか、右上のスマイルマークからスタンプメニューを表示します。ここにある「36℃」などの気温スタンプを使って、天気マークやぼかし加工を写真・動画に追加できます。
気温スタンプをタップすると、4種類のデザインに切り替えられます。なかでも、半透明になっている天気マークを使うのが人気。雲の部分を指でピンチアウトさせ拡大すれば、全体が白の半透明になり、写真や動画をぼかすことも可能です。
ワンタップで加工できる「エフェクト」を使う
加工に時間をかけたくない、盛れる動画ストーリーを作成したいといった人におすすめなのが「エフェクト」機能です。


ストーリー作成画面で写真や動画を選択したら、画面右上のキラキラマークをタップしてください(そのまま撮影するパターンも同じ)。


画面下に表示されるボタン(左右にスライドできる)をタップするとエフェクトが反映されます。人気のキラキラエフェクトや、盛れるフィルターなど、お気に入りのものを見つけてみてください。
早送り&巻き戻し撮影「ブーメラン」
ストーリーの撮影で「ブーメラン」機能を利用すると、上のように動画の早送り&巻き戻しが繰り返されるようになります。


ストーリー作成画面を開き、左側のメニューから[ブーメラン]を選択します。すると、シャッターボタンに[∞]マークが表示されます。
このボタンをタップで撮影が開始。ただし撮影可能時間は約2秒と短いため、できるだけ素早くオーバーに動くのがコツです。
iPhoneの標準カメラで利用できる「Live Photos」モードで撮影した写真は、シャッターを切った前後の1.5秒ずつの映像が記録されています。ストーリーでは、この「Live Photos」にブーメラン加工を追加することができるようになっています。


写真選択画面で「∞」のマークが付いているものが、Live Photosです。選択すると編集画面の右上にも[∞]ボタンが表示されるので、ここをタップしてください。
ブーメランが適用されると、画面下にエフェクトメニューが表示されます。
- クラシック(通常の繰り返し再生)
- スローモーション(スローで繰り返し再生)
- エコー(残像が残る繰り返し再生)
- デュオ(早送りで繰り返し再生)
一番左の停止ボタンをタップすれば、ブーメラン加工の取り消しが可能です。
文字入力や手書き(落書き)モード、絵文字を使った加工
ストーリーを使いこなすには、かわいいフォントを使った文字入力や、落書きモードによる手書き文字加工をマスターするのがおすすめです。ここではフォントや手書き文字に関連する加工テクニックを紹介していきます。
動くアニメーションフォントで簡単おしゃれに
上のように、文字にアニメーションをつけることで、動きのあるストーリーが作成できます。

いつも通り文字を入力したら、一番右上の[A]ボタンをタップするだけ。文字にアニメーションが適用されます。フォントごとにアニメーションも変わるので、好みの動きに設定してみてください。
ちょっとひと手間、特殊文字・絵文字によるおしゃれフォント加工
専用アプリやWebサービスを使えば、ストーリーフォントでは表示できない特殊な文字、絵文字を文字入力時に利用可能です。今回は、キーボードアプリ「Fonts」を使っています。


キーボードアプリ「Fonts」を使って加工
ストーリーで文字入力時に、キーボードを「Fonts」に切り替えるだけで、かわいい筆記体や丸文字、特殊絵文字を反映できるようになります。文字色の変更や、前述したアニメーションも適用できるため、こだわり派のユーザーにはぜひ利用してもらいたい加工テクニックです。
消しゴムを使ってくり抜く(スクラッチ)

ストーリーの文字入力で用意されている「消しゴム」を使って、手書き風の加工ができます。背景を塗り潰した上から、クラッチのように画面を消しゴムで消していく加工方法です。


ベースの写真を選んだら、右上のメニューボタン
から[落書き]を選択。続いて背景を塗りつぶしていきます。筆者のおすすめは、塗り潰すときに「マーカー」を使用すること。マーカーを使うと半透明での背景塗りつぶしができるため、最初に選択した写真の位置やくり抜きたい部分がよく見えます。

塗りつぶしができたら、一番右にある「消しゴム」をタップします。あとは、塗りつぶした背景を消しゴムでくり抜けば完成です。
消しゴムの太さは左のバーで調整ができるので、細かい部分も簡単にくり抜けるでしょう。
透明メンションで、相手にバレずにストーリーへタグ付け

インスタグラムのストーリーでは、@+ユーザーネームで表される「メンション」機能を使って、投稿の写真や動画に関連するアカウントを紐付けられます。
このメンションには、他の閲覧者にバレずに相手にだけ伝わるようにタグ付けができる“透明メンション”という裏技があります(iOS版Instagramでのみ利用可能)。


ストーリー作成画面で、右上の[Aa]ボタンから[メンション]をタップし、ユーザーネームを入力します。ユーザーネーム入力時にサジェストが表示される場合は、その中からアカウントを選択してください。


続いて、フォントカラーを変更します。画面下のパレットからスポイト(一番左)を選択してください。


スポイトをドラッグしたまま、画面下の黒い縁まで移動させてから指を離してください。するとメンションが透明になります。
透明メンションの上から、落書き機能で「@メンション」を手書きにするといった加工もいいでしょう。
無造作感がかわいい手書き吹き出し



GIFの吹き出しではなく、あえて手書きで吹き出しを描くのもおすすめ。自分の好きな色や形、吹き出しの向きを決められるのはもちろん、手書き感のある崩れた吹き出しがナチュラルでおしゃれな印象になります。
おしゃれな吹き出し加工のやり方について、詳しくは以下の記事で解説しています。
手書きのアイデアは無限、ネオン・マーカーペンを使ったカラフル加工

ネオンペンを使った

マーカーを使った
ストーリーの手書きペンを使って、全体に小さな絵文字(花やハートなど)を散りばめるカラフルな加工もトレンド。一人ひとり違った雰囲気になるのも、手書き加工の醍醐味です。



編集画面右上のメニューボタン
から[落書き]をタップして手書きペンを出します。右から二番目がネオンペン、真ん中がマーカーペンです。ペンの太さを細くし、細かく絵文字を描いていくだけでカラフルな加工ができるのでおすすめ。詳しいやり方については以下の記事で詳しく解説しています。
こだわり派におすすめ、ストーリー加工アプリ6選
ストーリー加工専用アプリを使えば、周りと差がつく本格的なストーリーデザインを作成できます。無料で用意されたテンプレートに当てはめるだけなど、とても簡単にストーリーを作れるだけではなく、時間をかけて徹底的にこだわりたいという上級者にもおすすめです。
ストーリー専用のかわいい背景がダウンロードできる「Canva」



デザイン性の高い、ストーリー専用の背景画像(動画)をダウンロードできるアプリ「Canva」を紹介します。前述した背景の塗り潰しよりも、かわいさやおしゃれ度が格段に上がるでしょう。



Canvaを開いたら、画面上部の「Instagramストーリー」を選択します。次の画面ではさまざまなデザインのテンプレートが表示されるので、好きなものを選んでください。選択後も、画面下の[テンプレート]から変更が可能です。



テンプレート上に、素材やテキストなどが表示されているので、それぞれをタップし[削除]していきます。これで、背景のみのテンプレートが完成します。
あとは、画面右上の共有ボタンから[ダウンロード]するか、[Instagramストーリー]を選択すればOK。ストーリー投稿の背景として、作成したテンプレートを使えます。
クリエイターの加工テクをタップするだけで真似できる「PicsArt」

アプリ「PicsArt」は、肌の加工やフィルター、アートなエフェクト、文字入れなどの編集機能が揃う加工アプリです。
特におすすめの「インスピ」という機能では、PicsArtのクリエイターによる加工テクニックをそのまま自分の画像にも適用することが可能です。


アプリを起動すると、「インスピ」という画面が表示されます。ここでは、PicsArtのクリエイターたちがPicsArtを使って作成した、加工作品を閲覧できます。
ここで、自分も使ってみたい加工を選択し[試す]をタップしてください。なお、「試す」の部分に王冠のマークがついたものは、有料版でのみ利用可能です。


あとは、画面に従って[次へ]をタップしていくだけ。自動的に加工が追加され、選択したインスピのデザインが適用されます。
シンプル派におすすめ、動画にも対応「Unfold」

アプリ「Unfold」では、洗練されたストーリー専用のテンプレートが利用可能です。有料版でしか使えないテンプレートも含まれていますが、無料版でも、おしゃれでモダンなデザインが多数揃っています。また、動画の挿入にも対応しています。


アプリを開いたら、[+]ボタンから[ストーリーを作成]を選択します。



ストーリー専用テンプレートが表示されます。シンプルなものから、文字入れが可能なデザイン、最大9枚まで写真を選べるテンプレートなど、好きなものを選んでください。
なお、テンプレートの右上に鍵マークがついているものは、有料版で開放されるデザインになります。


テンプレートの枠内に、写真または動画を当てはめていきます。写真同士の位置調整やフレーム内での拡大・縮小、ストーリー全体の背景着色など、自在にストーリーをカスタマイズして楽しめます。
完成したら、右上のダウンロードボタンから[stories]をタップすると、自動的にインスタグラムのストーリー作成画面へと遷移するので、そのまま投稿するといいでしょう。
動くテンプレートが豊富な「Clay」

動きのあるテンプレートを無料で使うなら、「Clay」がおすすめ。ベージュなどシンプルなアースカラー系のテンプレが豊富なのも特徴です。



アプリを起動したら、テンプレートを選びます。テンプレート上に[プロ]と表示されているもの以外は、無料で使用が可能です。
それぞれのテンプレートの[+]ボタンをタップし、写真を当てはめるだけでOKです。共有ボタンから端末へ保存後、ストーリーに投稿してください。
おしゃれな雑誌風ストーリーが作れる「Stories Edit」

「Stories Edit」を使えば、まるで雑誌の1ページのようなストーリーが作成できます。マスキングテープや、写真フレームを使ったおしゃれ雑誌風テンプレートが無料で使えます。


アプリを起動したらテンプレートを選択します。まずはトップページの[view all]をタップし、次の画面で気になるカテゴリの[view all]へと進んでください。
「PRO」と表示されているもの以外は、無料版で利用できるテンプレートになります。


テンプレートを選んだら、[+]ボタンから写真を当てはめていけばOK。テンプレート上の文字部分をタップで、好きな文章を入力できるほか、背景の色味なども変えられるため、試してみるといいでしょう。
テンプレート通りに作っただけでも簡単におしゃれなストーリーに仕上がります。完成したら、画面上の共有ボタンから[Instagram]を選択し、ストーリーへ投稿してください。
文字入れ加工を極めるなら「Phonto」

長めの文章を入力したい、日本語の手書き風フォントを使いたいなど、写真への文字入れを重視するなら「Phonto」を使うといいでしょう。200種類以上のフォントが用意されています。



アプリを起動したら、画面下のカメラアイコンから[写真アルバム]をタップし、加工したい写真を選択します。
次に、どこでもいいので写真をタップすると「文字を追加」の吹き出しボタンが出現するので、そこから文字入力をおこないます。



テキストを入力し[フォント]をタップすると、好きな書体を選択できるようになります。[日本語]タブでは、手書き風のひらがなフォントや、ポップな日本語書体などを選べるようになります。


テキスト部分をタップすれば、文字サイズや色、スタイル、傾きなどを自由に編集できるようになります。完成したら、右上の共有ボタンより端末へ保存してください。