インスタグラムの数ある加工の中でも、自分らしさと無造作な抜け感が楽しめるのが「手書き加工」です。絵心や美文字に自信がなくても、簡単にかわいい手書き風の投稿を実現できる方法があります。
本記事では、インスタのストーリー・フィード投稿でやってみたい手書き加工の方法と便利アプリを紹介。すべて自分の指を使ってできる手書き加工のアイデアをまとめました。
ストーリーで使える手書き加工
ストーリーの投稿画面で簡単に作れる、かわいい手書き加工のテクニックを紹介します。
その1:ネオンペンで猫耳&絵文字加工

ネオンペンを使用
ストーリーの編集画面にある落書き機能には、数種類のペンが用意されています。まずは、誰でも簡単に挑戦できる、ネオンペンを使った手書き加工を紹介します。



まずはストーリー編集画面でネオンペンを選びます。画面右上のメニューボタン
から[落書き]をタップし、右から2番目にあるのがネオンペンです。ネオンペンを使った手書き加工では、細めのペンで描くのがおすすめ。画面左側に調整バーが表示されているので、好きな細さに設定しましょう。続いて、画面下からカラーを選択します。


あとはペンを使って猫耳やほっぺに無造作な線を書くだけ。他の色に切り替えて、全体に小さなハートや花を散りばめるのもトレンドです。
その2:マーカーペンを使った透け感カラフル加工

線が半透明になるのが特徴のマーカーペンを、塗り絵のような感覚で使うことで、凝った印象の手書き加工が仕上がります。マーカーペンを使った手書き加工なら、いろんな色の小さなお花を、投稿の全体にバランス良く描くのがおすすめです。


メニューボタン
から[落書き]を選択したら、まずは通常ペン(一番左)で、枠線を描いていきます。今回はお花を描きました。このとき、ペンの太さはできるだけ細くしておきましょう。続いて、マーカーペンで中を塗りつぶしていきます。塗りつぶす色は枠線よりも薄い色に設定します。パレット部分を長押しすると、デフォルトで表示されていない細かいカラーが選べるようになります。
ちょっとはみ出してもOKなので、気にせず枠内を塗りつぶしてください。

今回はお花を描いたので、最後につぼみをつけていきます。
マーカーを使った塗りつぶし加工では、描く順番が大切。最後にマーカーで塗りつぶしてしまうと、他のペンの上にマーカーが被ってしまう(背面に自動で設定されない)ので、細かいパーツなどは最後に書きましょう。
その3:被写体の外側に沿って細ペンで囲う


ハートやお花などを自分で書くのに自信がなくても、被写体の周りに沿って線でなぞるだけでの囲み加工ならかんたんです。


ストーリー投稿画面右上のメニューボタン
から[落書き]をタップします。好きなペンを選んだらペンの太さを細くし、被写体の外側をなぞるだけでOK。ポップで立体的な加工に仕上がります。その4:手書き風文字のGIFスタンプをつかう

ストーリーのGIFスタンプを使った加工は定番。最近では、手書き風のおしゃれ文字がGIFスタンプとして利用できるので、自分で書くのは難しい漢字や長めの文章などをGIFスタンプで代用するのもテクニックです。


まずは、ストーリー投稿画面で上部の顔アイコンから[GIF]をタップします。



上部の検索バーに、「手書き」「written word」「文字」などと検索すると、さまざまな手書き風の文字やイラストが表示されます。あとは、GIFスタンプを好きな大きさ・位置に調整すればOKです。
GIFスタンプの検索方法やおしゃれでかわいいGIFの見つけ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
その5:メモアプリを使ったクレヨン風手書き加工(iOS限定)

iOS端末限定になりますが、メモアプリを使った手書き加工の裏ワザがあります。
メモアプリの手書き機能を使い、クレヨン風の柔らかい雰囲気のペンで書いたカラフルな文字や絵をストーリーの写真や動画にそのまま貼り付けるという方法です。



メモアプリで新規メモを開いたら、画面下のペンアイコンをタップします。続いて、クレヨンペンを選択してください。


ペンの太さや濃さ(透明度)、カラーも変えられるので、好きなものに設定してみましょう。



文字やイラストなどが描けたら、定規の隣にある選択ペン(切り取り)をタップ。続いて、文字やイラストの周りを囲むように指でなぞります。このとき、囲み始めの部分と終わりの部分がきっちり繋がるように点線を結びましょう。
選択線が描いた文字やイラストを自動で認識してくれるので、問題なければ[コピー]します。



インスタグラムのストーリー投稿画面に戻って文字入力[Aa]をタップ後、先ほどコピーした文字・イラストをペースト。すると、スタンプのようにメモで描いたものが貼り付けられます。大きさや位置などは自由に変更可能です。
もう一度メモに戻って、描いたイラストをストーリーにペーストするという工程を繰り返し、ストーリーへの手書き加工を楽しんでください。
フィード投稿で使える手書き加工(アプリ)
続いて、フィード投稿に使える、専用アプリを使った手書き加工のやり方を紹介します。
その1:スイーツや雑貨には点線加工がかわいい「PhotoDirector」

スイーツやかわいい雑貨などの写真を投稿するならば、周りを点線で囲った加工がおすすめ。切り貼りしたような立体感がプラスされ、ポップな仕上がりになります。
ここでは、点線ペンはもちろん、さまざまな写真加工に使えるアプリ「PhotoDirector」を紹介します。


アプリを開き[編集]から加工したい写真を選んだら、下部メニューにある[ペンツール]で[ブラシ]をタップします。


続いて、点線ペンを選びます。サイズは細めがおすすめです。
あとは強調したい被写体の外側を囲むようになぞればOK。写真の拡大も可能なので、ブレを少なくしきれいに点線を添わせるようにしてください。



指で書くと難しいテキストも、PhotoDirectorの文字入力機能を使えばOK。手書き風フォントも用意されています。
下部メニューから[テキスト]を選んで文字を入力後、[フォント]から好きな書体をタップします。手書き風でおすすめのフォントは「無心」と「はなぞめフォント」。「TRY」マークがついているものは、有料版で利用できるフォントになります。
文字入れ加工について詳しくは以下の記事で解説しています。
その2:個性的&かわいいペンを使って手書き加工「PicsArt」

アプリ「Picsart」では、インスタグラムにはない個性的なペンが多数用意されています。ここでは、友達との自撮りショットや、複数人での写真などに合う、小さいお花で被写体を囲む加工方法を紹介します。


アプリを開き、画面下の[+]ボタンから写真を選択したら、[ペイント]をタップします。



描きたい部分を拡大し、ペンを使って花を描いていきます。今回はノーマルペン、ネオンペンなどを使いましたが、インクがかすれたようなペンやスプレーペンなども用意されています。
できるだけ等間隔にお花を描いたら、花を花をつなぐように線を描いていけばOKです。


メニューにある[文字]機能を使えば、テキストを追加することも可能です。「からかゼ」は、手書き風のおしゃれな日本語フォントで無料版でも利用できます。
その3:レイヤーを使ってとこどんこだわる「アイビスペイントX」


手書きしたイラストや文字にエフェクトを付けたり、レイヤーを使って何層にも重ねて塗り絵をしたりと、細かな手書き加工ができるのが「アイビスペイントX」です。
加工する写真を選択し、新しいレイヤーを追加する


アプリを開き、画面左下の[+]から[写真読み込み]をタップし、加工したい写真を選択します。
続いて、画面右下の[1](レイヤーボタン)をタップします。

画面の左側にある[+]ボタンで新しいレイヤーが追加できます。このとき、新しいレイヤーは、加工する画像レイヤー(元画像)の上に来るように設定してください。右側の
をドラッグしながら上下に動かすことでレイヤーの移動ができるようになります。下準備として大事なのが、「背景」を透明化しておくことです。左から2番目のグレーで格子状になったものを選択しておきましょう。
新規レイヤーを選択した状態で、文字やイラストを描く


先ほど追加した新しいレイヤーを選択した状態で、画面下の[ブラシ]→[ブラシ]をタップします。



さまざまな種類の手書きペンが表示されます。鍵がついていないものであれば無料で使用できるので、好みのペンをタップしてください。色や太さ、透明度なども自由に変更可能です。
ペンを選んだら、さっそく写真に手書きで文字やイラストを描いていきます。写真を拡大して描くのがコツです。
選択中のレイヤーにフィルターを追加する


そのまま、[ブラシ]にある[フィルター]を選択し、エフェクトを追加すると、選択中のフィルターに描かれたイラストや文字に対して当該エフェクトが追加されます。
文字やイラストを半透明ペンで塗りつぶすレイヤーテク
レイヤー番号は、それぞれの層の順番を決めるものです。レイヤーの位置と選択によって、加工される部分が違ってくるので、順番と選択をよく確認してから加工してください。
- レイヤーの位置が一番上にあるものが、最前面
- 一番下にあるものが再背面
レイヤーの仕組みを理解したら、レイヤーを使った塗り絵風加工に挑戦してみましょう。

まずは、新しいレイヤーに、枠線となる絵を書きます。ハートや花などが最初はかんたんです。当該レイヤーの下に、新しくレイヤーを追加します。
塗り潰しをするときは、枠線となる絵が描いてあるレイヤーを必ず上にしておきましょう。


塗り潰し用レイヤーを選択したら、枠線内を埋めるように塗り絵をしていきます。ペンの透明度を下げることで、半透明ペンとして塗り潰しができます。
完成した画像を保存する

加工ができたら、画面右下の[←]から保存を選択すれば、端末アルバムに画像が保存できます。