【実録】楽天モバイルへMNPで乗り換えてみた──手順や注意点、トラブル対処法を全解説

乗り換え後に起こりがちなトラブル対処法も
【図解】楽天モバイルの乗り換え手順完全ガイド

本記事では、実際に他社から楽天モバイルに乗り換えた体験をもとに、MNPの手順を転入から開通まで完全網羅して解説します。

MNPをスムーズに進めるために事前に準備すべきことや注意点、トラブル対処法も交えながら、乗り換えを成功させるためのコツを余すことなくお伝えします。

キャンペーン名(略称)とキャンペーンコード 乗り換えで獲得できる楽天ポイント
三木谷キャンペーン(2798)

1万4000ポイント

楽天モバイル紹介キャンペーン(1784)

1万3000ポイント

他社から乗り換えでポイントプレゼントキャンペーン(2091) 1万ポイント
初めての申し込みキャンペーン(1173) 3000ポイント
楽天カード会員限定キャンペーン(1234) 3000ポイント
楽天銀行会員限定キャンペーン(2660) 3000ポイント
ただいまキャンペーン(2207) 2162ポイント

開催中のキャンペーン一覧

【イラストで確認】楽天モバイルへのMNP乗り換えの進め方・全体の流れ

まずはイラストを見ながら、乗り換え手続きの全体像をつかみましょう。

乗り換え工程

なお、このイラストで示しているのは、「月末締めのキャリアからMNPワンストップで乗り換えるケース」の工程です。

最も一般的な乗り換えのケースといえますが、後述するように乗り換え元キャリアによってスケジュールや工程は異なります。あくまでも一例として参考にしてください。

ステップ1:乗り換えの事前準備をする

実際に、乗り換え手続きをはじめる「前」にやっておきたい準備をまとめました。

事前準備が乗り換え成功の鍵となるため、しっかり確認しておきましょう。準備を怠ると、申し込み後に思わぬトラブルが発生し、乗り換えに時間がかかる可能性があるので注意が必要です。

キャンペーン情報をチェックしておく

乗り換えキャンペーン

楽天モバイルでは、乗り換え(MNP)で契約すると楽天ポイントをもらえるキャンペーンを多数実施しています。せっかく楽天モバイルに乗り換えるなら、キャンペーンを活用してお得に乗り換えるのがよいでしょう。

そこで以下、他社から楽天モバイルへの「乗り換え」で利用できるキャンペーンを(キャンペーン同士の併用パターンも込みで)お得順にまとめました。

キャンペーンお得ランキング 単体で獲得できる楽天ポイント
【1位】三木谷キャンペーン 1万4000ポイント付与
【2位】楽天モバイル紹介キャンペーン 1万3000ポイント付与
【2位】他社から乗り換えキャンペーン初めての申し込みキャンペーン(併用) 1万3000ポイント付与(1万pt+3000pt)
【2位】他社から乗り換えキャンペーン楽天カード会員限定キャンペーン(併用) 1万3000ポイント付与(1万pt+3000pt)
【2位】他社から乗り換えキャンペーン楽天銀行会員限定キャンペーン(併用) 1万3000ポイント付与(1万pt+3000pt)
【6位】ただいまキャンペーン 2162ポイント付与

乗り換えで一番おすすめなのは、「三木谷キャンペーン(2798)」です。回線(SIM)のみ契約する場合に併用可能なキャンペーンがないものの、複数のキャンペーンを併用したケースと比較しても、トータルで最も多くの楽天ポイントを獲得できます。

三木谷キャンペーンは年齢や参加資格などは定められておらず、特設ページから申し込むだけで簡単に適用できます。さらに、再契約や2回線目の申し込みにも対応しているので、利用できるユーザーも幅広いです。最大限お得に楽天モバイルへ乗り換えたい人には、三木谷キャンペーン(2798)」の利用を強くおすすめします。

乗り換え元キャリアで請求締め日と日割りの有無を確認する

乗り換える際には、現在使用中のキャリア(通信会社)の契約状況を確認し、最適なタイミングを選ぶことが重要です。

特に確認しておきたいのが、「料金の締め日」と「解約月に料金が日割りされるか否か」です。これらの状況次第で、乗り換えのお得な時期が異なります。

サービス名 乗り換えベストタイミング 料金の締め日 解約月の日割り請求
ドコモ 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
au 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
ソフトバンク 締め日の3日〜5日前までにMNP転入・回線開通完了が理想 10日/20日/末日いずれか なし(1カ月分満額請求)
楽天モバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(データ使用量に応じて満額請求)
Y!mobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
ahamo 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
LINEMO 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
povo2.0 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
UQモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
IIJmio 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

BIGLOBEモバイル

毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
mineo 特になし(いつでもOK) 月末(※)

あり(解約希望日の前日までの日割り計算で請求)

イオンモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
HISモバイル 締め日の5日〜10日前 利用開始日 なし(1カ月分満額請求)
OCNモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
NUROモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
日本通信SIM 締め日の5日〜10日前 利用開始日 なし(1カ月分満額請求)

J:COM MOBILE

プランによって異なる 月末(※) 一部プランあり(J:COM MOBILE Aプラン ST)
QTmobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
y.u mobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
エキサイトモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

(※)毎月1日~月末の利用料金を翌月に請求する

現状、ほとんどのキャリアでは解約月の日割り請求がおこなわれていません。「料金の日割りがない」というのは、つまり「いつ解約しても同じ料金が請求される」ということ。

どうせ同じ料金が請求されるなら、料金請求の「締め日」の近くまで現在のスマホ回線を利用してから乗り換えたほうがお得です。楽天モバイルとの二重払い期間も最小限にできます。

楽天モバイル 乗り換えタイミング

ただ、締日近くといっても、ギリギリに申し込むのはおすすめできません。後述するとおり、本人確認の方法次第では乗り換えに2日〜7日を要します。ギリギリに申し込んでしまうと、月内で締日までに乗り換えを完了できないかもしれません。

万が一、手続き完了が1日にずれ込んでしまうと、旧キャリア側で翌月分の料金が丸ごと発生してしまいます。本人確認書類の不備などスムーズに手続きが進まない可能性も考慮すると、少なくとも締日の2日前までに乗り換え手続きを「完了」させておくのが理想です。

手持ちの端末が楽天モバイルに対応しているか確認する

楽天モバイルのSIMパターン

他社から楽天モバイルへの乗り換えパターンは、以下の2つに大別されます。

  1. スマホ本体は手持ちのものを使い、SIM(eSIM/SIMカード)のみを契約する
  2. 楽天モバイルが販売している端末とセットで回線契約する

このうち(2)の端末とセットで契約するパターンなら、難しいことは何もありません。楽天モバイルのSIMカードがセットで届くので、そのまますぐに使用できます。

注意したいのは、(1)の手持ちのスマホを楽天モバイルで使いたいパターン。手持ちのスマホを使う場合は、その端末が楽天モバイルで使えるかどうかを確認しなければなりません。動作確認ができていない機種だと、楽天モバイルでは使えない可能性があります。

手持ちの端末が楽天モバイルに対応しているかどうか判断するには、楽天モバイル公式サイトの「動作確認済のスマホ」ページでチェックするのが手っ取り早いです。質問に沿って端末の特徴を入力していけば、利用できるか否かの診断結果が表示されます。

動作確認する

「この製品は楽天回線対応製品です」と表示された場合
楽天モバイル対応

動作確認の結果、「楽天回線対応製品です」と表示されていれば、その端末は問題なく楽天モバイル回線で使えます。iPhoneであれば「iPhone 6s」以降の機種はすべて楽天モバイルに対応しています。

ただ、海外で購入したiPhoneは、たとえ楽天モバイルで動作確認済みのモデルであっても注意が必要です。楽天モバイルの回線周波数に対応していない可能性があります。楽天モバイルのサポート窓口に問い合わせて、具体的な互換性や設定方法について確認するのがおすすめです。

「この製品は一部の機能がご利用いただけます」と表示された場合
楽天モバイル 回線対応

「一部の機能がご利用いただける端末です」と表示された場合は、画面をスクロールして対応している機能の詳細をチェックしてください。

「4Gデータ通信」「通話」「SMS」に対応していれば、十分普段使いできます。この3点に対応しているかで利用の可否を判断するとよいでしょう。

「この製品はご利用いただけません」と表示された場合
楽天モバイル 非対応

「この製品はご利用いただけません」と表示された場合、その端末は楽天モバイル回線に対応していないことを意味します。楽天モバイル回線を利用するには、回線契約とセットで新しい端末に買い替えるか、楽天モバイルに対応した端末を別途用意するほかありません。

楽天モバイルでは、端末購入時に利用できるお得なキャンペーンが複数開催されているので、ぜひチェックしてみてください。

乗り換え元キャリアがMNPワンストップに対応しているか確認

MNPワンストップ

続いて、現在利用しているキャリアが、「MNPワンストップ」という仕組みに対応しているかどうかをチェックします。MNPワンストップに対応している業者であれば、MNP予約番号の手間を省くことができます。

楽天モバイルで引き継ぎたい電話番号を入力するだけで、簡単にMNP申請を完了できるというわけです。

MNPワンストップに対応しているサービス
  • NTTドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • ahamo
  • UQ mobile
  • povo
  • ワイモバイル
  • LINEMO
  • LINEモバイル
  • ジャパネットたかた通信サービス
  • 日本通信SIM
  • b-mobile
  • mineo
  • センターモバイル
  • LPモバイル
  • IIJmio
  • NUROモバイル
  • イオンモバイル
  • BIGLOBEモバイル
  • J:COM MOBILE
  • HISモバイル
  • KABU&モバイル
  • FLASH MOBILE
  • Smiles Connect
  • NifMo
  • メルカリモバイル

リストに記載されていないキャリアから楽天モバイルに乗り換える場合は、事前に「MNP予約番号」を取得しなければなりません。

MNP予約番号とは?

「MNP予約番号」は携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を利用して他社へ乗り換える際に必要となる認識番号です。

MNPワンストップに対応していないキャリアから楽天モバイルに乗り換える場合は、事前に必ず取得しなければなりません。

MNP予約番号を使った乗り換え手順

とはえい、MNP予約番号の取得自体は難しい作業ではありません。Webサイトで簡単に申請・取得できるケースがほとんどなので、長めに見積もっても、10分ほどあれば取得できるはずです(取得は基本無料)。

ただし、MNP予約番号には「15日間」の有効期限がある点には注意が必要です。15日以内に他社回線の開通が完了しなければ、その番号は無効になってしまいます。回線の切り替え日の8〜10日前を目安に発行しておくとスムーズでしょう。

本人確認書類を確認・用意しておく

楽天モバイルに乗り換える際には、本人確認書類の提出を求められます。必要な本人確認書類を確認し、あらかじめ用意しておけばスムーズに申し込みできるでしょう。

なお、楽天モバイルにネットで申し込む場合、本人確認の方法によってMNP転入(乗り換え)完了までにかかる時間が異ります。したがって、締め日ギリギリに乗り換える場合は、スピーディーな本人確認方法を選ぶことが重要です。

楽天モバイル

(※)補助書類として、発行から3カ月以内の公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道)、住民票、届出避難場所証明書のいずれかが必要

「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、審査完了後すぐにオンラインでMNP転入・および回線開通が可能です。締め日ギリギリに乗り換える場合など、急ぎの契約や即日利用したい場合には便利です。

逆に「AIかんたん本人確認(eKYC)」を選択しない場合、「eSIM」「SIMカード」ともに郵送のため手元に届くまでに数日かかります。締め日ギリギリに申し込んだ場合、月内で乗り換えを完了できないかもしれません。

本人確認方法 本人確認方法の概要 対象の書類 申し込みからMNP転入(乗り換え)までに要する時間
本人確認書類を撮影・アップロード 対象の本人確認書類を撮影し、アップロード
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 運転経歴証明証
  • 精神障がい者保健福祉手帳(※)
  • 療育手帳(※)
  • 身体障がい者手帳(※)
  • 健康保険証(※)
  • 日本国パスポート(※)
  • 住民基本台帳カード(※)
最短2日から1週間
AIかんたん本人確認(eKYC) 本人確認書類と自身の顔を撮影する。最短即日より開通可能(eSIMを選んだ場合のみ選択可)
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
最短3分
SIMカードの配送時に本人確認書類を提示する SIMカードを受け取る際に配達員に本人確認書類を提示する
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 日本国パスポート(※)
最短2日から1週間
楽天グループに提出済みの書類を流用 楽天銀行・楽天証券・楽天生命いずれかの本人確認記録を連携 不要 最短2日から1週間

(※)補助書類として、発行から3カ月以内の公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道)、住民票、届出避難場所証明書のいずれかが必要

実際に筆者が乗り換えた際も「eSIM」を選択したにもかかわらず、郵送物が届くまでMNP転入ができない状況に直面しました。「eSIMならすぐに使い始められる」と思っていたため、数日間待たされると知ったときは驚きました。

「AIかんたん本人確認(eKYC)」を利用しないなら、eSIMもSIMカードも乗り換え完了までにかかる時間は大差ありません。急ぎで乗り換えたい場合には、「eSIM」で申し込むだけではなく、あわせて必ず「AIかんたん本人確認(eKYC)」も実施してください。

SIMタイプを選択する

楽天モバイル SIMカード

楽天モバイルは、「eSIM」と「SIMカード」の両方を取り扱っています。申し込み時にSIMのタイプをスムーズに選択できるように、あらかじめ概要や特徴を確認しておきましょう。

  SIM eSIM
構造 カードをデバイスに挿入 デバイスに内蔵、カード不要
乗り換え方法 物理的にSIMカードを入れ替える オンラインで管理・変更する
デバイス設計 SIMスロットが必要 SIMスロットが不要
利用方法 SIMカードを手配して郵送で受け取る ネットで回線の契約・開通ができる
乗り換えにかかる時間 2〜7日 最短3分(※)
デバイス ほぼすべての機種が対応 対応機種が限られる

※AIかんたん本人確認(eKYC)」で本人確認をおこなった場合

筆者個人的に、可能であれば「eSIM」を選択するのがおすすめ。物理カード型のSIM(SIMカード)の場合、自宅に郵送されるのを待ったり、SIMカードを抜き挿ししたりと、手間も時間もかかります。

一方、eSIMなら「AIかんたん本人確認(eKYC)」を利用することで、最短3分で開通が可能。よりスピーディーに乗り換えができます。また、1台で2つの回線を使い分けられるのもeSIMの魅力です。デュアルSIM対応のスマホ1台に物理型のSIMカードとeSIMを両方設定すれば、スマホ上で簡単にデータ通信回線や電話番号の切り替えがおこなえます。

楽天会員情報に登録している内容を確認しておく

楽天モバイルの申し込みやキャンペーンの適用には楽天会員IDが必要です。楽天会員でない場合は、事前に登録を済ませておきましょう(登録は無料)。

楽天モバイル 契約者情報

すでに楽天IDを持っている人も、登録された情報が最新のものか確認しておくことをおすすめします。楽天モバイルに申し込みをする際、楽天IDに登録されている情報が契約者情報としてそのまま自動的に反映されます。

氏名や住所、電話番号など、楽天IDに紐付いている情報がそのまま契約者情報として扱われるため、正しい情報を登録しておくことが重要です。楽天IDに登録されている情報(氏名や住所など)に誤りがある場合、本人確認書類の整合性が取れず、申し込みが正常に処理されません。

必要に応じてSIMロックを解除する

SIMロック端末

「SIMロック」とは、通信キャリアが自社販売の端末に対し、他社のSIMカードを挿して使用できないよう制限を設ける仕組みのことです。この制限がかかっている場合、楽天モバイルのSIMカードを端末に挿入しても、モバイルデータ通信や通話が利用できません。

特に2021年9月より前にNTTドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアで購入したスマホには、SIMロックがかかっている可能性が高いです。以下の手順でSIMロックの有無を確認しておきましょう。

2021年10月1日時点で「SIMロック」は廃止

総務省の指導により2021年10月時点で「SIMロック」は廃止されました。したがって、2021年10月以降に新しく発売された端末には、購入先のキャリアを問わずSIMロックがかかっていません。手持ちの端末が2021年10月以降に購入したものであれば、SIMロックの確認自体が不要です。

iPhoneで確認する方法
SIMロック

iPhoneのSIMロックの状態を確認するには、「設定」アプリを開き、[一般]→[情報]と進みます。「SIMロック」の項目に「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロックが解除されていることを意味します。

SIMロックがかかっていた場合は、以下の公式サイトを参考に解除の手続きをおこなってください。なお、いずれのキャリアでも、オンラインで簡単にSIMロック解除の手続きをおこなえるようになっています。

Androidスマホで確認する方法

Androidスマホでは、ごく一部の機種に限り「設定」の「端末情報(デバイス情報)」からSIMロックの有無を確認できる場合があります。ただし、この機能に対応している端末は少なく、ほとんどの機種では設定でSIMロックの状況を直接確認することができません。

そのため、SIMロックの状態をチェックしたい場合には、現在利用しているキャリアの公式サイトを確認するのが最も手早く確実な方法です。いずれのキャリアも、端末の情報や契約情報をサイトに入力すればSIMロックがかかっているか手軽に確認できます。SIMロックがかかっていた場合は、そのままオンラインでSIMロック解除手続きを開始することも可能です。

必要に応じて名義を変更しておく

楽天モバイル 名義変更

乗り換え元のキャリアで登録している契約者名義と、楽天モバイルで提出する本人確認書類の内容が一致していないと、MNPの手続きがスムーズに進みません。

たとえば「親の名義で回線を契約をしている」「結婚や離婚などで苗字が変わった」といった場合は、あらかじめ乗り換え前のキャリアで名義の変更を済ませておくのがおすすめです。

ステップ2:一番お得なキャンペーンを適用して楽天モバイルに申し込む

三木谷キャンペーン

前述した通り、他社から乗り換えで一番おすすめなのは、「三木谷キャンペーン(2798)」です。再契約や2回線目の申し込みにも対応しているので、最大限お得に楽天モバイルへ乗り換えたい人は、「三木谷キャンペーン」を活用してください。

申込みはこちら

キャンペーン特設ページにアクセス

画面をスクロール

画面をスクロール

「Rakuten最強プランお申し込み」をタップ

[Rakuten最強プランお申し込み]をタップ

三木谷キャンペーンの特設ページにアクセスしたら、画面を下にスクロールして[Rakuten最強プランお申し込み」ボタンをタップします。繰り返しになりますが、特設ページを経由していない場合は、楽天ポイントは付与されません。必ず特設ページを経由して申し込んでください。

申込みはこちら

楽天IDでログイン

楽天会員情報でログイン

楽天会員情報でログイン

手続きを進めるにあたって、ログインが求められます。楽天IDとパスワードを入力してログインしてください。

クーポンコードの適用を確認する

クーポンコードの適用を確認する

クーポンコードの適用を確認する

ログイン後、申し込み画面の一番上にクーポンコード「WTPRMI20250411」が表示されているか確認します。

クーポンコードが表示されていない場合は、時間超過等でセッションが切れている可能性があります。もう一度、特設ページにアクセスして申し込みボタンを押してください。

Rakuten最強プランを選択する

「プランを選択する」をタップ

「プランを選択する」をタップ

プランの選択画面が表示されるので、「Rakuten最強プラン」項目の[プランを選択する]ボタンをタップします。

オプションの有無を選択する

15分かけ放題オプションの加入を見直す

15分かけ放題オプションの加入を見直す

画面を下にスクロールしつつ、必要に応じて通話や保証などのオプションを選択しましょう。オプションは申し込み後の追加・解約も可能です。

ここで注意したいのが、デフォルトで「15分かけ放題」オプションに加入する設定になっていること。不要なら「加入しない」に切り替えてください。

SIMのタイプを選択する

「SIMカード」と「eSIM」を選択する

「SIMカード」と「eSIM」を選択する

「この内容で申し込む」をタップする

「この内容で申し込む」をタップする

SIMタイプのうち「SIMカード」または「eSIM」のどちらかを選択し、[この内容で申し込む]をタップします。デフォルトでは「SIMカード」が選択されているので、「eSIM」を選びたい人は設定を変える必要があります。

なお前述した通り、「eSIM」を選択したとしても「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませない限りは、郵送物を受け取るまでMNP転入および回線の開通ができません。

契約者情報の一致にチェックを入れる

契約者情報の一致にチェックを入れる

楽天IDに登録中の情報が反映されます。「契約者情報と本人確認書類の情報が一致していることを確認しました」にチェックを入れましょう。

本人確認を済ませる

本人確認の方法を選択する

本人確認の方法を選択する

楽天IDに登録中の情報が反映されます。「契約者情報と本人確認書類の情報が一致していることを確認しました」にチェックを入れたら、本人確認をおこないます。

以下4つの方法から本人確認の方法を選んでチェックを入れてください。

楽天モバイルの本人確認方法
  • 楽天グループに提出済の書類で確認する:楽天証券もしくは楽天生命のユーザーのみ利用可能。すでに提出済みの本人確認書類が使用される
  • 書類画像をアップロードで確認:本人確認書類を撮影し、アップロードする
  • AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能
  • 受け取り時に自宅で確認:SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示)

「eSIM」を選択し、かつ「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、審査完了後すぐにMNP転入・および回線開通が可能です。

締め日ギリギリに乗り換える場合や急ぎのケースでは、「eSIM」を選択したうえで「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませるようにしてください。ここでは本人確認の手順は割愛します。

他社からの乗り換え(MNP)を選択して電話番号を入力する

「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択

「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択

現在使用中の番号を入力して「次に進む」をタップする

現在使用中の番号を入力して「次に進む」をタップする

続く画面で「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択。画面をスクロールし、自身が現在使用している電話番号を入力します。

「MNPワンストップ」を利用する・しないにかかわらず、この時点では使用中の電話番号を入力するだけでOKです。

MNPについて詳しくチェックする

支払い方法を選択する

「プランのお支払い」項目をタップ

「プランのお支払い」項目をタップ

支払い方法を選択

支払い方法を選択

「プランのお支払い」項目に楽天会員情報に登録中の支払い方法が反映されます。変更したい場合は、タップして任意の方法を選択しましょう。楽天モバイルで利用できる支払い方法は以下の通り。

支払い方法 楽天ポイントの還元率 手数料 料金請求日・支払い日
楽天カード 合計2% 0円 毎月11日ごろ
楽天カード以外のクレジットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
デビットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
銀行口座振替 1%

毎月110円

毎月27日ごろ

口座振替の場合は毎月の引き落とし時に手数料110円が発生します。なるべくお得に楽天モバイルを利用したいなら、クレジットカード、もしくはデビットカードでの支払いを選択するのがおすすめです。

さらに、楽天モバイルの支払いに楽天カードを利用すると「端末を購入する際の分割手数料(24回払い)が無料になる」「買い替え超トクプログラムを利用できる」といった特典があります。

申し込みを確定させる

「申し込む」をタップ

[申し込む]をタップ

三木谷キャンペーンのクーポンコードが適用されていることを確認

三木谷キャンペーンのクーポンコードが適用されていることを確認

楽天ポイント使用の有無を選択したら、[申し込む]をタップします。続く画面で三木谷キャンペーン適用の有無やプラン内容、オプション、MNP転入電話番号などを確認して[この内容で申し込む]を押してください。

「この内容で申し込む」をタップ

[この内容で申し込む]をタップ

利用規約を一読してチェックを入れる

利用規約を一読してチェックを入れる

あらためて申し込み内容や電話番号を確認し、[この内容で申し込む]をタップ。「重要事項説明・利用規約」を確認してチェックを入れたうえで、[同意して申し込む]ボタンを押してください。

「同意して申し込む」をタップ

[同意して申し込む]をタップ

申し込み完了画面

申し込み完了画面

最後に改めて[同意して申し込む]をタップ。「お申し込みを受け付けました」と表示されていれば完了です。

ステップ3:MNP転入の申請をおこなう

ここからは、前述した「MNPワンストップ」を利用してソフトバンクから楽天モバイルにMNP転入する手順を紹介します。

「my 楽天モバイル」にアクセスしてステータスを確認

楽天会員情報でログインする

楽天会員情報でログインする

「お申し込みを受け付けました」の画面で[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]タップすると、楽天会員情報の入力画面に遷移します。ユーザーIDやパスワードを入力して「my 楽天モバイル」にログインしましょう。

ステータスを確認

ステータスを確認

「my 楽天モバイル」にログインすると、トップ画面で申し込みの状況(ステータス)を確認できます。「申込内容を確認中」と記載されている場合は審査中です。[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]ボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。筆者の場合は10分程度で表示されましたが、数日かかるケースもあるようです。

なお、ステータスが変わるごとに楽天会員情報に登録したアドレス宛にメールで通知が届きます。「my 楽天モバイル」にずっと張り付いている必要はありません。

「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」ボタンをタップ

「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」をタップ

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]をタップ

電話番号を確認する

電話番号を確認して[申請をする]をタップ

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]ボタンが表示されたら、これをタップ。続く画面に引き継ぐ電話番号が表示されるので、確認して改めて[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]に進みましょう。

通信会社を選択する

通信会社を選択する

[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップ

[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップ

現在使っているキャリアを選択します。「MNPワンストップ」に対応しているキャリアの場合は、[MNPワンストップの申請ページへ進む]ボタンが表示されるのでこれをタップしましょう。

乗り換え元キャリアのサイトでMNP転出手続きをする

ユーザー専用サイトへログイン

ソフトバンクのユーザー専用サイトへログイン

暗証番号が求められることもある

暗証番号が求められることもある

現在使っているキャリアのログインページが表示されます。IDやパスワードを入力してログインしましょう。

このとき、契約時に設定した4桁の暗証番号(ネットワーク暗証番号)の入力が求められることがあります。どうしても思い出せない人は事前に再設定をしておくとスムーズです。

ソフトバンクの場合、MNPに関する注意事項が表示された

ソフトバンクの場合、MNPに関する注意事項が表示された

問題なければ[次へ]をタップ

問題なければ[次へ]をタップ

MNPに関する注意事項が表示されます。一読して問題ないか確認しましょう。この後は案内にしたがって手続きを進めてください。

楽天会員情報でログイン

楽天会員情報でログイン

「MNP予約番号が登録されました」と記載されていればOK

「MNP予約番号が登録されました」と記載されていればOK

現在使っているキャリアでの申請が完了すると、自動的にmy 楽天モバイルの画面に遷移します。楽天会員情報でログインすれば、画面上部にポップアップで「MNP予約番号が登録されました」と表示されます。

「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるまでしばらく待つ

ステータスが切り替わるまでしばらく待つ

ステータスが切り替わるまでしばらく待つ

「準備中」という画面が表示されたら、「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。SIMのタイプや本人確認の方法によって、MNP転入までにかかる日数が変わってきます。

SIMのタイプ 本人確認方法 「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるタイミング
SIMカード 2〜7日後(郵送でSIMカードを受け取り次第)
eSIM AIかんたん本人確認(eKYC) 最短3分
書類画像をアップロードで確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
受け取り時に自宅で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
楽天グループに提出済の書類で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)

「eSIM」を選択しかつ「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、すぐにMNP転入および回線開通が可能です。

逆に、「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認をおこなわない場合、eSIMもSIMカードと同様に数日間の待機時間が発生します。郵送物を受け取るまで開通手続きを進められません。

ステップ4:MNP転入して楽天モバイル回線を開通する

手元に楽天モバイルのSIMカードなどが届く

楽天モバイルへの申し込み後、郵送物が届いたら(AIかんたん本人確認をした場合はeSIMアクティベートの準備ができたら)MNP転入と回線開通をしましょう。

すべての設定が完了するまでは、Wi-Fi環境に接続しておくことをおすすめします。また、端末の電池残量にも注意してください。

「MNP転入を開始する」ボタンをタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

my 楽天モバイルで[MNP転入を開始する]ボタンが表示されたら、タップして手続きを開始します。

なお、MNP転入による手続きが完了した時点で、現在使っているキャリアの契約は解約となります。SIMカード選択した場合は、必ず手元にSIMカード本体が届いた後に手続きをしてください。

注意事項を確認する

注意事項を確認する

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]ボタンを押すと、MNP転入に関する注意事項が表示されます。一読して問題なければ[MNP転入を開始する]をタップしてください。

「成功」と表示されていればOK

「成功」と表示されていればOK

開通手続きが完了するまで待つ

開通手続きが完了するまで待つ

MNP転入の申請が問題なくおこなわれると、画面上部にポップアップで「成功」と表示されます。この表示を確認したら、ソフトバンクと楽天モバイル間でMNP転入手続きがおこなわれます。電波状況の良い場所で完了までしばらく待ちましょう。

楽天モバイル回線を開通する

ステータスが「回線開通待ち」になっているか確認

ステータスが「回線開通待ち」になっているか確認

my楽天モバイルでステータスが「MNP転入完了」「回線開通待ち」になっていることが確認できたら、楽天モバイルの回線を開通します。手順は「eSIM」と「SIMカード」で異なります。自身の状況に合わせて確認してください。

eSIMの開通手順
「eSIM開通用のQRコードを表示する」をタップ

[eSIM開通用のQRコードを表示する]をタップ

QRコードを表示する

QRコードを表示する

my 楽天モバイルに[eSIM開通用のQRコードを表示する]ボタンが表示されたら、これをタップ。QRコードが表示されるので、「現在操作中のスマートフォンで楽天回線を開通したい方はこちら」をタップしてください。

「開通手続きを行う」をタップ

[開通手続きを行う]をタップ

15分かけ放題に加入しない場合は「後にする」をタップ

15分かけ放題に加入しない場合は[後にする]をタップ

[開通手続きを行う]をタップすると、15分かけ放題への加入を勧められます。必要なければ[後にする]を押してください。

「許可」をタップ

[許可]をタップ

「続ける」をタップ

[続ける]をタップ

新規eSIMアクティベートの許可が求められます。問題なければ[許可]を押しましょう。「eSIMをアクティベート」といった画面に切り替わったら[続ける]をタップします。

「my 楽天モバイル」の画面に戻り、「開通手続きが完了しました」というポップアップが表示されていれば開通完了です。

SIMカードの開通手順
電源オフ

SIMカードの入れ替えをおこなう前には、必ず端末の電源を切りましょう。起動したまま入れ替え作業をおこなうと、端末の故障につながるおそれがあります。

ICチップ部分を取り外す

ICチップ部分を取り外す

台紙から、ICチップのある部分を取り外します。チップ部分に皮脂や汚れ、ほこり、水分などがつくと不具合の原因になります。なるべくICチップ(金属部分)に触れないよう、取り扱いには注意してください。

nanoSIMサイズにSIMカードを切り離す

nanoSIMサイズにSIMカードを切り離す

楽天モバイルで提供されるSIMカードは、初期状態では「microSIM」として利用できるサイズになっています。しかし、iPhoneやほとんどのAndroidスマホでは「nanoSIM」を採用しているため、一回り小さいサイズに調整する必要があります。

ICチップ周辺のプラスチック部分を軽く押し出せば簡単に切り離すことができます。カードを破損しないよう丁寧に扱いましょう。

nanoSIMサイズにする

nanoSIMサイズにする

上の写真ように、一回り小さいサイズに切り離せていればOKです。

SIMピンを用意する

SIMピンを用意する

SIMトレイを引き出すにあたって、「SIMピン」を用意します。楽天モバイルのSIMカードには同梱されていないので自身で用意しなければなりません。

見当たらない場合は、ペーパークリップ、つまようじ、安全ピンなど、身近にある先端が細いものでも代用可能です。

端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュ

端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュ

続いて、端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュして、挿し込み口(トレイ)を取り出します。

一部Androidスマホ(Xperiaなど)穴がないタイプは、そのままトレイを爪で引き出して取り出せます。

SIMカードをセットする

SIMカードをセットする

トレイが引き出せたら、既存のSIMカードを取り外し、楽天モバイルのSIMカードを乗せて挿し込みます。

このとき、斜めに欠けている角部分が合うようにSIMカードを置き、トレイと端末のプッシュ穴の位置を合わせて水平に押し込むと正しい向きで装着できます。

キャリア設定のアップデート

キャリア設定アップデート

iPhoneの場合、回線の開通後に「キャリア設定アップデート」というポップアップが表示されるケースがあります。このポップアップが表示された場合は、「アップデート」ボタンを押してください(ポップアップは必ず表示されるわけではありません)。

誤って「今はしない」を押してしまった場合は、「設定」アプリを開き「一般」→「情報」に進むとポップアップが再度表示されるので、「アップデート」を押しましょう。

ステップ5:動作確認と初期設定をする

楽天モバイルへの乗り換え後は、動作確認をしたうえで楽天リンクの初期設定を済ませましょう。楽天モバイル契約者が利用できる特典やキャンペーンも逃さずチェックしてください。

端末を再起動した後、動作確認する

最後に、モバイルデータ通信や通話、SMSの受信が問題なくできるか、動作確認しましょう。

なお、楽天モバイル回線を開通・MNP転入した直後は、データ通信や通話機能が正常に動作しないことも珍しくありません。少し時間を置いて、端末を再起動してから動作確認することをおすすめします。

コントロールセンターを表示させる

コントロールセンターを表示させる

iPhoneの場合、ホーム画面を右上から少し下にスワイプしてコントロールセンターを表示させます。Androidスマホも同じく画面を上から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示させてください。

通信設定の項目をタップ

通信設定の項目をタップ

Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信をオンにする

Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信をオンにする

iPhoneのコントロールセンターを表示できたら、通信設定の項目をタップ。Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信をオンにします。

Safariなどのブラウザを起動する

Safariなどのブラウザを起動する

適当に検索してみる

適当にキーワードを入力して検索してみる

「Safari」や「Chrome」などのアプリを起動して、適用に何かを検索してみてください。検索結果が正しく表示されるかを確認したら、いくつかのウェブページを開いてみましょう。ウェブページがスムーズに読み込まれた場合は、問題なく開通ができています。

一方、検索結果が表示できなかった場合は、モバイルデータ通信ができていません。後述する対処法を試してみてください。

楽天リンクをダウンロードして初期設定をする

アプリ「Rakuten Link」をダウンロード

最後に、「Rakuten Link」アプリをインストールして初期設定を済ませましょう。

楽天会員情報でログイン

楽天会員情報でログイン

電話番号を入力する

電話番号を入力する

初期設定といっても、インストール後に楽天会員情報でログインし、電話番号を入力するだけでOKです。しばらくすると楽天リンクのトップ画面が表示されます。

楽天リンクの各種機能や詳しい使い方については以下の特集を確認してください。

楽天モバイル契約者が利用できる特典・キャンペーンをチェックする

楽天モバイルは、契約者限定で利用できるキャンペーンや特典が豊富です。ぜひ活用してください。

おすすめキャンペーン一覧
キャンペーン・特典名 特典内容
初めての3GB超過利用キャンペーン 楽天ポイント1000pt付与
初めての20GB超過利用キャンペーン 楽天ポイント1500pt付与
テザリング利用キャンペーン 楽天ポイント100pt付与
楽天モバイルキャリア決済利用キャンペーン 支払い金額の2%分の楽天ポイントを還元
YouTubeプレミアム 3カ月無料体験キャンペーン YouTubeプレミアム 3カ月無料
楽天ミュージック 楽天ミュージックをひと月あたり30日間で10時間まで無料で利用できる
NBA Rakuten NBA全試合を視聴できる月額4500円のプランが無料
楽天ドライブ スマートフォン向けのクラウドストレージを50GBまで無料で利用できる
パ・リーグSpecial パ・リーグ主催公式戦を全試合無料で視聴できる

楽天モバイルでは期間限定で実施されるキャンペーンも多いため、最新の特典情報を定期的にチェックすることが重要です。契約後も楽天モバイルの公式サイトやキャンペーンページを確認し、適用可能な特典を逃さず活用しましょう。

特典をチェック

楽天モバイルへの乗り換えで起こりがちなトラブルと対処法

ここからは、楽天モバイルへの乗り換え途中や乗り換え後に起こりがちなトラブルと対処法を紹介します。

「準備中」のまま先に進まない

「準備中」の画面に「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるまでに要する時間は、SIMのタイプや本人確認の方法によって変わってきます。

SIMのタイプ 本人確認方法 「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるタイミング
SIMカード 2〜7日後(郵送でSIMカードを受け取り次第)
eSIM AIかんたん本人確認(eKYC) 最短3分
書類画像をアップロードで確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
受け取り時に自宅で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
楽天グループに提出済の書類で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)

一般的に「eSIM」はオンラインでスピーディーに回線を開通できるメリットを持ちます。しかし、楽天モバイルでは「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認をおこなわない場合、SIMカード選択時と同様に数日間の待機時間が発生します。郵送物を受け取るまで、開通手続きを進められません。

AIかんたん本人確認を利用しない場合、回線開通まで数日待たされる

AIかんたん本人確認を利用しない場合、回線開通まで数日待たされる

実際に筆者が契約した際も「eSIM」を選択したにもかかわらず、郵送物が届くまでMNP転入と回線開通ができない状況に直面。「eSIMならすぐに使い始められる」と思っていたため、数日間待たされると知ったときは戸惑いました。

MNP転入手続きを迅速に済ませたいなら、「eSIM」を選択し、かつ「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませましょう。

「申し込み内容を確認中です」画面から先に進まない

ステータスを確認

ステータスを確認

楽天モバイルへのMNP乗り換えを申し込んだ後、「my 楽天モバイル」のステータスが「申込内容を確認中」から「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う」ボタンが表示されるまで、最大1日かかる場合があります。

この期間は楽天モバイル側で審査がおこなわれているため、進行速度は個人差があります。筆者の場合は約10分ほどで「MNP申請」ボタンが表示されましたが、混雑していたり、本人確認に不備があったりするとかなり時間がかかってしまいます。

回線を開通したのにデータ通信ができない

電源オフ

まずは、定番の対処法として端末の「再起動」を試してみましょう。一時的に発生している問題をリセットし、通信設定やSIMカードの認識状態を正常化する効果があります。

再起動の手順は非常に簡単。電源ボタンを長押ししてデバイスを完全にオフにした後、数秒待ってから再度オンにすればOKです。再起動をしてもモバイルデータ通信ができない場合は、以下の対処法を試してみてください。

対処法1:iPhoneのAPN構成プロファイルを削除する

モバイルデータ通信がうまく繋がらない場合、iPhoneに古いAPN構成プロファイルが残ったまま担っている可能性があります。

APN構成プロファイル(Access Point Name構成プロファイル)とは、スマートフォンがインターネットに接続するために必要なネットワーク設定を含んだ情報ファイルのことです。古いAPN構成プロファイルが残ったままだと必要な設定が適切に反映されず、楽天モバイル回線のモバイルデータ通信が正常に動作しません。

設定アプリを開き、「一般」→「VPNとデバイス管理」と進むとAPN構成プロファイルを確認できる

設定アプリを開き、「一般」→「VPNとデバイス管理」と進むとAPN構成プロファイルを確認できる

必要に応じて、上記の手順でAPN構成プロファイルを削除してください。なお、APN構成プロファイルが残っているかどうかは人によって異なります。「構成プロファイル」の項目に何も表示されていなければ、何もしなくてOKです。

対処法2:AndroidスマホでAPN設定をする

動作確認をした結果、モバイルデータ通信ができなかった場合は、APN設定をおこないましょう。ここでは、一例としてPixel 8(Android 14)での設定手順を紹介します。機種やOSごとに設定手順が異なるので、自身の状況に応じて個別に確認しましょう。

「ネットワークとインターネット」をタップ

[ネットワークとインターネット]をタップ

Androidスマホで「設定」を開いたら、[ネットワークとインターネット]をタップ。

「SIM」をタップ

[SIM]をタップ

「Rakuten」をタップ

[Rakuten]をタップ

[SIM]→[Rakuten]の順にタップ。

画面をスクロール

画面をスクロール

「アクセスポイント名」をタップ

「アクセスポイント名」をタップ

画面を一番下までスクロールして[アクセスポイント名]をタップ。

画面右上の[+]ボタンをタップ

画面右上の[+]ボタンをタップ

アクセスポイント情報を入力

アクセスポイント情報を入力

画面右上の[+]ボタンをタップして、下記の表の通りに入力・選択してください(名前は自由に設定可)。

名前 楽天【rakuten.jp】
APN rakuten.jp
MCC 440
MNC 11
APNタイプ default,supl
APNプロトコル IPv4/IPv6

ANPローミングプロトコル

IPv4/IPv6
PDPタイプ IPv4/IPv6

表に記載された項目以外は未入力・未設定で構いません。

「保存」をタップ

[保存]をタップ

入力・選択が完了したら、忘れずに保存してください。これで設定は完了です。「APN」の一覧に保存したAPN情報が表示されています。最後にブラウザでウェブサイトを開いてみたり、SNSアプリを使ってみたりして、インターネットに接続できるかどうかを確認しましょう。

対処法3:iPhoneのキャリア設定をアップデートする

「キャリア設定」とは、通信キャリアが提供するネットワーク接続に関する設定の更新データのこと。これをアップデートすることで、SIMの認識や通信の安定性が向上する場合があります。

なお、キャリア設定のアップデートを試す前には、必ずWi-Fiまたはモバイルデータ通信がオンになっていることを確認してください。アップデートの取得にはインターネット接続が必要です。

[一般]に進む

[一般]に進む

「情報」に進む

[情報]に進む

Wi-Fiに接続できたら、iPhoneの「設定」アプリを開き「一般」→「情報」に進みます。

キャリア設定アップデート

この画面を開いた際に「キャリア設定のアップデートが利用可能です」という通知が表示された場合、それをタップしてアップデートを適用します。

キャリア設定の通知が表示されるのは、通信キャリア(楽天モバイル)側が新しい設定を提供している場合に限られます。楽天モバイルから新しいキャリア設定が配信されていない場合、この手順通りに操作をしても通知が出ません。

対処法4:楽天モバイルのサービスエリアを確認
楽天モバイルのサービスエリアマップ

通信エリアが楽天回線エリア外であったり、一時的に通信障害が発生していたりする場合もあります。公式サイトやX(旧Twitter)で障害情報を確認し、現在地が楽天回線エリア内かどうかもチェックしてください。

キャンペーンの特典ポイントが付与されない

楽天モバイルの申し込みキャンペーンは、ポイントが付与されるまで数カ月かかるケースがほとんど。また、一部キャンペーンでは、楽天ポイントが一括ではなく一定期間ごとに分割してポイントが付与されます。

「ポイントが付与されない」と思ったら、まずキャンペーンの特設ページにアクセスして、ポイントの付与日や付与回数をよく確認しておくのがおすすめです。

楽天モバイル 解約 ポイント

最終ポイント付与日を迎える前に楽天モバイルを解約した場合、未付与のポイントは受け取れません。

楽天モバイルのキャンペーンを利用する際は、契約からポイント付与完了までの期間を把握し、最低でも全ポイントを受け取るタイミングまでは利用を継続するのがベストです。

楽天リンクで着信できない

楽天リンク以外の相手(固定電話や標準電話アプリなど)からの着信は、iPhoneでは標準の「電話」アプリで受信する仕組みになっています。

また、着信履歴もiPhoneの標準電話アプリにしか記録されません。iPhone版の楽天リンクでは楽天リンクからの着信しか受けられませんし、履歴の管理もできないというわけです。

iPhoneの楽天リンクアプリでは楽天リンクからの着信しか受信できない

iPhoneの楽天リンクアプリでは楽天リンクからの着信しか受信できない

ほかにも、iPhoneの「楽天リンク」アプリは、Android版と比べて一部仕様や操作性に違いがあるので注意が必要です。事前に把握しておかないと、スムーズに使いこなせず戸惑う可能性があります(詳しくは後述)。

楽天リンクでSMSを送受信できない

楽天リンクユーザー以外にはSMSを送信できない

楽天リンクユーザー以外にはSMSを送信できない

通話だけでなく、楽天リンクの「SMS(ショートメッセージサービス)」の仕様にも注意が必要です。というのも、iPhoneの楽天リンクでSMSを送信できるのは、相手が「楽天リンク」を利用している場合のみ。

楽天リンク非対応の場合は「端末のメッセージアプリを開いてください」という内容のメッセージが表示されて、強制的にiPhoneの標準メッセージアプリへ誘導されます。楽天リンクからはどうあがいてもSMSを送ることができません。

楽天モバイルでキャリア決済ができない

「キャリア決済」とは、アプリ購入やサブスクリプション料金などを通信料金と一緒に支払えるサービスこと。大手キャリアと同じく、楽天モバイルでもキャリア決済のサービスを提供しています。ただし、現状では楽天モバイルのキャリア決済はAndroid専用となっており、iPhoneでは利用できません。

キャリア決済が利用できない不便さはいうまでもありませんが、筆者が特に悔しいと感じるのは、キャリア決済を通じて得られるポイントアップ特典を活用できないことです。以下、詳しく解説します。

楽天モバイルへの乗り換えで生じがちな疑問点を解説

乗り換え初心者に生じがちな疑問点について、一問一答形式で詳しく解説します。

楽天モバイルへの乗り換えはネットでできる?

はい、楽天モバイルの公式サイトからオンラインで申し込み可能です。

ネット申し込みを利用すれば、店舗へいかずにスマホやパソコンで手続きが完結します。

楽天モバイルの回線開通も、SIMカードの場合は端末に挿入してAPN設定をおこない、eSIMならQRコードを読み込むだけなので、難しい作業は不要です。誰でも簡単に乗り換えができます。

今使っているスマホ端末はそのままで乗り換えができる?

はい、現在のスマホ端末をそのまま使って楽天モバイルに乗り換えることができます。ただし一部、楽天モバイル回線に対応していないスマホ端末もあるため注意が必要です。

楽天モバイル対応

楽天モバイル公式サイトでは、楽天回線に対応している端末リストが公開されています。乗り換え前に、手持ちのスマホの回線対応状況を確認しておきましょう。

もし現在のスマホが楽天回線に対応していない場合は、対応機種へ変更するか、楽天モバイルで販売されている端末を購入することでスムーズに利用できます。

端末の対応状況を確認する

乗り換え元キャリアの解約は必要?

楽天モバイルへMNP転入(乗り換え)する場合には、現在使用中のキャリアでの解約手続きは不要です。

楽天モバイルへのMNP転入が完了すると、転入元のスマホ回線は自動解約されます。 そのため、旧キャリア側で別途解約手続きをおこなう必要はありません。楽天モバイルの開通手続きを無事完了すれば、旧キャリアの契約は自動的に終了する仕組みになっています。

むしろ、MNP転入の手続きをおこなう前に転入元のスマホ回線を解約してしまうと、現在使用中の電話番号が失効してしまいます。 MNP(携帯電話番号ポータビリティ)は、現在の電話番号を引き継ぐことが前提の手続きです。解約してしまうと番号の引き継ぎができなくなり、新規契約扱いとなってしまうため注意が必要です。

楽天モバイルへの乗り換えに手数料はかかる?

楽天モバイルではMNP転入時の事務手数料は無料です。

移転元の携帯電話会社でも、契約解除料(解約金)やMNP転出手数料が発生するケースは少なくなっています。これは、2022年7月1日に施行された電気通信事業法施行規則の改正により、「2年定期契約(いわゆる2年縛り)」が全面的に撤廃されたためです。

そのため、現在ではどのタイミングで乗り換えても違約金なしで解約できるケースがほとんどとなっています。仮に解約金が発生する場合でも「上限1100円まで」というルールがあるため、乗り換えの負担は大幅に軽減されています。

楽天モバイルの課金はいつから開始?

乗り換え元のキャリアから転入先の楽天モバイルへ回線が切り替わった日が課金開始日です。

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

前述したmy 楽天モバイルで[MNP転入を開始する]ボタンをタップして手続きを完了させた時点で、楽天モバイルの回線に切り替わります。このタイミングから楽天モバイルの課金がスタートする仕組みです。

とはいえ、実際にこの日に料金が請求されるわけではありません。料金の請求はまた翌月になります。銀行口座振替の場合は毎月27日・クレジットカード・デビットカードは毎月11日に請求されます。

  料金請求日・支払い日
楽天カード 毎月11日ごろ
楽天カード以外のクレジットカード 毎月11日ごろ
デビットカード 毎月11日ごろ
銀行口座振替 毎月27日ごろ
EDITED BY
MOEGI