楽天モバイルの加入者だけが利用できるコミュニケーションアプリ「Rakuten Link(以下、楽天リンク)」。他社の携帯電話番号や固定電話への通話料だけでなく、SMSの利用も無料です。楽天モバイルを契約するうえでの大きなメリットと言えるでしょう。
本記事では、Rakuten Linkアプリの初期設定や連絡先の同期から通話、メッセージ機能まで、基本的な使い方を初めてのユーザーにもわかりやすく解説しています。
Rakuten Link(楽天リンク)とは?
楽天リンクはRCS(Rich Communication services)という高機能な規格を採用し、通話・メッセージ・SMSの機能をこれ1つで利用できるアプリです。
通話料が無料になる楽天モバイルユーザー専用アプリ
左:通話タブのトップ画面。履歴や連絡先が表示されている右:楽天リンクによる通話画面
楽天リンクは、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」プラン契約者が利用できる専用コミュニケーションアプリです。楽天リンクユーザー同士はもちろん、他社の携帯電話番号や固定電話番号(一部を除く)への通話が無料となります。
楽天モバイルユーザーが楽天リンクを使用せずに通話すると、30秒ごとに22円の通話料が発生してしまいます。そのため、楽天リンクを使って通話したほうが断然お得です。指定された66の国と地域(アメリカ、イギリス、韓国、中国、オーストラリアなど)であれば、海外から日本への発信も通話料が無料です。
楽天リンクユーザー以外にも無料でSMSを送れる
左:メッセージの一覧中:他キャリアとのSMS右:楽天リンクユーザーとのメッセージ
楽天リンクなら、他社の携帯電話番号宛てにも無料でSMSを送信できます。通常のメッセージアプリからSMSを送信すると全角70文字あたり3円の料金が発生しますが、楽天リンクから送れば料金はかかりません。
ただしiPhoneの場合、自分が楽天リンクを利用していても、相手が楽天リンクを利用していなければ、全角70字あたり3円の送信料が発生します(日本国内から日本国内へのSMS送信)。
また、楽天リンクユーザー同士なら画像・動画といったファイルもメッセージ機能で送受信でき、最大100人までのグループチャットも可能です。
iPhone/Androidスマホの対応機種
楽天リンクは、動作保証対象となる対応機種が定められています。対応機種以外で楽天リンクを使用した場合、機能が制限されたり不具合が発生したりする可能性があります。使用するスマホが楽天リンクの対応機種であるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
楽天リンクの対応機種は以下の通りです(2021年6月時点)。具体的には、iPhoneではiPhone 6s以上のモデル、Androidスマホは楽天回線の対応製品となります。
iPhone (iOS 14.4以降推奨) |
iPhone12 Pro Max、iPhone12 Pro、iPhone12、iPhone12 mini、iPhone SE(第2世代)、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8 plus、iPhone 8、iPhone 7 plus、iPhone 7、iPhone SE、iPhone 6s plus、iPhone 6s | |
---|---|---|
Androidスマホ | ASUS | ZenFone 7、ZenFone 7 Pro |
富士通 | arrows RX | |
Pixel 4、Pixel 4 XL、Pixel 4a、Pixel 4a (5G)、Pixel 5 | ||
HUAWEI | HUAWEI nova 5T、HUAWEI nova lite 3、HUAWEI P30 lite | |
NEC | Aterm MP02LN、Aterm MR05LN RW | |
OPPO | AX7、Find X、OPPO A5 2020、OPPO A73、OPPO Reno A 128GB、OPPO Reno3 A、R17 Pro、Reno 10x Zoom | |
サムスン | Galaxy A7、Galaxy Note10+、Galaxy S10 | |
シャープ | AQUOS R compact SH-M06、AQUOS R2 compact SH-M09、AQUOS R5G、AQUOS sense lite SH-M05、AQUOS sense plus SH-M07、AQUOS sense2 SH-M08、AQUOS sense3 lite SH-RM12、AQUOS sense3 plus SH-M11、AQUOS sense3 plus SH-RM11、AQUOS sense3 SH-M12、AQUOS sense4 SH-M15、AQUOS sense4 lite SH-RM15、AQUOS sense4 plus SH-M16、AQUOS sense5G SH-M17、AQUOS zero SH-M10、AQUOS zero2 SH-M13 | |
ソニー | Xperia Ace | |
Xiaomi | Redmi Note 9S、Mi Note 10 Lite | |
楽天モバイル | Rakuten BIG s、Rakuten Hand、Rakuten BIG、Rakuten Mini、Rakuten WiFi Pocket |
なお、iPhoneの場合、iPhone XR以降の機種であればeSIMかnanoSIMかを選択できますが、iPhone X未満の機種だとnanoSIMしか選択できません。
楽天リンクの初期設定
初めて楽天リンクを使用する場合、初期設定が必要になります。以下の手順で操作をおこなってください。
なお、楽天モバイルが実施しているキャンペーンの中には、「Rakuten UN-LIMT VI」プラン契約後に楽天リンクを使用することを条件に楽天ポイントをプレゼントしているものもあります。詳細は以下の記事を参照してください。
楽天モバイルでポイント還元を受ける条件とは? ポイント付与のタイミングや注意点も解説
1「my 楽天モバイル」にアクセスしてログイン
まずはじめに、「my 楽天モバイル」のサイトにアクセスしてください。楽天アカウントでログインし、楽天モバイル回線の開通状況をチェックしましょう。
楽天モバイルに開通できているかどうかをチェック
ログインできたらメニューボタン[]→[my楽天モバイル]→[申し込み履歴]と進み、ここで「回線開通完了」と表示されていれば初期設定が可能な状態です。
2Rakuten Linkアプリにログインしてアクセス
画面の案内に従って操作を進める
Rakuten Linkアプリを起動すると、位置情報の情報提供などを求められるので、内容を確認したうえで画面を進めます。
楽天アカウントのログイン画面が表示されるので、IDとパスワードを入力してログインします。このとき、端末内の写真やマイク、通話へのアクセス許可を求められたら[許可]を選択してください。
3電話番号または認証コードを入力して完了
楽天モバイルを契約している電話番号を入力すれば、初期設定は完了です(6桁のSMSに認証コードが届く場合もあるので、届いた認証コードを入力すればOKです)。
最後に、楽天リンク用のニックネームとアイコン画像(任意)、ニックネームの公開範囲を設定してください。
端末の連絡先を楽天リンクと同期する/連絡先を登録・削除する
楽天リンクに、端末の連絡先を同期させて使うことも可能です。ただ、楽天リンクの連絡先と端末の連絡先アプリは分けて使いたい、という人もいるでしょう。ここでは、連絡先の同期設定や新規登録・削除の方法について解説します。
端末の連絡先を楽天リンクに同期する/しない
アプリ初回起動時、端末の連絡先へのアクセス許可を求められる 左:iOS版アプリの場合右:Android版アプリの場合
楽天リンクを初めて起動すると、端末の連絡先(電話帳)へのアクセスについて、確認画面が表示されます。ここでの選択と楽天リンク内の設定によって、端末に登録済みの連絡先を楽天リンクに同期するかどうかが選択できるようになります。
楽天リンクと連絡先アプリの同期は、以下の3パターンです。
- 楽天リンクと連絡先アプリの連絡先を完全に同期する
- 連絡先の一部を同期する
- 同期しない(2つの連絡先を完全に分ける)
以下の設定内容を参照してください。
同期される内容 | 楽天リンクの設定 | 端末の設定 |
---|---|---|
1. 完全に同期 楽天リンクまたは端末の連絡先アプリに連絡先を追加・削除すると、両方に反映される |
「連絡先を端末のアドレス帳に追加する」がオン | 楽天リンクに端末の連絡先へのアクセスを許可 |
2. 一部を同期
|
「連絡先を端末のアドレス帳に追加する」がオフ | 楽天リンクに端末の連絡先へのアクセスを許可 |
3. 同期しない 楽天リンクに連絡先を追加・削除しても端末の連絡先アプリには反映されず、端末の連絡先アプリに連絡先を追加・削除しても楽天リンクには反映されない |
「連絡先を端末のアドレス帳に追加する」がオンまたはオフ | 楽天リンクに端末の連絡先へのアクセスを許可しない |
楽天リンクと端末の連絡先アプリの連絡先を完全に同期させたい人は、楽天リンクに端末の連絡先アプリへのアクセスを許可したうえで、楽天リンク内でも「連絡先を端末のアドレス帳に追加する」設定をオンにすればいいわけです。また、2つの連絡先を完全に使い分けたければ、楽天リンクに連絡先へのアクセスを許可しないよう設定しましょう。
楽天リンクアプリでの同期設定
楽天リンクの設定は、アプリ画面の左上にあるメニューボタン[]→[設定]→[通話とメッセージ]と進み、[連絡先を端末のアドレス帳に追加する]のオン/オフを切り替えます。
端末の設定アプリで楽天リンクへのアクセス権を設定 左:iPhoneの場合右:Androidスマホの場合(画面はOPPO Reno3 A)
端末の設定は、後からでも変更できます。iPhoneであれば「設定」アプリを開いて[Link]を選択し、[連絡先]のオン/オフを切り替えます。
Androidスマホの場合、機種により操作方法が異なりますが、端末の「設定」で[アプリと通知]などの項目から楽天リンク(Link)を選択し、連絡先へのアクセス許可を切り替えます。
楽天リンクで連絡先を新規登録する
楽天リンクアプリに登録された連絡先一覧
端末の連絡先アプリへのアクセスを許可していれば、連絡先の登録内容が楽天リンクにも反映されます。つまり、連絡先を楽天リンクにイチから登録する必要はありません。
連絡先の新規登録方法
まずは「通話」タブから画面右上のボタンをタップします。
続いて相手の電話番号を入力したら[次へ]を選択し、「連絡先を追加」画面で相手の名前やアイコン画像、メールアドレス、誕生日などを入力。最後に[完了]をタップすればOKです。
着信履歴から連絡先に登録する
楽天リンクの連絡先に登録していない相手から着信した際、[連絡先に保存]をタップして連絡先に登録することも可能です。
連絡先を登録したい相手と対面しているのであれば、QRコードを読み取って登録する方法が手っ取り早いです。
QRコードで連絡先を追加する方法
「通話」タブのボタン→[QRコードをスキャン]をタップすると、QRコードリーダーが起動します。QRコードを表示する側の人は、QRコードリーダー画面で[自分のQRコードを表示する]をタップして自分のQRコードを相手に読み取ってもらいましょう。QRコードを読み取ると相手の連絡先情報が表示されるので、編集して登録しましょう。
楽天リンクで連絡先を削除する
楽天リンクに登録された連絡先を削除するには、まず相手の連絡先情報画面を開きます。
iOS版アプリなら[]ボタン、Android版アプリなら[]ボタン→[削除]とタップすれば削除できます。
電話をかける
楽天リンクで電話をかける方法は、iPhoneやAndroidスマホの電話アプリとほぼ同じ要領です。
iOS版アプリの場合、楽天リンク以外(スマホの標準通話アプリや固定電話)からの発信はiOS標準の電話アプリで着信します。相手が楽天リンクで発信していれば、着信側も楽天リンクで着信します。
なお、iPhoneユーザーが楽天リンク以外からの発信を海外で着信すると、iOS標準の電話アプリでの通話となるため、国・地域別従量課金制の通話料が発生します。
携帯電話番号・固定電話番号に発信する
「通話」タブの通話履歴(画面左)または連絡先(画面右)の通話ボタンから発信できる
「通話」タブを開き、通話履歴や登録されている連絡先一覧の横にある通話ボタンをタップすれば発信します。「↗」は発信、「↙」は着信、赤字は不在着信を表しています。
また、電話番号を入力して発信する際は、画面右下のキーパッドボタンをタップします。
楽天リンクユーザーに発信する
左:iOS版アプリ中:Android版アプリ右:[Link]をタップすると楽天リンクユーザーのみが一覧表示される
連絡先に登録している相手が楽天リンクユーザーであった場合、連絡先に楽天リンクのアイコンが表示されます。また、[Link]をタップすると、楽天リンクユーザーのみを一覧で表示できます。
左:iOS版アプリでの通話画面右:Android版アプリでの通話画面
発信方法は携帯電話・固定電話番号と同様。名前の横にある通話ボタンをタップすれば発信します。なお、楽天リンクユーザーから着信した場合、相手が楽天リンクユーザーであることが着信画面で判別できます。
Android版アプリのみ、ビデオ通話ボタンからビデオ通話が可能
Android版アプリのユーザーであれば、相手とビデオ通話も可能です。連絡先一覧またはメッセージ画面でビデオ通話ボタンをタップすれば発信できます。
ただし、現時点でiOS版アプリではビデオ通話を利用できません。ビデオ通話を利用するには、発信側と着信側の両者がAndroid版アプリを利用している必要があります。
非通知に設定して発信する
非通知設定をオンにした状態で着信した側の着信画面。こちらの電話番号は表示されない
楽天リンクから通話を発信するときに、非通知設定にすることも可能です。非通知に設定すると、着信した相手側の画面には「非通知設定」と表示されるため、誰からの着信なのかわからなくなります。
非通知設定は、my 楽天モバイルからおこないます。楽天リンクアプリまたはmy 楽天モバイルのサイトからアクセスしてください(楽天アカウントでのログインが必要です)。
メニューボタン[]→[my 楽天モバイル]→[契約プラン]と進み、[発信者番号非通知]をオンにします。これで非通知での発信が可能となります。
SMS・メッセージを送る
楽天リンクユーザー以外にも、他キャリアのSMS宛にメッセージを送信できます。また、楽天リンクユーザー同士であれば写真・動画・音声などのファイルを送受信でき、グループチャットも可能です。
iOS版アプリの場合、楽天リンク以外で送受信したSMSは、iOS標準のメッセージアプリで送受信します。楽天リンクから送信されたメッセージは、受信側も楽天リンクで受信します。
楽天リンクを利用していない相手にSMSを送信する際は、全角70字あたり3円の送信料が発生します(日本国内から日本国内に送信した場合。受信は無料)。
個別にSMSを送る
「メッセージ」タブを開き、メッセージアイコンをタップしたら、[新規メッセージ]を選択します。
左:送信相手を連絡先から選択右:Android版アプリはボタンをタップすると連絡先一覧画面が表示される
連絡先一覧からメッセージを送りたい相手を選びましょう。Android版アプリの場合、相手の登録名を入力して検索するか、画面右上のボタンをタップすればOKです。
あとはトーク画面でメッセージ内容を入力し、送信ボタンをタップすれば完了。相手が楽天リンクユーザーでない場合は、残念ながら画像や動画などは送れません。
なお、メッセージ一覧画面では、SMSによるメッセージの横に「SMS」マークが付きます。
楽天リンクユーザーとグループチャットする
楽天リンクユーザー同士ならグループチャットが可能です。LINEのグループトークのような要領でグループを作成します。
「メッセージ」タブでメッセージボタンをタップし、[グループ作成]を選択します。
iOS版アプリの場合
iOS版アプリでは[新しいグループを作成]をタップし、グループに追加したい相手を選んだら[完了]します。
Android版アプリの場合
Android版アプリの場合はグループに追加するメンバーの画面が表示されるので、追加するメンバーを選択後に右下のチェックボタンをタップしてください。
これで、グループチャットを作成できました。画像や動画・ファイル・位置情報・登録されている連絡先を送ることができます。
メンバー全員が既読すると「既読」マークが付く
なお、グループチャットには既読機能があります。送信したメッセージに対し、グループチャットの参加メンバー全員が既読すると「既読」マークが付きます。
たとえば、5人のメンバー(自分含め)が参加しているグループチャットにメッセージを送信した場合、自分以外の4人が既読すると「既読」マークが付きますが、1人でも既読していないメンバーがいると「既読」マークは付きません。この点ではLINEトークの既読機能とは異なります。
なお、メッセージを送信すると、チェックマークも表示されます。チェックマークが1つ付くと相手への送信が完了したことを、2つ付くと相手の受信が完了したことを意味します。チェックマークは相手の既読とは特に関係ありません。
グループチャットを退会する/相手を退会させる
楽天リンクユーザー同士で作成したグループチャットでは、自身が退会したり他メンバーを退会させたりできます。
グループチャットから退会する
グループから退会する場合は、グループの参加メンバーの名前が並んでいる部分をタップし、[このグループから退出]→[グループから退出](iOS版アプリ)/[確認](Android版アプリ)をタップするだけです。
メンバーをグループチャットから退会させる(管理者のみ可能)
グループチャットを作成したユーザーは「管理者」となり、別のメンバーをグループから退会させる権限を持ちます。
グループの参加メンバーの名前が並んでいる部分をタップし、退会させたいメンバーを選択。iOS版アプリなら[グループから外す]→[削除する]、Android版アプリなら[削除する]→[OK]をタップすれば、グループチャットから当該メンバーを退会させられます。
左:グループ内に管理者が自分だけの場合、グループから退会できない(退会ボタンをタップできない)中:管理者にしたいメンバーを選択右:[管理者にする]を選択
グループチャットに管理者が1人しかいない場合、その管理者はグループチャットから退会できません。この点、別のメンバーを管理者に指名することで、グループチャットから退会できるようになります。
別のメンバーを管理者に指名するには、グループの参加メンバーの名前が並んでいる部分をタップし、管理者に指名したいメンバーを選択。[管理者にする]をタップすればOKです。
楽天リンクに関するよくある疑問点と注意点
楽天リンクに関して、よくある疑問点や利用上の注意点をまとめています。
楽天リンクから発信すると、着信した側はどうなる?
こちらが楽天リンクから発信した場合、着信した相手にはどのような画面が表示されるのか気になる人もいるでしょう。結論から言えば、相手が楽天リンクユーザーでなければ、こちらが楽天リンクから発信したことを知られることはありません。
楽天リンク以外の回線が楽天リンクから着信した場合の着信画面。相手が楽天リンクからの発信とは判別できない(左:iPhone、右:Androidスマホ)
楽天リンク以外の回線で楽天リンクから着信した場合、通常の通話と同様の着信画面が表示されます。そのため、着信した側は相手が楽天リンクから発信したのかどうかを判別できないのです。
楽天リンクから楽天リンクに発信した場合、前述の通り、着信画面で相手が楽天リンクによる発信だと知ることができます。
楽天リンクの通話品質は?
楽天リンクの通話は、一般に音質の劣化が少ないと言われるRCSという通信規格を採用し、モバイルデータ通信やWi-Fiに接続している際に利用できます。ただ、楽天リンクで通話した際の品質は、通常の電話アプリでの通話に比べて劣ると言わざるを得ません。
双方の通信状態にもよりますが、実際に通話していると何度かプツプツと音声が途切れてしまったり、ノイズが入ってしまったりすることがありました。通話の品質という点では、LINEアプリの無料通話よりもやや劣るという印象です。
ただし、日常で利用するうえでは楽天リンクの通話でも問題ないでしょう。まれに音声が途切れることがあるだけで、まったく聞き取れないというわけでもありません。通話料金が無料であることを考慮すれば、満足できるレベルです。
「0570」への発信は通話料がかかる?
楽天リンクは基本的に通話料金は発生しませんが、例外的に通話料金が発生する場合があります。
「0570」「0180」などから始まる他社接続サービスや「188」への通話などは無料通話の対象外となり、22円/30秒の通話料金が発生します。
検証したLINEのバージョン:iOS版2.1、Android版2.3
検証端末:iPhone 11 Pro Max(iOS 14.2.2)、OPPO Reno3 A(Android 11)