本記事では、筆者自身が実際に楽天モバイルを契約・MNP転入し、さまざまなパターンで開通までにかかる時間を徹底検証しました。最短で開通するためのコツから、知っておきたい注意点、最適な申し込み手順まで、実体験に基づいたリアルな情報を紹介します。
楽天モバイルの開通にかかる時間は「本人確認方法」と「SIMタイプ」によって異なる
楽天モバイルの開通までにかかった時間は、「本人確認方法」と「SIMタイプ」の選択肢によって以下のようになりました。なお、いずれも他社から乗り換え(MNP転入)をおこなっています。
| SIMタイプ | 本人確認方法 | 申し込み~開通までにかかった時間 |
|---|---|---|
| SIMカード |
本人確認書類アップロード |
約2日 |
| eSIM | 本人確認書類アップロード | 約2日 |
| eSIM |
AIかんたん本人確認(eKYC) |
3時間 |
※上記はあくまでも筆者の検証時の目安時間です。回線状況や申し込みの時間帯、住所、配送状況などにより時間は変動します。
この結果からわかるように、eSIMとAIかんたん本人確認(eKYC)の組み合わせが圧倒的に早いです。それぞれのパターンで、なぜこのような差が出たのか詳しく見ていきましょう。
eSIM+AIかんたん本人確認(eKYC)→約1時間で開通できた
筆者が実際に試して最も早く開通できたのがこの組み合わせです。申し込みから約1時間で開通できました。ステップごとにかかった時間の内訳は以下の通りです。
- 事前準備:30分
- 申し込み手続き:約20分
- 審査完了:約5分
- 配送待ち:0分(待ち時間なし)
- 開通手続き(回線切り替え・MNP転入): 約10分
- 動作確認・初期設定:約15分
eSIM+AIかんたん本人確認(eKYC)なら、審査が完了してすぐに「eSIMプロファイル」をダウンロードする準備が整いました。配送物の到着を待つ時間が一切発生しないのが、開通時間を大幅に短縮できた最大の要因でしょう。
この組み合わせで時間を短縮する方法の詳細は後述します。
eSIM+本人書類アップロード→約2日間で開通できた
SIMタイプで「eSIM」を選び、かつ本人確認を「書類アップロード」にした場合、申し込みから開通まで丸2日かかりました。ステップごとにかかった時間の内訳は以下の通りです。
- 事前準備:30分
- 申し込み手続き:約20分
- 審査完了:約5分
- 配送待ち:約2日
- 開通手続き(回線切り替え・MNP転入):約10分
- 動作確認・初期設定:約15分
楽天モバイルで最速開通を目指す上で、知っておいてほしい重要なポイントがあります。それは、「eSIMを選んだからといって、必ずしもすぐに開通できるわけではない」という点です。
楽天モバイルでは「AIかんたん本人確認(eKYC)」を実施しない限り、SIMカードであろうとeSIMであろうと、本人確認が完了したことを知らせるための郵送物(スタートガイドなどの書類)を受け取るまで、回線を開通できない仕様になっています(詳しくは後述)。
eSIMを選択した場合にも、スタートガイドが郵送される
筆者自身「eSIMを選んだから、あとはオンラインでサクッと開通できるだろう」と気軽に考えていたのですが、申し込みを終えてもなかなか開通準備が完了せず、かなり戸惑いました。
何度かステータスを確認しても「郵送物をお待ちください」のような表示が出ており、まさかeSIMなのに郵送物を待たされると知ったときは、正直なところ非常に驚きました。この時間ロスは、特に急いで開通したい人にとっては大きな落とし穴になる可能性があります。筆者のケースでは数日でしたが、居住地やタイミングによってはさらに長く待つことになるかもしれません。
待ち時間を一切なくして本当に数時間で開通を目指すなら、eSIMとAIかんたん本人確認(eKYC)を必ずセットで選ぶことが不可欠だと覚えておきましょう。
SIMカード+本人書類アップロード→約2日間で開通できた
SIMタイプで「SIMカード」を選び、かつ本人確認を「書類アップロード」にした場合、申し込みから開通まで丸2日かかりました。ステップごとにかかった時間の内訳は以下の通りです。
- 事前準備:30分
- 申し込み手続き:約20分
- 審査完了:約5分
- 配送待ち:約2日
- 開通手続き(回線切り替え):約10分
- 動作確認・初期設定:約15分
SIMタイプで「SIMカード」を選んだ場合、本人確認方法にかかわらず、SIMカードが手元に配送されるまでの待ち時間が必ず発生します。これは宅配業者に依存するため、どんなに早くても1日から3日はかかります。
筆者の場合は2日で届きましたが、土日祝日を挟んだり、配送状況が混雑したりすると、さらに待ち時間が延びる可能性もあるでしょう。
SIMカードが郵送で届くまで開通はできない
楽天モバイルの開通を最速で済ませたいなら、SIMカードの選択は避けるべきです。どれだけ手続きを急いでも、開通までには時間がかかってしまいます。
SIMカードの場合、配送を待つ時間だけでなく、開通作業の段階でもひと手間発生します(詳細は以下の通り)。SIMカードの取り扱いに慣れない人は、この開通作業でつまずく可能性も。結果として、開通までに想定外の時間がかかってしまうかもしれません。
SIMカードの開通手順
SIMカードを差し替えるときはスマホの電源を切る
SIMカードの入れ替えをおこなう前には、必ず端末の電源を切りましょう。起動したまま入れ替え作業をおこなうと、端末の故障につながるおそれがあります。
ICチップ部分を取り外す
台紙から、ICチップのある部分を取り外します。チップ部分に皮脂や汚れ、ほこり、水分などがつくと不具合の原因になります。なるべくICチップ(金属部分)に触れないよう、取り扱いには注意してください。
nanoSIMサイズにSIMカードを切り離す
楽天モバイルで提供されるSIMカードは、初期状態では「microSIM」として利用できるサイズになっています。しかし、iPhoneやほとんどのAndroidスマホでは「nanoSIM」を採用しているため、一回り小さいサイズに調整する必要があります。
ICチップ周辺のプラスチック部分を軽く押し出せば簡単に切り離すことができます。カードを破損しないよう丁寧に扱いましょう。
nanoSIMサイズにする
上の写真のように、一回り小さいサイズに切り離せていればOKです。
SIMピンを用意する
SIMトレイを引き出すにあたって、「SIMピン」を用意します。楽天モバイルのSIMカードには同梱されていないので自身で用意しなければなりません。
見当たらない場合は、ペーパークリップ、つまようじ、安全ピンなど、身近にある先端が細いものでも代用可能です。
端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュ
続いて、端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュして、挿し込み口(トレイ)を取り出します。
一部Androidスマホ(Xperiaなど)穴がないタイプは、そのままトレイを爪で引き出して取り出せます。
SIMカードをセットする
トレイが引き出せたら、既存のSIMカードを取り外し、楽天モバイルのSIMカードを乗せて挿し込みます。
このとき、斜めに欠けている角部分が合うようにSIMカードを置き、トレイと端末のプッシュ穴の位置を合わせて水平に押し込むと正しい向きで装着できます。
楽天モバイル開通までの時間を短縮する「4つのコツ」
ここからは、前述した検証結果を踏まえて、楽天モバイル開通までの時間を短縮する「4つのコツ」を紹介します。
コツ1:9時から21時20分までの間に申し込みを済ませる
他社から乗り換え(MNP)をする場合、楽天モバイル申込みは午前~昼間の時間帯に申し込むのがベストです。公式サイトによると、21時21分以降の申し込みは翌日以降に処理されると案内されています。
| 申請受付時間 | 完了時間 |
|---|---|
| 0時00分~8時59分 | 当日の9時00分以降、「MNP転入待ち」ステータスに変わる |
| 9時00分~21時20分 | 当日中に「MNP転入待ち」ステータスに変わる(※) |
| 21時21分~23時59分 | 翌日の9時00分以降に「MNP転入待ち」ステータスに変わる |
※21時20分直前に申し込んだ場合、翌日に手続きが完了する場合がある
9時00分~21時20分の時間に手続きを進めることで、同日中の処理が期待できるでしょう。
また、月末や週末は申し込みが集中しやすいため、処理が遅れる可能性があります。とにかく急ぎたいなら、混雑が少ない日にち・時間帯を狙うのも手かもしれません。
コツ2:SIMタイプで「eSIM」を選ぶ
eSIMを選択する
eSIMを選択する最大のメリットは、SIMカードが届くのを待つ必要が一切なくなること。通常1〜2日かかる配送時間を丸々カットできるので、開通までの時間が格段に短縮できます。ただし、これを実現するには「AIかんたん本人確認(eKYC)」を実施することが必須なので、この点は後ほど詳しく説明します。
QRコードを読み込めば開通できる
また、eSIMは、開通手続きの簡単さも大きな魅力です。スマホに内蔵されたチップに楽天モバイルの契約情報が直接ダウンロードされるため、オンライン上で全ての初期設定が完了します。QRコードを読み込む(もしくは専用サイトにアクセス)して案内に従って操作すれば、1分ほどで設定を終えられるでしょう。
ただし、すべてのスマホがeSIMに対応しているわけではありません。一部の古いモデルや廉価版スマホなど、eSIM非対応の機種も存在するので、あらかじめ自身のスマホがeSIMに対応しているかどうかチェックしておきましょう。
コツ3:AIかんたん本人確認(eKYC)を利用する
楽天モバイルの開通時間短縮の最大の鍵となるのは、「AIかんたん本人確認(eKYC)」です。スマホのカメラを使って、自分の顔と本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を撮影・アップロードするだけで、AIが瞬時に本人確認を完了させます。
繰り返しになりますが、この「AIかんたん本人確認(eKYC)」を実施しない限り、楽天モバイルの開通にかかる時間を短縮することはできません。たとえeSIMを選んだとしても、eKYC以外の方法で本人確認した場合は、スタートガイドなどの書類が郵送されるのを待つ必要があります。
郵送物の到着を待つことなく、即座に開通させたいのであれば「eSIM」と「AIかんたん本人確認(eKYC)」の組み合わせが必須です。この2つが揃って初めて、オンライン上で申し込みから開通までを完結させ、数時間での利用開始が可能になります。
ただし、AIかんたん本人確認(eKYC)で提出できる本人確認書類は「マイナンバーカード」と「運転免許証」のみです。事前にこれらの書類を用意できるか確認しておきましょう。
コツ4:事前準備を完璧にしておく
当たり前のようですが、これも非常に重要です。本人確認書類の準備、支払い方法(クレジットカード情報など)の手配、そしてSIMロック解除の有無の確認など、申し込みを開始する前にすべてを揃えておきましょう。
途中で書類不備などがあると、その場で手続きが止まってしまい、開通が遅れる原因となります。楽天モバイルにネットで申し込む際に必要な準備については、以下の記事で詳しく解説しています。
【実録】開通までの全工程とそれぞれの所要時間
ここからは、筆者が実際に体験した楽天モバイル開通までの各工程を、かかった時間とともに具体的に紹介します。前述した「eSIM+AIかんたん本人確認(eKYC)」の最もスピーディーな組み合わせで申し込む手順を解説しています。
ステップ1:事前準備(合計:約30分)
前述した通り、回線を契約する場合は事前準備が大切です。本人確認書類の準備、支払い方法(クレジットカード情報など)の手配、そしてSIMロック解除の有無の確認など、確実に済ませておきましょう。
他社から乗り換える場合は、事前にやっておくべき準備が異なります。必要に応じて以下の記事も参照してください。
ステップ2:オンライン申し込み手続き(合計:約15分)
準備ができたら、楽天モバイルの公式サイトから申し込みを進めます。迷わず進めば意外と早く終わります。
キャンペーン特設ページにアクセス
楽天モバイルでは、回線の契約時に活用できるキャンペーンを多数開催しています。せっかく楽天モバイルに申し込むなら、お得なキャンペーンを活用しましょう。
画面をスクロール
お申し込みボタンをタップ
ここでは、三木谷キャンペーンを利用します。他社から乗り換えで楽天ポイント1万4000ポイントを獲得できます。
特設ページにアクセスしたら、画面を下にスクロールして[お申し込み」ボタンをタップします。特設ページを経由していない場合は、楽天ポイントは付与されません。必ず特設ページを経由して申し込んでください。
楽天IDでログイン
楽天IDとパスワードを入力
手続きを進めるにあたって、ログインが求められます。楽天IDとパスワードを入力してログインしてください。
クーポンコードの適用を確認する
「WTPRMI20251001」が自動的に適用される
ログイン後、申し込み画面の一番上にクーポンコード「WTPRMI20251001」が表示されているか確認します。
クーポンコードが表示されていない場合は、時間超過等でセッションが切れている可能性があります。もう一度、特設ページにアクセスして申し込みボタンを押してください。
Rakuten最強プランを選択する
「Rakuten最強プラン」「Rakuten最強U-NEXT」どちらを選択する
「プランを申し込む」をタップする
プランの選択画面が表示されます。「Rakuten最強プラン」もしくは「Rakuten最強U-NEXT」が表示されるので、どちらかを選択して[プランを申し込む]ボタンをタップします。
「三木谷キャンペーン」を適用するにあたっては、どちらのプランを選択してもOKです。
SIMのタイプやオプションを選択する
「加入しない」にチェックを入れる
画面を下にスクロールしつつ、必要に応じて通話や保証などのオプションを選択しましょう。オプションは申し込み後の追加・解約も可能です。
ここで注意したいのが、デフォルトで「15分かけ放題」オプションに加入する設定になっていること。必要ないなら、「加入しない」に切り替えてください。
「SIMカード」か「eSIM」か選択する
「この内容で申し込みに進む」をタップ
SIMタイプのうち「SIMカード」または「eSIM」のどちらかを選択し、[この内容で申し込む]をタップします。なお、ここでの選択はMNPワンストップの適用に影響しません。
契約者情報の一致にチェックを入れる
楽天IDに登録中の情報が反映されます。「契約者情報と本人確認書類の情報が一致していることを確認しました」にチェックを入れましょう。
本人確認を済ませる(時間短縮ならeKYCがおすすめ)
本人確認の方法を選択する
楽天IDに登録中の情報が反映されるので、本人確認をおこないます。以下4つの方法から、本人確認の方法を選んでチェックを入れてください。
- 楽天グループに提出済の書類で確認する:楽天証券もしくは楽天生命のユーザーのみ利用可能。すでに提出済みの本人確認書類が使用される
- 書類画像をアップロードで確認:本人確認書類を撮影し、アップロードする
- AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能
- 受け取り時に自宅で確認:SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示)
繰り返しになりますが、開通までの時間を短縮したいなら「AIかんたん本人確認(eKYC)」を利用するのがおすすめ。
スマホのカメラで本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)と自身の顔を撮影するだけなので、非常にスピーディーに完了します。他の方法だと開通まで数日~1週間程度かかるので、時間短縮の最重要ポイントです。
電話番号を入力する
「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択
現在使用中の番号を入力して「次に進む」をタップする
他社から乗り換える場合は、「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択。画面をスクロールし、自身が現在使用している電話番号を入力します。
新規契約する場合は3つの選択肢から任意の番号を選びましょう。
支払い方法を選択
「プランのお支払い」項目をタップ
支払い方法を選択
「プランのお支払い」項目に楽天会員情報に登録中の支払い方法が反映されます。変更したい場合は、タップして任意の方法を選択しましょう。楽天モバイルで利用できる支払い方法は以下の通り。
| 支払い方法 | 楽天ポイントの還元率 | 手数料 | 料金請求日・支払い日 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 合計2% | 0円 | 毎月11日ごろ |
| 楽天カード以外のクレジットカード | 1% | 0円 | 毎月11日ごろ |
| デビットカード | 1% | 0円 | 毎月11日ごろ |
| 銀行口座振替 | 1% |
毎月110円 |
毎月27日ごろ |
口座振替の場合は毎月の引き落とし時に手数料110円が発生します。なるべくお得に楽天モバイルを利用したいなら、クレジットカードもしくはデビットカードでの支払いを選択するのがおすすめです。
さらに楽天モバイルの支払いに楽天カードを利用すると、「端末を購入する際の分割手数料(24回払い)が無料になる」「買い替え超トクプログラムを利用できる」といった特典があります。
申し込みを確定させる
[申し込む]をタップ
「WTPRMI20251001」が適用されているか確認する
楽天ポイント使用の有無を選択したら、[申し込む]をタップします。続く画面でクーポンコード適用の有無やプラン内容、オプション、MNP転入電話番号などを確認して[この内容で申し込む]を押してください。
[この内容で申し込む]をタップ
利用規約を一読してチェックを入れる
あらためて申し込み内容や電話番号を確認し、[この内容で申し込む]をタップ。「重要事項説明・利用規約」を確認してチェックを入れたうえで、[同意して申し込む]ボタンを押してください。
[同意して申し込む]をタップ
申し込み完了画面
最後に改めて[同意して申し込む]をタップ。「お申し込みを受け付けました」と表示されていれば完了です。
ステップ3:審査完了を待つ(合計:約10分)
「my 楽天モバイル」にログインすると、トップ画面で申し込みの状況(ステータス)を確認できます。
ステータスを確認
「申込内容を確認中」と記載されている場合は、審査中です。[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]ボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。筆者の場合は10分程度で表示されましたが、数日かかるケースもあるようです。
なお、ステータスが変わるごとに楽天会員情報に登録したアドレス宛にメールで通知が届きます。「my 楽天モバイル」にずっと張り付いている必要はありません。
ステップ4:MNPをする場合は申請をおこなう(合計:約10分)
他社から電話番号を引き継いで楽天モバイルに乗り換える場合は、MNP申請をしましょう。楽天モバイルを新規契約(電話番号を新しく取得)する人は次のステップに進んでください。
なお、ここでは「MNPワンストップ」で乗り換える方法を紹介します。MNPワンストップに対応していない事業者から乗り換える場合は事前にMNP予約番号の取得が必要です。
「my 楽天モバイル」にアクセス
楽天会員情報でログインする
「お申し込みを受け付けました」の画面で[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]タップすると、楽天会員情報の入力画面に遷移します。ユーザーIDやパスワードを入力して「my 楽天モバイル」にログインしましょう。
「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」ボタンをタップ
[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]をタップ
電話番号を確認して[申請をする]をタップ
[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]ボタンが表示されたら、これをタップ。続く画面に引き継ぐ電話番号が表示されるので、確認して改めて[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]に進みましょう。
通信会社を選択する
[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップ
乗り換え元の通信会社を選択します。「MNPワンストップ」に対応している通信会社の場合は、自動的に[MNPワンストップの申請ページへ進む]ボタンが表示されるのでこれをタップしましょう。
乗り換え元の通信会社サイトで手続きをおこなう
ソフトバンクのユーザー専用サイトへログイン
暗証番号が求められることもある
ログインページが表示されます。IDやパスワードを入力してログインしましょう。このとき、契約時に設定した4桁の暗証番号(ネットワーク暗証番号)の入力が求められることがあります。どうしても思い出せない人は事前に再設定をしておくとスムーズです。
ソフトバンクの場合、MNPに関する注意事項が表示された
問題なければ[次へ]をタップ
MNPに関する注意事項が表示されます。一読して問題ないか確認しましょう。この後は、各通信会社の案内にしたがって手続きを進めてください。
楽天会員情報でログイン
「MNP予約番号が登録されました」と記載されていればOK
乗り換え元での申請が完了すると、自動的に「my 楽天モバイル」の画面に遷移します。楽天会員情報でログインし、画面上部にポップアップで「MNP予約番号が登録されました」と表示されていればOKです。
ステップ5:開通準備ができるまで待つ(合計:約5分)
ステータスが切り替わるまでしばらく待つ
「準備中」という画面が表示されたら、「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。SIMのタイプや本人確認の方法によって、待ち時間・日数が変わってきます。
| SIMのタイプ | 本人確認方法 | 「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるタイミング |
|---|---|---|
| SIMカード | 2〜7日後(郵送でSIMカードを受け取り次第) | |
| eSIM | AIかんたん本人確認(eKYC) | 最短3分 |
| 書類画像をアップロードで確認 | 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第) | |
| 受け取り時に自宅で確認 | 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第) | |
| 楽天グループに提出済の書類で確認 | 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第) | |
「eSIM」を選択し、かつ「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、すぐにMNP転入・および回線開通が可能です。筆者は5分程度で開通準備が完了しました。
対して、「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認をおこなわない場合、eSIMもSIMカードと同様に数日間の待機時間が発生します。郵送物を受け取るまで開通手続きを進められません(詳しくは前述)。
ステップ6:MNP転入をして楽天モバイル回線を開通する(合計:約10分)
「MNP転入を開始する」ボタンをタップ
[MNP転入を開始する]をタップ
my 楽天モバイルで[MNP転入を開始する]ボタンが表示されたら、タップして手続きを開始します。
MNP転入による手続きが完了した時点で、転入元での契約は解約となります。SIMカード選択した場合は、必ず手元にSIMカード本体が届いた後に手続きをしてください。
注意事項を確認する
[MNP転入を開始する]をタップ
[MNP転入を開始する]ボタンを押すと、MNP転入に関する注意事項が表示されます。一読して問題なければ[MNP転入を開始する]をタップしてください。
「成功」と表示されていればOK
開通手続きが完了するまで待つ
MNP転入の申請が問題なくおこなわれると、画面上部にポップアップで「成功」と表示されます。
この表示を確認したら、乗り換え元の通信会社と楽天モバイル間でMNP転入手続きがおこなわれます。電波状況の良い場所で完了までしばらく待ちましょう。
楽天モバイル回線を開通する
my楽天モバイルでステータスが「NMP転入完了」「回線開通待ち」になっていることが確認できたら、楽天モバイルの回線を開通します。ここでは、eSIMの開通手順を紹介します(SIMカードの開通手順は前述)。
[eSIM開通用のQRコードを表示する]をタップ
QRコードを表示する
my 楽天モバイルに[eSIM開通用のQRコードを表示する]ボタンが表示されたら、これをタップ。QRコードが表示されるので、「現在操作中のスマートフォンで楽天回線を開通したい方はこちら」をタップしてください。
[開通手続きを行う]をタップ
15分かけ放題に加入しない場合は[後にする]をタップ
[開通手続きを行う]をタップすると、15分かけ放題への加入を勧められます。必要なければ「後にする」を選んでください。
[許可]をタップ
[続ける]をタップ
新規eSIMアクティベートの許可が求められます。問題なければ[許可]を押しましょう。「eSIMをアクティベート」といった画面に切り替わったら、[続ける]をタップします。
「my 楽天モバイル」の画面に戻り、「開通手続きが完了しました」というポップアップが表示されていれば開通完了です。
iPhoneの場合、回線の開通後に「キャリア設定アップデート」というポップアップが表示されるケースがあります。このポップアップが表示された場合は、「アップデート」ボタンを押してください(ポップアップは必ず表示されるわけではありません)。
誤って「今はしない」を押してしまった場合は、「設定」アプリを開き「一般」→「情報」に進むとポップアップが再度表示されるので、「アップデート」を押しましょう。
ステップ7:動作確認&初期設定をする(合計:約15分)
最後に、モバイルデータ通信や通話、SMSの受信が問題なくできるか、動作確認しましょう。
なお、楽天モバイル回線を開通・MNP転入した直後は、データ通信や通話機能が正常に動作しないことも珍しくありません。少し時間を置いて、端末を再起動してから動作確認することをおすすめします。
モバイルデータ通信ができるか確認する
コントロールセンターを表示させる
iPhoneの場合、ホーム画面を右上から少し下にスワイプしてコントロールセンターを表示させます。Androidスマホも同じく画面を上から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示させてください。
Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信をオンにする
通信設定の項目をタップ
コントロールセンターやクイック設定パネルを表示できたら、通信設定の項目をタップ。Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信をオンにします。
Safariなどのブラウザを起動する
適当にキーワードを入力して検索してみる
「Safari」や「Chrome」などのアプリを起動して、適用に何かを検索してみてください。検索結果が正しく表示されるかを確認したら、いくつかのウェブページを開いてみましょう。ウェブページがスムーズに読み込まれた場合は、問題なく開通ができています。
一方、検索結果が表示できなかった場合は、モバイルデータ通信ができていません。Androidスマホの場合は、後述するAPN設定をおこないましょう。
iPhoneの場合は、APN設定は手動でおこなう必要はありません。モバイルデータ通信ができない場合は、以下の手順でAPN構成プロファイルのチェックをした後、再起動を試してみてください。
APN構成プロファイルを削除する手順
APN構成プロファイル(Access Point Name構成プロファイル)とは、スマートフォンがインターネットに接続するために必要なネットワーク設定を含んだ情報ファイルのことです。
iPhoneでは、この「APN構成プロファイル」を1種類しか保持できない仕様になっています。古いAPN構成プロファイルが残ったままだと必要な設定が適切に反映されず、楽天モバイル回線のモバイルデータ通信が正常に動作しません。
設定アプリを開き、「一般」→「VPNとデバイス管理」と進むとAPN構成プロファイルを確認できる
iPhoneの「設定」アプリを開いたら、「一般」→「VPNとデバイス管理」の順にタップして進みます。「構成プロファイル」の項目に古い構成プロファイルが残っていた場合はこれを削除してください。
必要に応じてAPN設定をおこなう(Androidスマホのみ)
モバイルデータ通信ができていない状態
動作確認をした結果、モバイルデータ通信ができなかった場合は、APN設定をおこないましょう。ここでは、一例としてPixel 8(Android 14)での設定手順を紹介します。機種やOSごとに設定手順が異なるので、自身の状況に応じて個別に確認しましょう。
AndroidスマホでAPN設定をする手順
[ネットワークとインターネット]をタップ
Androidスマホで「設定」を開いたら、[ネットワークとインターネット]→[SIM]の順にタップ。
[Rakuten]をタップ
[SIM]をタップ
[SIM]→[Rakuten]の順にタップ。
画面をスクロール
「アクセスポイント名」をタップ
画面を一番下までスクロールして[アクセスポイント名]をタップ。
画面右上の[+]ボタンをタップ
アクセスポイント情報を入力
画面右上の[+]ボタンをタップして、下記の表の通りに入力・選択してください(名前は自由に設定可)。
| 名前 | 楽天【rakuten.jp】 |
|---|---|
| APN | rakuten.jp |
| MCC | 440 |
| MNC | 11 |
| APNタイプ | default,supl |
| APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
|
ANPローミングプロトコル |
IPv4/IPv6 |
| PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
表に記載された項目以外は未入力・未設定で構いません。
[保存]をタップ
入力・選択が完了したら、忘れずに保存してください。これで設定は完了です。「APN」の一覧に保存したAPN情報が表示されています。最後にブラウザでウェブサイトを開いてみたり、SNSアプリを使ってみたりして、インターネットに接続できるかどうかを確認しましょう。
楽天リンクをダウンロードして初期設定をする
「Rakuten Link(楽天リンク)」は、楽天モバイルを契約したユーザーだけが使える無料のコミュニケーションアプリです。最後に、「Rakuten Link」アプリをインストールして初期設定を済ませましょう。
楽天会員情報でログイン
電話番号を入力する
初期設定といっても、インストール後に楽天会員情報でログインし、楽天モバイルで契約中の電話番号を入力するだけでOKです。以下の記事を参照に、無料通話を試してみてください。