楽天モバイルへ乗り換える“前”にすることは? 損しないための事前準備と注意点

事前に準備・確認しておけば申し込みもスムーズに
楽天モバイルへの乗り換える「前」にすることは? 損しないための事前準備と注意点

現在使用しているスマホ回線から楽天モバイルに乗り換える際、事前に何を準備しておけばよいか悩んでしまう人もいるでしょう。事前にやるべきことがわかっていれば、スムーズに乗り換えられるはずです。

そこで本記事では、他社からの乗り換え(MNP)で楽天モバイルに申し込む前にやるべきことをリスト化してまとめました。具体的な乗り換えの手順も詳しく解説しているので参考にしてください。

開催中のキャンペーン一覧

楽天モバイル乗り換え「前」にやることリスト

さっそく、楽天モバイルへの乗り換えをスムーズに進めるために、事前に確認すべきポイントをまとめました。

やること1:最適な乗り換えタイミングを選ぶ

乗り換える際には、現在使用中のスマホ回線(通信会社)の契約状況を確認し、最適なタイミングを選ぶことが重要です。

特に確認しておきたいのが、「料金の締め日」と「解約月に料金が日割りされるか否か」です。これらの状況次第で、乗り換えのお得な時期が異なります。

主要スマホ回線(通信会社)の状況
サービス名 乗り換えベストタイミング 料金の締め日 解約月の日割り請求
ドコモ 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
au 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
ソフトバンク 締め日の3日〜5日前までにMNP転入・回線開通完了が理想 10日/20日/末日いずれか なし(1カ月分満額請求)
楽天モバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(データ使用量に応じて満額請求)
Y!mobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
ahamo 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
LINEMO 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
povo2.0 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
UQモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
IIJmio 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

BIGLOBEモバイル

毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
mineo 特になし(いつでもOK) 月末(※)

あり(解約希望日の前日までの日割り計算で請求)

イオンモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
HISモバイル 締め日の5日〜10日前 利用開始日 なし(1カ月分満額請求)
OCNモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
NUROモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
日本通信SIM 締め日の5日〜10日前 利用開始日 なし(1カ月分満額請求)

J:COM MOBILE

プランによって異なる 月末(※) 一部プランあり(J:COM MOBILE Aプラン ST)
QTmobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
y.u mobile 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
エキサイトモバイル 毎月下旬(25日〜28日までにMNP転入・回線開通完了が理想) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

(※)毎月1日~月末の利用料金を翌月に請求する

以下3パターンに分けて、乗り換えに最適なタイミングを解説します。自身の状況にあわせて確認してください。

パターン1:「月末締め」かつ「日割りなし」

日割りなし・月末締めの場合は23日〜26日の間に乗り換え手続きをするのがおすすめ

日割りなし・月末締めの場合は23日〜26日の間に乗り換え手続きをするのがおすすめ

現在、ほとんどのスマホ回線・通信会社が採用しているのが「月末締め」「日割りなし」のパターンです。

結論として、このパターンでは月の下旬に乗り換えるのがおすすめ。具体的には、23日〜25日のタイミングが最もお得かつ安心して乗り換えられるタイミングとなります。少なくとも、28日までには乗り換えが完了しているのが理想です。

以下、その理由を詳しく解説するので気になる人はチェックしてみてください。

理由1:重複して発生する料金を最小限に抑えられるから
乗り換えに適さないタイミング

料金の日割りがない」というのは、つまり「いつ解約しても同じ料金が請求される」ということ。月末締めにも関わらず「上旬」に乗り換えた場合、たった数日間しか旧回線を使っていないのに料金は丸ごと1カ月分請求されてしまうのでかなり損です。

また、乗り換えが完了した日から「楽天モバイル」の利用料金も加算されるので、実質的に2回線分の料金を支払わなければなりません。

乗り換えに適したタイミング

その反面、月末締めなら「下旬」に乗り換えることで旧回線の契約期間を最大限に活用できます。また、楽天モバイルは月末までに利用したデータ使用量次第で料金が決まる仕様です。データ使用量が3GB以下ならば料金を税込968円に抑えられるので、乗り換えた当月の費用もコントロールしやすいでしょう。

キャンペーンを利用して乗り換える

理由3:楽天モバイルは乗り換え月の費用をコントロールしやすいから
楽天モバイル

楽天モバイルは月末までに利用したデータ使用量次第で料金が決まる仕様です。データ使用量が3GB以下ならば料金を税込968円に抑えられるので、乗り換えた当月の費用もコントロールしやすいでしょう。

例えば、12月25日に「楽天モバイル」に乗り換えた場合、12月25日〜30日の6日間のデータ使用量を3GB以下にすることで乗り換え月に重複する料金を最小限に抑えられます。

料金プランを確認する

理由2:月末ギリギリだと回線の切り替えが翌月に持ち越されるリスクがあるから

「下旬」といっても、30日や31日など月末ギリギリに乗り換えるのはあまりおすすめできません。万が一、月内で乗り換えが完了しなかった場合、旧回線側で翌月分の料金が発生してしまうリスクがあるからです。

楽天モバイル 乗り換えいつ

乗り換え(MNP/番号移行)をする場合、楽天モバイルでの回線開通手続きが完了した時点で、旧回線が解約となります(一部例外あり)。

「eSIM」で申し込めば最短数時間以内で回線を開通できますが、「SIMカード」は郵送のため手元に届くまでに数日かかります。30日や31日など月末ギリギリに申し込んだ場合、月内で乗り換えを完了できないかもしれません。

さらに、本人確認書類の不備などスムーズに手続きが進まない可能性も考慮すると、締め日の10日〜5日前を目処に余裕を持って手続きをするほうが安心でしょう。

キャンペーンを利用して乗り換える

パターン2:「月末締め以外」かつ「日割りなし」

例:日割りなし・20日締めの場合は12日〜14日の間に乗り換え手続きするのがおすすめ

例:日割りなし・20日締めの場合は12日〜14日の間に乗り換え手続きするのがおすすめ

締め日が「月末」以外であっても、日割りがないなら「パターン1」と考え方は変わりません。締め日の5日〜10日を目処に、乗り換えの作業を開始をするのがおすすめです。

なお、ソフトバンクの締め日は10日・20日・月末の3パターン存在します。My SoftBankで自身の締め日を把握したうえで、乗り換えスケジュールを立てましょう。

パターン3:日割りあり

7日に乗り換えた場合、1日〜6日までの利用料金が日割りで請求される

例:7日に乗り換えた場合、1日〜6日までの利用料金が日割りで請求される

格安SIMの「mineo(マイネオ)」や「J:COM MOBILE」の一部プランのように、解約月の月額料金が日割りされる場合は、当月中に利用した日数に応じた金額が請求されます。

例えば「mineo(マイネオ)」の場合、解約日の前日までの日割り計算で料金が請求される仕組みです(締め日は月末)。7日に乗り換えを完了させたとすると、1日〜6日までの利用料金が日割りで翌月に請求されるというわけです。

したがって、いつ乗り換えてもお得感に大きな違いはありません。月初でも月末でも、締め日にかかわらず自身の都合のいいタイミングで乗り換えるとよいでしょう。

よくある疑問:「2年縛り」や「解約金」は確認しなくてOK?
楽天モバイル イメージ画像

2022年7月1日に実施された電気通信事業法施行規則改正の影響で、「2年定期契約(俗にいう2年縛り)」の制度は全面的に撤廃されています。

したがって、いつ乗り換えても「契約解除料(解約金/違約金)」はかからないケースがほとんどでしょう。解約金があるとしても「上限1100円まで」というルールがあるので、あまり心配する必要はありません。

やること2:キャンペーン情報をチェックしておく

楽天モバイル 乗り換えキャンペーン

楽天モバイルでは、乗り換え(MNP)で契約すると楽天ポイントをもらえるキャンペーンを多数実施しています。せっかく楽天モバイルに乗り換えるなら、キャンペーンを活用してお得に乗り換えるのがよいでしょう。

そこで以下、他社から楽天モバイルへの「乗り換え」で利用できるキャンペーンを(キャンペーン同士の併用パターンも込みで)お得順にまとめました。

順位 キャンペーン名とキャンペーンコード(略称) 単体で獲得できる楽天ポイント 開催期間
【1位】単独利用 三木谷キャンペーン(2798) 1万4000ポイント付与 終了日未定で常時開催中
【1位】単独利用 新生活応援キャンペーン(2677) 1万4000ポイント付与 2025年5月31日(土)23時59分まで
【1位】単独利用 学生応援キャンペーン(2676) 1万4000ポイント付与 2025年5月31日(土)23時59分まで
【2位】単独利用 楽天モバイル紹介キャンペーン(1784) 1万3000ポイント付与 終了日未定で常時開催中
【2位】併用 他社から乗り換えでポイントプレゼントキャンペーン(2091) 1万ポイント付与 終了日未定で常時開催中
初めての申し込みで3000ポイントプレゼントキャンペーン(1173) 3000ポイント付与 終了日未定で常時開催中
【2位】併用 他社から乗り換えでポイントプレゼントキャンペーン(2091) 1万ポイント付与 終了日未定で常時開催中
楽天カード会員限定キャンペーン(1234) 3000ポイント付与 終了日未定で常時開催中
【2位】併用 他社から乗り換えでポイントプレゼントキャンペーン(2091) 1万ポイント付与 終了日未定で常時開催中
楽天銀行会員限定キャンペーン(2660) 3000ポイント付与 終了日未定で常時開催中
【8位】単独利用 ただいまキャンペーン(2207) 2162ポイント付与 終了日未定で常時開催中

乗り換えで一番おすすめなのは、「三木谷キャンペーン(2798)」です。回線(SIM)のみ契約する場合に併用可能なキャンペーンがないものの、複数のキャンペーンを併用したケースと比較しても、トータルで最も多くの楽天ポイントを獲得できます。

なお、獲得できるポイント数だけで比較すれば「新生活応援キャンペーン(2677)」や「学生応援キャンペーン(2676)」も同率1位ですが、これらのキャンペーンは対象年齢が設定されているうえ、楽天カード会員しか利用できません。

その点、三木谷キャンペーンは年齢や参加資格などは定められておらず、特設ページから申し込むだけで簡単に適用できます。さらに、再契約や2回線目の申し込みにも対応しているので、利用できるユーザーも幅広いです。最大限お得に楽天モバイルへ乗り換えたい人には、三木谷キャンペーン(2798)」の利用を強くおすすめします。

申込みはこちら

やること3:MNPワンストップに対応しているか確認する

MNPワンストップ

続いて、現在利用している回線の業者が、「MNPワンストップ」という仕組みに対応しているかどうかをチェックします。「MNPワンストップ」に対応している業者であれば、MNP予約番号の手間を省くことができます。

楽天モバイルで引き継ぎたい電話番号を入力するだけで、簡単にMNP申請を完了できるというわけです。

乗り換え元 楽天モバイル乗り換え時のMNP予約番号の取得
NTTドコモ 不要(MNPワンストップ対応)
ahamo 不要(MNPワンストップ対応)
au 不要(MNPワンストップ対応)
UQ mobile 不要(MNPワンストップ対応)
povo 不要(MNPワンストップ対応)
ワイモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
LINEMO 不要(MNPワンストップ対応)
日本通信SIM 不要(MNPワンストップ対応)
センターモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
LPモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
IIJmio 不要(MNPワンストップ対応)
NUROモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
イオンモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
BIGLOBEモバイル 不要(MNPワンストップ対応)
J:COM MOBILE 不要(MNPワンストップ対応)
エキサイトモバイル 必要(MNPワンストップ非対応)
LIBMO(リブモ) 必要(MNPワンストップ非対応)
QTモバイル 必要(MNPワンストップ非対応)
y.u mobile 必要(MNPワンストップ非対応)
b-mobile 必要(MNPワンストップ非対応)
NifMo 必要(MNPワンストップ非対応)
ロケットモバイル 必要(MNPワンストップ非対応)
TONEモバイル 必要(MNPワンストップ非対応)
LinksMate(リンクスメイト) 必要(MNPワンストップ非対応)

MNPワンストップに対応している業者から楽天モバイルに乗り換える場合は、「MNP予約番号」を取得する必要がありません。何もせず次のステップに進んでOKです。

一方、「MNPワンストップ非対応」と記載している業者から楽天モバイルに乗り換える場合は、事前に「MNP予約番号」を取得しなければなりません。

MNP予約番号を使った乗り換え手順

とはいえ「MNP予約番号」はWebサイトで簡単に申請・取得できるケースがほとんど(取得は基本無料)。長めに見積もっても、10分ほどあれば取得できるはずです。

ただし、MNP予約番号には「15日間」の有効期限がある点には注意が必要です。15日以内に他社回線の開通が完了しなければ、その番号は無効になってしまいます。回線の切り替え日の8〜10日前を目安に発行しておくとスムーズでしょう。

よくある疑問:MNP予約番号を発行したら即時解約になる?
楽天モバイル イメージ画像

MNP予約番号を発行しても、現在使用中の通信会社が解約されることはありません。安心してください。解約されるのは、あくまでも楽天モバイル回線の開通(切り替え)が完了した時点です。MNP予約番号を発行した後、15日以内に申し込みをおこなわければ、変わらず契約された状態が続きます。

やること4:手持ちの端末が楽天モバイルに対応しているか確認する

楽天モバイルのSIMパターン

楽天モバイルへの乗り換えパターンは、以下の2つに大別されます。

  1. スマホ本体は手持ちのものを使い、SIM(eSIM、SIMカード)のみを契約する
  2. 楽天モバイルが販売している端末とセットで回線契約する

このうち(2)の端末とセットで契約するパターンなら、難しいことは何もありません。楽天モバイルのSIMカードがセットで届くので、そのまますぐに使用できます。

注意したいのは、(1)の手持ちのスマホを楽天モバイルで使いたいパターン。手持ちのスマホを使う場合は、その端末が楽天モバイルで使えるかどうかを確認しなければなりません。動作確認ができていない機種だと、楽天モバイルでは使えない可能性があります。

手持ちの端末が楽天モバイルに対応しているかどうか判断するには、楽天モバイル公式サイトの「動作確認済のスマホ」ページでチェックするのが手っ取り早いです。質問に沿って端末の特徴を入力していけば、利用できるか否かの診断結果が表示されます。

端末の対応状況を確認する

「この製品は楽天回線対応製品です」と表示された場合

楽天モバイル対応

上図と同じように「楽天回線対応製品です」と表示されていれば、その端末は問題なく楽天モバイル回線で使えます。

iPhoneであれば「iPhone 6s」以降の機種はすべて楽天モバイルに対応しているので、あまり心配する必要はありません。対してAndroidスマホは、楽天モバイルに対応していない機種もあるので注意が必要です。同じ機種でも販売元のキャリアによって対応可否が異なる場合もあります。

「この製品は一部の機能がご利用いただけます」と表示された場合

楽天モバイル 回線対応

「一部の機能がご利用いただける端末です」と表示された場合は、画面をスクロールして対応している機能の詳細をチェックしてください。

「4Gデータ通信」「通話」「SMS」に対応していれば、十分普段使いできます。この3点に対応しているかで利用の可否を判断するとよいでしょう。

「この製品はご利用いただけません」と表示された場合

楽天モバイル 非対応

「この製品はご利用いただけません」と表示された場合、その端末は楽天モバイル回線に適用していないことを意味します。楽天モバイル回線を利用するには、回線契約とセットで新しい端末に買い替えるほかありません。

楽天モバイルでは、端末購入時に利用できるお得なキャンペーンが複数開催されているので、ぜひチェックしてみてください。

やること5:「SIMカード」か「eSIM」か決めておく

楽天モバイル SIMカード

楽天モバイルは、「eSIM」と「SIMカード」の両方を取り扱っています。申し込み時にSIMのタイプをスムーズに選択できるように、あらかじめ概要や特徴を確認しておきましょう。

  SIM eSIM
構造 カードをデバイスに挿入 デバイスに内蔵、カード不要
乗り換え方法 物理的にSIMカードを入れ替える オンラインで管理・変更する
デバイス設計 SIMスロットが必要 SIMスロットが不要
利用方法 SIMカードを手配して郵送で受け取る ネットで回線の契約・開通ができる
乗り換えにかかる時間 2〜7日 最短3分(※)
デバイス ほぼすべての機種が対応 対応機種が限られる

(※)AIかんたん本人確認(eKYC)」で本人確認を行った場合

一般的に「eSIM」はオンラインでスピーディーに回線を開通できるメリットを持ちます。しかし、楽天モバイルでは「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認をおこなわない場合、SIMカード選択時と同様に数日間の待機時間が発生します。郵送物を受け取るまで、開通手続きを進められません。

締日ギリギリなど、楽天モバイルに乗り換えたい場合は、eSIMを選択したうえで、「AIかんたん本人確認(eKYC)」を済ませてください。「AIかんたん本人確認(eKYC)」を利用することで、郵送物を待たずに最短3分でMNP転入および回線開通が可能となります。

eSIMについて詳しくチェック

やること6:本人確認書類を用意する

楽天モバイルに乗り換える際には、本人確認書類の提出を求められます。必要な本人確認書類を確認し、あらかじめ用意しておけばスムーズに申し込みできるでしょう。

楽天モバイル 本人確認書類

(※)補助書類として、発行から3カ月以内の公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道)、住民票、届出避難場所証明書のいずれかが必要

表で詳しくチェック
契約方法 本人確認方法 本人確認方法の概要 対象の書類
店舗 店頭で本人確認書類を提出 店舗に本人確認書類を持参(原本のみ。コピー不可)
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 運転経歴証明証
  • 精神障がい者保健福祉手帳(※)
  • 療育手帳(※)
  • 身体障がい者手帳(※)
  • 健康保険証(※)
  • 日本国パスポート(※)
  • 住民基本台帳カード(※)
オンライン 本人確認書類を撮影・アップロード 対象の本人確認書類を撮影し、アップロード
AIかんたん本人確認(eKYC) 本人確認書類と自身の顔を撮影する。最短即日より開通可能(eSIMを選んだ場合のみ選択可)
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
楽天グループに提出済みの書類を流用 楽天銀行・楽天証券・楽天生命いずれかの本人確認記録を連携 不要
SIMカードの配送時に本人確認書類を提示する SIMカードを受け取る際に配達員に本人確認書類を提示する
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 日本国パスポート(※)

(※)補助書類として、発行から3カ月以内の公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道)、住民票、届出避難場所証明書のいずれかが必要

楽天モバイルへの契約を進める際には、書類の有効期限や記載内容(氏名、住所など)が最新であることを必ず確認しましょう。

「引っ越し後で住所を変更した」「結婚や離婚などで苗字が変わった」という場合は、本人確認書類を最新の情報に更新してから提出することをおすすめします。住所や氏名が不一致の場合、手続きがスムーズに進みません。

本人確認について詳しくチェックする

やること7:必要に応じて名義を変更しておく

乗り換え元と乗り換え先で契約者名義が一致していないと、MNPの手続きがスムーズに進みません。

楽天モバイル 名義変更

例えば、「親の名義で回線を契約をしている」「結婚や離婚などで苗字が変わった」といった場合は、あらかじめ乗り換え前の通信会社で名義の変更を済ませておくのがおすすめです。

なお、楽天モバイルの「実店舗(ショップ)」で契約する場合に限り専⽤の委任状を提出すれば、乗り換え前の通信会社での名義変更を経ずにMNPの手続きが可能です(2024年7月より運用開始)。詳しくは、以下を確認してください。

名義変更について詳しくチェックする

やること8:必要に応じてSIMロックを解除する

SIMロック端末

「SIMロック」とは、自社販売の端末に他社のSIMカードを挿して使えないように制限する仕組みのこと。手持ちの端末にSIMロックがかかっていると、楽天モバイルのSIMカードを挿入してもモバイルデータ通信や通話ができません。

2021年9月30日「以前」に以下の対象キャリアで販売されたスマホには、この「SIMロック」がかかっている可能性があります。あらかじめ確認し、SIMロック解除の手続きをしておきましょう。

なお、総務省の指導により2021年10月1日時点で「SIMロック」は廃止されました。したがって、2021年10月1日以降に新しく発売された端末には、購入先のキャリアを問わずSIMロックがかかっていません。

手持ちの端末が2021年10月1日以降に購入したものであれば、SIMロックの確認も解除もしなくてOKです。

やること9:必要に応じてメールアドレス持ち運びサービスに申し込む

キャリアメール持ち運び

2021年12月頃から、主要キャリアで「キャリアメール持ち運びサービス」の提供が開始されました。このサービスを利用すれば、楽天モバイルへの乗り換え後もキャリアメールアドレス(@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jp、@au.comなど)を維持できます。

メール持ち運びサービスを提供しているキャリア
  対象メールアドレス 月額料金(税込)

ドコモ

@docomo.ne.jp

330円

ソフトバンク

  • @i.softbank.jp
  • @softbank.ne.jp

  • 月額:330円
  • 年額:3300円

au

  • @ezweb.ne.jp
  • @au.com
330円

メール持ち運びサービスをチェック

やること10:楽天モバイルで利用できる支払い方法を確認しておく

楽天モバイルに登録できる支払い方法は以下の通り。どの方法も利用できない人は、あらかじめクレジットカード・デビットカードの発行や銀行口座の作成などの準備が必要です。

支払い方法 楽天ポイントの還元率 手数料 料金請求日・支払い日
楽天カード 合計2% 0円 毎月11日ごろ
楽天カード以外のクレジットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
デビットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
銀行口座振替 1%

毎月110円

毎月27日ごろ

お得感を重視するなら、「楽天カード」を使うのがおすすめです。楽天モバイルの料金を楽天カードで支払うと、通常1%の楽天ポイントに加えて、楽天カード利用分として1%が加算され、合計2%のポイントが還元されます。

さらに、楽天モバイルと楽天カードを組み合わせることで、楽天カード会員限定のキャンペーンを活用できたり、スマホ本体の分割払いで手数料を節約できたりと、多くのメリットがあります。楽天モバイルを最大限お得に利用したいなら、わざわざ発行する価値はあるでしょう。

やること11:楽天会員情報に登録している内容を確認しておく

楽天モバイルの申し込みやキャンペーンの適用には楽天会員IDが必要です。楽天会員でない場合は、事前に登録を済ませておきましょう(登録は無料)。

また、すでに楽天IDを持っている人も、登録された情報が最新のものか確認しておくことをおすすめします。

楽天モバイル 契約者情報

楽天モバイルに申し込みをする際、楽天IDに登録されている情報が契約者情報としてそのまま自動的に反映されます。氏名や住所、電話番号など、楽天IDに紐付いている情報がそのまま契約者情報として扱われるため、正しい情報を登録しておくことが重要です。

楽天IDに登録されている情報(氏名や住所など)に誤りがある場合、本人確認書類の整合性が取れず、申し込みが正常に処理されません。

MNPワンストップで楽天モバイルに乗り換えてみた、実際の手順をスクショ付きで解説

ここからは、実際に楽天モバイルに乗り換える具体的な手順をスクショつきで解説します。

ステップ1:スケジュールを立てて「やることリスト」を消化する

現在契約中の通信会社の請求締め日を確認し、スケジュールを立てて「やることリスト」を消化しましょう。

下表は2025年5月に「日割りなし・月末締め」の通信会社から、楽天モバイルへの乗り換え(MNP転入)を検討している場合のスケジュールの一例です。

(例)「日割りなし・月末締め」の通信会社から、楽天モバイルへの乗り換え(MNP転入)を検討している場合のスケジュール
理想のスケジュール やること
2025年5月1日〜23日まで
 
必要に応じて旧通信会社でSIMロック解除の手続き(※)をする
必要に応じて旧通信会社でメールアドレス持ち運びサービスに申し込む
必要に応じて旧通信会社で名義の変更をする
手持ちの端末が楽天モバイルに適応しているか確認する
2025年5月23日〜28日まで 必要に応じて、旧通信会社でMNP予約番号を取得する

楽天モバイルでMNP(乗り換え手続き)を開始する

楽天モバイルの開通(旧通信会社の解約完了)
2025年5月31日 旧通信会社の請求締め日

(※)2021年9月30日以前にドコモ・au・ソフトバンクで購入した端末を引き続き楽天モバイルでも利用する場合にのみ必要

前述したように、請求締め日を1日でも過ぎると翌月1カ月分の料金が余計に請求されてしまいます。月末締めの場合は、余裕を持って5月28日までには乗り換えを完了させておくのが理想です。

ステップ2:一番お得なキャンペーンを適用して楽天モバイルに申し込む

乗り換えキャンペーン お得ランキング

冒頭で述べた通り、楽天モバイルに乗り換えるなら「三木谷キャンペーン」を単独で利用するのが一番お得です(2025年5月現在)。楽天ポイントを1万4000ポイント獲得できます。

申込みはこちら

キャンペーンの特設ページにアクセスする

画面をスクロール

画面をスクロール

「Rakuten最強プランお申し込み」をタップ

「Rakuten最強プランお申し込み」をタップ

三木谷キャンペーンの特設ページにアクセスしたら、画面を下にスクロールしてお申し込みはこちらボタンをタップします。繰り返しになりますが、特設ページを経由していない場合は、楽天ポイントは付与されません。必ず特設ページを経由して申し込んでください。

楽天IDでログイン

楽天IDでログインする

楽天IDでログインする

手続きを進めるにあたって、楽天会員情報でのログインが求められます。楽天IDとパスワードを入力してログインしてください。

クーポンコード適用を確認する

クーポンコードの適用を確認する

クーポンコードの適用を確認する

ログイン後、申込み画面の一番上にクーポンコード「WTPRMI20250411」が表示されているか確認します。

クーポンコードが表示されていない場合は、時間超過等でセッションが切れている可能性があるます。もう一度、特設ページにアクセスして楽天モバイルお申し込みボタンを押してください。

「Rakuten最強プラン」を選択する

「プランを選択する」をタップ

「プランを選択する」をタップ

プランの選択画面にはデフォルトで「Rakuten最強プラン(通常タイプ)」が表示されるはずなので、[プランを選択する]ボタンをタップします。

15分かけ放題オプションの有無を選択する

15分かけ放題オプションの加入を見直す

15分かけ放題オプションの加入を見直す

画面を下にスクロールしつつ、必要に応じて通話や保証などのオプションを選択しましょう。オプションは申し込み後の追加・解約も可能です。

ここで注意したいのがデフォルトで「15分かけ放題」オプションに加入する設定になっていること。必要ないなら、「加入しない」に切り替えてください。

SIMのタイプを選択する

「SIMカード」と「eSIM」を選択する

「SIMカード」と「eSIM」を選択する

「この内容で申し込む」をタップする

「この内容で申し込む」をタップする

SIMタイプのうち「SIMカード」または「eSIM」のどちらかを選択し、この内容で申し込むをタップします。デフォルトでは「SIMカード」が選択されているので、「eSIM」を選びたい人は設定を変える必要があります。

なお前述した通り、「eSIM」を選択したとしても「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませない限りは、郵送物を受け取るまでMNP転入および回線の開通ができません。

本人確認を済ませる

契約者情報の一致にチェックを入れる

契約者情報の一致にチェックを入れる

本人確認方法を選択する

本人確認方法を選択する

「契約者情報と本人確認書類の情報が一致していることを確認しました」にチェックを入れたら、本人確認をおこないます。以下4つの方法から本人確認の方法を選んでチェックを入れてください。

楽天モバイルの本人確認方法
  • 楽天グループに提出済の書類で確認する:楽天証券もしくは楽天生命のユーザーのみ利用可能。すでに提出済みの本人確認書類が使用される
  • 書類画像をアップロードで確認:本人確認書類を撮影し、アップロードする
  • AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能
  • 受け取り時に自宅で確認:SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示)

本人確認方法を選択したら[次へ進む]をタップ。画面の案内に従って本人確認を完了させましょう(詳細は前述)。

楽天モバイルに早く乗り換えたい人は、「AIかんたん本人確認(eKYC)」がおすすめ。前述したSIMタイプで「eSIM」を選択した場合にのみ利用できる本人確認方法です。AI(人工知能)を用いて本人確認書類に写っている写真と、リアルタイムで撮影した顔写真を照合し、本人であるかどうかを確認します。

AIかんたん本人確認を利用した場合は郵送を待つ必要がない

AIかんたん本人確認を利用した場合は郵送を待つ必要がない

「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、審査完了後すぐにオンラインでMNP転入・および回線開通が可能です。締め日ギリギリに乗り換える場合など、急ぎの契約や即日利用したい場合に便利です。

逆に「AIかんたん本人確認(eKYC)」を選択しない場合、「eSIM」「SIMカード」ともに郵送のため手元に届くまでに数日かかります。締め日ギリギリに申し込んだ場合、月内で乗り換えを完了できないかもしれません。

MNPを選択して電話番号を入力する

「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択

「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択

現在使用中の番号を入力して「次に進む」をタップする

現在使用中の番号を入力して「次に進む」をタップする

続く画面で「他社から電話番号そのままで乗り換え」を選択。画面をスクロールし、自身が現在使用している電話番号を入力します。なお、「MNPワンストップ」を利用する・しないにかかわらず、この時点では使用中の電話番号を入力するだけでOKです。

MNPについて詳しくチェックする

支払い方法を選択

「プランのお支払い」項目をタップ

「プランのお支払い」項目をタップ

支払い方法を選択

支払い方法を選択

「プランのお支払い」項目に楽天会員情報に登録中の支払い方法が反映されます。変更したい場合は、タップして任意の方法を選択しましょう。楽天モバイルで利用できる支払い方法は前述した通りです。

支払い方法 楽天ポイントの還元率 手数料 料金請求日・支払い日
楽天カード 合計2% 0円 毎月11日ごろ
楽天カード以外のクレジットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
デビットカード 1% 0円 毎月11日ごろ
銀行口座振替 1%

毎月110円

毎月27日ごろ

申込みを確定させる

「申し込む」をタップ

[申し込む]をタップ

三木谷キャンペーンのクーポンコードが適用されていることを確認

三木谷キャンペーンのクーポンコードが適用されていることを確認

楽天ポイント使用の有無を選択したら、[申し込む]をタップします。続く画面でプラン内容やオプション、MNP転入電話番号などを確認し、[この内容で申し込む]を押してください。

「この内容で申し込む」をタップ

[この内容で申し込む]をタップ

利用規約を一読してチェックを入れる

利用規約を一読してチェックを入れる

あらためて申し込み内容や電話番号を確認し、[この内容で申し込む]をタップ。「重要事項説明・利用規約」を確認してチェックを入れたうえで、[同意して申し込む]ボタンを押してください。

「同意して申し込む」をタップ

[同意して申し込む]をタップ

申し込み完了画面

申し込み完了画面

最後に、「お申し込みを受け付けました」と表示されていれば完了です。そのまま[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]をタップしてください。

ステップ3:MNPの申請手続きをする

ここからは、一例として「MNPワンストップ」を利用してソフトバンクからMNP転入する手順を紹介します。MNPワンストップに対応していない通信会社から乗り換える場合は手順が異なるので、公式ページなども合わせて確認してください。

「my 楽天モバイル」にアクセスしてステータスを確認

楽天会員情報でログインする

楽天会員情報でログインする

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]をタップすると、楽天会員情報の入力画面に遷移します。ユーザーIDやパスワードを入力して「my 楽天モバイル」にログインしましょう。

「my 楽天モバイル」に正常にログインできたら、後述する[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]ボタンが表示されるまでしばらく待ちます。筆者の場合は10分程度で表示されましたが、最大で1日かかるケースもあるようです。

ステータスを確認

ステータスを確認

「my 楽天モバイル」にログインすると、トップ画面で申し込みの状況(ステータス)を確認できます。「申込内容を確認中」と記載されている場合は、審査中です。電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行うボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。筆者の場合は10分程度で表示されましたが、数日かかるケースもあるようです。

なお、ステータスが変わるごとに楽天会員情報に登録したアドレス宛にメールで通知が届きます。「my 楽天モバイル」にずっと張り付いている必要はありません。

「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」ボタンをタップ

「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」をタップ

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]をタップ

電話番号を確認する

電話番号を確認して[申請をする]をタップ

しばらくして[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]ボタンが表示されたら、これをタップ。続く画面に引き継ぐ電話番号が表示されるので、確認して改めて[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]に進みましょう。

通信会社を選択する

通信会社を選択する

[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップ

[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップ

現在使っている通信会社を選択します。「MNPワンストップ」に対応している通信会社の場合は、[MNPワンストップの申請ページへ進む]ボタンが表示されるのでこれをタップしましょう。

乗り換え元の通信会社のサイトで手続きをおこなう

ユーザー専用サイトへログイン

ソフトバンクのユーザー専用サイトへログイン

暗証番号が求められることもある

暗証番号が求められることもある

通信会社のログインページが表示されます。IDやパスワードを入力してログインしましょう。

この時、契約時に設定した4桁の暗証番号(ネットワーク暗証番号)の入力が求められることがあります。どうしても思い出せない人は事前に再設定をしておくとスムーズです。

ソフトバンクの場合、MNPに関する注意事項が表示された

ソフトバンクの場合、MNPに関する注意事項が表示された

問題なければ[次へ]をタップ

問題なければ[次へ]をタップ

MNPに関する注意事項が表示されます。一読して問題ないか確認しましょう。この後は、各通信会社の案内にしたがって手続きを進めてください。

楽天会員情報でログイン

楽天会員情報でログイン

「MNP予約番号が登録されました」と記載されていればOK

「MNP予約番号が登録されました」と記載されていればOK

通信会社での申請が完了すると、自動的にmy 楽天モバイルの画面に遷移します。楽天会員情報でログインすると、画面上部にポップアップで「MNP予約番号が登録されました」と表示されます。

ステータスが「MNP転入待ち」に変わるまで時間を置く

ステータスが切り替わるまでしばらく待つ

ステータスが切り替わるまでしばらく待つ

「準備中」という画面が表示されたら、「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるまでしばらく待ちましょう。SIMのタイプや本人確認の方法によって、MNP転入までにかかる日数が変わってきます。

SIMのタイプ 本人確認方法 「MNP転入を開始する」ボタンが表示されるタイミング
SIMカード 2〜7日後(郵送でSIMカードを受け取り次第)
eSIM AIかんたん本人確認(eKYC) 最短3分
書類画像をアップロードで確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
受け取り時に自宅で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)
楽天グループに提出済の書類で確認 2〜7日後(郵送で書類を受け取り次第)

「eSIM」を選択しかつ「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認を済ませた人は、すぐにMNP転入・および回線開通が可能です。

逆に、「AIかんたん本人確認(eKYC)」での本人確認をおこなわない場合、eSIMもSIMカードと同様に数日間の待機時間が発生します。郵送物を受け取るまで、開通手続きを進められません。

ステップ4:MNP転入&回線開通をして初期設定を済ませる

手元に楽天モバイルのSIMカードなどが届く

楽天モバイルへの申込後、郵送物が届いたら(AIかんたん本人確認をした場合はeSIMアクティベートの準備ができたら)、MNP転入と回線開通をしましょう。

すべての設定が完了するまでは、Wi-Fi環境に接続しておくことをおすすめします。また、iPhoneの電池残量にも注意してください。

「MNP転入を開始する」ボタンをタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

my 楽天モバイルで[MNP転入を開始する]ボタンが表示されたら、タップして手続きを開始します。

なお、MNP転入て手続きが完了した時点で、転入元(今まで利用していた携帯電話会社)での契約は解約となります。SIMカード選択した場合は、必ず手元にSIMカード本体が届いた後に手続きをしてください。

注意事項を確認する

注意事項を確認する

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]をタップ

[MNP転入を開始する]ボタンを押すと、MNP転入に関する注意事項が表示されます。一読して問題なければ[MNP転入を開始する]をタップしてください。

「成功」と表示されていればOK

「成功」と表示されていればOK

開通手続きが完了するまで待つ

開通手続きが完了するまで待つ

MNP転入の申請が問題なくおこなわれると、画面上部にポップアップで「成功」と表示されます。この表示を確認したら、乗り換え元と乗り換え先(楽天モバイル)間でMNP転入手続きがおこなわれます。電波状況の良い場所で完了までしばらく待ちましょう。

公式サイトでチェックする

必要に応じてAPN構成プロファイルを削除する(iPhoneのみ)

APN構成プロファイル(Access Point Name構成プロファイル)とは、スマートフォンやタブレットがインターネットに接続するために必要なネットワーク設定を含んだ情報ファイルのことです。

iPhoneでは、この「APN構成プロファイル」は1種類しか保持できない仕様になっています。古いAPN構成プロファイルが残ったままだと、新しい回線に必要な設定が適切に反映されず、楽天モバイル回線のモバイルデータ通信が正常に動作しない場合があります。必要に応じて、削除しておきましょう。なお、NTTドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用していた場合はこの作業は不要です。

iPhoneでAPN構成プロファイルを削除する手順
「設定」アプリをタップ

「設定」アプリをタップ

「一般」をタップ

「一般」をタップ

iPhoneの「設定」アプリを開いたら、「一般」に進みます。

「VPNとデバイス管理」に進む

「VPNとデバイス管理」に進む

削除したい構成プロファイルをタップ

削除したい構成プロファイルをタップ

「VPNとデバイス管理」に進み、削除したい構成プロファイルをタップします。

「プロファイルを削除」をタップ

「プロファイルを削除」をタップ

「削除」をタップ

「削除」をタップ

あとは「プロファイルを削除」→「削除」の順にタップすればOKです。

楽天モバイル回線を開通する

ステータスが「回線開通待ち」になっているか確認

ステータスが「回線開通待ち」になっているか確認

my楽天モバイルでステータスが「回線開通待ち」になっていることが確認できたら、楽天モバイルの回線を開通します。手順は「eSIM」と「SIMカード」で異なります。自身の状況に合わせて確認してください。

eSIMの開通手順
「eSIM開通用のQRコードを表示する」をタップ

[eSIM開通用のQRコードを表示する]をタップ

QRコードを表示する

QRコードを表示する

my 楽天モバイルに[eSIM開通用のQRコードを表示する]ボタンが表示されたら、これをタップ。QRコードが表示されるので、「現在操作中のスマートフォンで楽天回線を開通したい方はこちら」をタップしてください。

「開通手続きを行う」をタップ

[開通手続きを行う]をタップ

15分かけ放題に加入しない場合は「後にする」をタップ

15分かけ放題に加入しない場合は[後にする]をタップ

[開通手続きをおこなう]をタップすると、15分かけ放題への加入を勧められます。必要なければ「後にする」を押してください。

「許可」をタップ

[許可]をタップ

「続ける」をタップ

[続ける]をタップ

自動的にiPhoneの設定アプリが起動し、新規eSIMアクティベートの許可が求められます。問題なければ[許可]を押しましょう。「eSIMをアクティベート」といった画面に切り替わったら[続ける]をタップします。

「成功」と記載されていればOK

「成功」と記載されていればOK

「my 楽天モバイル」アプリの画面に戻り、「開通手続きが完了しました」というポップアップが表示されていれば開通完了です。

キャリア設定アップデート

iPhoneの場合、回線の開通後に「キャリア設定アップデート」というポップアップが表示されるケースがあります。このポップアップが表示された場合は、「アップデート」ボタンを押してください(ポップアップは必ず表示されるわけではありません)。

誤って「今はしない」を押してしまった場合は、「設定」アプリを開き「一般」→「情報」に進むとポップアップが再度表示されるので、「アップデート」を押しましょう。

SIMカードの開通手順
電源オフ

SIMカードの入れ替えをおこなう前には、必ずスマホの電源を切りましょう。起動したまま入れ替え作業をおこなうと、端末の故障につながるおそれがあります。

ICチップ部分を取り外す

ICチップ部分を取り外す

台紙から、ICチップのある部分を取り外します。チップ部分に皮脂や汚れ、ほこり、水分などがつくと不具合の原因になります。なるべくICチップ(金属部分)に触れないよう、取り扱いには注意してください。

nanoSIMサイズにSIMカードを切り離す

nanoSIMサイズにSIMカードを切り離す

楽天モバイルで提供されるSIMカードは、初期状態では「microSIM」として利用できるサイズになっています。しかし、iPhoneやほとんどのAndroidスマホでは「nanoSIM」を採用しているため、一回り小さいサイズに調整する必要があります。

ICチップ周辺のプラスチック部分を軽く押し出せば簡単に切り離すことができます。カードを破損しないよう丁寧に扱いましょう。

nanoSIMサイズにする

nanoSIMサイズにする

上の写真ように、一回り小さいサイズに切り離せていればOKです。

SIMピンを用意する

SIMピンを用意する

SIMトレイを引き出すにあたって、「SIMピン」を用意します。楽天モバイルのSIMカードには同梱されていないので自身で用意しなければなりません。

見当たらない場合は、ペーパークリップ、つまようじ、安全ピンなど、身近にある先端が細いものでも代用可能です。

端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュ

端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュ

続いて、端末の側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュして、挿し込み口(トレイ)を取り出します。

一部Androidスマホ(Xperiaなど)穴がないタイプは、そのままトレイを爪で引き出して取り出せます。

SIMカードをセットする

SIMカードをセットする

トレイが引き出せたら、既存のSIMカードを取り外し、楽天モバイルのSIMカードを乗せて挿し込みます。

このとき、斜めに欠けている角部分が合うようにSIMカードを置き、トレイと端末のプッシュ穴の位置を合わせて水平に押し込むと正しい向きで装着できます。

キャリア設定アップデート

iPhoneの場合、回線の開通後に「キャリア設定アップデート」というポップアップが表示されるケースがあります。このポップアップが表示された場合は、「アップデート」ボタンを押してください(ポップアップは必ず表示されるわけではありません)。

誤って「今はしない」を押してしまった場合は、「設定」アプリを開き「一般」→「情報」に進むとポップアップが再度表示されるので、「アップデート」を押しましょう。

動作確認する

最後に、モバイルデータ通信や通話、SMSの受信が問題なくできるか、動作確認しましょう。

なお、楽天モバイル回線を開通・MNP転入した直後は、データ通信や通話機能が正常に動作しないことも珍しくありません。少し時間を置いて、端末を再起動してから動作確認することをおすすめします。

コントロールセンターを表示させる

コントロールセンターを表示させる

iPhoneの場合、ホーム画面を右上から少し下にスワイプしてコントロールセンターを表示させます。Androidスマホも同じく画面を上から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示させてください。

通信設定の項目をタップ

通信設定の項目をタップ

Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信をオンにする

Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信をオンにする

コントロールセンターやクイック設定パネルを表示できたら、通信設定の項目をタップ。Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信をオンにします。

Safariなどのブラウザを起動する

Safariなどのブラウザを起動する

適当に検索してみる

適当にキーワードを入力して検索してみる

「Safari」や「Chrome」などのアプリを起動して、適用に何かを検索してみてください。検索結果が正しく表示されるかを確認したら、いくつかのウェブページを開いてみましょう。ウェブページがスムーズに読み込まれた場合は、問題なく開通ができています。

一方、検索結果が表示できなかった場合は、モバイルデータ通信ができていません。Androidスマホの場合は、後述するAPN設定をおこないましょう。iPhoneの場合は、APN設定は手動でおこなう必要はありません。モバイルデータ通信ができない場合は、もう一度前述したAPN構成プロファイルのチェックをした後、再起動を試してみてください。

必要に応じてAPN設定をおこなう(Androidスマホのみ)

モバイルデータ通信ができていない状態

モバイルデータ通信ができていない状態

動作確認をした結果、モバイルデータ通信ができなかった場合は、APN設定をおこないましょう。ここでは、一例としてPixel 8(Android 14)での設定手順を紹介します。機種やOSごとに設定手順が異なるので、自身の状況に応じて個別に確認しましょう。

AndroidスマホでAPN設定をする手順
「ネットワークとインターネット」をタップ

[ネットワークとインターネット]をタップ

Androidスマホで「設定」を開いたら、[ネットワークとインターネット]をタップ。

「SIM」をタップ

[SIM]をタップ

「Rakuten」をタップ

[Rakuten]をタップ

[SIM]→[Rakuten]の順にタップ。

画面をスクロール

画面をスクロール

「アクセスポイント名」をタップ

「アクセスポイント名」をタップ

画面を一番下までスクロールして[アクセスポイント名]をタップ。

画面右上の[+]ボタンをタップ

画面右上の[+]ボタンをタップ

アクセスポイント情報を入力

アクセスポイント情報を入力

画面右上の[+]ボタンをタップして、下記の表の通りに入力・選択してください(名前は自由に設定可)。

名前 楽天【rakuten.jp】
APN rakuten.jp
MCC 440
MNC 11
APNタイプ default,supl
APNプロトコル IPv4/IPv6

ANPローミングプロトコル

IPv4/IPv6
PDPタイプ IPv4/IPv6

表に記載された項目以外は未入力・未設定で構いません。

「保存」をタップ

[保存]をタップ

入力・選択が完了したら、忘れずに保存してください。これで設定は完了です。「APN」の一覧に保存したAPN情報が表示されています。

最後にブラウザでウェブサイトを開いてみたり、SNSアプリを使ってみたりして、インターネットに接続できるかどうかを確認しましょう。

ステップ4:楽天モバイル回線開通後に利用できるキャンペーンをチェックする

楽天モバイルは、回線開通後に利用できるキャンペーンや特典も豊富です。ぜひ活用してください。

キャンペーン・特典名 特典内容
初めての3GB超過利用キャンペーン 楽天ポイント1000pt付与
初めての20GB超過利用キャンペーン 楽天ポイント1500pt付与
テザリング利用キャンペーン 楽天ポイント100pt付与
楽天モバイルキャリア決済利用キャンペーン 支払い金額の2%分の楽天ポイントを還元
YouTubeプレミアム 3カ月無料体験キャンペーン YouTubeプレミアム 3カ月無料
楽天ミュージックを追加料金無しで利用できる 楽天ミュージックをひと月あたり30日間で5時間まで無料で利用できる
NBA Rakutenを追加料金無しで利用できる 楽天モバイル契約者はNBAの試合が見放題
楽天ドライブを追加料金無しで利用できる スマートフォン向けのクラウドストレージを50GBまで無料で利用できる
EDITED BY
MOEGI