新規または他社からの乗り換え(MNP転入)で楽天モバイルを契約する際、料金はいつから発生するのでしょうか。課金開始日をあらかじめ知っておけば、楽天モバイルに乗り換えるスケジュールを決めやすくなります。
本記事では、楽天モバイルの課金開始日はいつなのか解説。課金開始日を確認する方法や、契約初月の日割りはあるのか、課金開始日を遅らせることはできるのかなど、気になる疑問についても答えています。
楽天モバイルの課金開始日まとめ、初月の日割りはある?
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」はデータ通信量に応じて料金が変動する仕組みであるため、月の途中から利用を開始しても初月料金に日割りは適用されません。加入月の月末まで使ったデータ通信量に応じた料金が翌月に請求されます。
課金開始日は新規申し込みや乗り換え(MNP転入)など、申し込みの内容によって異なります。
課金開始日 | |
---|---|
新規申し込み(SIM・eSIM) | 楽天モバイルの提供が開始された日、または配送完了データが楽天モバイルへ通知された日のいずれか早い方 |
MNP乗り換え(SIM・eSIM) |
楽天モバイルの提供が開始された日 |
楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)から移行(SIM・eSIM) | 楽天モバイルの提供が開始された日 |
※Rakuten最強プラン申し込みの場合
新規申し込みであれば、SIMカードなどを郵送で受け取り、配送完了データが楽天モバイルへ通知された日が課金開始日となります。乗り換え(MNP転入)の場合は、乗り換え元の通信会社から転入先の楽天モバイルへ回線が切り替わった日が課金開始日です(SIM・eSIM)。
またSIMタイプでeSIMを選択し、「AIかんたん本人確認(eKYC)」にて新規申し込みをした場合、手続きを完了させた日(開通日)が課金開始日となります。
なお、MVNOの楽天モバイル(ドコモ・au回線)からRakuten最強プランに移行する人は、移行した日が課金開始日となりますが、移行月はMVNOの楽天モバイル(ドコモ・au回線)の月額料金のみの請求となります(新たに申し込んだオプション料金は除く)。Rakuten最強プランの月額料金については、移行月の翌月から発生します。
楽天モバイルの課金開始日を確認する方法
楽天モバイルのSIMカードが届いたら、利用する端末でインターネットに接続ができる状態にしておきましょう。楽天回線対応端末であれば、iPhoneやAndroidスマホにSIMカードを挿すだけでインターネットに接続できるはずです。
インターネットに接続できない場合はAPN設定が原因として考えられます。以下の記事を参照してください。
楽天モバイルの課金開始日(請求日)は、「my 楽天モバイル」アプリから確認できます。my 楽天モバイルアプリをインストールしたら、アプリを起動して楽天IDでログインをしましょう。


my 楽天モバイルにログイン後、「ホーム」タブから右上にあるメニューボタン
をタップ。メニューから[契約プラン]を選択します。

契約プランのメニューが開いたら、「Rakuten最強プラン」の右側にある[i]をタップ。画面下部にプラン利用開始日(課金開始日)が表示されます。続けて[プラン・サービスの利用開始日を見る]をタップすると、オプションなどの詳細な課金開始日の確認ができます。
上の画像の場合だと、2020年4月8日に楽天モバイルの課金が開始され、プランに付随するSMSやユニバーサルサービス料なども同日に課金開始されていることがわかります。


my 楽天モバイルアプリの「利用料金」タブから請求額を確認できる
「利用料金」タブでは、請求金額を確認できます。楽天モバイルは毎月1日から月末までの料金が翌月の4日頃に確定します。そのため課金開始日にかかわらず、前月の月末までに使った分が請求されるわけです。
翌月になると前月分が集計され、4日頃に前月分の料金が確定。請求タイミングや引き落とし日は、下記の通り支払い方法によって異なります。
支払い方法 | 請求のタイミング | 引き落としのタイミング |
---|---|---|
クレジットカード | 毎月1日から月末までの利用料金を翌月11日頃にクレジットカード会社へ請求 | 各クレジットカード会社のスケジュールに準ずる |
デビットカード |
毎月1日から月末までの利用料金を翌月11日頃に金融機関へ請求 | 毎月11日頃に引き落とし (請求のタイミングと同時) |
口座振替 | 毎月1日から月末までの利用料金を翌月27日に金融機関へ請求 | 毎月27日に引き落とし (土日祝日の場合は翌営業日) |
画像の例(クレジットカードで支払い)でみると、2月分の料金が3月4日に確定し、クレジットカード会社へ3月11日頃に請求。引き落とし日については、クレジットカード会社のスケジュールに準じます。
楽天モバイルの課金開始日に関するよくある疑問と答え
楽天モバイルの課金開始日について、よくある疑問点と回答をまとめました。
課金開始日(開通日)を遅らせることはできる?
申し込み内容によりますが、課金開始日を遅らせることはできます。
楽天モバイルでは、新規申し込みをしてSIMカードなどを受け取り、配送完了データが楽天モバイルへ送信された日が課金開始日になります。この仕組みから、運送会社へ依頼してSIMカードを受け取る日を遅らせれば課金開始日を先送りすることは可能です。しかし、長期間受け取らないと返送されるリスクもあり、推奨はできません。
乗り換え(MNP転入)であれば、乗り換え元から楽天回線に切り替わった日が課金開始日になります。そのため、SIMカード受け取ってから回線切り替え作業のタイミングを遅らせれば、課金開始日も後ろ倒しできます。こちらの方法も、MNP予約番号の有効期限切れなどの懸念があります。
eSIMかSIMカードかで請求日は異なる?
eSIMとSIMカードによる請求日の違いはありません。
楽天モバイルは毎月1日から月末までの料金を集計して翌月の4日頃に確定するため、SIMタイプによる請求日の違いはありません。
課金開始日は月末がよい?
新規申し込みや乗り換え(MNP転入)など申し込み内容によるため、一概に月末がよいとはいえません。
乗り換えの場合、ほとんどの通信会社が「月末締め」「日割りなし」を採用しており、いつ乗り換えても1カ月分の料金が乗り換え元から満額請求されます。乗り換える月は、乗り換え元の通信会社と楽天モバイルの二重で料金を支払うパターンが多く、満額請求される乗り換え元を月末近くまで使うほうが無駄な期間を少なくできます。そのため、楽天モバイルの課金開始日は月末にしたほうがよいとされています。

ただし、30日や31日に乗り換え作業をすると、元の通信会社の締め日を跨いでしまう可能性があります。本人確認書類の不備などでスムーズに手続きが進まない可能性も考慮すると、余裕を持って加入する月の19~25日くらいに手続きをおこなうのが無難です。月の下旬までは、乗り換え元でSIMロック解除やメールアドレスの持ち運びサービスへの申し込み、必要なら名義変更などの準備期間に充てるというわけです。
乗り換えのスケジュールについては以下の記事で詳しく解説しています。
楽天モバイルから電話番号が付与される新規申し込みであれば、月末に申し込んで翌月の初めごろにSIMカードを受け取って課金開始日にするとよいでしょう。
少し早めに申し込みをして、楽天モバイルの締め日である月末に近い日を課金開始日にすると、短い期間で月末までの料金が請求されます。たとえば30日が課金開始日で31日(締め日)までに100MBほどしか使っていなかったとしても、3GBまでの月額料金1078円が翌月に請求されてしまいます。