インスタのDMに既読をつけないで見る方法──既読回避できる5つの裏技も解説

「既読」に関してよく挙がる疑問にも回答

インスタグラムの特定のユーザー・グループとメッセージを送りあえるダイレクトメッセージ(DM)。DMでは、メッセージを受信した相手がメッセージの内容を閲覧すると「既読」がつくようになっています。メッセージを閲覧したと相手に知らせる便利な面がある一方で、既読にしたら「すぐ返事を送らなくてはならない」とプレッシャーを与えてしまう側面もあります。

本記事では、インスタで既読をつけずにDMのメッセージを見る設定方法を紹介します。既読回避できる5つの裏技もあわせて解説するので、古い端末を使用しているなど公式の機能を利用できない場合の参考にしてください。

目次

インスタの設定からDMの既読表示をオフにする方法

2024年3月のアップデートにて、DMの既読表示をオフにできる設定が登場しました。これにより、すべてのチャット、もしくは特定のチャットの既読をオフにすることができるようになりました。

この機能をオンにすると、DMを送受信しているどちらか(グループチャットの場合は参加しているメンバーのうちの誰か1人)が既読表示をオフに設定していると、両者のメッセージ画面において「既読」マークが表示されなくなります。

メニューボタン​​から「メッセージとストーリーズへの返信」をタップ

プロフィール画面右上の設定ボタン
メッセージとストーリーズへの返信

すべてのチャットで既読表示をオフにするには、プロフィール画面右上のメニューボタン​から[メッセージとストーリーズへの返信]へ。

「開封証明」をオフにする

開封証明を表示
「開封証明」をオフに

[開封証明を表示]へ進み「開封証明」をオフにすれば完了です。

特定のチャットで既読表示をオフにする方法
ユーザー名をタップ
プライバシー・安全

すべてのチャットではなく特定のチャットのみで既読表示をオフにしたい場合は、オフにしたいDMを開きユーザー名をタップし、[プライバシー・安全]を開きます。

「開封証明」をオフに

「開封証明」をオフにすれば、設定の解除は完了です。

「消えるメッセージモード」の場合
「開封証明」がオフになっていても既読表示がされる
「開封証明」がオフになっていても既読表示がされる

「開封証明」がオフになっていても既読表示がされる

スレッドを閉じるとやり取りしたメッセージが消える「消えるメッセージモード」では、開封証明をオフにしていたとしても既読表示がされてしまいます。後述する既読回避の方法を試すようにしてください。

【裏技】その他の既読表示をオフにする方法

ここからは、公式の手順ではなくちょっとした裏技を用いて既読表示をオフにする方法を解説します。

方法1:スレッドを開かず、スレッドリスト画面で読む

最も原始的なやり方は、メッセージを受信したスレッドを開かずに、DMのスレッドリスト画面上に表示されたメッセージを確認するというものです。

メッセージが1件だけで短い文章なら内容が読める

メッセージが1件だけで短い文章なら内容が読める

メッセージが2件以上あると内容が表示されない

メッセージが2件以上あると内容が表示されない

届いたメッセージが1件のみで、短い文章であれば、DMのスレッドリスト上で既読を付けずに内容を確認することが可能です。

ところが、相手からのメッセージが2件以上の場合はメッセージが何件溜まっているかが表示されてしまうため、スレッドを開かない限り内容がわかりません。

読める文字数は10文字程度

受信したメッセージが1件のみであっても、読める文字数は10文字程度(改行していたら1行分のみ)に制限されており、それ以上はスレッドを開かないとわからないようになっています。文字数は使っている端末のサイズなどによって異なります。

オンラインがバレる緑のドットに注意

オンラインがバレる緑のドットに注意

スレッドを開かずにメッセージを読む時に注意したいのが、緑のドットマークです。これは、「今インスタを見ている」というオンラインの証で、スレッド上のアイコン横に表示されます。

緑のドットがついているのにも関わらずメッセージを開かないでいると、「オンラインなのになんで読んでくれないの?」と相手に思われてしまうかもしれません。

方法2:スマホのロック・ホーム画面に届く通知で読む

Instagramアプリを開かずに、スマホのロック・ホーム画面上でDMを確認する方法です。ここで読むメッセージには「既読」がつきません。

通知で読むためには、メッセージが届く前にインスタの通知をオンに設定しておきましょう。

iPhoneの場合

iPhoneのロック画面

iPhoneのロック画面

スマホのロック画面を利用して、既読をつけずにDMを読む方法です。DMを受信するとロック画面に通知が届き、メッセージの内容が確認できるようになっています。

複数件受信しているパターン
DMを開かずにほぼすべてのメッセージを確認できる

メッセージを複数件受信しているパターンでは、溜まったメッセージをタップし上にスクロールすることで、DMを開かずにほぼすべてのメッセージを確認できました。

通知部分を長押し
既読をつけずに全部読める

行数の多いメッセージも通知部分を長押しすると既読をつけずに全部読める

1件のメッセージに対して何行もあるものは、3D Touch・触覚タッチなどの長押しや表示機能を利用してメッセージ全体を閲覧することも可能です。iOS 13以降を搭載するiPhone 6s以降のモデルであれば、ロック画面またはホーム画面のメッセージを長押し(押し込み)で内容を表示できます。

ただし、インスタグラム内のDMスレッドでは長押し表示は使えません。ロック・ホーム画面に限った活用術である点に注意してください。

Androidスマホの場合

ロック画面のメッセージ通知で∨ボタンをタップ
6件まで表示される

Androidスマホ(AQUOS sense4)のロック画面

Androidスマホ(AQUOS sense4)で同じように試したところ、ロック画面のメッセージ通知で[∨]ボタンをタップしても6件までの表示が限界でした。

ホーム画面でも同様に、通知ドロワーを下方向へスライドさせると6件までメッセージが読めるようになります。

ロック画面のメッセージ通知で∨ボタンをタップ
行数の多いメッセージも既読をつけずに確認できる

行数の多いメッセージも既読をつけずに確認できる

行数の多いメッセージを受信した場合も、ロック・ホーム画面の通知ドロワーを下方向へスライドさせることで全体の表示が可能です。

機種やOSバージョンによっては表示できるメッセージ件数が異なります。また、誤ってタップしてしまうと、意図せずDMスレッドが開かれてしまうので注意してください。

方法4:アカウントの制限機能を使って読む

アカウントの制限」は、特定の相手からのコメントとDMをブロックできる機能です。

相手からメッセージを受信したタイミングで一時的にその相手に対してアカウント制限を使うと、既読をつけずにメッセージを読めます。以下の手順に沿って実行してください。

DM受信時に「アカウントの制限」を実行

制限するをタップ

DMが届いたらスレッドを開かずに、相手のプロフィール画面を表示させます。画面右上のメニューボタン​(Android版は)​​から[制限する]をタップしてください。

DMの「リクエスト」へ移動し、メッセージを読む

リクエストに移動している
リクエストに移動している

DMを開くと、アカウントの制限を実行した相手とのチャットが[リクエスト]に移動しています。

開いても既読はつかない

リクエスト一覧にある相手とのスレッドを開き、メッセージを読みます。「リクエスト」に入っている状態のメッセージは、タップして開いても既読がつきません。

一度DMを閉じ、アカウントの制限を解除する

制限を解除を選択
制限が解除される

メッセージを読み終わったら、DMスレッドを閉じてページをいったん離れます。この時点でもメッセージは未読のままです。

続いて相手のプロフィール画面のメニューボタン​(Android版は​)から[制限を解除]を選択します。

相手画面に既読はついていない

DMへ戻ると、相手とのスレッドが「リクエスト」ではなく通常の一覧画面に戻っています。メッセージを開いた後のような状態で表示されていますが、実際には相手画面に既読はついていないので安心してください。

「アカウントの制限」を使えば、ほとんどリスクを負わずに、未読のまま相手のメッセージを読めるというわけです。もちろんアカウントを制限した事実が相手側に通知されることもありません。

方法4:機内モード+アプリの一時アンインストールで読む

機内モードは、スマホなどの通信を遮断する機能です。この機内モードとアプリの一時的なアンインストールを組み合わせることで、既読を付けずにDMを読む方法があります。ただし、機内モードのオン/オフだけでは、オフにした時点で既読がついてしまうので注意してください。

この方法は、Instagramアプリを再インストールする作業を伴います。その際にログインも求められるので、パスワードなどアカウント情報をあらかじめ確認しておきましょう。

DMを受信後、機内モードをオンにする

DMを受信
Wi-Fiはオフにして機内モードだけをオンに

DMを受信したら、スレッドを開かずに機内モードをオンにします。Wi-Fiなどを入れてしまうとオンラインになるので、Wi-Fiはオフにして機内モードだけをオンにしてください。

DMのスレッドを開き、メッセージを読む

通常どおりDMを開いてメッセージを読む
通常どおりDMを開いてメッセージを読む

機内モードの状態でインスタグラムアプリを開き、通常どおりDMを開いてメッセージを読んでください。

Instagramアプリをアンインストール後、機内モードを解除

iPhoneの場合

iPhoneの場合

Androidスマホの場合

Androidスマホの場合

読み終わったら、Instagramアプリを一度アンインストールします。機内モードの解除後、既読がつかないようにするためです。

iPhoneでは、アプリアイコンを長押しして[アプリを削除]を選択。Androidスマホでは、アイコンを長押しし「アプリ情報」などのメニューから[アンインストール]をタップし、アプリを削除します。

iPhoneアプリをアンインストール(削除)する4つの方法Androidアプリをアンインストール(削除)する方法

機内モードをオフに

アンインストールが完了した時点で、機内モードをオフにしてください。

Instagramアプリを再インストールすると未読の状態に戻る

Instagramアプリを再びインストール
相手からメッセージを受信した段階に戻っている

Instagramアプリを再びインストールし、アカウントにログインします。DMを開くと、相手からメッセージを受信した段階に戻っています。つまり、まだメッセージを読んでいない状態です。

もちろん、相手側に既読はつきません。ただし、オンラインの状態でスレッドをタップすれば、「既読」がつく点に注意してください。

方法5:既読回避アプリでDMメッセージを読む(Androidのみ)

既読をつけずにDMを読めるアプリ「既読回避サポーター」

既読をつけずにDMを読めるアプリ「既読回避サポーター」

Androidスマホには、インスタのDMに既読を付けずにメッセージを読める無料アプリがあります。現在iPhoneにはこのようなアプリが存在しないため、Androidスマホユーザーだけが使える裏ワザとなっています。

既読回避アプリは、Instagramアプリと連携してDM内容を表示しているわけではありません。端末の通知領域からメッセージ内容を取得し、既読回避アプリ上に表示させる仕組みです。

アプリは「既読回避サポーター」を使います。

アプリ「既読回避サポーター」をダウンロード
既読回避アプリを利用するうえでの注意点

既読回避サポーターは、Googleによる審査を通過しているアプリで、筆者も実際に使ってみて操作等に問題ないことを確認しているものの、確実に安全とは言い切れません。利用のために通知へのアクセス許可を有効にするので、既読を回避してメッセージを読むことができます。そのアクセス許可には相手の名前などの個人情報や受信したメッセージの本文も含まれます。

万が一開発元にトラブルがあれば、情報の流出などのリスクもあります。これは既読回避サポーターだけでなく、このような種類のアプリすべてで言えることです。

そのようなリスクがあることを承知した上で、それでもなお使いたい場合に限り、自己責任で使うようにしましょう。

既読回避サポーターの使い方は次の通りです。

既読回避アプリに「通知へのアクセス」を許可する

「よく見る質問」タブからクリックして許可するへ
既読回避サポーターをタップ

既読回避サポーターをインストールしたら、「よく見る質問」タブから[クリックして許可する]へ。端末の設定画面に遷移するので、「許可されていないアプリ」から[既読回避サポーター]を選びましょう。

「通知へのアクセスを許可」のスイッチをオン
ポップアップ表示でも許可をタップ

「通知へのアクセスを許可」のスイッチをオンにし、ポップアップ表示でも[許可]をタップしてください。

インスタアプリの通知設定をオンにする

通知が届かないと既読回避アプリでメッセージを表示できないため、インスタアプリとAndroidスマホの両方でDMの通知が届くようになっているか確認します。必要であれば通知設定をオンにしてください。

自分のプロフィール画面右上にあるメニューボタン​​から
お知らせを押す

まずインスタアプリを開き、自分のプロフィール画面右上にあるメニューボタンメニューボタン​をタップし、お知らせを押してください。

メッセージを選択
「個人・グループチャットからのメッセージ」の項目を「オン」に

[メッセージ]を選び、「個人・グループチャットからのメッセージ」の項目を「オン」にしましょう。

「システム設定のその他のオプション…」を開いて、通知をオンにする

システム設定のその他のオプション
通知をオンに

インスタの「メッセージ」画面を下にスクロールし、[システム設定のその他のオプション…]をタップします。すると端末のアプリごとの通知設定画面に遷移するので、[Instagramのすべての通知]をオンにするか、DMだけ通知をオンにするなら[「Direct」のすべての通知]をオンにしてください。

これですべての設定は完了です。以降は自動で既読回避サポーターのアプリが通知を読み取ってくれます。

メッセージが届いたら既読回避アプリで内容を確認する

「Instagram」タブでメッセージをタップ
既読を付けずに相手からのメッセージを読める

インスタのDMでメッセージが届いたら、既読回避サポーターを開きます。「Instagram」タブでメッセージをタップすると、既読を付けずに相手からのメッセージを読めます。

ただし既読回避サポーターは、アプリ使用前に受信したメッセージは読み込みません。受信済みのメッセージで既読を付けずに読みたいなら、上記の方法1〜4を試してみるしかありません。

既読回避サポーターはインスタだけでなくLINEのメッセージも既読を付けずに読むことができます。

アプリ「既読回避サポーター」をダウンロード

インスタDMの既読についてよくある疑問と答え

DMへの既読の仕組みやグループDMでの既読についてなど、よくある疑問とその答えをまとめました。

すべてのメッセージに既読がつかないのはなぜ?

インスタDMでは最新のメッセージにしか既読がつかない仕様だからです。

既読は最新のメッセージにしかつかない

既読は最新のメッセージにしかつかない

DMの「既読」は、スレッドを開いたタイミングで届いたメッセージに付くものです。

注意したいのは、最新のメッセージだけにしか既読マークが表示されない点です。既読がついていない他のメッセージは「読まれていない?」と勘違いしがちですが、実際は“既読がついたところまで”が読まれた範囲にあたります。

グループDMでも既読をつけずに読める?

本記事のいずれかの方法を使えば、グループDMでも既読をつけずに読むことができます。

ただし、方法3で紹介した「アカウントの制限」は特定の相手にのみ有効です。グループDMでは利用できないので注意してください。

グループDMでは誰が既読済みなのかがバレる?

グループDMでは、既読マークの横にアカウント名も表示されます。そのため、誰が読んでいて、誰が未読なのかが分かるようになっています。

既読をつけたユーザー名が表示される

既読をつけたユーザーアイコンが表示される

複数人と同じスレッドでメッセージのやりとりができるグループチャットでは、誰がどこまで読んだかが分かる仕様になっています。最後に読まれたメッセージに、既読とユーザーアイコンが表示される点に注意してください。

急に最新メッセージに既読がつかなくなったのはなぜ?

既読設定を変更したか、相手が既読をつけない読み方をしている、メッセージを読んでいないために既読がつかないといったことが考えられます。

最近になって既読がつかなくなった場合、DMの既読表示をオフにする方法で設定を変更した可能性が考えられます。この方法で設定を変えると、相手と自分のどちらのスレッド上で既読表示がされなくなります。そのため、それまで既読が確認できていた場合でも既読マークがつかなくなるようなことが起こります。

他にも、本記事の方法1方法2方法4方法5のいずれかの方法を使えば、既読をつけずにメッセージを読むことができます。

その他の原因については、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。

検証バージョン
iPhone 13 Pro
iOS
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AQUOS sense 4
Android
13
Instagram
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Instagram
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既読回避サポーター
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