LINEの既読をつけないで読めるアプリ おすすめ総まとめ

定番アプリ6本とその使い方

LINE(ライン)でメッセージが届いた際、内容は確認したいけれど既読はつけたくないという人も多いはず。既読をつけずに読む方法はいくつかありますが、専用のアプリを使えばその都度既読を回避する操作が必要なく便利です。

そこで本記事では、LINEの既読をつけずにメッセージが読めるおすすめアプリを6本紹介。既読回避アプリのそれぞれの長所・短所を挙げながら、使い方もわかりやすく解説します。

なお、これら既読回避アプリは現在、Android向けのみが配信されています。残念ながらiOSでは利用できないため、iPhoneユーザーはその他の既読回避方法を検討してください。

目次

LINEで既読をつけないアプリとは?

メッセージを確認してもすぐには返信できない、相手に暇だと思われたくない、恋愛での駆け引き、苦手な相手だからあまりかかわりたくない……など、既読をつけずにLINEのメッセージを確認したいケースはさまざまです。

Androidスマホユーザーなら既読をつけずにLINEのメッセージを確認できる「既読回避アプリ」を活用しましょう。既読回避アプリをインストールすると、既読回避アプリ上でLINEのメッセージが読めるようになります。LINEアプリでメッセージを閲覧しているわけではないので、既読にならない仕組みです。

既読回避アプリの知っておきたい注意点

便利な既読回避アプリですが、今回紹介する5本をはじめ共通して次のような注意点があります(「Niagara Launcher」は既読回避アプリではないので例外)。

  • あらかじめ通知設定が必要:アプリに対して、通知へのアクセス許可設定が必要。また、通知に表示されない状態(LINEのトークルームを開いた状態でメッセージを受信した場合など)では既読回避アプリにメッセージが反映されません。
  • Android 11以降は写真・動画などの受信が制限される:メディアファイル全般が取得できません。OSのバージョンにかかわらず、写真の取得が可能かどうかはアプリによって異なります。

既読回避アプリを使えば送信が取り消されたメッセージも読める

既読回避アプリであわせて覚えておきたい便利ワザとして、「送信取り消し」されたメッセージを読むという使い道があります。

LINEの送信取消機能
LINEの送信取消機能

LINEの送信取消機能

前述のように、既読回避アプリがLINEの通知を読み込んでメッセージ内容を取得するわけですが、送信取り消し前のメッセージはそのままアプリに残った状態になります。あらかじめ既読回避アプリを使っていれば、相手が送信取り消ししたメッセージも確認できてしまうのです。

LINEに近い使用感の既読回避アプリ「あんりーど」

LINE 既読回避アプリ あんりーど

「あんりーど」は、LINEグループからのトークも分けて確認できることが特徴の既読回避アプリです。使いやすさはもちろん、トークリストも見やすいアプリとなっています。

おすすめポイント
  • トークリストやトークルームの表示がLINEとほぼ同じ
  • LINEグループ、個別トークを分けて確認可能
  • Android 10以前なら写真も受信できる
  • フォントサイズの変更ができる
  • 動作が軽く、メッセージの受信漏れが少ない
惜しいポイント
  • 長い文章だと途中で途切れてしまうことがある
  • まれにメッセージが受信できないことがある
  • 相手のアイコン変更の反映が遅い
  • グループ名が表示されない

あんりーどのトークリストは、LINEのトークリストとよく似ています。メッセージの間隔が適度に空いているので見やすいのがポイントです。

あんりーどのトークリスト
あんりーどのトーク画面

LINEグループから送られたトークも、グループごとに受信してくれます。ただしグループ名は表示されないので注意が必要です。

確認したいトークをタップした時の反応が良く、動作も比較的軽い印象。トークルームの背景も、LINEのデフォルト背景によく似ています。

スタンプの確認やURLの参照もできます。絵文字つきのメッセージも確認可能ですが、LINEの絵文字は通知画面と同様に(わーい)(ハート)などの文字になります。

写真以外のメディアファイルは受信できません。Android 11以降の場合は、OS側の制限により写真の閲覧はできず、「〇〇が写真を送信しました」というメッセージのみが表示されるようになっています。Android 10以前を搭載する端末は、写真の確認が可能です。

有料プランに加入すればAndroid 11以降でも写真表示が可能に
有料のプレミアムプラン

「あんりーど」では、Android 11以降でも写真を表示できるようになる有料のプレミアムプランが提供されています。プレミアムプランに加入すると、写真表示が可能(ベータ版)になるほか、広告非表示やトークごとの個別の通知設定などの機能を利用できるようになります。

吹き出しマークをタップするとLINEが起動
トーク画面でのフォントサイズを変更できる

吹き出しマークをタップすると、LINEが起動して既読がつきます。誤ってタップしても、LINE起動前に警告メッセージが表示されるので、うっかり既読をつけてしまう心配がありません。

設定メニュー​から、トーク画面でのフォントサイズを変更できます。URL参照時に開くブラウザも、デフォルトで設定しているブラウザに変更が可能な点など、快適に使用できる機能が揃っています。

アプリ「きどくつけずに読むアプリ あんりーど」をダウンロード

検証した「あんりーど」アプリのバージョン: 7.0.0

インスタグラムやFacebookにも対応する「既読回避サポーター」

既読回避サポーター

「既読回避サポーター」はLINEだけではなく、インスタグラムやFacebookなど主要なSNSアプリに対応した既読回避アプリです。タブでアプリごとに切り替えてメッセージを確認することができる、シンプルで多機能な仕様になっています。

おすすめポイント
  • 複数のメッセージアプリ、SNSに対応
  • アプリごとにタブを切り替えてサッとメッセージ確認できる
  • パスワード設定や会話分析、スクリーンショットなど独自の機能が豊富
  • 動作は比較的軽め、メッセージの受信漏れが少ない
惜しいポイント
  • メッセージを受信したアプリの順番によってタブが勝手に入れ替わる
  • 不要なタブの削除や固定機能がほしい
  • LINEなどのアプリ起動時に警告メッセージがほしい
  • トークルームの広告が大きい
初期画面にはLINEとインスタグラム、Facebookのタブが配置されている

初期画面にはLINEとインスタグラム、Facebookのタブが配置されています。

各アプリの通知は設定メニューから​​可能
対応するアプリからメッセージを受信するとタブが追加される

各アプリの通知は、​​設定ボタン​をタップすると表示されるトグルでオン/オフの切り替えが可能です。カカオトークなどタブに配置されていないアプリは、対応するアプリからメッセージを受信すると自動的にタブが追加されます。

また、設定ボタン​​​からパスワードやタブの色の変更もできます。

既読回避サポーターのトーク画面
分析機能

各アプリのメッセージはタブを切り替えて確認ができます。メッセージ以外に、LINEスタンプやURLの参照が可能。写真や動画といったファイルの確認はできません。

トークルームに広告が大きく表示されるのと、メッセージ以外の「新着メッセージがあります」「〇〇がスタンプを送信しました」といった通知が大きく表示される点で、人によってはわずらわしさを感じるかもしれません。

トーク画面内の右矢印アイコンをタップすると、各アプリが起動して既読がつきます。アプリ起動時の警告メッセージは表示されないので、既読をつけたくない場合には注意が必要です。

1日のチャット回数や時間帯の分析、スクリーンショットなど、既読回避にとどまらない特有の機能が搭載されているのもこのアプリの特徴です。

アプリ「既読回避サポーター」をダウンロード

検証した「既読回避サポーター」アプリのバージョン: 3.4.6.230927

便利な通知上での既読回避を再現「既読回避ポップアップLINE」

既読回避ポップアップLINE

かつてAndroid版LINEには「通知ポップアップ」という機能がありました。メッセージを受信したときに画面上にポップアップで通知され、その中でメッセージやスタンプなどを確認できるというものです。

LINEアプリを開いていなくても、大きなポップアップ上で既読をつけずにメッセージをさっと読めたほか、スワイプすれば複数のメッセージも確かめられたため、愛用していたLINEユーザーは少なくありませんでした。

LINE 既読つけない アプリ

Android版LINEで2018年頃まで利用できた標準のポップアップ通知

ところが、この通知ポップアップはAndroid版LINEのバージョン8.17.0で廃止されてしまいました。現在でも通知上でLINEのメッセージを読むことはできますが、ポップアップほどの使い勝手のよさは失われています。

そんな便利だったポップアップ通知機能を再現しているのが、アプリ「既読回避ポップアップLINE」です。

おすすめポイント
  • かつてのAndroid版LINEの特長ともいえたポップアップ通知を再現
  • 大きな通知ポップアップ上で読めるので、メッセージを見落としにくい
  • 初期設定のチュートリアルに従えばすぐに使える
惜しいポイント
  • 通知ポップアップからアプリ設定への導線がほしい
  • 通知から直接返信する機能までは再現されていない
LINE絵文字は表示されない

LINE絵文字は表示されない

スタンプは表示される

スタンプは表示される

同アプリを起動し、チュートリアルに従って通知へのアクセスを許可したら準備は完了。あとはLINEのメッセージが届くとポップアップ通知が表示され(通知領域にも常駐)、メッセージ内容やスタンプなどが通知上で既読をつけずに読めます。

写真や絵文字は取得(表示)できませんが、それらを受信したことはわかる仕様です。また「前」「次」ボタンや左右スワイプで前後のメッセージを表示させられます。

一覧でも確認可能

「既読回避ポップアップLINE」を起動すれば、受信したメッセージを一覧でも確認することが可能です。

設定画面
スクロールできる

メッセージの履歴を保持する日数やテーマカラーの変更など、痒いところに手が届く機能も揃っています。

なお、メッセージが長い場合は全文を閲覧できない場合もありますが、1つの吹き出し(メッセージ)で相当な文字数でない限り、通知ポップアップを縦にスクロールすれば内容を確認可能です。

アプリ「ポップアップ通知 for LINE」をダウンロード

検証した「ポップアップ通知 for LINE」アプリのバージョン:3.2.6

トークルームが見やすい既読回避アプリ「のぞきみ」

既読回避アプリ のぞきみ

「のぞきみ」は、LINEやFacebookメッセンジャー、X(旧Twitter)に対応した既読回避アプリです。LINEグループからのメッセージも、既読を回避して確認できます。

おすすめポイント
  • 3種類のアプリを既読回避できる
  • アプリごとにタブで切り替えられる
  • カラーリングがそれぞれのアプリと合っていてわかりやすい
  • Android 10以前なら写真を取得できる
惜しいポイント
  • 動作が少し重め
  • フォントサイズの変更ができない、文字が小さい

トークリストはスワイプさせるとタブが切り替わり、アプリごとにメッセージの確認ができます。アプリによってタブの色も変わるので、どのアプリからメッセージが届いたのかひと目でわかります。また、通知不要のアプリは設定メニュー​からオン/オフの切り替えが可能です。

一覧画面
のぞきみのトーク画面

トーク画面の文字は小さめですが、たくさんメッセージが送られてきてもサッと確認できるくらいの十分なスペースが確保された、見やすいUIです。ただし、フォントサイズの変更はできないため、長文のやりとりが続くようなトークには不向きでしょう。

トーク画面右上の矢印アイコンをタップすると、アプリが起動して既読がつきます。アプリ起動前に警告メッセージが表示されるので、誤って既読をつけてしまう心配がありません。

メモリ使用量が多いのか、機種によっては動作が少し重く感じられるかもしれません。メッセージ以外には、Android 10以前なら写真、スタンプ、絵文字の受信が可能。送られてきた写真は、既読をつけずに拡大表示させることができます。ただし、Android 11以降は写真の受信はできません。

設定画面から個別に設定可能

LINE、Facebook、X(旧Twitter)のうちどのトークを受信するかは、設定画面から個別に設定できます。

アプリ「既読回避アプリ のぞきみ」をダウンロード

検証した「のぞきみ」アプリのバージョン: 11.1.0

簡単設定・シンプルな機能が魅力の「ナイン」

NINE(ナイン) 既読回避アプリ

「ナイン」は、簡単な設定だけで既読をつけずにLINEのトークが確認できる既読回避アプリです。すぐに返信できないけれど、内容だけを確認しておきたい時などに便利です。

おすすめポイント
  • 初期設定が簡単
  • シンプルで迷うことなく使える
惜しいポイント
  • トークの文字が薄い
  • ナイン側の通知設定を切り替えた直後はトークの受信がしづらい
  • ホーム画面にナインのウィジェットを設置できるが動作が不安定
  • 機能が少ない
  • グループ名が表示されない

基本的な設定は、ナインに通知の許可をするだけ。届いたLINEのトークは、ナインを経由して既読をつけずに確認できます。なお、過去のトークは見ることができず、ナインをインストール後のトークのみ確認可能です。

一覧画面
ナインのトーク画面

トークリストは、いつも使っているLINEのトークリストとほぼかわらないシンプルな仕様です。ナインのトーク画面は、メッセージ以外にスタンプや写真の確認も可能(Android 11以降は写真の確認は不可)。動画は見られませんが、ファイルが送信されたことはわかるようになっています。

吹き出しアイコンをタップするとLINEアプリが起動
プッシュ通知のオン/オフもワンタップで切り替えが可能

トーク画面右下の吹き出しアイコンをタップすると、LINEアプリが起動して既読がつきます。LINEを開く前に一度ポップアップで確認画面が出るので、誤タップの心配もあまりなく安心です。

プッシュ通知のオン/オフも設定から切り替えが可能。LINEのプッシュ通知との混在を防げます。ただし、LINE側の通知をオフにしてしまうと、ナインでトークが受信できないので注意が必要です。

アプリ「NINE(ナイン) 既読回避アプリ」をダウンロード

検証した「NINE」アプリのバージョン:3.0.4

既読回避にも使える通知機能を備えたホームアプリ「Niagara Launcher」

【LINE】既読回避(Niagara Launcher)

未読のままLINEなどのメッセージが読める特殊な通知機能を備えたホームアプリも存在します。なかでも既読回避に応用しやすいのが「Niagara Launcher(ナイアガラランチャー)」です。

Niagara Launcherはホーム画面とドロワーが一体になったホームアプリで、ホーム画面の通知メッセージ内でLINEのメッセージを読むことができます。

おすすめポイント
  • 特定のアプリを開かずに通知画面で既読回避できる
  • 長文のメッセージも読める
  • 複数の友だち・グループのメッセージも読める
惜しいポイント
  • 同一の友だち・グループのメッセージは最新の1件しか既読回避できない
  • 画像やスタンプは既読回避できない
  • 既読回避アプリではないので、送信取り消しされたメッセージは確認できない
LINEを選択
「LINE」を長押し

Niagara Launcherアプリをインストールしたら、初期設定としてホーム画面に配置するアプリの中からLINEを選択(その他のアプリは任意で選択してOK)。

続いて「LINE」を長押しします。

ランチャーの設定
機能

[ランチャーの設定]から[機能]へ進んでください。

通知設定
「通知の表示」をオンに

[通知設定]から「通知の表示」をオンにします。すると、LINEのメッセージを既読回避できるようになります。

通知内の>ボタンをタップ
未読のままメッセージを閲覧できる

LINEのメッセージを受信したら、通知内の[>]ボタンをタップすると未読のままメッセージを閲覧できます。

複数の友だち・グループのメッセージも確認可能で(同一の友だち・グループのメッセージは最新の1件まで)、ある程度の長さのメッセージも既読をつけずに読めるのも特徴です。

アプリ「Niagara Launcher」をダウンロード

検証した「Niagara Launcher」アプリのバージョン:1.11.5

検証バージョン
あんりーど
Android
7.0.0
既読回避サポーター
Android
3.4.6.230927
既読回避ポップアップLINE
Android
3.2.6
のぞきみ
Android
11.1.0
ナイン
Android
3.0.4
Niagara Launcher
Android
1.11.5
EDITED BY
SORA