インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)では複数ユーザーとチャットができます。機能を最大限に活用しながら、トラブルなくグループチャットを楽しむために知っておきたいのが、メンバーの追加や退出、スレッドの削除などといった仕様です。
本記事では、インスタのDMグループ作成方法をはじめ、退出・削除の手順などを解説。また、DMのグループを抜けたり削除したりしたときの挙動についても紹介します。
DMでグループを作成する方法
インスタグラムのDMには1対1でのやりとり以外にも、最大32名で会話を楽しめるグループチャット機能があります。インスタ投稿をそのままシェアできたり、グループ内の誰が既読したかがわかったりするのも、DMグループの使い勝手がいい理由でしょう。
1新規メッセージ画面を開く
ホーム画面右上のDMアイコン(飛行機マーク)をタップしてDM画面を開き、右上の鉛筆アイコンを選択します。
2メンバーを選んでグループ作成
画面に表示されたアカウントにチェックを入れます。または、画面上部の「宛先」で空欄をタップし、ユーザー名を検索することも可能です。
チェック後、右上の[チャット]をタップするとグループスレッドが作成されます。
3グループ名を決める
複数人でのスレッドには、グループ名が付けられます。画面上部の「このグループの名前を入力」で好きなグループ名を入力し[完了]してください。
4参加者の承認を得る
初めてグループに招待したメンバーには、グループへの参加の可否を選択する画面が表示されます。
相手側の画面
相手がDMスレッドを開くと、画面下にグループ参加リクエストが表示されます。ここで[承認する]が選択されれば参加完了です。
以後、参加メンバーのメッセージがグループチャット内に表示されるようになります。既読者名のほか、他の参加者が入力している際には「入力中」などと表示されます。
他のSNSに比べてメンバーの行動を把握しやすいのが特徴といえるでしょう。
5作成後のメンバー追加も可能
作成済みのグループには、簡単にメンバーを追加できます。
グループチャットを開き、右上の[i]をタップします。続いて[メンバーを追加]を選択してください。
アカウントを選んで[次へ]をタップし、[追加する]で完了です。グループメンバーであれば誰でもアカウントを当該グループに追加できます。
グループの管理者と参加者がそれぞれできること
DMグループ利用者として知っておきたいのが、グループの編集機能です。インスタのDMでは、運営者以外の人でもメンバー追加やグループ名変更などができます。ただし、管理者しかできないこともあります。
グループ名の編集
グループチャットを開き、右上の[i]ボタンから詳細設定を開きます。グループ名部分をタップすると変更が簡単にできます。
参加を承認制に変更
グループの参加を「承認制」にすることで、他の参加者がメンバーを追加する際に管理者の許可が必要になります。この設定は、管理者(グループ作成者)にしかオン/オフができません。
グループチャット右上の[i]から、「参加を承認制にする」をオンにするだけです。
他メンバーが新しくアカウントをグループに追加する際の表示
他のメンバーがグループへ新しくアカウントを追加しようとすると、「管理者の承認が必要」と表示されるようになります。
グループの完全削除
管理者(グループ作成者)は、当該グループを強制的に削除する権限があります。後述するグループスレッドの削除(非表示) とは異なり、完全削除したグループではメッセージの送受信ができなくなります。
グループチャット右上の[i]ボタンから詳細画面を開いたら、一番下にある[チャットを終了]をタップします。確認画面でもう一度[チャットを終了]を選択すると、グループメンバー全員が削除され、メッセージ機能が失われます。
ただしスレッド自体は残るため、元メンバーであれば誰でもメッセージ履歴を見返すことは可能です。
DMグループを抜けるとどうなるのか
DMのグループと距離を置く方法として「退出」があります。グループから退出すると、メッセージ履歴や他のメンバーにどのような影響があるのかを解説します。なお、グループスレッドの「削除」については後述しています。
グループを抜ける(退出する)手順
グループチャットを開き、右上の[i]ボタンをタップします。画面下の[チャットを退出]を選択したら、確認画面でもう一度[退出する]を押してください。
これでグループからの退出が完了します。次の瞬間、当該グループスレッドはDM一覧からも消えます。
自分が管理者の場合は後任が必要
自分がグループの管理者であれば、後任を決める必要があります。[管理者を選択]または[(選択せずに)退出する]を選ぶ画面が表示されるので、どちらかをタップしてください。後者を選ぶと、誰かが管理者として自動的に選出されるようになっています。
通知はされないがバレる可能性はある
グループを抜ける際に最も気になるのが、他のメンバーにどのような影響が及ぶかでしょう。インスタのDMグループの場合、退出後に「○○が退出しました」などとチャット上で周囲に通知(表示)されないため安心してください。
ただし、他のメンバーがグループに参加中のアカウント一覧を確認すれば、あなたのアカウントがなくなっているので、退出したことはがバレてしまいます。あらかじめチャット上で断ってから抜けるのがおすすめです。
これまでのメッセージ履歴は見られない
グループを退出するとDMの一覧画面からから当該スレッドが消え、グループチャットにアクセスできなくなります。そのため、これまでチャット内でシェアされたメッセージや写真・動画などを見返すことはできません。
もう一度グループへ参加するには、当該グループのメンバーに招待してもらうほかありません。
グループスレッドを削除するとどうなるのか
グループスレッドは削除も可能です。ただし、グループから完全に抜ける「退出」とは異なり、自分のDM一覧上から当該グループスレッドやメッセージ履歴を消す機能にすぎません。グループの完全削除は管理者(作成者)のみが実行できます。
グループスレッド削除の手順
DM一覧を表示したら、iOS版インスタグラムでは削除したいグループスレッドを左にスワイプ、Android版インスタグラムではスレッドを長押しして[削除]を選択します。確認画面でもう一度[削除]を選択すればスレッドの削除が完了です。
削除しても他メンバーの新規メッセージでスレッドが復活する
グループスレッドの削除後は、自らスレッドを復活させることはできません。他の参加者から新規メッセージを受信をすると、自動的にスレッドが再表示される仕組みになっています。
削除しても他メンバーにはバレないがメッセージ履歴が消える
削除前のトーク履歴は消えてしまう
グループスレッドを削除しても他のメンバーに通知されないため、周囲への影響を心配することなく利用できます。ただしスレッド削除の瞬間に、それまでのメッセージ履歴が消えてしまうので注意が必要です。
「退出」したわけではないので、誰かのメッセージを受信すると再びグループチャットができるようになります。
注意:ブロックした相手とグループスレッドでやりとりできてしまう
インスタ上で特定の相手との交流を絶つことができる「ブロック」機能。ブロックした相手からのDMは届かなくなります。ただし、ブロックする以前に相手と共通のDMグループに参加している場合、そのスレッド内であればブロックした人からのメッセージが届いてしまいます。
ブロックした相手からのメッセージ受信を完全に避けるには、前述した手順でグループから「退出」するしかありません。退出すると、あなたはグループから完全に抜け、相手のメッセージは届かなくなります。
検証したInstagramのバージョン:iOS版143.0.0.20.122、Android版144.0.0.25.119