Amazonプライムは、登録後30日間の無料体験後に料金が発生します。料金プランには月額プランと年間プランの2つがあり、どちらを選択すべきか迷う人もいるでしょう。結論から言えば、Amazonプライムを最低10カ月以上使うなら年間プランがお得です。
そこで本記事では、Amazonプライムの年間プラン(年額5900円)についてわかりやすく解説。料金プランの確認・切り替え方法なども紹介します。
Amazonプライムの年会費・月会費はそれぞれいくら?
Amazonプライムの料金プランは2つあり、登録時にどちらのプランで入るか選べます。初回登録後は30日間無料で使えますが、その期間が終われば自動で有料会員に移行し、支払いが発生する仕組みです。
| 料金(税込) | 無料体験の期間 | |
|---|---|---|
| 月間プラン | 600円/月(年換算:7200円) | 30日間 |
| 年間プラン |
5900円/年(月換算:約492円) |
30日間 |
月ごとに支払う月間プランは600円で、年1回に1年分まとめて支払う年間プランは5900円です。年間プランを月換算すると毎月492円で、1年以上プライム会員を継続するなら年間プランのほうが月間プランよりもそれなりに安くなります。
どちらの料金プランを選んでも、初回登録時は30日間の無料体験が付いてきます。
月額プランと年間プランはどちらがおすすめ?
月額プランと年間プランを選択する際の基準は、サービスを使いたい期間で判断するといいでしょう。
10カ月以上使うつもりなら年間プランがお得、解約返金の仕組みは?
月額プランで600円×10カ月間支払いを続けていると累計6000円になり、年間プランの5900円より割高になります。10カ月以上プライムを使う可能性がある人は年間プランがお得です。
1年間プライムに加入していた場合、月額プランでは累計7200円になり、一方の年間プランは5900円です。年間プランのほうが1300円節約できる計算になります。
ただし、年間プラン契約の途中でプライム会員を解約しても日割り計算による返金はありません。解約までにプライムの特典を一切使っていなければ返金される可能性もありますが、ユーザーの利用状況によっては返金されない場合もあるので注意してください。
返金の仕組みについて、Amazonカスタマーサポートに問い合わせて確認した内容をまとめて紹介します。
- 月額プランの場合、契約から14日以内かつ特典をなにも利用していない場合は返金が可能。しかし契約から14日が経過すると返金不可。14日以内でも配送特典を2回以上利用している場合は返金不可。契約から14日以内・配送特典1回のみ・デジタルコンテンツ(Prime Videoなど)を利用していない場合は200円の返金が可能
- 年額プランの場合は1年のうち、残りの月数がどのくらいかによって返金額が異なる。また、返金額も特典の利用状況によって変わる
短期間だけの利用なら月額プランがお得
どのくらいの期間プライムを使うかまだわからない人や、10カ月未満でプライムを退会する予定の人は、月額プランに申し込むのがおすすめです。月ごとの更新で支払いは毎月600円なので、初めての人でも気軽に登録・解約しやすいのが月額プランのメリットです。
月額プランの支払いが始まって9カ月までであれば、トータルで支払う金額は5400円となり、年間プラン5900円よりも安く済みます。「サービス内容を確認する上で試しに使ってみたい」「今後の見通しはまだわからない」と考えている人は、まず月額プランに入っておくのが無難でしょう。
学生ならPrime Student(プライムスチューデント)もおすすめ
大学生や専門学生(高等専門学校含む)であれば、アマプラの学割プランともいえるPrime Student(プライムスチューデント)を選択するのがお得です。
| 料金(税込) | 無料体験の期間 | |
|---|---|---|
| 月間プラン | 300円/月 | 6カ月間 |
| 年間プラン | 2950円/年 (月換算:約246円) |
6カ月間 |
料金は月額300円または年額2950円のいずれかで、通常の「Amazonプライム」の半額で利用できるのが魅力です。さらに無料体験期間は6カ月と、通常のAmazonプライムよりも長くなっています。
特典も通常のAmazonプライムとほとんど同じで、プライムビデオ見放題やAmazonでの買い物で配送料無料などの特典が受けられます。また、対象のソフトウェアの商品割引や、書籍購入時の最大10%ポイント還元など、プライムスチューデント限定の特典もあります。
プライムスチューデントの料金プランの場合も、9カ月間月額料金を支払うとトータルで2700円になり、年額プランの料金2950円よりに比べると安くなっています。ただ、10カ月を過ぎると3000円を超えてしまい、年間プランの料金のほうがお得になってしまいます。
したがって、無料体験期間を除いて10カ月以上使う可能性が高い人は年間プラン、まずは短期間だけ試してみたい人は月額プランを選ぶのがおすすめです。
料金プランを切り替えるとどうなる? タイミングは?
プライム会員のプランを変更した場合は、次の請求日(更新日)に新しいプランに切り替わります。
たとえば11月4日に月間プランに加入した場合は、毎月4日が請求日になります。このケースで11月30日に年間プランに変更したとすると、年間プランに切り替わる(5900円が請求される)のは翌月12月4日というわけです。
プライムの料金プランを確認・変更する方法
Amazonプライムの料金プランは、無料体験期間中も含めていつでも変更可能です。無料体験中に変更した場合、無料期間が終わると選択したプランの料金が請求されます。
料金プランの変更はAmazonのサイトからのみおこなえます。現在契約中のプランを確認するだけであれば、Amazonのサイトとアプリどちらからでも操作可能です。
Amazonサイトから料金プランを確認・変更する
ブラウザのAmazon公式サイトから料金プランの確認・変更をする方法を紹介します。
プライム会員情報のページにアクセスし、ログインする
まずはSafariやChromeなどのブラウザで、プライム会員情報のページにアクセスします。
Amazonアカウントへのログインが求められる場合もあります。メールアドレスまたは電話番号、パスワードなどを入力し、ログインしてください。
「プライム会員情報の管理」から加入しているプランを確認する
[プライム会員情報の管理▼]をタップすると、現在加入しているプランを確認できます。
「会員プランをもっと見る」を選択して、プランを変更する
[会員プランをもっと見る]へ進み、現在のプランが年間なら月間を、現在のプランが月間なら年間を選択。最後に[◯◯◯◯年◯月◯日に月間プラン(年間プラン)に切り替え]を押せば、料金プランの切り替え完了です。
Amazonアプリは料金プランの確認のみ可能(変更は不可)
プライムで契約中のプランは、Amazonショッピングアプリからも確認可能です。ただし、できるのは「確認」だけで、アプリ上でプランを変更することはできません。プランを変更したい場合は前述のAmazonサイトから操作をおこなってください。
アプリを起動したら、画面下の人形アイコンに切り替え、画面上部の[アカウント]を選択します。続いて[プライム会員情報の設定・変更]へ進みます。
[プライム会員情報の管理▼]をタップすると、現在の加入状況を確認することができます。
繰り返しにはなりますが、Amazonアプリからは料金プランの変更ができないので、プランを切り替えたい人は前述の方法でおこなってください。
Amazonプライムの料金プランに関するよくある疑問と答え
ここではAmazonプライムの料金プランについて、よくある質問とその答えをまとめています。
Amazonプライムの料金を支払う方法は?
Amazonプライムでは、クレジットカードやAmazonギフトカードなど6種類の支払い方法を選択できます。
- クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Dinersなど)
- デビットカード
- 携帯決済
- Paidy あと払い
- PayPay
- Amazonギフトカード
- パートナーポイントプログラム(JCBのOki Dokiポイント)
ただし、Amazonギフトカードやパートナーポイントプログラム(JCBのOki Dokiポイント)単体で会費を支払うことはできないので注意してください。クレジットカードまたは携帯決済、Paidy あと払い、またはPayPayアカウントなどと併せて選択する必要があります。
支払い方法は登録後に変更も可能です。
請求のタイミングはいつ?
ブラウザでAmazonのプライム会員情報のページを開き、[プライム会員情報の管理▼]をタップすると、次回更新日(請求日)を確認できます。
会員資格更新日が記載されている
無料体験終了後は自動で有料会員になります。継続の予定がない場合は、あらかじめ解約手続きをしておくと安心です。
勝手に登録されるのはなぜ?
無料体験後に自動で有料会員に登録される仕組みになっているからです。
会員継続について更新前に一度検討したい場合は、自動更新前の通知設定をおこなうといいでしょう。
プライム会員情報のページへアクセスし、Amazonアカウントにログイン。続いて[プライム会員情報の管理▼]をタップし、[プライム会員情報]に進みます。
「更新前にお知らせを受け取る」にチェックを入れると、期間終了の3日前にメールが送られます。
また、意図せず年間プランを登録してしまっても、Amazonプライム特典をまったく利用しなかった場合は解約すれば返金される可能性があります。そのほか利用履歴に基づいて返金が受けられる場合もあるので、カスタマーサービスに問い合わせることをおすすめします(詳しくは前述)。