テレビのHDMI端子に接続するGoogle製の小さなメディアストリーミング用デバイス「Chromecast(クロームキャスト/クロムキャスト)」。インターネット環境さえあれば、テレビの大画面でインターネットのコンテンツを楽しめるようになります。簡単な初期設定と動画などを
この記事では、Chromecastでできることは何なのかを紹介した上で、Chromecastのほとんどすべてを解説します。歴代機種のスペックや発売日、価格などもまとめています。
本記事では、第3世代のChromecastの使い方について解説します。
できることはシンプル、Chromecast(クロームキャスト)を買うべき5つの理由

Chromecast(第3世代)
Chromecast(クロームキャスト)はGoogle製のメディアストリーミングデバイス。Wi-Fi環境下でテレビのHDMI端子と電源に接続して利用するのが基本です。
スマホで楽しんでいたコンテンツをテレビの大画面でも楽しめるようになるほか、簡単なセットアップと使い方の分かりやすさも大きな特長となっています。
筆者はあまりモノゴトについて断言する性格ではありませんが、Chromecastに関してはあえて「買うべき」だと言い切ります。ただし、以下の4条件のいずれかが欠けている人にはオススメできません。
- スマホ・タブレットを使っている
- Chromecastを購入できる程度には金銭的な余裕がある
- エンタメコンテンツを自宅のテレビで楽しみたい
- 自宅にWi-Fi環境がある
上記4条件を満たしているのであれば、Chromecastを買って損することはないでしょう。Chromecastはそれほど日々のエンタメ生活に変化をもたらしてくれるデバイスなのです。
以下、Chromecastを買うべき理由を5つ挙げます。
理由1:テレビの大画面に「キャスト」「ミラーリング」できる

YouTube動画をキャストしてみたところ
Chromecastの使い方は非常に簡単です。Androidスマホ・タブレットだけでなく、iPhone・iPadなどからも利用できます。また、PCのChromeブラウザからタブやパソコン画面をキャストしたり、YouTubeなどの一部対応サイトで動画プレイヤーからキャストしたりすることが可能となります。
そのほか、GoogleフォトやYouTube Musicなどにも対応しており、クラウドに保存してある画像や音楽をテレビにストリーミングするような使い方も実現しています。
実際に使ってみるとあまり意識しないかもしれませんが、たいていのケースではChromecastを介してスマホとテレビが直で接続されるわけではありません。Chromecastが繋がっているのはWi-Fiの先のインターネットで、そこから動画コンテンツなどをストリーミングで再生するのが基本的な仕組みだからです(ミラーリング機能は例外)。
スマホのYouTubeアプリで再生している動画をキャストする場合であれば、YouTubeアプリ内のキャストボタンをタップすると、ネット上の同じ動画がChromecastを通じてテレビで再生されるということになります。
Google Homeを使って声で指示を出すこともできます。
Chromecastができるのは「キャスト」だけではありません。Android端末やPCの画面をテレビに「ミラーリング」させることもできます。
たとえば、PCのChromeブラウザで開いているタブをテレビに映し出すといったことが難なくできてしまいます。したがって、このミラーリング機能を使えば、キャスト機能に対応していないサービスでも比較的かんたんにテレビで視聴できるわけです。
理由2:豊富なChromecast対応アプリ・サービス

2013年のChromecast登場以来、対応するアプリ・サービスは増え続けています。
YouTubeを筆頭にHuluやNetflix、Amazonプライムビデオ、dTV、dアニメストア、U-NEXT、Paravi、DAZN、WOWOWオンデマンド、Google Playムービー、Abemaなど主だった動画配信サービスがキャスト機能に対応しています。
動画以外のサービスもキャストに対応しています。なかでも筆者が愛用しているのはGoogleフォトです。Googleフォトからテレビの大画面に写真やビデオを手軽にキャストして表示できるので、親戚や友人が集まったときに即席の上映会をリビングで手軽に開催できます。
理由3:必要なモノが少なく、環境構築が簡単

セットアップにスマホは必須
- スマホ・タブレット(Android/iOS)
- HDMI端子を備えているテレビやモニター
- インターネットに接続できる環境
Chromecastをセットアップするとき、スマホ・タブレット(Android/iOS)が必要です。セットアップはGoogle Homeアプリからおこないます。パソコンからのセットアップには対応していません。
当然のことながら、Chromecastを挿し込めるHDMI端子を備えているテレビやモニターも必須。あとはWi-Fi環境さえあれば、とても簡単にChromecastを使い始められます。
もちろん電源も必要です。
理由4:AndroidだけでなくiPhoneやWindows PC、Macにも対応
ChromecastはGoogle製なのでAndroid端末やChromebookだけに対応していると思われがちですが、そんなことはありません。iPhoneやiPadのほかWindows PCやMacからでもChromecastを使えます。
理由5:コスパがよすぎる、5070円という低価格
日本におけるChromecastの販売価格は5070円(税込)からです。これを安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、筆者は十二分に元を取れていると感じています。もはやChromecastなしの生活には戻れないほど、日々のエンタメ生活に利用しているからです。
【機種比較】どのChromecast(クロームキャスト)を買えばいい?
2021年12月現在、国内で販売中のChromecastシリーズには、無印の「Chromecast」(第3世代)と「Chromecast with Google TV」がラインナップされています。

Chromecast(左)とChromecast with Google TV(右)。Chromecast with Google TVのほうが本体が大きく、専用リモコンが付属する
Chromecast with Google TVは2020年10月に発表された新モデルで、Chromecastシリーズで初となるリモコンが付属します。Google TVという独自のインターフェースを搭載し、Google TVから各種コンテンツを楽しめるようになりました。従来のキャスト機能も利用できますが、ほとんどの操作はリモコンでおこなうことになるでしょう。
そのため、Chromecast with Google TVは「Chromecast」の名を冠しているものの、操作やコンテンツの楽しみ方など様々な面で従来のChromecastとは大きく異なるデバイスと言えます。

Google TV
値段の安さを重視する人や、これまでのキャスト機能だけあれば十分という人は無印のChromecast(現在は家電量販店などで購入可能)。リモコン操作でコンテンツを楽しみたい人はChromecast with Google TVを選ぶとよいでしょう。
また、2022年9月22日に従来のChromecast with Google TVの廉価版である「Chromecast with Google TV(HD)」が発売されました。リモコン操作でコンテンツを視聴したい場合でも、4K画質を楽しみたいか、そうでないかによって選択が変わってきます。1080pの画質でも問題ないのであれば、本体価格4980円(税込)の廉価版を選ぶことで出費を抑えられます。
Chromecast | Chromecast with Google TV | Chromecast with Google TV(HD) | |
---|---|---|---|
サイズ | 51.81×51.81×13.8mm | 162×61×12.5mm | 162×61×12.5mm |
画質・解像度 | 1080p HD、60fps | 4K Ultra HD、HDR、60fps | 1080p HD、HDR、60fps |
ネット接続 | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz) | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz) | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz) |
カラー | チャコール | Snow、Sky、Sunrise | Snow |
価格(税込) | 5070円 | 7600円 | 4980円 |
Chromecast(クロームキャスト)の使い方
Chromecastの最初のセットアップから基本的な使い方まで、順を追って紹介します。
テレビ接続・セットアップ(初期設定)の方法
Chromecastとテレビを接続する

左:Chromecastに電源ケーブルをセット 右:テレビのHDMI端子に接続
Chromecastに電源ケーブルをセットした上で、テレビのHDMI端子に接続します。
電源アダプタをコンセントに挿し込む

電源アダプタをコンセントに挿し込むと、Chromecastの側面のLEDライトがオレンジ色に点灯し、しばらく経つと青白い色に変化します。
テレビをHDMI入力画面に切り替える

テレビの電源を入れると、セットアップ画面が表示されます。
Chromecastが接続されているHDMI入力に切り替わっていない場合は、リモコンの入力切替ボタンを押し、Chromecastが接続されているHDMI入力を選択しましょう。
「Google Home」アプリを起動する
Google Homeアプリを起動します。
Google Homeアプリをインストールしていなければ、下記ダウンロードボタンからダウンロードしてください。
Chromecastのセットアップを開始する


この時点でスマホを自宅のWi-Fiに接続しておきましょう。
Google Homeアプリを起動し、メイン画面の[Chromecastをセットアップ]をタップしてChromecastのセットアップを開始します。まずは、Chromecastを使用する家の情報を作成します。すでにGoogle Homeアプリに家の情報が登録されている場合は、選択して[次へ]をタップしてください。
Google Homeアプリを初めてインストール・起動した場合は、最初にGoogleアカウントを選択する必要があります。


デバイスが検出されたら、スマホ上に表示されているコードとテレビ画面上のコードが合っているか確認し、[次へ]をタップします。
コードを確認する
Google HomeアプリとChromecastが接続されると、Google Homeアプリとテレビ画面に同じコードが表示されるはずです。

同じコードが表示されているか確認して、同じであれば[はい]をタップしてください。
Chromecastの機能向上に協力を求められたら[有効にする]または[キャンセル]を選択してください。
デバイスの場所を選択する

Google HomeアプリでChromecastを使用する場所が尋ねられます。今回は「リビングルーム」を選んでみました。選んだら[次へ]をタップします。
Wi-Fi接続を設定する


Chromecastで使用するWi-Fiの設定をおこないます。接続するWi-Fiを選んで[次へ]をタップした後、Wi-Fiのパスワードを入力して[接続]をタップします。
セットアップ内容を確認する

「あと少しで完了です」という画面が表示され、セットアップの内容が一覧で確認できます。一通り確認したら[次へ]をタップします。
キャスト方法をチュートリアルで学ぶ
続いて、Chromecastのチュートリアルに進みます。Google Homeアプリの指示に従ってサンプル動画をテレビ画面上で再生してみましょう。


チュートリアルでは、キャスト方法だけでなく動画の一時停止や音量調節の操作も解説してくれます。このチュートリアルをこなせば、Chromecastの基本的な操作方法が理解できるはずです。


チュートリアルを完了もしくはスキップするとセットアップは完了です。Google Homeアプリのメイン画面に先ほどセットアップしたChromecastが追加されているのが確認できます。
Chromecastに関する最新情報のメール配信を受け取るかどうかの選択などが求められることもあります。
基本的な使い方1:キャスト
YouTubeアプリを例にキャストの方法を解説します。
端末とChromecastを同じWi-Fiネットワークに接続する
手元のスマホやタブレットとChromecastを同じWi-Fiネットワークに接続します。
画面内のキャストアイコンをタップする

動画プレイヤーに表示されているキャストアイコンをタップします。表示されていなければ、動画プレイヤー部分をタップすると表示されます。
アプリによってキャストアイコンの表示のされ方は異なります。
キャスト先のChromecastを選択する

キャスト先のChromecastを選択します。
テレビにコンテンツがストリーミングされる

Chromecastを通じてコンテンツがストリーミングされます。あとはテレビで視聴するだけです。
キャスト中の再生や停止、音量調整は、基本的にキャストしたアプリ(今回はYouTube)でおこないます。

Chromecastには専用リモコンは用意されていません(Chromecast with Google TVはリモコンが付属)。スマホがリモコン代わりになります(テレビのリモコンで再生・停止できることもあります)。
スマホでキャスト中のアプリを表示しておく必要はありません。スマホからコンテンツをミラーリングしているわけではないからです。スマホで別の何かをしていても、スマホがChromecastと同じ部屋になくても、テレビでは変わらずコンテンツの再生が続きます。
YouTubeのようなChromecast対応サイトをPC版Chromeブラウザで利用していると、動画プレイヤーや音楽プレイヤーなどにキャストアイコンが表示されます。
キャストアイコンをクリックしてキャスト先を選択すれば、アプリからのキャストと同じ仕組みでテレビにコンテンツをストリーミングできます。後述するタブのキャスト(パソコンからのミラーリング)より、画質やパソコンの負荷の面で有利です。Chromecast対応サイトをキャストしたければ、とくに事情がなければキャストアイコンからキャストすることをおすすめします。
基本的な使い方2:Android端末の画面をキャスト(ミラーリング)
Android 5.0以上を搭載する端末では、端末画面をミラーリングする画面キャスト機能に対応しています。端末の省電力機能はキャストのパフォーマンスを低下させるため、解除しておいた方が無難です。
iPhoneやiPad、Windowsデバイスはミラーリング機能に対応していません。
Android端末とChromecastを同じWi-Fiネットワークに接続する
手元のAndroidスマホやタブレットとChromecastを同じWi-Fiネットワークに接続します。
通知領域を引き下げ、クイック設定パネルで[キャスト]や[画面のキャスト]をタップする

Android端末のクイック設定パネルを表示し、[キャスト]や[画面のキャスト]をタップします。
「キャスト」のようなメニューが見当たらなければ、クイック設定の編集画面のなかを探してください。
画面のキャスト先となるChromecastを選択する


キャスト先となるChromecastをタップし、続いて確認メッセージで[今すぐ開始]を選択します。
テレビに画面がミラーリングされる

すぐにAndroid端末の画面がテレビに表示されます。
基本的な使い方3:PC版Chromeブラウザでタブやパソコン画面をキャスト(ミラーリング)
PC(Windows/Mac/Chromebook)でも最新のChromeブラウザを使えば、ブラウザのタブやパソコンの全画面をキャスト(ミラーリング)できるようになります。
これによりPC画面をテレビにミラーリングできるようになるので、Chromecast未対応のニコニコ動画などをテレビに映し出すことが可能になります。ただし、画質や音質には期待できません。
PCにChromeブラウザをインストールする
PCにChromeブラウザを未インストールの場合、最新版をインストールします。
「キャスト」をクリックする

Chromeブラウザのメニューボタン
をクリックし、[キャスト]を選択します。YouTubeなど一部のウェブサイトでは、動画プレイヤーにキャストボタンが表示されるので、そちらをクリックしてキャストすることをおすすめします。PCから独立して高品質で再生されます。
キャスト先を選択する

利用できるキャスト先のリストが表示されるので、目的のChromecastを選択します。
テレビにChromeタブがキャストされる

テレビにChromeのタブがキャストされます。
キャストが有効になると、キャストボタンが青く変化し、キャスト/ミラーリング中のタブにキャストアイコンが表示されます。

キャスト先を選択するときに[ソース]をクリックして[デスクトップをキャスト]を選択することで、PCの全画面をテレビにキャストできます。
ゲストモード:Wi-Fiパスワードを来客に教える必要なし
自宅リビングのテレビにゲスト(友人・親戚など)がキャストする場合、ホスト(自分)はゲストにWi-Fiパスワードを教える必要はありません。ゲストモードを有効にしておくと、ゲストの端末でもリビングのChromecastを使ってキャストできるようになります。
もっとも、筆者が試すとゲストモードがうまく動作しないことが頻繁にあるので、自宅のWi-Fiに接続してもらったほうが話が早いのではないか……という結論に至っています。
ChromecastはWi-Fiビーコンを発信しており、Chromecast対応アプリを起動しているゲスト端末がそのWi-Fiビーコンを検出し、アプリにキャストアイコンを表示します。
実際にキャストする際は、Chromecastが生成した4桁のPINを耳に聞こえない音で自動的に転送し、端末とペア設定をおこないます(PINは手動入力も可能)。
背景(スクリーンセーバー)モードの設定方法

Chromecastの背景モード
Chromecastにコンテンツをキャストしていないとき、テレビ画面では背景(スクリーンセーバー)が表示されます。デフォルトではアートギャラリーの写真のスライドショーが表示されます。

ホームタブで目的のChromecastを選択し、表示中の画像か「背景モードを編集」をタップ

「背景モード」画面でカスタマイズできる
背景モードをカスタマイズすることで、Googleフォトに保存してある写真を使用したスライドショーなどを表示することもできます。その他、天気情報や時刻、デバイス情報などの表示設定やスライドショーの切り替え速度も変更できます。
Google Homeと連携すれば声でキャストできる
自宅でGoogle Homeを使っているなら、発話によってコンテンツをキャストすることができます。以下は音声コマンドの一例です。
- 「OK Google、(Chromecastのデバイス名)で○○の動画を見せて」(YouTube動画が再生される)
- 「OK Google、YouTubeの動画を見せて」(おすすめのYouTube動画が再生される)
スピーカーやディスプレイを使用して Chromecast 対応テレビで YouTube 動画を再生する - Android - Chromecast ヘルプ
Google Homeは人間の話しかける言葉を人間と同じように理解できません。ある程度型にはまった音声コマンドを人間側が発話してあげる必要があり、できることも限られているので、まだまだ実用性の面では手元のスマホ操作に大きく劣ります。今後に期待したいところです。
接続できない? Chromecast(クロームキャスト)の調子がおかしいときの解決策
Chromecastを使っていると何かしらの不具合が発生することがあります。筆者がこれまでしばしば遭遇したのが、アプリにキャストアイコンが表示されず、キャストできなくなる現象です(毎回、Chromecastの再起動で改善しました)。
- アプリ側にキャストアイコンが表示されない
- テレビにChromecastの画面が表示されない
このような問題が起きたとき、とりあえず簡単にできる対処法を紹介します。
はじめに基本を確認
意外と問題の原因は単純なミスにあることがあります。基本的なことを最初に確認しておきましょう。
- Chromecastを接続しているのと同じHDMI入力にテレビ設定されているか
- Chromecastは電源コードに接続されているか。電源コードはコンセントに挿し込まれているか
- Chromecast側面のLEDライトが青白く点灯しているか
Chromecast本体を再起動させる
いつもキャストしているアプリでキャストアイコンが表示されない場合、Chromecast本体を再起動すると問題が解決することがあります。
再起動のやり方はかんたん。Chromecast本体から電源コードをいったん外して、1分ほどしてから電源コードを接続しなおすだけです。Google Homeアプリを操作して再起動させることもできます。
アプリの強制終了と再起動
Chromecast対応アプリ側に問題があることも考えられます。キャストアイコンが表示されない不具合があるアプリを一度強制終了させて、再起動させてみましょう。
接続しているテレビのHDMI端子を別のHDMI端子に代えてみる
もしかするとテレビとChromecastとの接続不良が原因かもしれません。HDMI端子が複数あるテレビであれば、Chromecastを接続している端子を別のHDMI端子に代えてみましょう。
テレビの再起動
テレビの電源を切り、電源コードをコンセントから外します。Chromecast本体もHDMI端子とコンセントから外しておきます。
テレビの電源を入れ、しばらくしてからChromecast本体をHDMI端子とコンセントに接続しなおします。テレビの入力をChromecastを接続しているのと同じHDMI入力に設定してください。
Chromecastのデータ初期化

Chromecastのデータを初期化するには、Chromecastがテレビと電源に接続されている状態でChromecast本体側面にあるボタンを押しつづけてください。LEDライトがオレンジ色に点滅しはじめるので、青白い色に変化したらボタンを離します。これでChromecastが再起動し、データの初期化が完了します。
Chromecastのデータを初期化すると、出荷時の設定にリセットされます。セットアップからやり直しになるので注意してください。
Googleのヘルプページをチェックする
上記の方法を試してみても問題が解決しない場合は、ほかの対処法を試してみましょう。以下のGoogleのヘルプページで問題事例と対処法が詳しく紹介されています。
Chromecastのサポートチームに電話する
Googleのヘルプページを参考にしても問題が解決しない場合、Chromecastのサポートチームに電話(日本語対応)で問い合わせることもできます。
電話番号は下記のとおり。対応時間は午前9時~午後6時です。
- 0120-186-163
Chromecast(クロームキャスト)ユーザー向けのクーポンについて
Chromecast発売当初、Chromecastユーザー向けにお得なクーポンが配布されることが度々ありました。具体的には、Google Playで映画を無料レンタルできるクーポンや、Google Playクレジットを付与するクーポンなどを入手できていたのです。配布されたクーポンの合計額は、Chromecast本体の値段を上回るほどでした。
クーポンの現状
2021年現在、クーポン機能自体は存在するものの、以前と比べて大盤振る舞い感のあるクーポンの配布はあまりないようです。
アプリでクーポンを確認する方法


Google Homeアプリの[+]ボタン→[クーポン]で、現在利用できるクーポンを確認できます。
歴代Chromecast(クロームキャスト)のスペック・発売日・価格・購入方法
歴代のChromecastのスペックや価格などについてまとめました。なお、現在日本国内で購入できる機種は、Chromecast(第3世代)とChromecast with Google TVです。
Chromecast Audioの情報は割愛します。
Chromecast with Google TV(HDモデル)
Chromecast with Google TVの廉価版モデルとして2022年9月22日に発売。対応する画質が1080pまでとなる点以外は、Chromecast with Google TV(4Kモデル)と変わりません。Googleストアや全国の家電量販店、オンラインストアなどで購入できます。
サイズ | 162×61×12.5mm |
---|---|
重量 | 55g |
カラー | Snow |
解像度 | 1080p、HDR、60fps |
無線 | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz)、Bluetooth 4.2 |
ポート・コネクタ | HDMI、USB-C |
サポートするOS | Android 8.0以降、iOS 14以降 |
付属品 | 音声リモコン、USB電源ケーブル、電源アダプタ |
Chromecast with Google TV(4Kモデル)
日本国内では2020年11月25日に発売、価格は7600円(税込)。専用のリモコンが付属し、4K・HDR映像の出力に対応します。Googleストアや全国の家電量販店、オンラインストアなどで購入できます。
サイズ | 162×61×12.5mm |
---|---|
重量 | 55g |
カラー | Snow、Sky、Sunrise |
解像度 | 4K Ultra HD、HDR |
無線 | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz)、Bluetooth 4.2 |
ポート・コネクタ | HDMI、USB-C |
サポートするOS | Android 8.0以降、iOS 14以降 |
付属品 | 音声リモコン、USB電源ケーブル、電源アダプタ |
Chromecast(第3世代)
日本では2018年10月10日に税込4980円で発売。Amazonや楽天のほか、家電量販店などで購入できます。
サイズ | 51.81x51.81x13.8mm |
---|---|
重量 | 40g |
カラー | チャコール |
解像度 | 1080p HD、60fps |
無線 | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz) |
ポート・コネクタ | HDMI、マイクロUSB |
サポートするOS | Android 4.2以降、iOS 9.1以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.9以降 |
付属品 | USB電源ケーブル(1.52m)、電源アダプタ |
Chromecast Ultra

日本では2016年11月22日に税抜き9000円(税込9720円)で発売。
サイズ | 58.2x58.2x13.7mm |
---|---|
重量 | 本体:47g、アダプタ:101g |
カラー | ブラック |
解像度 | 4K Ultra HD、HDR、60fps |
無線 | Wi-Fi 802.11ac(2.4GHz / 5GHz)1x2 SIMO |
ポート・コネクタ | HDMI、マイクロUSB、イーサネットポート(有線LANに対応) |
サポートするOS | Android 4.1以降、iOS 8.0以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.9以降 |
付属品 | USB電源ケーブル(2m)、電源アダプタ |
Chromecast(第2世代)

米国では2015年9月29日(現地時間)に35ドルで発売。
日本では2016年2月18日に税込4980円で発売。
サイズ | 51.9x51.9x13.49mm |
---|---|
重量 | 39.1g |
カラー | ブラック、レモネード(Googleストア限定)、コーラル |
解像度 | 1080p HD |
無線 | Wi-Fi 802.11 b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
ポート・コネクタ | HDMI、マイクロUSB |
サポートするOS | Android 4.1以降、iOS 7.0以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Chrome OS |
付属品 | USB電源ケーブル(1.75m)、電源アダプタ |
Chromecast(第1世代)

米国では2013年7月24日(現地時間)に35ドルで発売。
日本では2014年5月28日に税抜き4200円(税込4536円)で発売。
サイズ | 72×35×12mm |
---|---|
重量 | 34g |
カラー | ブラック |
解像度 | 1080p HD |
無線 | Wi-Fi 802.11 b/g/n (2.4GHz) |
ポート・コネクタ | HDMI、マイクロUSB |
サポートするOS | Android 4.1以降、iOS 7.0以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Chrome OS |
付属品 | USB電源ケーブル、電源アダプタ、HDMI延長ケーブル |