LINEの友だちが消えた? 考えられる5つの理由と対処法

友だちが消えた理由はブロックではない

LINE(ライン)の友だちとのトークが「メンバーがいません」などの表示になり、友だちリストから1人だけ友だちが消えていた──。そんなとき、相手にブロックや削除をされたのではないかと不安を覚えた経験はありませんか。

相手にブロックされたら友だちリストから消えるのではと思う人も多いようですが、実際にブロックや削除をされても、自分の友だちリストから相手が消えることはありません。

では、友だちリストから友達が減ったとすれば、一体どんな原因が考えられるのでしょうか。自分でとれる対処法・復元方法などと合わせて解説します。

友だちが消えたのはブロックされたからではない

【LINE】ブロックは友だちが消える原因ではない

LINEで、友だちとのトークに「メンバーがいません」などと表示されると、ブロックされたかもしれないと不安になるでしょう。この点、LINEでブロックされたことが原因で、相手が自分の友だちリストから消えることはありません。

LINEでブロックされても、こちら側のトークや友だちリストに見た目の変化は特にないのですが、送ったメッセージがいつまでも既読にならない、LINE通話に出ないといった現象はみられます。ブロックされた際に起きる現象については、以下の記事で詳しく解説しています。

LINEの友だちが消えた場合に考えられる5つの理由

友だちリストから友だちが減った、あるいはグループリストからグループが減ったとすれば、一体どんな原因があるのでしょうか。考えられる原因と取り得る対処法について解説します。

理由1:相手がLINEアカウントを削除した(引き継ぎ失敗・退会など)

アカウントを削除した

1つ目の可能性は、相手がLINEアカウントを削除(退会)したことです。その多くは、機種変更時のLINEアカウント引き継ぎに失敗して、意図せずアカウント削除されてしまったことが原因と考えられます。

【LINE】友だちがアカウント削除すると起きる現象

それまで使用していたアカウント情報が完全に消えてしまうので、自分の友だちリストにも存在しなくなってしまいます。またアカウントが削除されると、トークリストとトークルームのアカウント名が「メンバーがいません」「メンバーなし」に変わります。

「知り合いかも?」リスト

「知り合いかも?」リスト

電話番号検索(年齢確認が必要)

電話番号検索(年齢確認が必要)

ただし、相手がLINEアカウントを作り直したときには、「知り合いかも?」に再表示されることがあります。また相手の電話番号が変わっていなければ、電話番号で検索できる場合もあります。

そのほか、さまざまな方法で相手を友だち追加することも可能です。引き継ぎ失敗などで相手が困っているなら、こちらから探して再度友だち追加してあげることも一考でしょう。

理由2:自分で意図せず相手をブロック・非表示・削除してしまった

【LINE】友だちをブロック・非表示・削除した場合

友だちをブロック・非表示・削除すると、友だちリストから消える

友だちが消えてしまったときに考えられる2つ目の原因は、自分で意図せずその友だちをブロック・非表示・削除してしまったケースです。

ブロック・非表示・削除した友だちは、友だちリストから名前が消えてしまいます(復活も可能)。LINEにおけるブロック・非表示・削除それぞれの違いは以下のとおりです。

ブロック・非表示・削除の違い
  • ブロック:一方的に友だち関係を断ちます。相手から見ると、友だちのままなので相手からトークを送ることはできますが、こちらには表示されません。
  • 非表示:友だちリストから消すだけで、友だち関係はそのままです。トークが届けば、トークリストに表示されます。
  • 削除:「ブロックリスト」または「非表示リスト」から相手を完全に消します。再び友だちにならない限り、元に戻せません。

まずは、ブロックリストや非表示リストに相手が追加されていないか確認してみましょう。

ブロック・非表示リストを確認・解除する

ブロック・非表示リストは、LINEの「ホーム」タブにある設定ボタン​から[友だち]を開き、[非表示リスト]または[ブロックリスト]をタップすると確認できます。

iOS版LINE

iOS版LINE

Android版LINE

Android版LINE

ブロックの解除は、ブロックリストからおこないます。

iOS版LINEならブロックを解除したい相手を選択して[ブロック解除]→[OK]と続けてタップします(複数選択可)。Android版LINEなら解除したい相手の横にある[編集]をタップして[ブロック解除]を選択すれば解除できます(複数選択不可)。

iOS版LINE

iOS版LINE

Android版LINE

Android版LINE

非表示リストからの復活は、iOS/Android版いずれも共通の操作をします。相手の右側にある[編集]をタップし、[再表示]を選択すればOKです。復活させた友だちは友だちリストに表示されます。

ブロック削除・非表示削除した友だちを元に戻す

ブロックや非表示を解除しようとして誤って「削除」をタップしてしまった場合でも、トークリスト上にトークが残っていれば元に戻せます。

非表示リストから削除した後に再追加

非表示リストから削除した後に再追加

ブロックリストから削除した後に再追加

ブロックリストから削除した後に再追加

非表示リストから削除してしまった場合(非表示削除)は、トーク画面で[追加]をタップすれば再び友だちに追加できます。

ブロックリストから削除してしまった場合(ブロック削除)は、トーク画面で[ブロック解除]を押してください。非表示削除のときと同じ画面になるので、[追加]をタップすると友だちに追加されます。

もしトーク履歴が残っていない場合、電話番号検索やQRコードなどで再び友だち追加をするしかありません。

理由3:グループトークで自分が強制退会させられた

【LINE】グループトークから強制退会させる

グループトークのメンバー一覧から強制退会させられる

グループトークでメンバーから自分が強制退会させられてしまうと、「ホーム」タブのグループリストから当該グループが消えてしまいます。

また、強制退会させられるとトークリストに「メンバーなし」あるいは「メンバーがいません」と表示されます。

強制退会させられると、トークリストのグループ名が「メンバーなし」(iOS版)/「メンバーがいません」(Android版)になる

強制退会させられると、トークリストのグループ名が「メンバーなし」(iOS版)/「メンバーがいません」(Android版)になる

強制退会させられた際の表示。退会前のトークは見られるが、メッセージは送れない

強制退会させられた際の表示。退会前のトークは見られるが、メッセージは送れない

強制退会させられると、まずトークリストで当該グループの名前が「メンバーなし」(iOS版)あるいは「メンバーがいません」(Android版)となります。

さらにトークを開くと、「○○(相手)が△△(あなた)をグループから削除しました」という表示を確認できるはずです。

強制退会させられる前までのトーク履歴は残っていますが、メッセージは送れなくなっています。ただし、グループから退会させられただけであって、グループメンバー全員が友だちリストから消えてしまうことはありません。

理由4:アップデートなどによるLINEアプリの不具合が発生している

LINEアプリのアップデートなどに伴って不具合が生じた可能性もあります。友だちリストがすべて消えているような場合には、LINEアプリに何らかの不具合があることが考えられます。過去に一部ユーザーにそうした事象が発生したこともありました。

この場合は基本的に、不具合を修正したバージョンアップを待つほかありません。どうしても解消されないというときには、LINEアプリの再インストールを試す手段もありますが、改善される保証はない点に留意してください。

再インストールする際は、トーク履歴のバックアップを必ずおこないましょう。トーク履歴をバックアップしていないと、再インストール時にトーク履歴が消失する可能性があります。

理由5:LINE友だちがいたずらでアカウント名を変えている

アカウント削除後の表示

アカウント削除後の表示

アカウント名を変えた後の表示(アカウント削除していない)

アカウント名を変えた後の表示(アカウント削除していない)

LINEの友だちが(いたずら目的で)プロフィールアイコンを設定せずにアカウント名を「メンバーがいません」に変更すると、アカウントを削除したときと同じように表示されるので、一見友だちが消えてしまったと錯覚する可能性があります。

上の画像を見ても分かるように、アカウント名の変更後とアカウント削除後の表示はほぼ同じと言えるでしょう。

アカウント削除後の表示

アカウント削除後の表示

アカウント名を変えた後の表示(アカウント削除していない)

アカウント名を変えた後の表示(アカウント削除していない)

トークルームを開くと、友だちが本当にアカウントを削除しているかを判別できます。

本当にアカウントが削除されていれば、トーク画面に「◯◯が退出しました」と表示されてメッセージ機能などが使えなくなります。一方でアカウント名を変更しただけなら、これまで通りメッセージを送ることができ、そのほかの機能も使えます。

なお、こちらでLINEの友だちのアカウント名を設定している場合は、相手がアカウント名を変更しても「メンバーがいません」などの表示にならず、特に変化は生じません。

友だちが全部消えた? 機種変更時の操作手順に注意

理由1」では、相手が引き継ぎに失敗したパターンを紹介しましたが、もちろん自分が引き継ぎに失敗した時も友だちが消えてしまう可能性はあります。

アカウントの引き継ぎに失敗すると、友だちリストだけではなく、すべての友だちが丸ごと消えてしまうことになります。

友だちが全部消えた? 機種変更時の操作手順に注意
友だちが全部消えた? 機種変更時の操作手順に注意

本来であれば、機種変更後の新端末でLINEアプリを起動した際、[ログイン]を選択し、電話番号を入力するなどしてアカウントを引き継ぎます。

旧端末の電話番号を入力後、「アカウントを新規作成」まで進めてしまうとアカウントが消失する
旧端末の電話番号を入力後、「アカウントを新規作成」まで進めてしまうとアカウントが消失する
旧端末の電話番号を入力後、「アカウントを新規作成」まで進めてしまうとアカウントが消失する

旧端末の電話番号を入力後、「アカウントを新規作成」まで進めてしまうとアカウントが消失する

しかし、最初の画面で[新規登録]を選択し、旧端末のLINEで登録していた電話番号を入力後に[いいえ、違います]→[アカウントを新規作成]と進んでしまうと、これまでのアカウント情報に上書きされる形でアカウントが新規作成されてしまいます。

アカウントが新規作成されると、登録していた友だちやトーク履歴もすべて消失してしまいます。引き継ぎ失敗で消失したデータ(友だちやトーク履歴)は復元できないので注意しましょう。

とはいえ、手順をしっかり確認しながら正しく操作すれば友だちが消えてしまう心配も不要です。LINEアカウントを引き継ぐ方法は、以下の記事を参照してください。また、一部データは問い合わせることで取り戻せる可能性もあります。

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