【LINE】トークで「メンバーがいません」と表示される理由とは 復活や削除はできる?
LINE(ライン)のトークに「メンバーがいません」「メンバーなし」と表示されることがあります。ブロックなのか、アカウントが消えたのか、原因がわからず心配になる人もいるでしょう。
本記事では、LINEトークの「メンバーがいません」「メンバーなし」が何を意味するのか解説。また、そのように表示されたトークを復活(復元)できるのか、また削除して支障がないかなどについて解説します。
「メンバーがいません」「メンバーなし」と表示される理由
LINEのトークで「メンバーがいません」または「メンバーなし」と表示されるのは、大きく3つの理由があります。
1対1のトークで相手のアカウントが削除された
1対1のトークで「メンバーがいません」と表示されるのは、トークの相手方がアカウントを削除したからです(機種変更でアカウントを引き継がなかった、引き継ぎに失敗した場合も含む)。
アカウントが削除されると、上の画像のように相手ユーザーのアイコンはデフォルト画像に変化します。そして、相手はトークから自動的に退出となった結果、トークの最後に「(相手ユーザー名)が退出しました。」というメッセージが表示されます。
メッセージ入力欄は「トーク相手がいません。」という表示になっているはずです。
グループトークで自分が強制退会させられた
アイコンのデフォルト画像が2人分になっている「メンバーなし」のトークを開くと、「○○(相手)が○○(あなた)をグループから削除しました」と表示されています。
これは、もともと参加していたグループで、誰かからあなたが強制退会させられたことを意味します。メッセージ入力欄には「トーク相手がいません」と表示され、文字の入力はできません。ただし、強制退会させられる前までのトーク履歴は残っています。

相手からブロックされたわけではない
「メンバーがいません」や「メンバーなし」「退出しました」といった表現から、“友だちからブロックされたのかもしれない”と不安になるユーザーも少なくないでしょう。しかし、相手からブロックされたわけではありません。
基本的には、相手がアカウントを削除したか、アカウントの引き継ぎに失敗した、あるいはグループトークで強制退会させられたのが理由です。


「メンバーがいません」「メンバーなし」表示のトーク復活や削除
「メンバーがいません」「メンバーなし」と表示されたトークルームに、再び相手を追加するなどしてトークを元通り使えるようにする(復活)ことはできるのでしょうか。あるいは、当該トークを削除しても問題ないかどうかについて解説します。
1対1のトークは復活できない
1対1のトークで、アカウントの削除あるいは引き継ぎ失敗によりトークがなくなってしまった場合、当該トークの復活はできません。
アカウントを削除した相手が、仮に以前と同じ電話番号を使ってLINEに再登録しても、別アカウントとしての扱いになります。退出したアカウントとして復活することはありません。

グループトークなら再度招待してもらえれば復活できる
前述のように、強制退会させられたグループのトークには「メンバーなし」と表示され、メッセージの送受信ができなくなります。
ただし、再び当該グループへの招待がもらえれば、グループへの復活(再参加)が可能です。
トークを削除しても特に支障はない
「メンバーがいません」状態となったトークでも履歴は残っているので、過去のやりとりを読むことはできます。ただし、メッセージを送ったりアルバムを閲覧したりすることはできません。
トーク履歴を残しておくこともできますが、もし不要だと感じるなら削除しても支障はありません(相手側にも通知されません)。手順は対象のトークを左にスワイプまたは長押しして、[削除]をタップするだけです。
グループ・複数人トークの「退出しました」「退会しました」とは?
複数人トークやグループトークにおいて、メッセージに「○○が退出しました」と表示されるものがあります。これは、相手がアカウントを削除したか、あるいは複数人トークを相手が削除した場合に表示されます。
一方で、「○○がグループを退会しました」と表示されるのは、グループから当該アカウントが「退会」を選択したときです。自らグループを出る選択をおこなった場合に表示されるメッセージです。

「メンバーがいません」トークはスパムの可能性も
「メンバーがいません」「退出しました」などと表示されているトークは、スパムアカウントからのメッセージである可能性があります。その実態や対策について紹介します。
「友だち追加」設定の仕組みを悪用
「友だちへの追加を許可」の設定を有効にしていると、あなたの電話番号を保有しているユーザーは、自動であなたを友だち追加できるようになります。この仕組みを利用して、スパムメッセージが送りつけられる行為が見受けられます。
上の画像のように、スパムメッセージを送りつけた相手がアカウントを削除(あるいは、運営などにアカウントを削除された)場合、メッセージのやりとりやブロックはできませんが、画面上部に[通報]のボタンが表示されます。ユーザーを不審に思ったら[通報]をタップしてください。


スパム対策1:「メッセージを受信拒否」を有効にする
スパムメッセージの受信対策として、友だち以外からのメッセージの受信を拒否する機能を有効にしておく方法があります。これは、自分が相手を友だちに追加していないユーザーからの一方的なメッセージを受信しないようにする設定です。スパム対策としては、これで必要十分でしょう。
設定の手順は、「ホーム」タブの設定ボタン[]をタップして[プライバシー管理]→[メッセージ受信拒否]を有効(オン)にするだけです。

スパム対策2:「友だちへの追加を許可」をオフにする
「友だちへの追加を許可」機能をオフにしておいてもいいかもしれません。この記事で紹介した手口のスパムは、まず最初にこちら側を友だちに追加する手段を採ってくるので、その手法を事前に使えないようにするというわけです。
「ホーム」タブで設定ボタン[]をタップし、[友だち]→[友だちへの追加を許可]を無効(オフ)にしてください。
この設定は、スパム対策にとどまらず自分を友だちに追加するユーザーを制限できるため、コミュニケーション環境を構築する上でも有効な一手となるはずです。

検証したLINEのバージョン:iOS版10.14.0、Android版10.14.2