LINE(ライン)で送ったメッセージにいつまでも既読がつかなかったり、電話にでてくれなかったりと、「もしかしたら相手にブロックされたかも?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、LINEでブロックされた場合に生じる7つの現象について解説します。トークや通話をはじめ、グループ、プロフィール、VOOMなどの場面で、ブロックされるとどうなるかを検証しています。
原則:ブロック前と後ではLINE機能の変化はほぼない
LINEにおける「ブロック」は、互いにコミュニケーションがとれなくなる機能です。
ブロックした側であれば、相手との1対1トークルームでメッセージが届かなくなったり、共有していたアルバムが見られなくなったりするなど、利用できる機能が制限されます(詳しくは下記記事を参照)。
一方でブロックされた側は、ブロックされたという通知を受け取ることもなく、普段どおり相手にメッセージを送信したり、アルバムに写真を追加したりできるほか、LINE Payの送金でさえ実行できてしまいます。
そのため、相手からブロックされたかと疑いをもつまでに少し時間がかかるかもしれません。ブロックされた可能性があると感じるなら、以下の「LINE上で起こる7つの現象」が自分のLINEにも当てはまるかどうか確認してみてください。
現象1:相手に送ったメッセージに既読がつかない
ブロックされていても、相手にメッセージを送ること自体は可能です。ただし、相手にはメッセージが届いていないため、送ったメッセージに既読がつくことはありません。
1対1のトークの場合
未読の期間が長ければ長いほど「ブロックされたのでは」と疑ってしまいがちですが、ただ単に相手がスマホを見ていない、あるいは未読スルーをしているなど、さまざまなケースが考えられます。
「100%ブロックされている」と断定するのではなく、「もしかしたらブロックされているのかも……」と考える程度に留め、後述する他6つの現象が起きているかどうかを確認するといいでしょう。
グループトークの既読に注意
既存のグループトーク(複数人トーク)内ではブロックの効力はなく、ブロックされていたとしても通常どおりメッセージなどのやりとりが可能です。
相手がグループ(複数人)トークではメッセージを送っているという行動を把握できるがゆえに、「自分との1対1トークでは既読をつけてくれない」と、ブロックされている疑いが深まるでしょう。
現象2:LINEの通話を発信しても相手は応答なし
ブロックされている間は、LINEで通話をかけたとしても相手が応答することはなく、着信履歴も相手側には残りません。ここでは、音声通話・ビデオ通話・グループトークでの通話の3パターンで、それぞれの現象を解説していきます。
1対1音声通話の場合
音声通話を相手に発信し続けると、一定時間経過後に強制終了され、画面に「応答がありません」(iOS版)、「応答なし」(Android版)と表示されます。
相手に着信している(ブロックされていない)が応答のないときも、ブロックされている(着信していない)ときも、強制終了時の画面は同じであるため、これだけでブロックを断定するまでには至らないでしょう。
1対1ビデオ通話の場合
音声通話と同様、ブロックされているとビデオ通話を発信しても相手に着信や通知は届きません。また発信し続けても、強制終了時に「応答がありません」(iOS版)、「応答なし」(Android版)と表示されてしまいます。
相手に着信しているが応答のないときも、ブロックされているときも、ビデオ通話の強制終了時の画面は同じであるため、完全にブロックされたとは言いきれません。他の現象も当てはまるかどうかを確認する必要があるでしょう。
グループトークでの音声・ビデオ通話の場合
既存のグループトーク(複数人トーク)内ではブロックの効力はないため、ブロックの有無にかかわらずこれまで通り音声・ビデオ通話が可能です。
相手に着信通知や着信履歴も届きますし、もちろん通話に参加もできます。1対1の通話では応答がないのに、グループ(複数人)トークでの通話にはアクションがあるとすれば、ブロックの可能性が濃厚になってくるでしょう。
現象3:相手を新しくグループに追加・招待できない
ブロックされていると、相手を新しくグループに追加しても、その招待通知が相手に届くことはありません。つまり、相手をグループに追加できないことになります。
既存のグループまたは新規のグループに相手を招待する操作自体は、ブロックの有無にかかわらず実行できます。
ブロックされているかどうかを調べたい場合は、作成時に「友だちをグループに自動で追加」をオンにしておきましょう(画像右)。
作成したグループトークで、画面上の表示を見ると、招待した数に対して1人足りないことに気づくでしょう。これは、ブロックしている側を追加できなかったことが原因です。メンバーの一覧を見ると、相手が反映されていないのがわかります。
ブロックした側の相手にはグループの招待通知すら届いていない状態のため、この先ずっとこのグループに相手が参加することはありません。
現象4:LINEスタンプを相手にプレゼントできなくなる
LINEスタンプ(着せかえ/絵文字を含む)をブロックされた相手にプレゼントしようとすると、「○○(相手)はこのスタンプを持っているためプレゼントできません」と表示されてしまいます。
もちろん、プレゼントしようとしたスタンプを相手がすでに持っている場合は、プレゼントできないのは当たり前のこと。そうではなく、相手が持っていないスタンプをプレゼントできなかったとしたら、その時点で相手からブロックされていることが確定します。
現象5:ノート投稿のサムネイルが相手とのトークに反映されない
LINEでノートを投稿すると、左の画像のように相手とのトーク上に作成したノートのサムネイルが表示されます。ところが、ブロックされた後に相手とのトークでノートを作成すると、反映されるはずのサムネイルが非表示になります。
2022年5月現在、ブロックの有無にかかわらず、ノートを投稿すればトークにサムネイルが表示されるようになっています。
トーク右上のメニューボタンから[ノート]を確認すると、ブロックされる前と後に作成したノート自体は残っています。しかし、トーク画面には当該ノートが反映されていないため、ブロックの有無が判明するのです。
ただし、相手があなたをブロックしていない場合、当然ノート作成がトークに通知されてしまうので、ブロック確認として投稿をおこなう際は注意してください。
現象6:LINE VOOMで相手の全体公開の投稿が見られなくなる
ブロックされていなければ、全体公開(地球マーク)に設定された相手のVOOM投稿は、「VOOM」タブで見ることができます。ところがブロックされた後では、当該投稿がVOOMタブから消え、閲覧不可能に。
2022年5月現在、全体公開の投稿をはじめとする自分が公開範囲に含まれるLINE VOOMの投稿は、ブロックされていても見られるように仕様変更されています。一方で、LINE VOOMでブロック(アカウントのブロックとは別物)されると、全体公開投稿であっても閲覧できなくなります。
なお、相手のホーム画面の[LINE VOOM投稿]を開いたときに、「VOOM」タブでは見られなかった全体公開の投稿が表示されているならば、ブロックされている可能性が濃厚になります。
現象7:ブロック前に相手が投稿したストーリーをホーム画面でのみ見られる
LINE VOOMの「フォロー中」タブで利用できるLINEストーリーは、投稿後24時間で消えるのが特徴です。ブロックされていると、相手のストーリー(全体公開のもの)はあなたのVOOM上に表示されなくなります。
ただし、ブロックされる前の相手のストーリーに関しては、以下のような現象が起こります。
「VOOM」の「フォロー中」タブで、画面上部に表示される丸いアイコンがストーリーです。ブロック前には確認できていたストーリーが、ブロックをされると消えてしまいます。
ところが、相手のホーム(プロフィール)画面からストーリーを閲覧すると、ブロックされたタイミングで消えたはずの投稿がが見られる状態になっています。
VOOM上では見られないストーリーが、相手のホーム画面では表示されているならば、相手にブロックされていると考えられるでしょう。
ブロックが解除されると、上の画像のようにブロック前に投稿されていたストーリーがタイムライン上に復活します。
ただし、LINEストーリーは投稿後24時間で消える仕様です。ブロックされる前に相手のストーリーを確認できていた場合に限って遭遇できる、稀少な現象ともいえます。