AQUOSスマホへの機種変更、データ移行から設定まで全部自分でやってみた

驚くほど簡単にデータ移行できる

結論からいうと、AQUOSスマホへのデータ移行は超簡単。パソコンは一切使いませんし、バックアップ・復元などの面倒な作業もありません。筆者の環境(Xperia 5→AQUOS sense5G)では、5分ほどでほぼすべてのデータを移行できました。

しかし、機種変更に伴う作業はデータ移行だけではありません。SIMカードの入れ替えやAPN設定、電子マネーの引き継ぎなど慣れない作業も多く、戸惑うポイントがいくつかありました。そこで本記事では、筆者がAQUOSスマホへ機種変更した際におこなったすべての作業手順を紹介します。

AQUOSスマホへの機種変更でやること完全ガイド

AQUOSスマホへの機種変更でやるべき作業を紹介します。なお、ここで紹介するデータ移行方法を使えるのは、2021年以降に発売された以下のAQUOSスマホに限られます旧スマホはAndroid 5以上を搭載していればどの機種でもOK)。

AQUOS sense5G/AQUOS sense6/AQUOS wish/AQUOS R6/AQUOS zero6/シンプルスマホ 6

これ以前に発売された機種には、ケーブルで直接データを移行する機能が搭載されていません。後述する他の手段を利用してください。

AQUOSスマホを起動してWi-Fiに接続する

本体の電源を入れて起動しましょう。スマホを立ち上げると、「ようこそ」という画面が表示されるので開始をタップします。

画面に表示される手順に沿って操作し、Wi-Fiネットワークに接続してください。

データの移行自体はオフライン(ケーブル)でおこなうのでネットワーク環境は不要ですが、Googleアカウントへのログイン、アプリのインストールなどに必要となります。

旧スマホとAQUOSスマホをUSB Type-Cケーブルで接続する

「アプリとデータのコピー」画面が表示されるので、次へをタップ。「以前に使用していたスマートフォンをご用意ください」と表示されたら、旧スマホと付属のUSB Type-Cケーブルを準備します。

上の画像のように、付属のUSB Type-Cケーブルで旧スマホとAQUOSスマホをつなぎましょう。旧スマホに「新しい端末にデータをコピーしますか?」と表示されるので[コピー]を押します。

このまま、セットアップが終了するまで旧スマホと新スマホを接続した状態にしておきましょう。

なお、旧スマホの端子がUSB Type-C以外の場合は、旧スマホに対応した充電用のケーブルを同梱の「クイックスイッチアダプター」に挿し込み、接続してください。

Googleアカウントにログインする

しばらく待つと、旧スマホでログインしていたGoogleアカウントが自動的に検出されます。アカウント名に間違いがなければ、パスワードを入力してログインしましょう。

パスワードが分からなければ、旧スマホの「設定」アプリから[Google]→[Googleアカウントの管理]に進みパスワードの再設定をおこなってください(データの移行画面はいったん閉じて構いません)。

Googleアカウントが認証されると、旧スマホから移行できるデータの一覧で表示されます。

デフォルトではすべての項目にチェックが入っているので、問題なければコピーボタンをタップしてください。旧スマホに「コピー中」と表示されたら、しばらく待ちましょう。

続く画面で、「Googleドライブへのバックアップ」設定がおこなえます。

オンにしておくことで、AQUOSスマホで蓄積されたさまざまなデータが自動的にクラウド(Google One)にバックアップされるようになります。故障や紛失に備えて、オンにしておくことをおすすめします。

セットアップ完了と同時にデータのコピーが始まる

セットアップを続行するか問われます。早くデータ移行を終わらせたい場合は[中断し、リマインダーを受け取る]を押してください。セットアップが終わり次第、データの移行が開始されます。ケーブルを接続したまま、しばらく待ちましょう。

「コピーが完了しました」と表示されたら[完了]をタップ。旧スマホと新スマホからケーブルを抜いて大丈夫です。ホーム画面が立ち上がり、アプリが順次インストールされはじめます。Wi-Fiに接続した状態を保ってしばらく待ってください。

旧スマホから新スマホにSIMカードを入れ替える

アプリがすべてインストールされたら、旧スマホから新スマホにSIMカードを入れ替えましょう(SIMカードとAQUOSをセットで購入した場合は入れ替える必要はありません)。

なお、旧スマホからSIMカードを抜いても、旧スマホが初期化されたり操作不能になったりすることはありません。SIMカードを抜いたあとも、Wi-Fiに接続されていれば旧スマホでアプリ操作やWebサイトのアクセスなどがおこなえます。

SIMカードの入れ替えをおこなう前には、必ず端末の電源を切りましょう。起動したまま入れ替え作業をおこなうと、端末の故障につながるおそれがあります。

続いて、旧スマホの側面や上部にある小さな穴をSIM取り出し用ピンなどでプッシュして、挿し込み口(トレイ)を取り出します。穴がないタイプは、そのままトレイを爪で引き出して取り出せます。

トレイが引き出せたらSIMカードを取り外し、AQUOSスマホのSIMカードトレイに乗せて挿し込みます。

チップ部分に皮脂や汚れ、ほこり、水分などがつくと不具合の原因になります。なるべくICチップ(金属部分)に触れないよう、取り扱いには注意してください。

最後にAQUOSスマホの電源をオンにして、画面上部のステータスバーで回線が変わっているか確認しましょう。

必要に応じてAPN設定をおこなう

日本にはさまざまな通信会社の回線が飛び交っています。数ある回線のなかから、自身が契約している通信会社の回線を特定するためにあるのが「APN設定」です。APN設定がされていない状態だと、モバイルデータ通信がおこなえません。

その点、キャリアで購入したスマホには最初から自社SIMのAPNが設定されています。例えば、ドコモで購入したAQUOSスマホにドコモのSIMカードを入れて使う場合、ユーザー側での作業は不要です。

一方、SIMフリーのスマホを使う場合は、手動でのAPN設定が必要です。たとえば、シャープのオンラインストアや家電量販店で購入したAQUOSスマホに、手持ちのSIMカードを入れて使う場合などです。また、ドコモで購入したAQUOSスマホに楽天モバイルのSIMカードを入れるケースなど、他社製品同士を組み合わせて使う場合もAPN設定をしなければなりません。

APN設定をする手順

「設定」アプリを開きネットワークとインターネットをタップ。メニューからモバイルネットワークを選択します。

下にスクロールし「詳細設定」下に隠れているアクセスポイント名をタップしてください。続く画面で右上の[+]ボタンをタップします。

利用する通信会社の公式サイトやSIMの説明書を確認し、APNの設定情報をすべて入力します。

入力できたら、メニューボタン​から保存をタップ。最後に、登録したAPNにチェックを入れれば設定完了です。

各アプリにログイン/データの引き継ぎをおこなう

新しいAQUOSで各アプリを起動してみてください。一部は、アプリごとに記録されていたデータを引き継いだ状態でインストールされているはずです。ただ、AQUOSのデータ移行システムに対応していない仕様のアプリも多く、すべてのアプリ内データが元通りというわけにはいきません。

データを引き継げなかったアプリは、「パズドラ 」や「モンスト」、後述する「LINE」などのように、独自のバックアップ・引き継ぎ機能が搭載されている可能性があります。重要なアプリは、ヘルプページを見るなどして機種変更の対応方法を確認しましょう。

LINEアプリのデータを引き継ぐ

LINEアプリは、AQUOSのデータ移行システムで引き継げません。別途、バックアップや復元作業をおこないましょう。詳しい手順は別の記事で解説しているのでここでは割愛しますが、ざっくりとした流れは以下の通りです。

  1. 旧スマホのLINEアプリでトーク履歴をバックアップする
  2. 新スマホのLINEアプリを開く
  3. 新スマホのLINEアプリで電話番号認証とパスワード入力してトーク履歴を復元

パソコンなどを使った難しい作業はありません。案内どおりやれば、5分ほどで終えられる内容です。

【2022】機種変更時にLINEの全データを引き継ぎする移行方法

おサイフケータイのデータを移行する

モバイルSuica、楽天Edy、モバイルWAON、モバイルnanacoなど、かざして支払うタイプの電子マネーを利用している人は、残高の移行作業が必要です。

たとえばモバイルSuicaでは、旧スマホにデータ(残高)を残したまま新スマホでログインしようとすると、上のような画面が表示されてしまいます。

ちなみに、PayPayや楽天ペイ、メルペイなどのQRコード決済アプリは、新スマホでIDやパスワードを入力すれば残高を引き継げる仕組みになっています。

データ移行方法は各電子マネーごとに異なりますが、いずれも基本的な流れは同じです。

  1. 旧スマホで登録した会員情報やチャージ残高などのデータを一旦サービス事業者のサーバーに預ける
  2. 新スマホでIDやパスワードでログインしてデータをサーバから受け取る

データを預けたり、受け取ったりといった作業は各サービスごとにおこなう必要があります。おサイフケータイアプリやGoogle Payアプリ経由で一括でおこなえるわけではおこなえないので注意してください。

Androidスマホの機種変更で「Suica」のデータを移行・引き継ぎする方法Androidスマホの機種変更で「モバイルPASMO」を移行する(引き継ぐ)方法

2020年以前に発売された機種向けのデータ移行方法

冒頭で述べたように、上記の方法で移行できるのは2021年以降に発売された新しい機種のみ。たとえば2020年に発売されたAQUOS sense4は、ケーブルで直接データを移行する機能が搭載されていません。以下、どちらかの方法でデータを移行してください。

Google Oneにデータをバックアップ&復元する

Android 8以降を搭載した端末には、スマホのデータをGoogleアカウントに紐付けてバックアップ・復元するシステム「Google Oneバックアップ」が標準搭載されています。

2020年以前に発売された機種では、このGoogle Oneバックアップ機能を使ってデータ移行するのがおすすめです。アプリデータや設定、履歴など細部まで移行できるのは、前述したケーブル接続以外ではこのGoogle Oneバックアップだけです。

AQUOS sense4のセットアップ画面

詳しい手順は以下の記事を参照してもらうとして割愛しますが、新AQUOSのセットアップ時にクラウドからバックアップを選択してGoogleアカウントにログインすることで、旧スマホのデータをほぼまるごと復元できます。

Androidスマホのデータをバックアップ・復元する方法

SDカードにデータをバックアップ&復元する

旧スマホがSDカード対応機種なら、SDカードにデータをバックアップして新AQUOSで復元させるのもいいでしょう。幸い、AQUOSスマホはほとんどの機種でSDカードを利用できます。

SDカードはタイプによってかなりの大容量を保存できるので、写真や動画のデータ量が大きい人にもおすすめです。ただ、SDカード経由ではアプリ内データや設定など、バックアップ&復元できない項目がいくつかあります。

前述したGoogle Oneバックアップや、後述するワイヤレス通信でのデータ移行と併用して使うのがいいかもしれません。

AndroidスマホのデータをSDカードにバックアップ・復元する方法

ワイヤレス通信(Bluetooth)でデータを移行する

AQUOS sense4など、旧スマホから新AQUOSにワイヤレス(Bluetooth経由)でデータを移行できる機種もあります。

AQUOS sense4のセットアップ画面

具体的には、セットアップ中に表示される引き継ぎ画面でAndroidスマートフォンからバックアップを選択し、近く(0.5メートル以内)に旧スマホを置くことでワイヤレスでデータを移行します。

手軽におこなえて非常に便利なのですが、この方法は旧スマホのメディアデータ(写真・動画・音楽・PDFなど)を移行できないという難点があります。利用する場合は、これらをGoogleフォトやGoogleドライブなどにバックアップするか、SDカードに移行しておかなければなりません。

検証バージョン
AQUOS sense 5G
Android
11
AQUOS sence 4 plus
Android
10
AQUOS sense plus
Android
10
EDITED BY
MOEGI