「moto g50 5G(モト ジーフィフティ ファイブジー)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけれど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、SIMフリー版の「moto g50 5G」が楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備や手順、moto g50 5Gがどんな機種なのかについても紹介しています。
moto g50 5Gは楽天モバイルに対応している?
まず、moto g50 5Gが楽天モバイルの各種機能に対応しているかをまとめました。自分が所有している(または購入予定の)moto g50 5GのSIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
販売元 | 4Gデータ通信 | 5Gデータ通信 | 通話 | SMS(楽天回線) | SMS(パートナー回線) | APN自動設定 | ETWS | 110/119などでの高精度な位置情報測位 | eSIM対応 |
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SIMフリー | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
ETWS:緊急地震速報や津波警報などの受信
2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「Rakuten最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。

SIMフリー版moto g50 5Gの場合、一部機能には対応していないが、問題なく楽天モバイルを利用できる
SIMフリー版moto g50 5Gの場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応します。5Gデータ通信やAPN自動設定など一部の機能には非対応ですが、普段使いする分には問題なく利用できるでしょう。
回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できない点は注意が必要です。また、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」といったアプリの利用を検討してください。

理論上は5Gデータ通信に接続できる可能性はあるが、動作未確認のため注意が必要
5Gデータ通信に関しては、モトローラが公表しているmoto g50 5Gの対応周波数を見てみると、楽天モバイルの5Gに割り当てられているn77に対応していることが確認できます。
そのため、理論上は楽天モバイルの5Gエリアで5Gデータ通信を使える可能性があります。しかし、楽天モバイルによる5Gデータ通信の動作確認がおこなわれていないため、5Gエリア内でも使える保証はありません。
moto g50 5GはSIMフリー版のみの販売となり、キャリア版での販売はおこなわれていません。これからmoto g50 5Gを購入して楽天モバイルを契約する人は、ECサイトなどでSIMフリー版を購入してから回線契約をするといいでしょう。
moto g50 5Gで楽天モバイルを契約する前の準備と手順

moto g50 5GはSIMフリー端末のため、SIMロック解除の必要はありません。また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
その他、楽天モバイルのキャンペーンや新規申し込み方法、乗り換えの手順なども必要に応じてチェックしてください。
moto g50 5Gはどんな機種?

- 5Gスマホのエントリーとしても最適なコスパの良いモデル
- 中級クラスのスペックで普段使いには十分
- 防水と防塵に対応、イヤホンジャックと大容量バッテリーを搭載
- カメラは3眼でポートレート撮影に対応
モトローラ製のmoto g50 5Gは、3万円強というコスパの良さが魅力的な5Gスマホです。ディスプレイは6.5インチのIPS液晶を採用し、最大90Hzのリフレッシュレートに対応します。本体サイズは167×76.4×9.26ミリ、重量206グラムと少し重めで、長時間片手で操作すると疲れてしまうかもしれません。
CPUはMediaTek Dimensity 700を採用し、4GBのメモリを搭載。ベンチマークでは、中級クラスのSnapdragon700番台に近い数値を出しています。Webページの閲覧といった普段使いには十分で、ゲームアプリもそれなりに楽しめそうです。内蔵ストレージは128GBで、足りなければ512GBまでのmicroSDカードで増設ができます。
防水と防塵に対応しているため、雨の日でも安心して外へ持っていくことができます。充電ポートはUSB Type-Cを採用し、5000mAhの大容量バッテリーを備えていることも特徴。また、イヤホンジャックを搭載しており、手持ちの有線イヤホンを使えることも嬉しいポイントです。ただし、おサイフケータイに対応していないので、おサイフケータイが必須だという人は別モデルを探したほうがいいでしょう。
カメラはメイン4800万画素、深度センサー200万画素、マクロ200万画素の3眼構成です。暗い場所でも鮮明に撮影ができるナイトビジョン、背景をぼかして被写体を際立たせるポートレート撮影に対応しています。一般的なスナップ写真を撮影する分には満足できそうで、超広角レンズや望遠レンズは採用しませんが、端末の価格を考慮すれば妥協してもいいでしょう。また、ディスプレイ側にはしずく型ノッチを採用した1300万画素のカメラを備えています。