ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えはアリ? メリット・デメリットまとめ

乗り換えに向いているのはどんな人?

「第4のキャリア」として注目を集めている楽天モバイル。ワイモバイルユーザーの中には、楽天モバイルへの乗り換えを検討している人も少なくないでしょう。ワイモバイルも大手キャリアに比べれば割安な料金体系ですが、楽天モバイルに乗り換えればさらに安く利用できる可能性があります。

しかし、必ずしもワイモバイルよりも楽天モバイルのほうが優れているとは言い切れません。ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えることによるメリットとデメリットをしっかりと把握したうえで、どんな人が楽天モバイルに向いているのか判断しましょう。

本記事では、ワイモバイルと楽天モバイルのサービス内容や特徴を比較。乗り換える際のメリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。

本記事内で記載する価格は特に断りがない限り、すべて税込価格で表記しています。

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット

ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えを検討している人が気になるのは、やはり乗り換えによってどんなメリットがあるのかということでしょう。

自身の利用状況と照らし合わせながら、乗り換えるかどうかの判断材料にしてみてください。

メリット1:スマホの利用料金を安く抑えられる

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える最大のメリットは、スマホの月額利用料金を安く抑えられるという点でしょう。

【楽天モバイルvsワイモバイル】最強プラン

「Rakuten最強プラン」の料金の仕組み

楽天モバイルが提供している「Rakuten最強プラン」は、データ通信が無制限で月額最大3278円。月間データ使用量が3GB未満なら月額1078円、3GB〜20GBなら月額2178円、20GB以上ならデータ無制限で月額3278円と変動します。

料金も3段階に分かれているため、データ通信を使わなかった月はそのぶん月額料金も安くなります。メイン回線はもちろん、サブ回線として利用したい人にも向いています。

また、家族割サービス「最強家族プログラム」、22歳以下は毎月ポイントが還元される「最強青春プログラム」、12歳以下は毎月ポイントが還元される「最強こどもプログラム」など、お得に使えるプログラムも提供されています。

ワイモバイル料金プラン

ワイモバイルの料金プラン「シンプル2 S/M/L」

一方のワイモバイルは、自身の利用したい月間データ使用量を「シンプル2 S(4GB)」「シンプル2 M(20GB)」「シンプル2 L(30GB)」の3プランから選択する料金体系です。

「シンプル2 S」の場合、月間データ使用量4GBで基本料金は月額2365円ですが、楽天モバイルで3GBまでの使用であれば月額1078円とおよそ半額です。

楽天モバイルとワイモバイル 料金比較
楽天モバイル ワイモバイル
  • Rakuten最強プラン
    • 月間データ使用量3GBまで:月額1078円
    • 月間データ使用量3GB〜20GB:月額2178円
    • データ通信無制限:月額3278円
  • 【シンプル2 S】月間データ使用量4GB:月額2365円
  • 【シンプル2 M】月間データ使用量20GB:月額4015円
  • 【シンプル2 L】月間データ使用量30GB:月額5115円

(※)ワイモバイルはいずれも割引適用外の価格、データ増量無料適用外の月間データ使用量の場合

ワイモバイルの場合、「おうち割光セット(A)」(SoftBank AirまたはSoftBank 光の契約が条件)や「PayPayカード割」による割引サービスがあります。両サービスの料金を比べると、ワイモバイルの割引後の料金が、楽天モバイルの基本料金と同じであることがわかります。

たとえば、おうち割光セット(A)とPayPayカード割を適用した「シンプル2 S」(4GB)と、楽天モバイルの3GB未満の月額料金は同じ1078円です。

ワイモバイルの割引条件は誰でも簡単に満たせるものではありません。両プランでデータ使用量に差はあれど、ワイモバイルで割引サービスの適用がないのであれば、料金だけを見る限り楽天モバイルのほうがメリットが大きいといえるでしょう。

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メリット2:高速データ通信が無制限

【楽天モバイル】人口カバー率

楽天モバイルは楽天回線エリア内はもちろん、楽天回線エリア外(パートナー回線のau回線エリア)でも無制限で高速データ通信が使い放題というのも大きな魅力です。楽天モバイルの4G回線は、楽天回線エリアとパートナー回線エリア(au回線)あわせて人口カバー率99.9%を達成しています。

楽天モバイルは2023年6月から「Rakuten最強プラン」を主軸に展開。その月に使ったデータ容量に応じて料金が変動するワンプランなので、料金プランの選択に迷うこともありません。どれだけデータ通信を使っても月額3278円で、データ使用量が月によって大きく変わる人にも使いやすいプランであるといえます。

ワイモバイルでは、月間データ使用量が最も多い「シンプル2 L」でも30GBという上限があります。月間データ使用量が上限に達してしまうと速度制限がかかってしまうため、動画やオンラインゲームといった大容量コンテンツを毎日利用する人にとってはデータ容量を気にしながら使うこともあるでしょう。

おうち割光セットとPayPayカード割適用で「シンプル2 L」を契約しても、月間データ使用量30GBで3278円。データ無制限の楽天モバイルと比較しても料金面は変わりませんが、データ容量を気にしなくても良い点を考えると楽天モバイルのほうがコスパは良好です。

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メリット3:国内通話が無制限で使い放題

Rakuten Link通話画面
Rakuten Link発信画面

Rakuten Linkの利用画面

楽天モバイルなら、専用メッセージアプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」を利用することで他キャリアへの国内通話が無料で使い放題となります。

【楽天モバイルvsワイモバイル】楽天リンク

Rakuten Linkを使えば、Rakuten Link同士の通話だけではなく、他キャリアの電話番号や固定電話への国内通話が無料となります(国内無料通話は、0180や0570から始まる番号など一部対象外の番号あり)。海外指定66の国と地域でも電話は無料です。

また、Rakuten Link同士なら最大100人までのグループメッセージも利用でき、写真や動画、ファイルも送受信可能です。

楽天モバイルとワイモバイル 国内通話・SMS料金比較
  楽天モバイル(Rakuten Link使用時) ワイモバイル
国内通話 0円
※国内通話は一部対象外番号あり
※通常の電話アプリ利用時は22円/30秒
22円/30秒
  • 【シンプル2 S/M/L向け通話オプション】
    • だれとでも定額+(1回20分の国内通話無料):月額880円
    • スーパーだれとでも定額+(24時間国内通話無料):月額1980円
国内SMS 0円
※iPhoneユーザーの場合、相手がRakuten Linkを使っていないとiOS標準のメッセージアプリでの送受信となる
※通常のSMS利用時は全角70文字につき3円(税別)
1回の送信あたり3円〜30円(税別)

一方のワイモバイルには専用の通話アプリはなく、30秒ごとに22円の通話料が発生します。

シンプル2 S/M/Lの各プラン向けに、1回10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額+」(月額880円)、24時間国内通話かけ放題となる「スーパーだれとでも定額+」(月額1980円)の通話オプションを提供しているものの、あまり通話を使わなかった月は月額料金がむしろ割高になってしまう可能性があります。

また、ワイモバイルの国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3〜30円(税別)の送信料が発生しますが、Rakuten Link同士なら文字数にかかわらず無料で利用できます。なお、iPhoneユーザーの場合、相手がRakuten Linkを使っていないとiOS標準のメッセージアプリでの送受信となります。

家族や友達同士でのやりとりはLINEの無料通話を使うケースが多い人でも、お店など固定電話への通話やビジネスシーンなどで音声通話を利用することは少なくないでしょう。月額の通信料が安いだけでなく通話料も抑えられる点は、楽天モバイルを選ぶうえで重要なメリットです。

メリット4:契約期間の縛りや各種手数料が発生しない

【ワイモバイルから楽天モバイル】手数料

契約する回線を乗り換える際には、手数料や解約料が発生するかどうかも気になるポイントです。

各種手数料を比較
  ワイモバイル 楽天モバイル
契約事務手数料(新規・他社から乗り換え) 3850円(オンライン手続きの場合は無料) 0円
機種変更 3850円(オンライン手続きの場合は無料) 0円
MNP転出(解約)手数料 0円 0円
※利用実態のない回線の解約には1078円の契約解除料が発生
SIMロック解除手数料 0円
USIMカード再発行手数料 3850円
  • 3300円(SIMカード)
  • 0円(eSIM)
電話番号変更手数料 3850円 楽天モバイルでは電話番号の変更は不可(新規契約時に1100円で電話番号の選択は可能)
名義変更(譲渡)手数料 3850円 改姓・家族間譲渡・第三者譲渡は0円(承継は3300円)

ワイモバイルの場合、新規・他社からの乗り換えや機種変更の手続きを店舗でおこなうと3850円の手数料が発生します。以前はこれらの事務手数料は3300円でしたが、2023年6月より3850円に値上げされました。オンライン手続きの場合は無料なので、店舗でなくても問題ないという人は手数料がかからないオンライン手続きで済ませてください。

楽天モバイルは契約・解約(MNP転出)において手数料はかかりません。万が一楽天モバイルから別の回線に乗り換えたくなっても、解約手数料がかからない点は安心です。

しかし、申し込みから1年以内に楽天モバイルを解約し、その回線に利用実績がないと判断された場合は、1078円の解約手数料が発生します。楽天モバイルの回線で電話をかける、ブラウザでインターネット検索をするといった通常の使い方をしていれば解約手数料の心配をする必要はないでしょう。

メリット5:iPhoneの品揃えが豊富、購入支援プログラムもある

【ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え】iPhoneの取り揃え

楽天モバイルは最新のiPhoneも取り揃える

【ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え】iPhoneの取り揃え

ワイモバイルはiPhoneのラインナップが少ない

回線の契約と同時に、端末の買い替え(機種変更)を検討する人も多いでしょう。楽天モバイルは端末の販売もおこなっており、特にiPhoneの品揃えは豊富です。楽天モバイルのオンラインショップではiPhone 13以降すべての機種を販売しています。

一方、ワイモバイルで購入できるのはiPhone 13・iPhone SE(第3世代)・iPhone 12・iPhone 12 mini・iPhone 11とやや心許ないラインナップ。最新のiPhone 15シリーズは取り扱っていません。回線をワイモバイルのままiPhoneを機種変更しようと思っても選択肢が限られてしまいます。

【ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え】iPhoneの取り揃え

また楽天モバイルでは、48回払いで購入したiPhoneを25カ月目以降に返却することで、端末の本体代金が最大で実質半額となる「買い替え超トクプログラム」が提供されています(楽天カードユーザーのみ利用可能)。

ワイモバイルに下取りサービスはありますが、このような購入支援プログラムはありません。回線の契約と同時にiPhoneの購入も検討している人であれば、楽天モバイルがおすすめです。

iPhoneのラインナップをチェック

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるデメリット

ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えはメリットばかりではありません。手持ちの端末が楽天モバイルに対応していなかったり、キャリア決済を利用できない可能性があったりと注意点もあります。

以下、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える際のデメリットを4つ紹介します。

デメリット1:ワイモバイルに比べて回線が未成熟

ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際に最も懸念されるのが、回線の「繋がりやすさ」でしょう。

【ワイモバイルから楽天モバイル】プラチナバンド

楽天モバイルは2024年6月27日よりプラチナバンドの提供を開始

楽天モバイルは2023年6月の「Rakuten最強プラン」移行に伴い、楽天回線とパートナー回線(au回線)を合わせた4G回線の人口カバー率が99.9%に到達。ワイモバイルが使用するソフトバンク回線の人口カバー率99.83%(2023年度3月時点)に匹敵します。

ワイモバイルと楽天モバイルの回線の差は「プラチナバンド」です。プラチナバンドとは700〜900MHzの電波を中心とする周波数帯の俗称で、ビル群や地下などでも電波が届きやすい性質を持っています。ワイモバイルが回線を使用するソフトバンクは2012年からプラチナバンドの商用利用を開始しており、現在は国内の主要都市部でプラチナバンドに接続できます。

一方の楽天モバイルは、2024年6月にプラチナバンドの商用利用をスタート。主要都市部より順次エリアを拡大している最中です。プラチナバンド提供以前は、プラチナバンドがないことから「繋がらない」という声も聞かれましたが、ようやく大手3社(ソフトバンク・ドコモ・au)と足並みを揃えられた形です。

ただし、楽天モバイルのプラチナバンドの商用利用は始まったばかりであり、主要都市部の中でもプラチナバンドを利用できる範囲はかなり限られていると考えられます。ソフトバンク回線を使用しているワイモバイルにはまだ及ばないというのが実情でしょう。

楽天モバイルではプラチナバンドのエリア拡大のほか、東京都内の5G(Sub6)の通信速度を増加する取り組みなど繋がりやすさの改善に力を注いでいます。将来的には、楽天モバイルの繋がりやすさが大きく改善される可能性はあります。

デメリット2:手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある

楽天モバイルに乗り換える場合、契約前に必ず以下の点を確認してください

  1. 契約する端末が楽天モバイルの対応機種かどうか
  2. SIMロック解除が完了しているかどうか

確認ポイント1:楽天モバイルの対応機種かどうか

楽天モバイルの回線を手持ちの端末で利用する場合、楽天モバイルの対応機種であるかどうかを公式サイトで必ず事前に確認してください。

動作確認が完了していれば安心して利用できますが、動作確認が完了していない端末で楽天モバイルを契約すると、結果的に対応外である可能性もあるので慎重に検討しましょう。

楽天モバイル対応機種

たとえば Xperia Ace III A203SOでは5Gデータ通信以外利用できない

たとえば、購入元がワイモバイルのXperia Ace III A203SOでは「一部の機能がご利用いただけます」と表示されますが、よく見ると利用できるのは楽天モバイル回線の5Gデータ通信のみで、4Gデータ通信やその他の機能は利用できません。

このように、購入元がワイモバイルの端末では動作確認が完了していない、あるいは機能の一部が制限されていることがあります。楽天モバイルの回線を契約した際に使用しようと思っている端末が対応機種であるかどうか、必ず事前に確認してください。

なお、楽天モバイルの公式サイトで購入した端末で楽天モバイルの回線を使うという手段もあります。

特に、Rakuten最強プランの申し込みと同時に対象のiPhoneまたはAndroidスマホを購入すると、本体価格が割引になるクーポンをもらえるキャンペーンも実施しているので、端末の購入も検討している人はチェックしてみてください。その他にも楽天モバイルでは豊富な種類の機種が販売されています。

確認ポイント2:SIMロック解除

手持ちのスマホで楽天モバイルの回線を利用するには、手持ちのスマホの「SIMロック解除」が完了している必要があります。2021年10月以降に販売された機種はSIMロック解除が義務化されていますが、それ以前に購入した端末であればSIMロックがかかっている場合があります。

SIMフリーの端末または楽天モバイルで購入した端末であればSIMロック解除の必要はありませんが、ワイモバイルまたはソフトバンクなどのキャリアで購入した端末の場合、SIMロックが解除されているかを事前に確認してください。

【ワイモバイルから楽天モバイル】SIMロック解除

iPhoneでSIMロック解除済みの場合

iPhoneであれば「設定」アプリから[一般]→[情報]と進み、「SIMロック」の項目を確認してください。「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロックが解除されています(iOS 17の場合)。

Androidスマホは、端末でSIMロックの状態を確認できないケースが多いため、そのスマホを購入したキャリアに解除が適用されているか問い合わせるのが間違いないでしょう。

デメリット3:キャリア決済が利用できない場合がある

キャリア決済とは、スマホで購入した商品の代金やサブスクリプションなどのサービス利用料を毎月のスマホ利用料金と合算して支払える決済方法です。クレジットカードを持っていなくても利用できるため、重宝している人も多いはずです。

ワイモバイルには「まとめて支払い」というキャリア決済がありますが、楽天モバイルのキャリア決済は利用できるケースが限られてしまう点に注意が必要です。

【ワイモバイルから楽天モバイル】キャリア決済

楽天モバイルのキャリア決済は、Google Playストアで購入するアプリ代金やアプリ内サービスの支払いにしか対応していません。

つまり、現時点ではiPhoneユーザーは楽天モバイルでキャリア決済を利用できないということになります。また、Androidスマホユーザーでも、利用しているサービスがGoogle Playストアでの支払いに対応していなければ、楽天モバイルのキャリア決済は利用できません。

デメリット4:楽天モバイルはAndroidスマホの取り扱いが少ない

【ワイモバイルから楽天モバイル】Androidスマホの取り揃え

楽天モバイルは販売するAndroidスマホの種類が少ない

Androidスマホを使用しているユーザーの中には、回線の乗り換えと同時に機種変更を検討している人もいるでしょう。楽天モバイルはiPhoneの品揃えこそ豊富ですが、Androidスマホのラインナップは少ないのが欠点です。

2024年7月時点で、ワイモバイルが取り扱うAndroidスマホは24種類であるのに対し、楽天モバイルでは9種類しかありません。Androidスマホで機種変更する場合は選択肢が限られてしまいます。

【ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え】Androidスマホの取り揃え

とはいえ楽天モバイルでは回線の契約と同時に対象の端末を購入すると、値引きが適用されたりポイント還元キャンペーンを利用できたりします。欲しいAndroidスマホが楽天モバイルにあれば、キャンペーン情報をチェックしてみるといいでしょう。

Androidスマホのラインナップをチェック

楽天モバイルに向いている人とは?

上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで、楽天モバイルに向いているのはどんな人なのかをまとめました。

スマホの利用料金をもっと安くしたい人

楽天モバイルの最大の魅力はなんと言っても利用料金の安さです。

ワイモバイルの利用料金もドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアと比べて決して高いわけではありませんが、スマホの利用料金を少しでも安くしたいという人は楽天モバイルへの乗り換えを検討する余地が大きいでしょう。

楽天モバイルは、データ無制限で月額3278円です。ワイモバイルの新料金プラン「シンプル2 L」(月額5115円)と比べても、月額料金が1800円程度安くなります(おうち割光セットなどの適用がない場合)。

また「Rakuten最強プラン」なら、データ使用量に応じて料金が変動する仕組みになっているので、あまりデータ通信を使わないという人にも楽天モバイルは適していると言えます。

2台目のスマホやタブレット用の回線を契約したい人

「プライベート用と仕事用でスマホを分けたい」「自宅で動画配信サービスを視聴するためのタブレットがほしい」という人も多いでしょう。楽天モバイルはサブ回線にもおすすめです。サブ回線だとしても月額1078円から運用できます。

【ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え】サブ回線

キャンペーンや割引を利用すればお得に2台目のスマホを購入できる

楽天モバイルでは回線の契約と同時に対象のAndroidスマホを割引価格で購入できるので、2台目の端末として購入するのにも向きます(割引対象端末は時期により異なる)。もちろん、自前のスマホやタブレットが楽天モバイルに対応していればサブ回線に使うことも可能です。

サブ回線として楽天モバイルを契約した場合でも、前述したメリットを享受できます。詳しくは以下の記事を参照してください。

Androidスマホのラインナップをチェック

楽天ポイントを貯めている・利用している人

もちろん、楽天モバイルでも楽天ポイントは貯まります。楽天市場をはじめ楽天ブックス楽天マガジンなど、楽天のサービスをよく利用する人であれば、楽天モバイルを選ぶメリットはより大きくなります。

月々の利用料金の支払い100円(税別)ごとに楽天ポイントが1ポイント還元され(付与率1%)、貯まった楽天ポイントで月々の利用料金を支払うこともできます。ポイント利用分も還元の対象です。

SPU

楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)

さらに、楽天モバイルは楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスとなっており、楽天モバイルを契約しているだけで楽天市場で買い物をすると楽天ポイントの付与率が+4倍されます。楽天市場の基本付与率(税抜100円ごとに1ポイント)とあわせれば、合計のポイント付与率は5倍です。

以前の付与率アップは+3倍(ダイヤモンド会員は+4倍)でしたが、2023年12月より+4倍に改良されました。会員ランクに関係なく付与率が5倍になるため、楽天のサービスを頻繁に利用するという人にとっては嬉しい改良といえるでしょう。

また、楽天モバイルのキャリア決済で支払えばさらに+2倍に。そのほか、楽天SPUには様々な達成条件があるので、複数を適用させればそのぶん楽天ポイントも貯まりやすくなります。

楽天ポイントをさらに貯めたい人は楽天カードもおすすめ。普段の買い物で楽天ポイントを貯めて楽天モバイルの支払いに利用するといった賢い使い方も可能です。

EDITED BY
AO