mineo(マイネオ)から楽天モバイルへの乗り換え前に確認、メリット・デメリットまとめ

mineo(マイネオ)から楽天モバイルへの乗り換えはアリ? メリット・デメリットまとめ

格安SIMの中でも人気の高いmineo(マイネオ)。2021年2月には新料金プラン「マイピタ」をリリースし、以前の料金プランからの値下げをおこないました。

そんなmineoのユーザーの中には、いま脚光を浴びている楽天モバイルへ乗り換えを検討している人もいるのではないでしょうか。楽天モバイルは「プラン料金1年間無料キャンペーン」(2021年4月7日に終了)で契約者が急増し、その後も「プラン料金3カ月間無料キャンペーン」で再び話題となっています。

しかし、mineoから楽天モバイルに乗り換えたからといって、必ずしもプラン料金が安くなるわけではありません。乗り換えにはメリットもあればデメリットもあります。本記事では、mineoから楽天モバイルに乗り換える際のメリットとデメリットを解説したうえで、どんな人が乗り換えにおすすめなのかを紹介しています。

mineo(マイネオ)から楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリット

すべてのmineoユーザーが楽天モバイルに乗り換えたほうがいいとは限りません。メリットとデメリットを事前に理解したうえで、乗り換えを検討しましょう。今回は、mineoから楽天モバイルに乗り換える際のメリットとデメリットについて、以下の4点ずつを挙げています。

本記事内に記載されている価格は、特に断りがない限りすべて税込価格で表記しています。

メリット1:楽天回線エリア内なら高速データ通信を無制限で使える

【楽天モバイルvsmineo】楽天回線エリア

mineoの新料金プラン「マイピタ」では、1GB/5GB/10GB/20GBの基本データ容量から選択して契約し、契約通信量を使い切ると通信速度は最大で200kbpsに制限されてしまいます。基本データ容量を超過してもチャージが可能ですが、100MBあたり165円の追加料金が発生します。

一方、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」なら、楽天回線エリア内であれば高速データ通信を無制限で利用できるため、速度制限の心配をする必要はありません。楽天回線エリア外ではパートナー回線(au回線)となり、月間高速データ容量は5GBとなりますが、最大1Mbpsとmineoよりも通信速度が早いことがわかります。

メリット2:国内通話とSMSを無料で利用できる

【楽天モバイルvsmineo】楽天リンク【楽天モバイルvsmineo】楽天リンク【楽天モバイルvsmineo】楽天リンク

左:電話帳画面中:通話画面右:Rakuten Linkユーザー同士のグループチャット画面

楽天モバイルのユーザーは、「Rakuten Link(楽天リンク)」という専用の通話・メッセージアプリを利用できます。

楽天モバイルとmineo 国内通話・SMS料金比較
楽天モバイル(Rakuten Link利用時) mineo
国内通話 0円
※国内通話は一部対象外番号あり
※基本通話料は22円/30秒
10円/30秒(mineoでんわ利用時)
※基本通話料は22円/30秒

【通話オプション】
  • mineoでんわ 10分かけ放題:月額935円
  • 通話定額30(月間累計通話時間が30分まで無料):月額924円
  • 通話定額60(月間累計通話時間が60分まで無料):月額1848円
国内SMS 0円
※通常のSMS利用時は全角70文字/3円(税別)
1回の送信あたり3円〜33円

本来、楽天モバイルで通話すると30秒ごとに22円、SMSなら70文字あたり3円の利用料金が発生します。しかしRakuten Linkを利用すれば、Rakuten Linkユーザー同士の通話はもちろん、他キャリアの携帯電話番号や固定電話番号との国内通話(一部例外の番号あり)、さらにSMSも無料で使えます。

【楽天モバイルvsmineo】mineoでんわ

対するmineoも、専用アプリ「mineoでんわ」を使えば半額の10円/30秒で通話できます。さらに「10分かけ放題」(月額935円)のオプションに加入すると10分以内の通話が何度でも無料になりますが、10分以上通話すると30秒ごとに10円の通話料金がかかってしまいます。

また、通話オプションの「通話定額30」(月額924円)なら月間累計30分、「通話定額60」(月額1848円)なら月間累計60分までの通話料金は無料ですが、それを超えると基本通話料金(22円/30秒ごと)が発生します。

ビジネスなどで通話やSMSを頻繁に利用するという人であれば、楽天モバイルを利用したほうが料金を気にせず使えるでしょう。

mineoでんわ(mineo)

メリット3:契約期間の縛りや各種手数料が発生しない

【楽天モバイルvsmineo】手数料

「プラン料金 0円」はプラン料金3カ月無料キャンペーン適用時

回線を契約する際、いわゆる「○年縛り」があるかどうか、契約・解約時に手数料が発生するかどうかも気になるポイントです。楽天モバイルなら契約期間による拘束はなく、契約や解約する際に手数料が発生することもありません。

楽天モバイルとmineo 各種手数料で比較
mineo 楽天モバイル
契約事務手数料(新規・他社から乗り換え) 3300円(SIMカード発行料:440円) 0円
MNP転出手数料 0円 0円
契約解除料 0円 0円
その他手数料
  • プラン変更(A⇔D⇔Sプラン):3300円(SIMカード発行料:440円)
  • タイプ変更(シングル⇔デュアル):3300円(SIMカード発行料:440円)
  • SMS変更(SMSあり⇔なし):3300円(SIMカード発行料:440円)※Aプランの場合は無料
  • SIMカード変更・再発行:2200円(SIMカード発行料:440円)
  • 名義変更:3300円(家族間は無料)
  • 基本データ容量の変更:0円

mineoの場合、解約時には手数料は発生せず、契約期間の縛りもありません。しかし、初期契約時やプラン・タイプなどの変更時に手数料が発生します。

mineo 各種手数料

楽天モバイルなら契約や解約、MNP転出による手数料はかからないので、契約するハードルはmineoよりも低いと言えるでしょう。

メリット4:eSIMに対応している

【楽天モバイルvsmineo】eSIM

楽天モバイル契約時にSIMカード(nanoSIM)かeSIMのどちらかを選択できる

楽天モバイルは、eSIMに対応しています。eSIMとは、物理型タイプのSIMカードとは異なり、端末一体型のSIMを指します。

端末にSIMカードとeSIMの両方を設定すれば、電話番号やモバイル通信を使い分けることも可能です。また、海外旅行の際に現地のSIMカードと差し替える必要がないため、SIMカードを紛失してしまう心配もありません。

楽天モバイルの場合、契約時にSIMカード(nanoSIM)かeSIMか選択できます。どちらを選択しても事務手数料は発生しません。契約の用途にあわせて選ぶといいでしょう。

一方、mineoではSIMカードしか選択できず、eSIMには非対応です。そもそも、eSIMに対応しているのは楽天モバイルに加えて、LINEMO(ソフトバンク)、povo(au KDDI)、ワイモバイル、IIJmioくらい。楽天モバイルは数少ないeSIM対応の通信事業者なのです。

普段使いするぶんにはSIMカードでもeSIMでも不自由はありませんが、電話番号やモバイル回線を1つの端末で使い分けたい人などは、eSIMに対応した楽天モバイルのほうがメリットが大きいと言えます。

デメリット1:地域によっては回線対応エリアが未成熟

mineoから楽天モバイルに乗り換えるにあたって最も気になるのは、回線対応エリアがどれくらい充実しているかでしょう。

【楽天モバイルvsmineo】回線対応エリア

楽天モバイルの人口カバー率 Image:総務省による発表(PDF)

楽天モバイルは、4Gによる全国人口カバー率が2021年夏頃には96%に到達する見込みとしていますが、上図を見れば、2021年3月時点の人口カバー率はおよそ80%強であることがわかります。

mineoは契約時にドコモ/au/ソフトバンクから回線を選択できますが、4G回線の人口カバー率はドコモ回線が99.6%、au回線が99.9%、ソフトバンクは99.7%となっています(いずれも2018年度末時点)。

数字だけを見ればわずかな差にも思えますが、楽天モバイルの回線は地方や山奥、都市部でも一部地下などで繋がらない可能性があるのです。仮に楽天モバイルの人口カバー率が96%になったとしても、回線の繋がりやすさという面では、3キャリアの回線を利用しているmineoのほうが優勢といえるでしょう。

【楽天モバイルvsmineo】回線対応エリア

楽天モバイルの回線対応エリアは公式サイトで確認できる

とはいえ、楽天モバイルは自社回線エリエ外ではパートナー回線としてau回線を使用しているため、楽天モバイルの回線エリア外で利用する人でも日常の生活で困ることはあまりないでしょう。楽天モバイルは自社の基地局の設置を進めており、回線対応エリアは順次拡大しています。

ただし、動画をたくさん視聴したりオンラインゲームをプレイしたりしたい人は、楽天モバイルの回線エリア外なら最適とはいえません。楽天モバイルの契約を検討している人は、公式サイトで回線エリアを事前にチェックしておくべきでしょう。

デメリット2:料金はmineoとさほど変わらない

【楽天モバイルvsmineo】料金(楽天モバイル)

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の料金体系

楽天モバイルの最大の魅力は、利用料金の安さです。月間データ利用量に応じて料金が変動するワンプランで、最大でも月額3278円。1GB未満なら月額0円で利用できます。

しかし、月額料金の安さで見ればmineoも負けていません。すべてのmineoユーザーが楽天モバイルに乗り換えれば料金が安くなるとは限らないのです。

楽天モバイルとmineo(マイピタプラン) の月額料金で比較
楽天モバイル mineo(マイピタプラン)
デュアルタイプ(音声通話+データ通信) シングルタイプ(データ通信のみ)
  • 1GB未満:月額0円
  • 1GB〜3GB未満:月額1078円
  • 3GB〜20GB未満:月額2178円
  • 20GB以上:月額3278円
  • 1GB:月額1298円
  • 5GB:月額1518円
  • 10GB:月額月額1958円
  • 20GB:月額2178円
  • 1GB:月額880円
  • 5GB:月額1265円
  • 10GB:月額1705円
  • 20GB:月額1925円

【楽天モバイルvsmineo】料金(マイピタ)

mineoの「マイピタ」では、契約時に1GB/5GB/10GB/20GBから基本データ容量を選択します。たとえば月間データ利用量が20GB以下の人であれば、mineoのデュアルタイプと楽天モバイルの月額料金は同じということになります。

マイピタ(mineo)

5〜10GB未満しか使わない人や、データ通信のみのシングルタイプで契約する人は、むしろmineoのほうが割安です。

ただし、毎月のデータ利用量の変動が大きい人は、楽天モバイルのほうが安心かもしれません。楽天モバイルであれば月額2178円のレンジが3GB〜20GBと広く、仮に20GB以上使ってしまった月でも楽天回線エリア内であれば速度制限にかかることなく月額最大3278円で使えます。

デメリット3:手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある

【楽天モバイルvsmineo】対応機種(楽天モバイル)

Androidスマホで人気のPixelシリーズも、対応端末はPixel 4以降のみ

楽天モバイルは、対応する端末が少ないというデメリットがあります。特にAndroidスマホは、mineoに比べると楽天モバイルの対応機種は圧倒的に少ないです。

たとえばarrowsシリーズはarrows RXのみ、XperiaシリーズはXperia Aceのみ、PixelシリーズはPixel 4以降のみといったように、44機種(2021年4月時点)しか対応していません。

【楽天モバイルvsmineo】対応機種(mineo)

一方のmineoは、iPhoneとAndroidスマホ合わせて500機種以上。対応端末の数では圧倒的にmineoのほうが多くなっています。

ただし、iPhoneはiPhone 6s以上の端末も楽天モバイルの対応機種に追加されたことで、選択肢の幅が増えました。現状の楽天モバイルではiPhoneのほぼ全機種を利用できるので、mineoから楽天モバイルに乗り換えた際にそのままiPhoneを使いたいという人は、問題なく利用できるでしょう。

とはいえ、「mineoでは使えていた端末が、楽天モバイルに乗り換えたら使えなくなってしまった」という可能性もあるため、乗り換えの際は必ず公式サイトで対応端末を確認するようにしましょう。

デメリット4:mineoのコミュニティ機能が使えなくなる

mineoは掲示板やQ & Aのほか、「ゆずるね。」や「フリータンク」といったコミュニティ機能が充実しているのが特徴です。楽天モバイルに乗り換えると、こうしたサービスを活用できなくなります。

【楽天モバイルvsmineo】mineoのコミュニティ機能

mineoの「ゆずるね。」の仕組み

ゆずるね。」は、通信速度が繋がりにくくなる12時〜13時の時間帯でデータ通信量を他ユーザーと譲り合う機能です。12時〜13時にデータ容量を使わない人は、「ゆずるね。」を宣言してデータ通信量の消費を控えることでスタンプを獲得できます。

獲得したスタンプは、追加のデータ容量や夜間フリーなどの特典と交換できるため、お昼の時間にデータ通信をたくさん使う人にもあまり使わない人にもメリットがあります。

【楽天モバイルvsmineo】mineoのコミュニティ機能

また、余った月間データ通信量を他のユーザーと分け合える「フリータンク」もmineo独自のユニークなサービスです。「フリータンク」は災害支援にも役立ちます。

楽天モバイルもサポートは充実していますが、掲示板やコミュニティ機能はありません。mineoのコミュニティ機能を愛用している人にとっては、楽天モバイルへの乗り換えはデメリットに感じてしまうかもしれません。

楽天モバイルに向いている人とは?

ここまで、mineoから楽天モバイルに乗り換えた場合のメリットとデメリットを紹介しました。それらを踏まえたうえで、どんな人がmineoから楽天モバイルへの乗り換えに向いているのかまとめてみます。

通話やSMSをたくさん使う人

前述の通り、mineoと楽天モバイルでは利用料金にあまり大きな差はありません。毎月のデータ使用量次第では、乗り換えても月額料金が安くならない可能性もあります。

しかし通話やSMSをたくさん使う人は、楽天モバイルへの乗り換えを検討する余地があります。Rakuten Linkアプリを利用すれば、他キャリアの携帯電話番号や固定電話番号への国内通話が無料になります(0570から始まる番号は料金が発生)。

【楽天モバイルvsmineo】楽天リンク

Rakuten Linkの特徴

Rakuten Linkには電話帳機能も備わっており、通常の電話アプリとほぼ同じ感覚で使えるため、使い方に困ることもないでしょう。Rakuten Linkによる通話を着信した側も、それがRakuten Linkから着信だと気付くことはありません。

mineoでんわでは10分以内の通話がかけ放題となる通話オプションも提供していますが、10分以上通話すると追加の通話料金がかかってしまいます。月額924円の「通話定額30(月間の通話時間30分まで)」や月額1848円の「通話定額60(月間の通話時間60分まで)」といった通話オプションもあるものの、規定の通話時間を超えれば基本通話料金が発生してしまいます。

他キャリアの通話オプションと比較しても、通話をたくさん利用する人はmineoに向いているとは言えません。データ利用量とあわせて、通話時間なども乗り換えの検討材料に入れるべきでしょう。また、Rakuten LinkならSMSも無料。「ビジネスで短文のSMSを頻繁に送る」という人にも楽天モバイルはおすすめです。

楽天リンクの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

2台目のスマホやタブレット用の回線を契約したい人

【楽天モバイルvsmineo】楽天ハンド

楽天モバイルは契約時に事務手数料が発生しないので、メインのスマホに加えて2台目のスマホやタブレット用の回線として利用したい人でも気軽に契約できます。

楽天モバイルでは、「Rakuten UN-LIMIT VI」を契約すると3カ月間プラン料金が無料になるキャンペーンを実施しています。キャンペーン終了日は未定ですが、楽天モバイルへの乗り換えを検討している人はキャンペーン実施期間中に乗り換えるべきでしょう。

また、Rakuten Handの端末代金(2万円)を実質0円で購入できるキャンペーンもおこなわれています。「Rakuten UN-LIMIT VI」の契約と同日中にRakuten Handを購入し、Rakuten Linkを利用するだけで、2万4999ポイントの楽天ポイントが後日付与されます。

両キャンペーンを活用できれば、3カ月間はプラン料金が無料で、なおかつ実質無料で2台目の端末を入手できるのでお試しでの契約に最適です。楽天モバイル回線の繋がりやすさが心配であれば、2台目のスマホとして試しに契約し、満足できなければ解約するという手もあります。解約時にも手数料は発生しないので、その点でも安心です。

楽天サービスを多く利用している人

楽天市場や楽天ブックス、楽天マガジン、楽天ペイ、ラクマなどをはじめ、楽天の各種サービスを頻繁に利用する、いわゆる「楽天経済圏」で生活する人は、楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。

楽天モバイルの毎月の利用料金に対して、100円(税別)ごとに1ポイントの楽天ポイントが貯まります。さらに、貯まったポイントを利用料金の支払いに使うことも可能です。

【楽天モバイルvsmineo】楽天SPU

楽天SPUの対象サービスと達成条件

また、楽天モバイルは「楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象にもなっています。楽天SPUは、対象サービスを契約したり特定の支払い方法で買い物したりするなどの条件を満たすと、楽天ポイントの付与率がアップする仕組みです。

楽天モバイルを契約しているだけで楽天市場での買い物でポイント付与率が+1倍となり、楽天モバイルのキャリア決済で支払えばさらに+0.5倍となります。そのほか、楽天SPUには様々な達成条件があるので、複数を適用させればそのぶん楽天ポイントも貯まりやすくなります。

【楽天モバイルvsmineo】楽天モバイル 申し込みプログラム

Rakuten UN-LIMIT VIプランを契約し、Rakuten Linkを利用するなどの条件を達成すると、5000ポイントの楽天ポイント(期間限定)がもらえる「Rakuten UN-LIMIT VIお申し込みキャンペーン」も実施されています。

楽天ポイントが貯まるキャンペーンは定期的に実施されており、賢く活用すればさらに楽天ポイントを貯めることもできます。楽天モバイルのキャンペーン情報は以下の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。

【2021最新】楽天モバイルのおすすめ11機種まとめ 実質無料から5G対応スマホまで

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AO