楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を申し込む場合、原則として本人確認が必要です。しかし、本人確認書類の内容と契約者情報が一致していなかったり、アップロードする画像のサイズが大きすぎたりといった不備があり、エラーとなってしまうケースが少なくないようです。
本記事では、楽天モバイルの申し込みで本人確認が不備・エラーになってしまうときに考えられる原因を解説します。なお、2回線目(追加SIM)の契約やRakuten最強プランのデータタイプの申し込みなど、本人確認が不要になるケースもまとめています。
本人確認できない(不備/エラーになる)ときに考えられる原因

本人確認に不備があるとメールが届く
楽天モバイルを契約するときにつまづきがちなのが「本人確認」です。不備となってしまうケースを以下にまとめました。
- 書類と契約者情報(氏名や生年月日など)が一致していない
- アップロードした写真が不鮮明(画質が悪い、ぼやけている、全体が写っていない、反射しているなど)
- 書類の有効期限が切れている
- 運転免許証の裏面に公印のない加筆・加工がある
- 個人番号カードに通知カードがアップロードされている
- アップロードする画像が15MB以上である
- 公共料金領収書の名前が契約者本人と異なる(家族名義は不可)
- 公共料金領収書の名前がカタカナ表記
- 公共料金領収書に領収証印(領収日付または発行年月日の記載)が押印されていない
- 保険証裏面の添付がない、手書き住所の記載がない
- 補助書類の発行が3カ月以上前である
- 受け取り時に自宅で確認の場合、運転経歴証明書は不可
こうした不備があった場合、本人確認書類の再アップロードや契約者情報の更新を求められることがあります。また、画像アップロードで本人確認書類に不備が認められると、メールでその旨が通知されることがあります。再度アップロードをおこないましょう。
楽天モバイル申し込み時の本人確認方法と必要書類
楽天モバイル申し込み時の本人確認方法は、「楽天グループに提出済の書類で確認」「書類画像をアップロードで確認」「AIかんたん本人確認(eKYC)」「受け取り時に自宅で確認」の4つです。必要書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどが挙げられます。
契約には本人確認書類のほかに、楽天モバイルの回線に対応する端末(回線契約時に購入することも可能)、毎月の支払いに利用するクレジットカードや銀行口座が必要です。また、MNP転入をする場合はMNP予約番号(ワンストップ対応事業者の場合は不要)が求められます。
「AIかんたん本人確認(eKYC)」なら最短3分で開通できる

楽天モバイルをオンラインで契約する際の本人確認方法は以下の4つがあります。
- 楽天グループに提出済の書類で確認:楽天銀行・楽天証券・楽天生命に提出した本人確認書類を使用する
- 書類画像をアップロードで確認:本人確認書類をスマホのカメラで撮影し、アップロードする
- AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を撮影。最短3分で開通できる(eSIM契約時のみ利用可。iPhone XS/XR以上または一部のAndroidスマホのみ利用可)
- 受け取り時に自宅で確認:オンラインでの本人確認をスキップし、製品(端末やSIMカード)の受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する
急いで回線を利用したい人は、「AIかんたん本人確認(eKYC)」がおすすめです。本人確認書類と契約者本人の顔写真を撮影・登録するだけのオンライン本人確認方法で、eSIM選択時にのみ利用できます。申し込み完了から約3分で本人確認審査が完了し、即日の開通手続きが可能です。



eSIMならAIかんたん本人確認(eKYC)でスムーズに申し込みと開通ができる
eKYCによる本人確認を利用しないなら、「書類画像をアップロードで確認」を選択するのが無難です。万が一不備があった際にメールで知らせてくれます。
また「受け取り時に自宅で確認」を選択し、受け取り時の本人確認で不備があると製品を受け取れず、申し込みがキャンセルとなるので注意してください。家族などが代理で受け取ることもできず、契約者本人が受け取る必要があります。SIMタイプにeSIMを選択して端末も購入せず「受け取り時に自宅で確認」を選択した場合、後日自宅に郵送されるスタートガイドの受け取り時に本人確認書類を提示することになります。
本人確認書類は免許証やマイナンバーカードなど

楽天モバイルの契約には、店舗でもオンラインでも本人確認書類が必要です。
オンラインで申し込む場合、本人確認が必要となるのは「書類画像をアップロードで確認」「AIかんたん本人確認(eKYC)」「受け取り時に自宅で確認」の3パターンです。以下の本人確認書類を用意しておきましょう。
店舗で契約または書類画像をアップロード |
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AIかんたん本人確認(eKYC) |
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受け取り時に自宅で確認 |
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※1:公共料金の領収書、住民票(個人番号の記載がないもの)、届出避難場所証明書などの補助書類が必要
※2:公共料金の領収書、納税証明書、社会保険料の領収書などの補助書類が必要
なお店舗で契約する際は、本人確認書類のコピー提示では認められません。必ず原本を持参してください。
楽天モバイル申し込みで本人確認が不要になるケース
楽天モバイルでは、2回線目の申し込みや楽天グループのサービスで本人確認書類を提出している場合、本人確認が不要で申し込むことができます。
ケース1:楽天モバイルで2回線目(追加SIM)を契約する場合

2回線目(追加SIM)は本人確認不要で申し込める
楽天モバイルは2回線目(追加SIM)を契約する場合、本人確認不要でスムーズに契約することが可能です。ひとつの楽天IDにつき最大10回線まで追加SIMの申し込みができます。サブ回線やタブレット端末用に追加で回線を利用したい時などに便利です。
なお、追加SIMとスマートフォンなどの製品を同時に購入する場合、本人確認の省略が対象外となることもあります。
ケース2:Rakuten最強プランのデータタイプを契約する場合

楽天モバイルには、データ通信に特化した「Rakuten最強プラン(データタイプ)」が提供されています。データタイプなら、本人確認書類の提出は不要で契約可能です。

データタイプは通常のRakuten最強プランと同じ料金体系ですが、OS標準の通話アプリや楽天リンクアプリなどは利用できません。また、データタイプの支払い方法は楽天カードに限られます。多くの制限がある反面、本人確認が不要なので素早く契約できるのが特徴です。
通常タイプのRakuten最強プランを契約する前のトライアルとして利用したい人や、データ専用のSIMカードがすぐ欲しい人に最適です。
ケース3:楽天銀行・楽天証券・楽天生命を契約している場合

楽天グループの楽天銀行・楽天証券・楽天生命、いずれかのサービスに契約している人は、楽天モバイル契約時の本人確認が不要になります。各サービスの登録時に提出している本人確認情報を用いることで、スムーズに楽天モバイルの申し込みができます。
楽天グループに提出済みの本人確認書類で楽天モバイルの本人確認をする場合、申し込み完了後に楽天モバイルから届く転送不要郵便の受け取りが必要です。なお、楽天モバイルの契約者が18歳未満であったり、対象のサービスが解約済みだったりする場合、従来通りの本人確認が必要です。
楽天モバイルの本人確認に関するよくある疑問点
楽天モバイルの本人確認時によくある疑問点と回答をまとめました。
本人確認にはどれくらい時間がかかる?
Webで申し込みの場合、申し込み完了からおおよそ2日ほどとされています。
本人確認審査は最長2週間ほどとされており、不備の有無や申し込みの混雑状況によって審査完了までの時間は異なります。また、SIMカードや端末といった製品の配送は、在庫状況や天候、配送先によって前後することがあります。
急ぎで回線を利用したい場合、eSIM対応端末で「AIかんたん本人確認(eKYC)」によるオンライン申し込み、もしくはショップ(店舗)にて契約をするとよいでしょう。
配達員に本人確認書類を提示しなければならない?
オンラインで申し込み、「受け取り時に自宅で確認」を選んだ場合は本人確認書類の提示が必要です。
提示する本人確認書類は、契約者名義の運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、日本国パスポート(補助書類も必要)のいずれかです。
また、契約者本人が配達員に本人確認書類を提示する必要があり、受け取りも契約者本人のみとなります。家族や代理人が契約者の本人確認書類を提示したり、SIMカードなどの製品を受け取ったりすることはできません。
健康保険証で本人確認できる?
保険証でも補助書類をあわせて提出すれば本人確認ができます。
保険証を本人確認書類として提出する際は、公共料金の領収書、住民票(個人番号の記載がないもの)、届出避難場所証明書などの補助書類をあわせて提出してください。
保険証に住所が記載されていなかったり、カード型の保険証で裏面のアップロード忘れがあり、不備になることがあります。また、提出する補助書類と保険証の住所が不一致であったり、公共料金といった補助書類の発行から3カ月以上経過している場合など、補助書類に関する不備にも注意しましょう。